薬師岳・黒部五郎岳を獲りに行く3days hiking
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fyp812b4a9fa68140e.jpg)
- GPS
- 28:17
- 距離
- 47.9km
- 登り
- 3,631m
- 下り
- 3,901m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:34
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 11:18
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:09
天候 | 3日間とも晴れ 特に後半2日は終日ピーカン |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
[往路] 10/11(金)23:00新宿発ー10/12(土)6:40折立着 [復路] 10/14(月)14:00新穂高温泉発ー22:00新宿着(渋滞) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険箇所のないロングトレイル ・水は太郎平小屋、薬師峠キャンプ場、黒部五郎小屋、三俣山荘キャンプ場、双六小屋でそれぞれ補給可能だった |
その他周辺情報 | 新穂高温泉 中崎山荘 奥飛騨の湯(900円) |
写真
感想
夏山シーズン最後の野望
薬師岳・黒部五郎岳を獲りに行く3days hiking
⚫︎Day0
夜行バスに乗り込み、初めましての折立登山口へ。バスに乗る前に新宿でコンビニを求めて彷徨ったけど、バスが途中でセブンイレブンに寄ってくれたので乗り込み前に必死で探さなくても良かったようだ。
狭いバスの車内、いつでもどこでも寝られる能力が全力で効果を発揮する。停車の度に車内がパッと明るくなるのがたまにキズ。
⚫︎Day1
折立7:00スタートで太郎平を目指す。
出だしから絶景続きで写真を撮る手が止まらない。
「進まねー!進まねー!📷」って言いながらスタスタ進むおじさんも。
太郎平小屋で名物太郎ラーメンを食べて薬師峠テン場に向かう。
テントを張って余計な荷物を置いて身軽になり、薬師岳山頂を目指す。この時点で既に12:30過ぎ、薬師岳へは往復3時間程度かかるから頑張らねば。
薬師岳への道のりはプチ沢登り、大カールを見ながらの直登やワインディングザレ登りなど、疲れた足にこれでもかと鞭打つ登り続き。
それでも壮大な景色を越えてたどり着いた山頂は、たとえガスって景色が半隠れしてようと達成感はある。なかなか来ることのできない山域なので、水晶岳に登った時と似たような感覚だった。
16:00テン場に帰還。
薬師峠キャンプ場でのテン泊は夜はテントが凍りつくくらいの冷え込みで、特に入り口に近い右半身と足先がとてもとても寒かった。
⚫︎Day2
翌朝3時起床、4時過ぎ発で次の目的地、黒部五郎岳へ。
暗い星空の下、凍った太郎平の木道で滑らないように気をつけながら緩やかに(いや寝起きの体には急な?)丘を登る。
昨日はガスって見えなかった薬師岳の全貌が見える。
薬師岳は登るより見る山だって昨日山頂で会ったおじさんが言ってた。笑
始めは遠くに見えていた黒部五郎岳の斜面がだんだん近づいてきて現実味を帯びて来る。テン泊装備を背負ってのラストがちょーキツい。しばらく登っては振り返って、歩いてきた稜線を眺めて現実逃避。
それでも獲ったど百名山60/100!
50座目の間ノ岳からここまで10座。百名山後半はペースが落ちる中、申し分ない天気の下で、山深い地域の百名山を制覇できて嬉しい。
喜びも束の間すかさず鬼下る黒部五郎カール、せっかく登ったのを無にして黒部五郎小屋に到着。
想像以上に下るのに体力を消耗し、今日中に三俣蓮華岳・双六岳を越えて双六小屋キャンプ場まで行ってしまう予定だったのを変更して三俣山荘キャンプ場を目指すことにした。
黒部五郎小屋から4時間のところをあと2時間に短縮させ、結果これが大正解。翌朝にとんでもない絶景を拝むことができた。
それでも既に満身創痍、勇気を出して三俣山荘キャンプ場へ。
鷲羽岳の麓の三俣山荘が見えた時、3年前に鷲羽岳でやられた裏銀座縦走が懐かしく思い出された。
今もまだ再び登りたい心境にはなれていないが、いつかまた…
三俣キャンプ場に15:00着。昨日より1時間早いけど一段と疲れた。
今日もテントを張るのは水場からもトイレからも程近いけど通路になっていないとこ。
昨日と違って外で調理するのが億劫だったので、昼寝から覚めてもテントから出ることなく食事の準備。
でもそういやテントの写真も撮っていないと思い出し、メスティン片手に一瞬外に出てテントとパシャリ。
就寝時は昨夜の反省を生かし、チャックをピッタリ閉め、入り口側の長辺をモノで塞いで風の侵入を防ごうと試み、足先にレインウェアを被せてシュラフに突っ込んだ。すると前日と打って変わって寒さを感じずに眠りにつけた。多分昨夜は入り口のチャックが閉まりきっていなかった説。
⚫︎Day3
本日も三俣キャンプ場を4時過ぎに出発。
鷲羽岳アタックしてるライトの動きを背に三俣蓮華岳に取り付く。
三俣蓮華岳から見渡すマジックアワー🌄
槍ヶ岳の山頂も光ってると思ったら山屋のライト笑
夜明けとともに明らかになる美しい稜線に魅了されながら双六岳を目指す。
双六岳に着く頃には完全な朝、前から見たかった槍ヶ岳に続く天空の滑走路は完璧!!
ここでも写真を撮るので前に進まない笑
何でこんなに大きく槍が見えるんだろう、槍に向かった綺麗な一本道。自然の産物とは思えないほど美しい完璧なロケーション。
最終日の絶景のご褒美をお腹いっぱい吸い込んで、双六小屋を通り過ぎ、鏡平山荘へ向かう。
10月だからもう寒いかなと思ったけど日中ピーカンは結構な暑さ。
よし、かき氷を食べよう🍧
鏡平山荘の名物も食して元気を出す。
あとはもう何も考えずに下るだけ。長いようで短かったような山歩き尽くしの3日間。一回の山行で過去一の歩行距離と高低差…!
最高なお天気の下、大縦走をやり遂げられた幸せを噛み締める。
こんな山行はなかなか自分一人ではできないから、一緒に実行してくれた同行者に感謝。
何層にも重なる山々を越え、大変なことも多かったけど、きっと何年か後に振り返って良い思い出になっていることでしょう。
ありがとう!次は冬山かな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fmodules%2Fyamainfo%2Fupimg%2Fpt%2fe8a5572bd06c3e545df4526bd21619d8.jpg)
いや〜、超天気が良い3連休の山歩きで、羨ましいたらありゃしないです!?
テン泊の山行は重い荷物を持って歩くのは大変ですが、夜、山で過ごし山ご飯を食べて、次の日朝に日の出、ゴールデンアワーを過ごすことができるのが最高イイですね!!
10/14の5:39の写真は、絵画みたいでイイですね!
やはり、被写体が良いからでしょうか!?
それと、パスタ、うどんも旨そうだし・・・
いずれにしても、良い山行であったことは、黒部五郎岳の山頂の笑顔がすべてを物語っている感じです!
これからも楽しいヤマレコの投稿をお待ちしております
今シーズン唯一と言っても良い大山行は天気に恵まれて最高でした。
計画していた夏山が全部天気のせいで飛んでしまって、今シーズン最後のチャンスと計画した山行でした。でも、もう数週間前だったので小屋は一杯、テントしかないという時に、初テン泊初アルプスの相方は本当によく頑張ってくれました🙌
良い景色を見て三食山の中で過ごせたことはもちろん素晴らしいことでしたけど、誰かと二人三脚で成し遂げたってことも私にとってはかけがえのないことでした✨
これからも安全登山に心掛けて、楽しい山歩きにしていきたいと思います!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する