槍ヶ岳 -北鎌尾根より2泊3日ソロテント泊-

2024年10月12日(土) ～ 2024年10月14日(月)

• GPS: 25:22
• 距離: 44.2km
• 登り: 2,640m
• 下り: 2,643m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:28
• 休憩: 0:57
• 合計: 8:25

距離 20.5km 登り 1,052m 下り 728m

6:18 上高地バスターミナル
6:23 河童橋
6:29 日本山岳会上高地山岳研究所
6:35 6:36 岳沢湿原・岳沢登山口
7:08 山のひだや
7:12 明神館
7:16 徳本口
7:52 7:58 徳沢公衆トイレ
7:59 徳澤園
8:09 新村橋
9:00 9:01 横尾
9:01 9:02 横尾山荘
9:33 9:34 槍見河原
9:42 一ノ俣
9:48 二ノ俣
10:16 10:50 槍沢ロッヂ
11:16 11:17 ババ平
11:44 11:45 槍沢大曲り
12:48 13:05 水俣乗越
14:48 北鎌沢出合

2日目

• 山行: 9:42
• 休憩: 1:20
• 合計: 11:02

距離 4.7km 登り 1,513m 下り 266m

14:48 北鎌沢出合
6:56 7:11 北鎌のコル
9:48 10:05 独標2899m
14:30 15:18 槍ヶ岳
15:44 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:19
• 合計: 5:31

距離 19.0km 登り 75m 下り 1,649m

15:44 槍ヶ岳山荘
7:36 7:37 播隆窟
7:40 坊主岩屋下
8:08 槍沢・天狗原分岐
8:32 槍沢大曲り
8:49 ババ平
9:07 9:20 槍沢ロッヂ
9:37 二ノ俣
9:43 一ノ俣
9:50 槍見河原
10:20 10:25 横尾山荘
10:58 新村橋
11:08 徳澤園
11:43 徳本口
12:00 明神館
12:29 小梨平
12:35 河童橋
12:40 ゴール地点

天候

①晴れのち雨
②晴れ
③晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

🅿️さわんど第三駐車場（金曜夜～月曜昼2,800円。千円札でかつ旧紙幣しか使えないので要注意です）
アルピコ交通にて上高地へ（往復2,800円）

コース状況／危険箇所等

水俣乗越～大槍までバリエーションルートです。
ahamoは徳沢以降北鎌独標まで電波なしでした。辛すぎ。

その他周辺情報

上高地ホテルの日帰り入浴750円

写真

10/12 3:34

これだけ利用者の多い駐車場なのですから早急に新紙幣へ対応してほしいです。不便にもほどがある…笑

10/12 6:24

昨年夏以来の上高地。一年以上振り！

10/12 7:42

昨年夏にソロで歩いた明神岳主稜。美しい😍

10/12 8:47

行楽シーズンで賑わう横尾

道路の渋滞により1時間ほど予定より遅れてのスタートとなりましたのでここまで急ぎ足。後ろで「なんかみんな軍隊の行軍のように歩いてるよね。テント場混むから必死なんだね。あんなに急いで歩いて楽しいのかな～」と涸沢ガールに言われつつ 1/チーム行軍 で進む。こちとら鈍足なのに明るいうちに北鎌沢の出合まで行かんとならんのですよ。

10/12 8:50

前穂高も美しい😍

10/12 9:02

槍ヶ岳の登山口。

10/12 10:00

沢沿いのルートで気持ちいい！

10/12 10:16

お腹が空いたので槍沢ロッジで一食摂ることに。お水も3L買いました。北鎌沢の出合付近で取水することも考えましたが結局雨の中幕営することになったので重いけどここで確保しておいて良かったです。あとは朝までテントに篭れました。

10/12 10:37

カップヌードルのチリトマト。ゴミ削減と軽量化のために中身だけ持ってきてます。塩分補給のためスープまでペロリ。

10/12 11:43

この分岐を水俣へ

10/12 11:54

見てほしいです。この素晴らしい紅葉を。
ここは登山道ですが歩く人は少ないようでとても静かでいい道でした。ただし一気に400m詰め上げるので重いザックを背負った体には優しくない。

10/12 12:58

いよいよ北鎌尾根のスタートです！
アプローチ長すぎ問題。

10/12 13:26

頑張って上げた標高ですが、ここから600m一気におります。

10/12 13:32

かなりザレていましたが最初はフィックスロープが張られていたので使いました。そのあとは木や草を掴んだりしつつ下降。

この辺りから雨に。
夜中までしっかり降りました。電波がなく調べられませんでしたが山頂付近は雪になっていたようで今回の難易度が一気にアップする事態へ。

10/12 15:04

雨の中テントを大急ぎで設営。ドロドロのまま全部中に投げ込み散々😂
時間的には予定通り行動できたのでほっとしました。
出合の幕営適地にはすでに数張りありました。

10/12 15:43

軽量化のため今回は出がらしが重くなるコーヒーは持ってこずスティックのカフェオレ。筒をネジネジしたら即席マドラー。

10/12 16:54

早めに夜ごはん。明日へ備えます！

10/13 4:55

朝は4時半過ぎに行動開始。途中で取水しました。万が一、稜線上でのビバークとなった場合に備え3.6L持ちました。

取水はこの辺り。ここから上でも2,200-300mまではちょろちょろ含めなんとかとれそうでしたがちょっとリスキーかなと。2000mくらいまでで取るのがベター。

10/13 5:37

北鎌沢の途上でうっすら夜明け

10/13 5:37

基本的には枯れ沢です。

10/13 5:53

昨日下降した水俣沢がよく見えました。

10/13 6:16

そろそろコルに上がりそう？！

10/13 7:02

ようやく！

10/13 7:04

北鎌のコル。ここからいよいよ北鎌尾根に上がります。

10/13 7:25

霜がおりてる～とこの時は呑気に思ってました。

10/13 7:56

たまにフィックスロープがありました

10/13 8:03

北鎌尾根にようやく上がりました。裏銀座、硫黄尾根が眼前に広がります。

10/13 8:23

天狗の腰掛けを振り返って。

10/13 9:19

元逆コの字トラバース。フィックスロープとルーフ部分が無くなったおかげで問題なく通過できました。

10/13 9:50

北鎌独標からの眺め。最高にクール。

10/13 11:11

素晴らしい山々

10/13 11:40

北鎌平が近づいてきました

10/13 12:45

懸垂下降ポイント。残置ビナあり。
クライムダウンできました。
そして迫る大槍。あれ？なんか白い？白くない？
ゴクリ…

10/13 13:36

慰霊碑

10/13 14:09

なんか可愛い小屋発見

10/13 14:35

やっぱり白く見えたのは気のせいではなくて雪です。このあと一切写真撮る余裕なくとにかく大槍を詰め上げました笑
予習で見たチムニー、カニのハサミのあとは簡単な岩登りで祠の裏に出ました！

いきなり登頂写真🤣
いやはや雪のせいで難易度が上がり登りごたえというか緊張感のあるいい山行に。
山頂に居合わせた方々にたくさんの拍手をいただきとても嬉しかったです。

10/13 17:27

4Gの表示はあるものの全く通信できなくて退屈に過ごす。
お腹も空いたし仕方がないので夜ごはん。今夜はいつものレトルト鯖の煮付けの他に禁断のツナマヨ追加。ささやかにお祝いご飯です。

10/14 4:46

朝トイレに起きたら美しい景色が見れました。

10/14 6:43

私の夏の冒険が静かに終わった。なんて穏やかな空だろう。この朝を迎えられて良かった。

10/14 8:29

バイバイ槍ヶ岳。
今年もとびきり素晴らしい体験ができたことに感謝。

10/14 12:37

ごった返す上高地。
とにかくバス待ち地獄にはまりたくなくて5時間ちょいで下山できて私もやればできると自分を褒めてみる。

撮影機器：

iPhone 15 Apple

感想

Sherry_yama

ソロで槍ヶ岳北鎌尾根に挑戦してきました。
予定通り進むことができたまにヒヤッとする経験しつつも無事踏破することができました。
水俣沢の下降途中で雨になり雨の中テント設営するの辛かったり水しぶき浴びながら北鎌沢詰め上げたり無心に歩いて尾根に上がって見た果てしなく伸びる青い空！素晴らしい山々！この目で見ることができた時の感動。独標から見上げた大槍の圧倒的な存在感。前夜に降った雨は山頂付近は雪になっていたようで予想外の雪と所々凍結した氷に神経をすり減りながら大槍を目指します。北鎌平まできていよいよ正面にはだかる大槍を詰め上げる（白目…）
山頂の祠の真裏に出た時の安堵感は忘れられません。
「あ、山頂…🥹🩷やった～」って思わず言ってしまいました。居合わせた方々に北鎌おめでとうございます！！とたくさんの拍手をもらい一瞬味わえるヒーロー感（笑）
昨年計画しつつもお天気に恵まれず今年になりましたが大変内容の濃い山行ができました。タフで気を抜けない行程だったので達成感もひとしお♡

やっぱり山は最高。

［行程］
①さわんどからバスにて上高地へ。北鎌沢の出合にてビバーク
②北鎌沢から北鎌のコル～北鎌尾根～大槍登頂。槍ヶ岳山荘キャンプ地にてテント泊
③一般登山道槍沢コースより上高地へ下山

難易度についての感想
岩登り自体は簡単な部類だが弱点を見つける癖がないとどうしたらいいかわからないかもしれない箇所もたまにある。一般登山道にある鎖を当てにせずに登り降りできる程度で大丈夫と感じました。

絶対に必要な要素
・ルートファインディングできること。迷ったら千丈沢側に巻く。なるべく早めに稜線復帰が鉄則。（間ノ沢側は見ると大体切れ落ちているのでわかると思います）
・長い行程アップダウンの繰り返しなので行動し続ける体力
※単なる個人的なイメージですが、剱岳の早月尾根を日帰りできる程度の体力があると計画通りに進める印象です。

コメント

珠洲乃藍

お疲れ様(^^)　槍ヶ岳で雪降っていたのでちょっと心配してましたが、無事登頂やりましたね。
雪景色に(^^)紅葉と景色も楽しめたでしょう。

Sherry_yama

珠洲乃藍さんの足跡を参考にさせていただいたので安心して挑めました😊あの雨がまさか雪になっていたとはつゆ知らずでびっくりでしたが😂
大曲がりからの紅葉が思わず声が出るほど素晴らしくみんな混んでるところ行かなくてもいいのに、、なんて負け惜しみ？ 笑
本当に素晴らしい秋の山を堪能できました。今年もいい経験ができてよかったです♪

モコ

素晴らしい山行ですね！

Sherry_yama

モコさんありがとうございます😊

いもよし🐦

おこんばんは♪
北鎌行ったんですね！😱ｱﾋｰ!
お見事です！👏

日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮しましたな！
👴🏻ｽｺﾞｲﾉｩ
写真で絶景を堪能させていただきました😊
ありがとうございます🐦

無事の下山何よりです♪
お疲れ様でした！
🐦ﾔﾘﾏｼﾀﾅ!

Sherry_yama

いもよし🐦さん、やっちゃいました😚🙌お天気も味方してくれてとても気持ち良い稜線歩きが叶いました！体力のいるタフなコースでしたが頑張って歩ききれました！ありがとうございます😊

まりもし

雨の中
ソロでの北鎌尾根攻略、
素晴らしいですね
おめでとう御座います！

いつかはトライしたいですが
技量に一抹の不安があり
躊躇しています笑

Sherry_yama

まりもしさん、コメントありがとうございます😊雨は水俣沢の下降のタイミングだけなので北鎌尾根自体は秋晴れの快晴のコンディションで登れましたのでとても気持ち良かったです！気を使う場面は確かにたくさんありましたが尾根に上がってから見渡す景色が本当に素晴らしかったです！