初冠雪の富士山を見に―丹沢主脈縦走(焼山登山口〜蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳〜大倉)
- GPS
- 06:40
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,048m
- 下り
- 2,059m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾06:14(JR中央本線) 相模湖06:23 相模湖駅06:31(神奈川中央交通・三ヶ木行¥300) 三ヶ木06:50(定刻は06:53)/06:59(定刻は06:55)(神奈川中央交通・月夜野行¥330) ※このバスは相模湖駅発・橋本駅発のバスの到着を待って出発するとのこと。 焼山登山口07:16(定刻は07:12) 復路: 大倉14:28(神奈川中央交通・臨時バス¥210) 渋沢駅北口14:42 渋沢14:51(小田急小田原線) 相模大野15:25/15:26 町田15:28/15:32(JR横浜線) 八王子15:54 |
写真
感想
昨日の寒冷前線の通過で富士山が初冠雪したそうなので、富士山を眺めに行くことにした。
富士山を眺めながら長く歩ける稜線といえば丹沢山塊なので、今まで行きたいと思っていたけれど、なかなか実行に移せていなかった丹沢山塊を南北に縦走する「丹沢主脈縦走」をすることにした。
コースタイムを見てみると、日帰りだと厳しいのかなという感じなのだがヤマレコの記録を見てみると日帰りでも大丈夫だろうと決断することができた。
丁度ヤマビルの発生も収まってきた頃だし、ブナの黄葉も始まっている頃で、去年は蛭ヶ岳に11月に行ったのだが、ちょっと寒すぎたので時期的にも丁度いい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-547225.html
丹沢主脈縦走はバスの本数が非常に少ない北側の焼山登山口から入ることにした。
これならバスの時間を気にすることなく縦走することができる。
焼山登山口に行くためには三ヶ木発月夜野行のバスに乗るのだが、三ヶ木までは相模湖駅からと橋本駅からバスが出ている。
相模湖駅から三ヶ木行きのバスに乗ると登山者は数名乗っていたが、すぐ近くで下りてしまい三ヶ木へ行く人はいなかった。
バスは定時より少し早めに三ヶ木に到着したのだが、月夜野行きのバス乗り場には誰もおらず、定時に来たバスに乗り込んできたのは他に1人だけだった。
焼山登山口はそんなにも人気がないのかと驚いたのだが、運転手さんによると橋本駅からのバスが遅れているそうで、それを待っての出発になるとのこと。
三ヶ木発月夜野行のバスは、相模湖駅と橋本駅からのそれぞれのバスの到着を待ってくれるとのことで親切だ。
橋本駅からのバスが到着すると今度は座れない人が出るくらいの人が乗ってきてこれまた驚いた。
相模湖駅からの接続バスは知られていないのかもしれない。
焼山登山口から出発すると、意外にも傾斜は緩やかで、去年青根から登った時の方が傾斜はきつかったように思う。
傾斜が緩やかな分距離は長くなるのだろうが、途中からブナのオレンジ色っぽい黄葉も見られて、歩きやすい気分のいい稜線だ。
ブナは新緑もオレンジ色っぽくて好きなのだが、黄葉もオレンジ色っぽいのは面白い。
姫次までの稜線では、時折砲撃音のようなものが聞こえる。
先週の倉見山で聞いた狩猟音より大きな音だったので、北富士演習場か東富士演習場での訓練の砲撃音だろう。
姫次で待望の初冠雪の富士山が目の前にドーンと見え、気分が高揚し、そのままの気分で一気に蛭ヶ岳に登る。
去年11月に登った時は寒くて長居できなかった蛭ヶ岳だが、今回は気温も丁度良く長居したい気分だ。
が、先がまだまだあるので、早めの昼食を摂ってあまり長居はせずに出発する。
蛭ヶ岳から丹沢山の間を歩くのは初めてだ。
鬼ヶ岩のイメージが強くあったので、岩場が連続するのかと思い込んでいたが、岩場はその鬼ヶ岩付近にちょっとだけあるだけで、後は笹原の気持ちのいい稜線だ。
トレランはやっていないのだが、思わず走り出したくなる稜線だ。
右手には目的の初冠雪の富士山がずっと見えている。
ずっと見ていても見飽きない不思議な山だ。
リンドウも咲いていて、ブナも黄葉していて、富士山の初冠雪を見に丹沢主脈縦走を選んでよかったと思った。
丹沢山を過ぎたところで偶然にも知り合いに遭遇。
ヤビツ峠から塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳を経て檜洞丸へ抜けるという、つまりは「丹沢主稜縦走」である。
同じ日に同じ山へ来たいと思うその偶然が面白く嬉しくもある。
丹沢主脈の稜線は主に笹原の稜線で難所もなく、思っていたよりも早く丹沢山、塔ノ岳と縦走できたため、気分的にも落ち着いて眺望を楽しみながら稜線歩きができた。
塔ノ岳からの大倉尾根は春にブナの新緑を見に鍋割山から縦走したときにも歩いたこともあり、もう知った道という感じだ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-631823.html
標高差1200mの大倉尾根の一気下りは癖になりそうなほどの爽快さだ。
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