奥穂岳・西穂高岳・焼岳縦走
- GPS
- 58:35
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 3,720m
- 下り
- 3,686m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 3:30
- 合計
- 11:05
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:17
天候 | 晴れ 午後はガス(毎日このパターンのようだ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
備考 | コンロ・コッフェルも持って行かなかったのでお茶も作れず小屋では寂しかった |
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感想
退職後山登りを再開して北穂・奥穂・前穂の縦走、槍からの前穂に縦走と徐々に難易度を上げてきたが、ジャンダルムの威容がいつも印象的だった。奥穂高岳からここを超えて西穂高岳の縦走の思いを暖めていたが加齢とともにモチベーション低下ぎみ。山行スピードは遅くなるのは仕方ないとしてもバランス力の低下が顕著。片足立ちで「オットト」となってしまい登攀や岩稜歩きが危なくなりつつあるので最後のチャンスをと移動性高気圧に覆われルタイミングを狙っていた。
体力が保つか心配なので幕営はやめて軽量化に務める。日本有数の山小屋の穂高岳山荘にも一度は泊まってみたい。岐阜県側の白出沢から登りたい。2日目西穂山荘泊まりで焼岳もピークハントして周回のプランを決めた。
10/4日曜日13:00家発。車を6時間あまり駈って新穂高温泉で車中泊。
1日目 白出沢を詰めて白出沢のコルにある穂高岳山荘を目指す。荷継沢を渡って白出沢のガレの登りに喘ぐこと3時間、新穂高温泉からは8時間でバテバテの体で穂高岳山荘に到着。空いているんだろうが本日の宿泊客150名という。一人一畳のスペースは貰えた。
少し休んで涸沢岳のピーク踏んでおく。ガスかかっていて展望なし。
部屋(「乗鞍岳」)で同部屋になった人と情報交換・山談義。75歳という単独行の男性の矍鑠振りには驚嘆。自分も歳だなんて言ってられないね。
食事は評判通り美味しいが身動きできないぐらいキツキツでこの点はいただけない。身動きできないのでご飯や味噌汁のよそおい直近の人がやってくれ謝辞方々ここでも情報交換山談義弾む。 お湯有料。夕食5:00、朝食5:30(山小屋のペース?!)オーバーユース感を否めない。
2日目、暗いうちは危ないし岩に霜降りていたらこわいので6:00出発
期待通り(10時過ぎまでは)ピーカンの絶好天であった。見通しよくて馬の背の高度感は半端でない。3点支持でユックリ進む。怖いのが7割、(年一度の岩登り訓練よりは遥かに容易で)3割は楽しいと言った感じ。ロバの耳は急傾斜の登リ降りとトラバース。ここまでが怖かった。疲れていないうちにここを突破して正解だと思う。ジャンダルムには飛騨側を巻いて登頂。後はマーカーを忠実に追って落石を受けず起こさ無いよう集中力を切らさず昇り降りする。昨日の白出沢の1000m近いガレの上りを思えば耐えられる。天狗のコル直近の垂直の登りではベタ掴みしてしまったが極力鎖に頼らないようにする。逆相スラブも乾いていたので鎖頼らず降りられた。この頃はガス出てきて展望が望めなくなる。バテバテで西穂高岳につく。直下の急な岩場を過ぎてからは封印していたストック使う。時折岩を掴むところがあったが疲労軽減できたと思う。独標を過ぎると穏やかな道になり、バテバテで西穂山荘に到着。穂高岳山荘よりは静かで落ち着いた感じの小屋である。夕食5:30、朝食5:00で登山者思い。お湯もポットからもらえる。本日の宿泊客60名程とのこと。
3日目、今日も昨日に増して快晴でピーカンで、ハイキングムード。キツイのは中尾峠から300mほどの登りだけである。このコースは人少なかったが、山頂は中の湯から登ってくる登山者で多い。
中尾温泉に降りる人は少ない。道は脚に易しいよう直登は避けジグザグが切ってあり余り疲れを感じさせない。中尾峠は中世以来の交通の要所であったから昔からの山道なのかもしれない。
車道歩き2時間で駐車場に着く。
近くの温泉で汗流して達成感に包まれて帰途につく。
tak1155 さん、西穂の山頂でお会いしましたgraveltrekと申します。
私たちは二人組で、tak1155さんの数分後に西穂山頂に到着した様です。
あの時は、すでにガスが出始めて遠望が利かずに残念でした。
奥穂を出発した頃は良い天気でしたが、徐々にガスが上がって来てしまいましたね。
僅かですが素晴らしい時間を共有できて楽しかったです。
あの後、焼岳経由で下山されたんですね、西穂山荘から焼岳は、私も一度歩いてみたいルートなので羨ましい限りです。
graveltrekさん
コメントありがとうございます。西穂高岳山頂でお会いした、シャッターを押してくれた方とご一緒だった年嵩の方の人ですかね。
お二人の異次元のタフさに驚嘆しております。南岳を朝立って大キレット越と北穂ー奥穂間も踏破して西穂に来るなんて!そして楽勝でロープウエーの時間に十二分に間に合うなんて!すごすぎます。あっという間に先に見えなくなりました。
亀さんの私はほぼコースタイムでこなせたので喜んでいるのですが。
せっかく遠くに来たものですから十分楽しませていただきました。我ながら効率のいいプランだったと思います。
2015.10.11 17:00tak1155
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