北岳(広河原から、珍しいものがたくさん見れた)


- GPS
- 26:38
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,744m
- 下り
- 1,730m
コースタイム
8/8 4:00肩ノ小屋-4:25北岳山頂5:00-5:19肩ノ小屋6:00-6:14小太郎山分岐-7:20白根御池小屋-8:34大樺沢分岐-8:54広河原
天候 | 8/7快晴 8/8曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
帰りは、乗合タクシーで1,200円(冷たいオシボリ付き) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。さすがのメジャーコース、すれ違いに時間が掛る。急登がそこそこあるが、そんなに気にはならない。さすがに草すべりの急登は堪えたが… |
写真
感想
先週、北アだったので今週は南アで探していた。そこでふと、北岳に未だに行ってないことに気がつく。日本第2峰に登ってないとは…。なので北岳に行くことに
さて、今週も金曜日に前夜車中泊。会社が終わり、準備をして出発。双葉SAで12時を周るまで仮眠する。今週はそれほど暑くなく、12時ちょっと前に起きる。双葉SAのスマートICで下りることにする。下りて、コンビニに寄り朝食をゲット!双葉SAから小1時間もかからないうちに到着する。真っ暗な上に行ったことがないので心配だったが、看板を見ていけば着くことが出来た。バス停に一番近い芦安第3駐車場に向かう。到着すると、ほぼ9割以上埋まっていた。さすがハイシーズン。なんとか停めることができて眠りにつく。
8/7
朝、4時50分に目が覚める。バスは、5時だ!あ~、ヤバい!急いで、靴を履き替えてトイレに行ってバス停に向かう。あ~、なんとか間に合った…。危なかったぁ~。寝坊で乗れなかったら、テンション落ちて帰ってたと思う。
バスに揺られて1時間、広河原に到着する。バスの乗り心地は、あまり良くない。サスが硬いせいか、衝撃が直で伝わってくる。広河原に到着すると、ここからバスを乗り換えて北沢峠に行く人、北岳に向かう人、釣りに向かう人様々だ。こう見てるとおもしろい。
北岳に向かう道へ進んでいく。ここでも、いきなり難所が現れる。吊り橋だ…。この前の甲斐駒も吊り橋がいきなりだった。どうしてこう南アは吊り橋が多いのかなぁ~。でも、怯んでいては始まらないので決心して進んでいくことに。吊り橋を渡りきると広河原山荘に出る。これからの登りに備えて、みんな入念な準備をしている。大樺沢の分岐までは、沢沿いを進んでいく。ゆったりとした道だ。大樺沢の分岐に来ると、いよいよ急登が始まってくる。しかも、樹林帯なので展望が効かない。黒戸尾根を思い出す…。途中、何度か木の梯子があるがそんなに段数はない。白根御池小屋の手前がトラバースの水平道なのでそこまで我慢。
途中、高校の山岳部かな?団体を抜いていく。荷物の大きさが半端じゃない。ありゃ、何キロあるんだ?凄く気になったが、聞けなかった。自分がどんだけ軟弱な重さか思い知るだけになりそうだったから…。女の子も男の子と同じくらいの荷物を担いでいた。「ファイトぉ~」と声を掛けながら登っていたので、かなり重いと思う。
第2ベンチを過ぎて、しばらく行くとやっと水平道。多少のアップダウンはあるにしても、急登はないので頑張って進む。樹林帯の水平道も良いもんだ。水平道を20分も行くと白根御池小屋に着く。水場があったので今回も南アルプスの天然水をゲット。ちょっと休憩して、ここからが今日の核心、草すべりへ突入!白根御池小屋から小太郎山分岐まで約600mの標高差。そのうち約3分の2は遮るものがない草原状かハイマツ帯だ。直射日光が照りつける中、ひたすら急登を登っていく。途中、そこそこ花が咲いてるがなかなか目に入らずに登っていく。もともと覚悟して登っているので登りきってみるとそんなの大変な感じはしなかった。小太郎山分岐まで来ると展望が拓けてくる。仙丈、鳳凰三山、雲に隠れた甲斐駒。さすがにこの時間じゃ遠くの峰々は見ることが出来ない。ここから、30分頑張れば肩ノ小屋に着く。残り15分の看板があってから意外に長かった。肩ノ小屋に着き、幕営の手続きをしてテントを張りに行く。また、展望のよさそうな端っこにテントを張る。さて、祝杯をあげるとするか。小屋では350mlのスーパードライが500円。2本買ってきて、1本は早々に開けてしまう。次は、もちろんさっき汲んだ南アルプスの天然水割だ。まだ、多少冷えていたので美味しく飲めた。もちろん、例のごとく小説を読みながら、景色を見ながらの贅沢なひと時だ。今回は、おつまみとして初めて「魚肉ソーセージハンバーグ」なるものを買ってみた。油もオリーブオイルを持って行ってみた。薄く切って焼けば、そこそこイケることに気がついた。これからの定番になりそうな予感。
夕暮れが近くなり、小屋の方に登っていく。夕焼けという夕焼けは見ることが出来なかったが、初めて「ブロッケン現象」に出くわすことが出来た。周りの虹はいまいちだったが、人の影はハッキリと映っていたので満足。
晩御飯に、フリーズドライのカレーを試してみたがなかなか旨かった。これも、長期山行には使えそう。
暗くなってきたので、就寝。
夜中にトイレに目が覚めて、テントの外に顔を出して「星空がキレイ」と思った瞬間、右のふくらはぎを攣る。軽く攣ったので問題なし。落ち着いて、外に出ると満天の星空。もちろん、天の川も見れる。久しぶりに天の川を見た。もしかして、奥穂に行った時以来か?鳳凰三山越しに見える甲府の街並みの夜景もキレイ。富士山も薄っすらと見える。5合目の明かりかな。それも見ることが出来た。富士山の方角に流れ星も見ることが出来た。願い事は、ひ・み・つ
8/8
3時40分に目が覚める。昨日のうちに準備はしていたので、靴を履いて外に出ると、ちょっと雲が多いかな~。高層に雲が掛っている。
4時まだ、真っ暗な中ヘッドランプの明かりを頼りに登っていく。岩稜帯なので、気をつけて登っていく。真っ暗で緊張しているせいか、それとも山頂への期待か意外に疲れることもなく早く着くことが出来た。山頂に着くと、もうすでに何人かが登って来ていた。長袖の上から、ライトダウンを着る。しばらくすると、それでもまだ寒いので、雨具をその上から着る。これでちょうどイイ。御来光を拝んでから、肩ノ小屋まで戻る。肩ノ小屋に着くと5時14分。10時のバスに乗るには、朝御飯を食べてるヒマは無い。テントを撤収して、下りに入る。下りは、着々と下っていく。ホントは、二俣経由で下りようかと思ったが、やはりバスの時間が気になり、急坂覚悟で草すべりを下っていく。黒戸尾根の下りの二の舞になることを恐れずに下っていく。来た道と一緒なので、ツラい所は何となく分かっているのでちょっと安心だ。懸念の左足を挫くこともなく、無事に下りることが出来た。広河原に着くと、ちょうど乗合タクシーが出るところだった。バスの時間まで1時間あったので乗合タクシーに乗ることにした。バスと違って、衝撃が直で来ることは無かったのでゆったりと芦安まで行くことが出来た。
今回の山は、「ブロッケン現象」「はじめて黒百合をみた」「天の川」「流れ星」「雲に映る北岳」といろんなことがあり過ぎる山だった。おもしろかったぁ~
オリーブオイルを瓶ごと持っていくなんて、
どこが軟弱なんですか?(^_^;;A
北岳は私も今年行ってみたいと思ってました。
急登が大変そう~~。
間ノ岳まで行きたいんですけど無理かな??
表銀座は台風が心配ですね。
通り過ぎちゃえばなんてことないけど、気をつけて行ってきて下さい。
いやぁ~、いつぞやの利き酒山の会に比べれば、全然大したことないですよ。彼ら、大きいビンの方のオリーブオイル持って来てたし…
北岳、今さらながら初めて行ってきましたけど思いのほか良かったですよ。急登も、二俣の方に避けていけば大丈夫そうです。時間の都合上、草すべりでしたが
時間さえあれば、白峰三山の縦走がやってみたいと思いました。来年の夏は、これかなぁ~
台風は、通り過ぎそうなので大丈夫でしょう。むしろ、台風一過を期待したいものです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する