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Yamareco

記録ID: 7388214
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

笹山〜広河内岳周回(ダイレクト尾根↑大門沢↓)

2024年10月20日(日) ~ 2024年10月21日(月)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
18:01
距離
29.9km
登り
3,119m
下り
3,125m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:33
休憩
0:27
合計
8:00
距離 11.0km 登り 2,208m 下り 225m
8:49
4
8:53
8:54
5
8:59
9:00
98
10:38
39
11:17
11:30
132
13:42
93
15:15
9
15:24
15:36
73
16:49
2日目
山行
8:42
休憩
1:08
合計
9:50
距離 18.9km 登り 911m 下り 2,899m
4:40
60
5:40
5:58
95
7:33
7:43
29
8:12
8:15
154
10:49
11:05
69
12:14
12:21
30
12:51
12:53
16
13:09
13:10
32
13:42
13:43
1
14:02
12
14:14
14:24
6
14:30
ゴール地点
天候 1日目:曇りのち晴れ
2日目:晴れ
悪天候後の秋晴れで、天気予報では早川町最低気温3℃とあったため、稜線上は氷点下だろうと考え冬モノを担いでいったのですが、幸か不幸かぜんぜん寒くありませんでした。
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【行き】
・身延線始発 甲府5:16(善光寺5:20)〜下部温泉6:20
※前日夜に都内から石和健康ランドに移動して仮眠
※甲府6:20発の特急ふじかわ2号でも楽々間に合いますが、いずれにせよ東京からは始発でも甲府乗り換えに間に合いません
・はやかわ乗合バス 下部温泉7:26発〜奈良田8:35着 運賃800円+手荷物200円
 https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/people/taffic.html

【帰り】
・奈良田発最終15:55発〜下部温泉17:04着(身延17:25着)
※6:35、9:30、13:50、15:55発の1日4便(通年運行)。
※下部温泉から東京への最終は、甲府回りで19:47(在来も可)、富士回りは20:01(要新幹線)です。
コース状況/
危険箇所等
【笹山ダイレクト尾根】
・新道(元作業道)のため破線扱いになっていますが、道は広く、障害物も少なく、通り名のとおりダイレクトに尾根上をひた登る道で道迷い箇所もほぼ存在しないかなり歩きやすい道です。
・下半分は土道で足に優しい。上部も木々の間隔狭い箇所ありますが手を使うような場所は無く容易。
・急登ではあるものの、登山道としての一般ルートである大門沢の上下動や笊ヶ岳老平ルートよりはるかに優しい。ただし景色はほとんどありません。
奥多摩で例えると稲村岩尾根やヌカザス尾根を1.5倍長くしたような感じ。

【白根南稜】
・白根三山と同じく天国のような天上の縦走路。
・白根三山エリアと異なり明確な道は付いていないのである程度の経験者向けではあります。ゴーロ帯、ハイマツ帯の幅広く多少自分でルートを取る必要あり。とはいえペンキマーカーは豊富で慎重に歩けば問題ありません。
・ハイマツは必要最低限刈り払われていて本ルートの区間は藪漕ぎありません。

【大門沢下降】
・有名メジャールートなので詳しくは端折りますが、まあツラい。ずっとゴロ石下降なので軽装とテン泊装備でツラさ(時間も)1.5倍は如実に変わります。
・沢筋に降りるまでずっとゴロ石下降、沢筋に降りてからは渡渉箇所複数、小屋から下はトラバースと高巻き多数で全然足が進まないです。テン泊装備で降るもんじゃないです、この道しかないから降りますけど。。
その他周辺情報 【奈良田温泉】
・奈良田温泉女帝の湯:すっごく評判が良い町営温泉施設で食事もできるので楽しみにしていたのですが、10/21〜25の間配管工事で臨時休業でした。なんということでしょう。
・白根館:奈良田の有名な老舗の温泉旅館、現在は日帰り入浴のみ営業です。つるつる硫黄泉、すごく良いお湯。

【バスで戻ってきた後】
・先に戻ってきた場合は下部温泉駅のしもべの湯があります。
午前4時、ベースキャンプを出発します。山梨百名山めぐり、ここまでマイカーとタクシーを1度も使わずに来たのですが、それを可能にしたもっとも大きな要因の一つです。百の山の中で最も長時間眺めたのはもちろん富……ではなくてたぶん大蔵経寺山。なぜなら寝湯の前方400mにあるから。なんなら眺めながら爆睡してました。
2024年10月20日 04:02撮影 by  XQ-BC42, Sony
6
10/20 4:02
午前4時、ベースキャンプを出発します。山梨百名山めぐり、ここまでマイカーとタクシーを1度も使わずに来たのですが、それを可能にしたもっとも大きな要因の一つです。百の山の中で最も長時間眺めたのはもちろん富……ではなくてたぶん大蔵経寺山。なぜなら寝湯の前方400mにあるから。なんなら眺めながら爆睡してました。
これは大変に久しぶり、7日ぶりの下部温泉駅です。はやかわ町営バスが来るまで1時間待つ。
2024年10月20日 06:22撮影 by  XQ-BC42, Sony
3
10/20 6:22
これは大変に久しぶり、7日ぶりの下部温泉駅です。はやかわ町営バスが来るまで1時間待つ。
バスを待っていたら靴のつま先がベロベロめくれているのを思い出した!ソールは大丈夫だけど引っ掛けると大変なので最初からガムテです。先が思いやられる……
2024年10月20日 06:50撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 6:50
バスを待っていたら靴のつま先がベロベロめくれているのを思い出した!ソールは大丈夫だけど引っ掛けると大変なので最初からガムテです。先が思いやられる……
1時間強バスに揺られて奈良田に着きました。バスには私の他にULで強そうなお兄さんが2人で3人だけ。運賃800円+手荷物200円ですがどう考えても格安ですよね。
2024年10月20日 08:33撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 8:33
1時間強バスに揺られて奈良田に着きました。バスには私の他にULで強そうなお兄さんが2人で3人だけ。運賃800円+手荷物200円ですがどう考えても格安ですよね。
身支度して9時前に出発します。まず、湖底にかつての集落が眠る塩見橋を渡る。今日は特別な1日です。いっちょ引き締めて参りましょう。ULで強そうなお兄さん達はあっという間に先に行って見えなくなってしまいました。
2024年10月20日 08:53撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 8:53
身支度して9時前に出発します。まず、湖底にかつての集落が眠る塩見橋を渡る。今日は特別な1日です。いっちょ引き締めて参りましょう。ULで強そうなお兄さん達はあっという間に先に行って見えなくなってしまいました。
奈良田湖は県営の水力発電用ダムです。古い電力ダムの設備を辿る。
2024年10月20日 09:00撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 9:00
奈良田湖は県営の水力発電用ダムです。古い電力ダムの設備を辿る。
奈良田第三発電所を曲がると登山開始です。今日は晴れ予報だったんだけど山は厚い雲の中。
2024年10月20日 09:02撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 9:02
奈良田第三発電所を曲がると登山開始です。今日は晴れ予報だったんだけど山は厚い雲の中。
登山口。明瞭です。それでは行きましょう。
2024年10月20日 09:14撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 9:14
登山口。明瞭です。それでは行きましょう。
電力な設備を登る。
2024年10月20日 09:35撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 9:35
電力な設備を登る。
笹山ダイレクト尾根が始まりました。新道で今も破線ルート扱いですが、道筋には余裕があり明瞭です。ずっと森の中で最後の方までこんな感じ。ふかふかの土道で足に優しいです。
2024年10月20日 09:47撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 9:47
笹山ダイレクト尾根が始まりました。新道で今も破線ルート扱いですが、道筋には余裕があり明瞭です。ずっと森の中で最後の方までこんな感じ。ふかふかの土道で足に優しいです。
歩きやすい。目印や管理票がたくさんあり道迷い箇所もほとんど感じられない。急登ではありますが足を休められる地点も多くすぐ近所の実線ルートながら一切気を抜けなかった先週の笊ヶ岳とは全然違います。
2024年10月20日 10:40撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 10:40
歩きやすい。目印や管理票がたくさんあり道迷い箇所もほとんど感じられない。急登ではありますが足を休められる地点も多くすぐ近所の実線ルートながら一切気を抜けなかった先週の笊ヶ岳とは全然違います。
開始から2時間で水場分岐へ。笹山ダイレクト尾根で唯一の水場ですが、「水場が無い」という情報を過度に心配して大量に水を持っているのでそのまま通過(結局、2日間ほとんどプラティパスの水は使わないまま余計に3kg持って下山まで歩いてしまった)。
2024年10月20日 11:25撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 11:25
開始から2時間で水場分岐へ。笹山ダイレクト尾根で唯一の水場ですが、「水場が無い」という情報を過度に心配して大量に水を持っているのでそのまま通過(結局、2日間ほとんどプラティパスの水は使わないまま余計に3kg持って下山まで歩いてしまった)。
もうすぐ正午というところになってようやく陽の光が見えてきました。太陽は美しい。
2024年10月20日 11:46撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 11:46
もうすぐ正午というところになってようやく陽の光が見えてきました。太陽は美しい。
おおー、眺望は無いけどいい雰囲気じゃないですか。
2024年10月20日 11:51撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 11:51
おおー、眺望は無いけどいい雰囲気じゃないですか。
小さな秋。
2024年10月20日 11:51撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 11:51
小さな秋。
道の上にシカが居ますがおしりを叩けるところまで来てもぜんぜんどいてくれません。。逃げないので私がよけましたよ。
2024年10月20日 11:54撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 11:54
道の上にシカが居ますがおしりを叩けるところまで来てもぜんぜんどいてくれません。。逃げないので私がよけましたよ。
標高2,000mあたり、植生が変わるとともによじ登るような急斜面が出てきました。この尾根は下部が作業道兼用であることもあり、上に行くほど自然のままになっている様子です。
2024年10月20日 12:49撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 12:49
標高2,000mあたり、植生が変わるとともによじ登るような急斜面が出てきました。この尾根は下部が作業道兼用であることもあり、上に行くほど自然のままになっている様子です。
ここまで来てようやく稜線の姿を捉えました。
2024年10月20日 13:36撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 13:36
ここまで来てようやく稜線の姿を捉えました。
13:40、2,256m標識通過。順調です。本日の元々のプランは当初の縦走計画の日程が立たず縮小して笹山だけ登るプランBの妥協案でした。安全策で笹山のみピストンでのんびり、というのも考えていたのですが、この時点で登頂前にテントを張ることは止めて行けるところまで行くプランCに変えました(もちろん行き当たりばったりではないですよ)。
2024年10月20日 13:40撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 13:40
13:40、2,256m標識通過。順調です。本日の元々のプランは当初の縦走計画の日程が立たず縮小して笹山だけ登るプランBの妥協案でした。安全策で笹山のみピストンでのんびり、というのも考えていたのですが、この時点で登頂前にテントを張ることは止めて行けるところまで行くプランCに変えました(もちろん行き当たりばったりではないですよ)。
標識からもう1段上がった2,300mちょいの地点は広い平坦地になっていて、10張くらいはテントが張れるスペースがあります。
2024年10月20日 13:53撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 13:53
標識からもう1段上がった2,300mちょいの地点は広い平坦地になっていて、10張くらいはテントが張れるスペースがあります。
平坦地はよく見ると二重尾根の狭間です。南アルプス南部らしい線状凹地ってやつですね、断層ずれによる山体崩壊の経過でできる地形ということで、近くの山伏でも特徴的で不思議な凹地がありました。地球って生きているんだなあっていう感じがします。
2024年10月20日 13:54撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 13:54
平坦地はよく見ると二重尾根の狭間です。南アルプス南部らしい線状凹地ってやつですね、断層ずれによる山体崩壊の経過でできる地形ということで、近くの山伏でも特徴的で不思議な凹地がありました。地球って生きているんだなあっていう感じがします。
幕営適地を過ぎると狭い木々をすり抜けるような道になりました。
2024年10月20日 14:19撮影 by  XQ-BC42, Sony
1
10/20 14:19
幕営適地を過ぎると狭い木々をすり抜けるような道になりました。
前方に空を捉えました。目の前に見えるのは明らかに偽ピークですが、頂上も近そうです。
2024年10月20日 14:42撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 14:42
前方に空を捉えました。目の前に見えるのは明らかに偽ピークですが、頂上も近そうです。
ここまで登ってきてようやく外界を視野に入れました。地表は雲の下です。
2024年10月20日 14:57撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 14:57
ここまで登ってきてようやく外界を視野に入れました。地表は雲の下です。
15時を回った頃に山頂を視界に捉えました。
2024年10月20日 15:10撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 15:10
15時を回った頃に山頂を視界に捉えました。
縦走路分岐に出ました。とても人が多く通るような道には見えませんが、伝付峠への案内があります。
2024年10月20日 15:13撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 15:13
縦走路分岐に出ました。とても人が多く通るような道には見えませんが、伝付峠への案内があります。
背後にはあいつが。山梨百名山の最後の最後で目に映ったのは、やっぱりあの山でしたね。
2024年10月20日 15:14撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 15:14
背後にはあいつが。山梨百名山の最後の最後で目に映ったのは、やっぱりあの山でしたね。
15時15分、山梨百名山100座目、笹山南峰に登頂しました。
2024年10月20日 15:16撮影 by  HW-02L, HUAWEI
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10/20 15:16
15時15分、山梨百名山100座目、笹山南峰に登頂しました。
感激もひとしおのところではありますが、今日はこの先まで進むことを決めたのと、南峰の一等地にはテントの先客がいらっしゃったのでまずはこのまま北峰へ向かいます。南峰の山頂は幕営適地ですが、一人秘密基地で過ごしたい人は数十m下にお一人様スペースもあります。
2024年10月20日 15:18撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/20 15:18
感激もひとしおのところではありますが、今日はこの先まで進むことを決めたのと、南峰の一等地にはテントの先客がいらっしゃったのでまずはこのまま北峰へ向かいます。南峰の山頂は幕営適地ですが、一人秘密基地で過ごしたい人は数十m下にお一人様スペースもあります。
北峰へは一度林に降りて登り返しですが10分掛からないくらいのすぐの距離です。
2024年10月20日 15:23撮影 by  XQ-BC42, Sony
1
10/20 15:23
北峰へは一度林に降りて登り返しですが10分掛からないくらいのすぐの距離です。
笹山北峰に登りました。振り返っての一枚。
笹山は双児峰で北峰のほうが高いのですが、山梨百のピークは南峰、北峰は十山のテリトリーとなっています。どちらも県境上だけど、山梨側の里から上がるのは南峰だからだろうか。
2024年10月20日 15:26撮影 by  XQ-BC42, Sony
4
10/20 15:26
笹山北峰に登りました。振り返っての一枚。
笹山は双児峰で北峰のほうが高いのですが、山梨百のピークは南峰、北峰は十山のテリトリーとなっています。どちらも県境上だけど、山梨側の里から上がるのは南峰だからだろうか。
幕営適地を求めて破線の稜線を進みます。
2024年10月20日 15:38撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/20 15:38
幕営適地を求めて破線の稜線を進みます。
全然悪くない。快適な道。
2024年10月20日 15:57撮影 by  XQ-BC42, Sony
1
10/20 15:57
全然悪くない。快適な道。
平らなお椀のような白河内岳を捉えました。ここに来て本格的なゴーロです。
2024年10月20日 16:10撮影 by  XQ-BC42, Sony
2
10/20 16:10
平らなお椀のような白河内岳を捉えました。ここに来て本格的なゴーロです。
ハイマツ帯はしっかり刈払われています。
2024年10月20日 16:15撮影 by  XQ-BC42, Sony
2
10/20 16:15
ハイマツ帯はしっかり刈払われています。
山頂前の平坦地に到着しましたが、まだ日没まで30分ほど時間はある。登りましょうか。
2024年10月20日 16:35撮影 by  XQ-BC42, Sony
1
10/20 16:35
山頂前の平坦地に到着しましたが、まだ日没まで30分ほど時間はある。登りましょうか。
広い岩場ですがペンキマーカーしっかり。焦らなければ大丈夫です。
2024年10月20日 16:44撮影 by  XQ-BC42, Sony
1
10/20 16:44
広い岩場ですがペンキマーカーしっかり。焦らなければ大丈夫です。
夕暮れの白河内岳に到着しました。誰もいない月面のようです。
2024年10月20日 16:50撮影 by  HW-02L, HUAWEI
4
10/20 16:50
夕暮れの白河内岳に到着しました。誰もいない月面のようです。
西日が低い季節になりました。
2024年10月20日 16:50撮影 by  HW-02L, HUAWEI
10/20 16:50
西日が低い季節になりました。
4時半におはようございます。後から知ったのですがアトラス彗星もオリオン座流星群もばっちり見えたそうですね。なんということだ。
天体の輝きとは、見たいという意志がある人に見えるものです、ほんと。
2024年10月21日 04:46撮影 by  XQ-BC42, Sony
1
10/21 4:46
4時半におはようございます。後から知ったのですがアトラス彗星もオリオン座流星群もばっちり見えたそうですね。なんということだ。
天体の輝きとは、見たいという意志がある人に見えるものです、ほんと。
東の空が染まって行きます。甲府の街はまだ明かりが灯っている。
2024年10月21日 04:57撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 4:57
東の空が染まって行きます。甲府の街はまだ明かりが灯っている。
北へ向かいます。とても歩きやすい道です。
2024年10月21日 05:11撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 5:11
北へ向かいます。とても歩きやすい道です。
小ピークで先行のお二方が停滞しています。ここで夜明けを見るのでしょう、私は確実に彼らより遅いのであまりゆとりがありません、歩きながら夜明けを迎えます。
2024年10月21日 05:25撮影 by  XQ-BC42, Sony
5
10/21 5:25
小ピークで先行のお二方が停滞しています。ここで夜明けを見るのでしょう、私は確実に彼らより遅いのであまりゆとりがありません、歩きながら夜明けを迎えます。
奥秩父の彼方に色付く空。
2024年10月21日 05:33撮影 by  XQ-BC42, Sony
6
10/21 5:33
奥秩父の彼方に色付く空。
北岳へとたおやかな稜線が続いています。美しい。
2024年10月21日 05:34撮影 by  HW-02L, HUAWEI
3
10/21 5:34
北岳へとたおやかな稜線が続いています。美しい。
マジック。
2024年10月21日 05:34撮影 by  HW-02L, HUAWEI
1
10/21 5:34
マジック。
日の出直前に大籠山に到達しました。ここで腰を下ろして写真を収めましょう。
2024年10月21日 05:40撮影 by  XQ-BC42, Sony
2
10/21 5:40
日の出直前に大籠山に到達しました。ここで腰を下ろして写真を収めましょう。
位置はそこそこだけど、十分でしょう。
2024年10月21日 05:43撮影 by  HW-02L, HUAWEI
6
10/21 5:43
位置はそこそこだけど、十分でしょう。
赤く染まる。
2024年10月21日 05:44撮影 by  HW-02L, HUAWEI
2
10/21 5:44
赤く染まる。
素晴らしい。
2024年10月21日 05:56撮影 by  HW-02L, HUAWEI
8
10/21 5:56
素晴らしい。
一気に日の光が下りていきます。
2024年10月21日 05:59撮影 by  XQ-BC42, Sony
3
10/21 5:59
一気に日の光が下りていきます。
完全に日が昇りました。
2024年10月21日 06:07撮影 by  HW-02L, HUAWEI
6
10/21 6:07
完全に日が昇りました。
赤から橙へ色が流れていきます。
2024年10月21日 06:08撮影 by  HW-02L, HUAWEI
5
10/21 6:08
赤から橙へ色が流れていきます。
西に目をやると塩見が輝いていました。
2024年10月21日 06:08撮影 by  HW-02L, HUAWEI
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10/21 6:08
西に目をやると塩見が輝いていました。
広くて石が多く迷いやすい箇所もありますが、一歩ずつ進めば大丈夫です。
2024年10月21日 06:19撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 6:19
広くて石が多く迷いやすい箇所もありますが、一歩ずつ進めば大丈夫です。
振り返ると、蝙蝠岳の向こうに悠然たる悪沢岳の姿が目の前にありました。
2024年10月21日 06:30撮影 by  XQ-BC42, Sony
5
10/21 6:30
振り返ると、蝙蝠岳の向こうに悠然たる悪沢岳の姿が目の前にありました。
櫛形山。実は、この山は池の茶屋林道の激烈ヒルクラで疲れ果てて肩から山頂往復しかできなかったためきちんと下から上っていません。ここは再訪確定です。もっとも、たぶん普通に登るよりしんどかったですが……
2024年10月21日 06:47撮影 by  XQ-BC42, Sony
5
10/21 6:47
櫛形山。実は、この山は池の茶屋林道の激烈ヒルクラで疲れ果てて肩から山頂往復しかできなかったためきちんと下から上っていません。ここは再訪確定です。もっとも、たぶん普通に登るよりしんどかったですが……
稜線を折れて広河内岳に取り付きました。青い空に月が浮かんでいます。
2024年10月21日 06:56撮影 by  XQ-BC42, Sony
4
10/21 6:56
稜線を折れて広河内岳に取り付きました。青い空に月が浮かんでいます。
塩見の向こうには遠く恵那山。
2024年10月21日 07:33撮影 by  XQ-BC42, Sony
3
10/21 7:33
塩見の向こうには遠く恵那山。
南ア南部を噛み締めて振り返ります
2024年10月21日 07:33撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 7:33
南ア南部を噛み締めて振り返ります
今日泊まった白河内岳の向こうには、猫の耳のような山梨最強の双児峰の姿がありました。あの姿はきっともう忘れないでしょう。
2024年10月21日 07:33撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 7:33
今日泊まった白河内岳の向こうには、猫の耳のような山梨最強の双児峰の姿がありました。あの姿はきっともう忘れないでしょう。
7:30、広河内岳に登頂しました。
山梨の裏ゼルダ……もとい二百名山と言って良いであろう甲斐百山は、ここで59座になりました。先は長い。
2024年10月21日 07:34撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 7:34
7:30、広河内岳に登頂しました。
山梨の裏ゼルダ……もとい二百名山と言って良いであろう甲斐百山は、ここで59座になりました。先は長い。
諏訪湖の向こうに、槍穂の姿が見えていました。
2024年10月21日 07:34撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 7:34
諏訪湖の向こうに、槍穂の姿が見えていました。
中央を見ると宝剣と千畳敷カール。千畳敷ホテルの姿も目視できます。
2024年10月21日 07:34撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 7:34
中央を見ると宝剣と千畳敷カール。千畳敷ホテルの姿も目視できます。
最後にもう一度、あいつの姿を目に焼き付けてから下山に向かいます。
2024年10月21日 07:36撮影 by  HW-02L, HUAWEI
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10/21 7:36
最後にもう一度、あいつの姿を目に焼き付けてから下山に向かいます。
あとはひたすら下りだと思っていたのですが、大門沢下降点までは多少アップダウンがありますね。
2024年10月21日 07:53撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 7:53
あとはひたすら下りだと思っていたのですが、大門沢下降点までは多少アップダウンがありますね。
下降点近くまで来ると、見覚えのあるおどろおどろしい黄色と赤のマーカーが出てきました。
2024年10月21日 08:08撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 8:08
下降点近くまで来ると、見覚えのあるおどろおどろしい黄色と赤のマーカーが出てきました。
サンキュー、おやじ。また来るぜ。
2024年10月21日 08:10撮影 by  HW-02L, HUAWEI
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10/21 8:10
サンキュー、おやじ。また来るぜ。
それでは下降します。
2024年10月21日 08:11撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 8:11
それでは下降します。
メジャールートですがまあなかなか強烈に落ち込むような下りです。目の前の大唐松山の尾根にもいつかは行かなきゃと思うのですが、ちょっとシブすぎん?
2024年10月21日 08:16撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 8:16
メジャールートですがまあなかなか強烈に落ち込むような下りです。目の前の大唐松山の尾根にもいつかは行かなきゃと思うのですが、ちょっとシブすぎん?
ここからはもう人の世界です。トレランの来日勢の方々が猛スピードで追い抜いていきます。ばんばん抜かれる。遅いな俺。
2024年10月21日 08:20撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 8:20
ここからはもう人の世界です。トレランの来日勢の方々が猛スピードで追い抜いていきます。ばんばん抜かれる。遅いな俺。
ちゅーか、有名な話ですがずっっとゴロ石なんですよこの道。まじで鬼。このルートは軽装とテン泊装備で大げさではなく1.5〜2倍掛かる時間が変わるでしょうね。この時点で、13:50発の次のバスに間に合うように頑張るのはやめました。やめやめ!15:55で帰る。
2024年10月21日 08:58撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 8:58
ちゅーか、有名な話ですがずっっとゴロ石なんですよこの道。まじで鬼。このルートは軽装とテン泊装備で大げさではなく1.5〜2倍掛かる時間が変わるでしょうね。この時点で、13:50発の次のバスに間に合うように頑張るのはやめました。やめやめ!15:55で帰る。
人の手が入った道です……よ、まあ。「こんくらい行けるだろ?」「ノーグッドですねえ」とかいう謎の声が聞こえてくる。私自身は1度しか話したことないので神話か伝承の人物みたいになってますが。。
2024年10月21日 09:30撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 9:30
人の手が入った道です……よ、まあ。「こんくらい行けるだろ?」「ノーグッドですねえ」とかいう謎の声が聞こえてくる。私自身は1度しか話したことないので神話か伝承の人物みたいになってますが。。
沢筋から稜線を振り返ると秋晴れの空でした。悪魔のようなデーモン沢ですが、風景的には名ルートと言ってよいことでしょう。
2024年10月21日 09:56撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 9:56
沢筋から稜線を振り返ると秋晴れの空でした。悪魔のようなデーモン沢ですが、風景的には名ルートと言ってよいことでしょう。
2,000m近辺は秋の森です。
2024年10月21日 10:03撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 10:03
2,000m近辺は秋の森です。
はい。
2024年10月21日 10:06撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 10:06
はい。
もう。巻きゃいいんでしょ巻きゃ。
2024年10月21日 10:26撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 10:26
もう。巻きゃいいんでしょ巻きゃ。
この後は渡渉を繰り返していきます。水量は大してないので問題無い、渡渉前後のトラバースで落ちないようにすることの方が大事です。
2024年10月21日 10:33撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 10:33
この後は渡渉を繰り返していきます。水量は大してないので問題無い、渡渉前後のトラバースで落ちないようにすることの方が大事です。
沢を降りるということはもれなく高巻が付いてくるということです。せっかく沢に追いついたのにみるみるうちに下に離れていく、を繰り返すのでなかなか堪える。
2024年10月21日 10:36撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 10:36
沢を降りるということはもれなく高巻が付いてくるということです。せっかく沢に追いついたのにみるみるうちに下に離れていく、を繰り返すのでなかなか堪える。
大門沢小屋に着きました。もう小屋閉め後で避難小屋だけが開いています。
2024年10月21日 10:53撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 10:53
大門沢小屋に着きました。もう小屋閉め後で避難小屋だけが開いています。
休憩していても着かないのでそのまま降りていきます。有名な橋、ていうかただの丸太。滑るんだよ!
2024年10月21日 10:59撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 10:59
休憩していても着かないのでそのまま降りていきます。有名な橋、ていうかただの丸太。滑るんだよ!
アスレチッキーな足場もあります。現在、終点が倒木の下という不親切設計になっております。
2024年10月21日 11:15撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 11:15
アスレチッキーな足場もあります。現在、終点が倒木の下という不親切設計になっております。
いちおうロープが渡された橋……というかただの丸太もあります。ええいもう足元とか気にするなガンガン渡っていけ。
2024年10月21日 11:19撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 11:19
いちおうロープが渡された橋……というかただの丸太もあります。ええいもう足元とか気にするなガンガン渡っていけ。
潤沢な水が道の上も流れています。そういや俺、「水場が無い!」「夏場は水がネック!」という笹山の評判を恐れて2日間ずっと4Lの水を背負ったまま歩いてたんでした。一滴も空けてませんでした。アホか。
2024年10月21日 11:28撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 11:28
潤沢な水が道の上も流れています。そういや俺、「水場が無い!」「夏場は水がネック!」という笹山の評判を恐れて2日間ずっと4Lの水を背負ったまま歩いてたんでした。一滴も空けてませんでした。アホか。
古い奈良田の案内表がちらほらあるのですが、基本的にこれは慣れた地元の人の日帰り前提のタイムだと思ったほうが良さそうです。重装備だとちょい厳しいかも。
2024年10月21日 12:01撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 12:01
古い奈良田の案内表がちらほらあるのですが、基本的にこれは慣れた地元の人の日帰り前提のタイムだと思ったほうが良さそうです。重装備だとちょい厳しいかも。
ここも有名なポイント、高巻した崖の上から一気に谷底まで切れ込んで降りる地点です。ただまあ、つい先週足を滑らせたら落ちるっつーか堕ちるような道を歩いたので感覚がマヒしておりどうってことは無いです。
2024年10月21日 12:13撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 12:13
ここも有名なポイント、高巻した崖の上から一気に谷底まで切れ込んで降りる地点です。ただまあ、つい先週足を滑らせたら落ちるっつーか堕ちるような道を歩いたので感覚がマヒしておりどうってことは無いです。
ここはファンキーで派手なおやじペイントに従って倒木を乗り越えましょう。
2024年10月21日 12:18撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 12:18
ここはファンキーで派手なおやじペイントに従って倒木を乗り越えましょう。
最後まで渡渉が続く。
2024年10月21日 12:21撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 12:21
最後まで渡渉が続く。
1か所4本の手足を使って降りなきゃいけない崩落地があります。これは振り替えってみたところ。ここを降りればもう難所はありません。
2024年10月21日 12:34撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 12:34
1か所4本の手足を使って降りなきゃいけない崩落地があります。これは振り替えってみたところ。ここを降りればもう難所はありません。
とか言いつつまだ橋(ただの丸太)があるし。
2024年10月21日 12:48撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 12:48
とか言いつつまだ橋(ただの丸太)があるし。
発電所まで降りてきました。この吊橋は揺れるし傾いてるしなかなか怖ええーです。
2024年10月21日 12:50撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 12:50
発電所まで降りてきました。この吊橋は揺れるし傾いてるしなかなか怖ええーです。
人間界に出ました……が、この歩道が泥んこで最後の最後に靴が泥だらけになりました。罠過ぎる。
2024年10月21日 12:54撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 12:54
人間界に出ました……が、この歩道が泥んこで最後の最後に靴が泥だらけになりました。罠過ぎる。
そして工事中で付けられた迂回路が思いっきり高巻きする。もう登らなくていいってば!!
2024年10月21日 12:57撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 12:57
そして工事中で付けられた迂回路が思いっきり高巻きする。もう登らなくていいってば!!
工事中の崩落地を横断します。
2024年10月21日 13:03撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 13:03
工事中の崩落地を横断します。
砂防堰堤横の橋を渡る。しっかりした橋だ、うむ。
2024年10月21日 13:09撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 13:09
砂防堰堤横の橋を渡る。しっかりした橋だ、うむ。
登山道ゴール。終点です。とはいえまだ1時間の下道歩きが残っています。
2024年10月21日 13:12撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 13:12
登山道ゴール。終点です。とはいえまだ1時間の下道歩きが残っています。
30分で林道ゲートまで降りてきました。この地点が大唐松山の登山口らしいのですが、何の形跡もありません。シブすぎるだろう。。
2024年10月21日 13:40撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 13:40
30分で林道ゲートまで降りてきました。この地点が大唐松山の登山口らしいのですが、何の形跡もありません。シブすぎるだろう。。
りーんちゃーん、ここからはマイカー規制だよー
2024年10月21日 13:44撮影 by  XQ-BC42, Sony
10/21 13:44
りーんちゃーん、ここからはマイカー規制だよー
14時過ぎ、バスが行って15分後のタイミングで奈良田に降りてきました。
2024年10月21日 14:08撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 14:08
14時過ぎ、バスが行って15分後のタイミングで奈良田に降りてきました。
一旦バス停でゴールします。さあ、風呂だ風呂!!めちゃくちゃ高評点の奈良田の湯へ行くぞ!!食堂でご飯も食べるぞ!!楽しみーーー!!!
2024年10月21日 14:14撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 14:14
一旦バス停でゴールします。さあ、風呂だ風呂!!めちゃくちゃ高評点の奈良田の湯へ行くぞ!!食堂でご飯も食べるぞ!!楽しみーーー!!!
奈良田の湯着いたッッ!!第1部完!!

…………は!?
2024年10月21日 14:20撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 14:20
奈良田の湯着いたッッ!!第1部完!!

…………は!?
白根館は営業してましたので一安心。いいお湯でした 〜完〜
2024年10月21日 14:32撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 14:32
白根館は営業してましたので一安心。いいお湯でした 〜完〜
バス停で先着されていた関西の方が、下山口変更でかいじを使わなくなってしまったのでということでかいじの席を譲っていただきました。ありがとうございます!!
なお、私が到着する数分前に農鳥のおやじさんが犬の散歩でバス停を通っていったとのことでした。さっき神話か伝承の人物みたいに脳内再生していたのに。
2024年10月21日 15:41撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 15:41
バス停で先着されていた関西の方が、下山口変更でかいじを使わなくなってしまったのでということでかいじの席を譲っていただきました。ありがとうございます!!
なお、私が到着する数分前に農鳥のおやじさんが犬の散歩でバス停を通っていったとのことでした。さっき神話か伝承の人物みたいに脳内再生していたのに。
また1時間バスに揺られて下部温泉に帰還。今日はふじかわを奮発します。電車は信号点検の影響で5分遅れて到着しました。
2024年10月21日 17:02撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 17:02
また1時間バスに揺られて下部温泉に帰還。今日はふじかわを奮発します。電車は信号点検の影響で5分遅れて到着しました。
かいじの時間まで50分ほどあったので、今日はせっかくだから山梨らしい食べ物で締めくくろう!べたに駅前でほうとうか、鶏モツか……などと思っていたのですが腹減っていたのでその2軒の裏のとんかつ屋さんに入ってしまいました。かなりうまいなこの店。
2024年10月21日 18:24撮影 by  XQ-BC42, Sony
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10/21 18:24
かいじの時間まで50分ほどあったので、今日はせっかくだから山梨らしい食べ物で締めくくろう!べたに駅前でほうとうか、鶏モツか……などと思っていたのですが腹減っていたのでその2軒の裏のとんかつ屋さんに入ってしまいました。かなりうまいなこの店。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ ポール テント テントマット シェラフ

感想

山梨百名山100座目、笹山に登頂しました。ありがとう山梨!愛してる。
山梨百名山を完登した人が1万人居たとして、マイカーとタクシーを一度も使わずに定時運行の公共交通機関だけで全山登頂したのは100人も居ないのではないだろうか。何の役にも立たないけどちょっとだけ自慢かも。

山梨百名山で最後に登るのは笹山にしようというのはかなり最初の頃から決めていて、それは白根三山から延々と続く南嶺を辿る道を北岳から笹山まで歩き通したいとずっと前から思っていたからです。農鳥おやじも「笹山はグッドだぞ」って言ってたし。
本当ならば7月に旅を終える予定だったのですが、沢に落ちるわ9月は週末ずっと雨だわで都合が付かなくなり、年内に行けなくなりそうだったのでひとまず登頂を優先しました。なので自分の中ではまだ終わってません。また来年かなー。

笹山について、ダイレクト尾根の往復に関してはこれと言った難所は無く登りやすい道です。深山の急登であり上に水場が無いという問題もあるので拍子抜けとまでは言いませんが、登頂難易度で言えば笊ヶ岳はもちろん、メジャールートの大門沢よりも易しいと感じます。
※「山梨四天王」と言われますが、こと”2024年時点の最短ルート比較に限って”言えば「裏ボスと三銃士」くらいの違いがあるかも。ドラクエ2で例えるとシドーとアトラス、ベリアル、バズズくらい戦闘力の差がありますな(なんだそりゃ。ちなみに鶏冠山はバズズです、強くは無いけどザラキなので)。
山梨日日新聞「山梨百名山(2004年刊)」によると、最難関は笹山、次点が鋸でその次が笊、ということになっているのですが、たぶんこの笹山はダイレクト尾根が使えなかった時期の大門沢ピストン、鋸は第1、第2高点両方踏むことを想定されていて、それならば確かにそのとおりかもしれませんね。

笹山は単体でも良い山ですが、稜線に上がってから南北に続く白根南稜は遠くから眺めたイメージどおりに圧巻の風景が続く天上の縦走路でした。白根三山のように人が入っておらず、迷いやすいゴーロやハイマツ帯があるため万人におすすめするというわけにはいきませんが、視界が開けており最低限自分の居場所を把握できる実力があればすべての登山者を優しく迎え入れてくれる静かな世界が広がっていました。今度は北端から、またその先もずっと安部奥まで繰り返し訪れたいと思います。写真撮ってばかりで足が進まず文章もクソ長文になってしまいましたが、今回はまあ仕方ない。

山梨百名山、楽しかったです。まだ登ってない山もたくさんあるし、季節や天気を変えて同じ山にも何度も登ると思うし、ピークハントしたから終わりなんてことは全く無いけど、ひとつ登りたかった山を巡ったという満足感はあります。
つくづく思うのですが、登山はただスタンプラリーを達成するということではないですね。名前も知らなかった地域の山を知り麓の街を歩いたりとか。どうやったらたどり着けるのかアプローチを考えたりとか。美味しいものを食べたり温泉を見つけたり、ご当地名山を通じて得られたもの、それらに救われた時間がたくさんあります。

振り返ってみると、つくづく自分に取って登山は旅なんだなって思います。来週からも行きたい山が山ほどあるので、やっていきましょう。ご安全に。

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コメント

山梨百、おめでとうございます!
思えば北岳行こうとするも林道通行止めで甲府で出会い、山梨百のお話を伺ったところからで、私も感慨ひとしおです。
百座目を祝う素晴らしい紅葉秋晴れになりましたね!
2024/10/23 14:30
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1
ありがとうございます!この間ずっと週末の天気が悪い日が続き、先日も土曜日がパっとせずでしたが結果的に日、月を確保して正解でした。
広河原のバスが止まって甲府駅で立ち往生してからもう2年ですね、そういったイベントがあったり、出会いがあることも旅の醍醐味だなあと思って本当に足繁く山に通えて良かったと感じています。

登りたい山は尽きませんが、しばらく気楽に気の向いた山に向かおうと思っています。どこかまたご一緒しましょう!!
2024/10/23 16:57
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1
お疲れ様です。
山梨百名山達成おめでとうございます。

タクシーや車使わずの達成。
本当に凄い事だと思います。

無事達成されましたが、
まだまだ参考にしたいので

これからも山梨には行ってくださいね(笑)
本当におめでとうございます。
2024/10/23 16:00
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1
ありがとうございます!!何とか寒くなる前に一回りできました。
「定時運行の公共交通機関だけ」とは書きましたが、その実一日ほぼサイクリングで終わっている日もありますし、かなり無理矢理感あふれるアプローチになっております。でも、それを考えるのもパズルみたいで楽しいんですよね。実は今クルマを持っていないだけで乗り物も好きなのですが、自家用車の自由な時間も、公共交通を何とか組み合わせて地域にどっぷり浸かる時間もそれぞれ違った良さがありました。

山梨百名山は100座登れましたが、中央本線に乗るのが習慣になっているし、季節やルートを変えて登りたい山もあるし、甲斐百山のように登っていない山も登り切れないだけあるのでまだまだ山梨には通うと思います(笑)
こうたさんの記録もいつも楽しみにしております。
2024/10/23 17:03
山梨百達成おめでとう🎉ございます

自転車と公共交通機関だけで達成とは恐れ入ります。

笹山からの稜線、当方も昨年通りましたが記憶に残るルートでした。
朝の風景も良いですね。

ちなみにいさけん、昨日ベリアルかな?登頂後に利用しました😁
当方も山梨百もう少しなので頑張ります。
2024/10/23 21:52
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2
ありがとうございます。おかげさまで物好きな山梨周遊を楽しめました。
笹山を含む白根南稜は良いですね、素晴らしい景色と静かな稜線。また訪れたいルートです。

ベリアル日帰りもさすがですね!イオナズンが無くて良かったです。残りわずか、大物もありますのでお気をつけて楽しんでください!
2024/10/23 22:45
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