【船窪小屋(長野・2450m)】小屋閉め準備初体験、山と人に癒された3日間(扇沢〜針ノ木峠〜蓮華岳〜船窪小屋〜七倉ダム、チャリ&バスを使っての縦走)
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- GPS
- 28:26
- 距離
- 44.8km
- 登り
- 3,006m
- 下り
- 3,918m
コースタイム
天候 | 10日(土)晴れのち曇り 11日(日)曇り時々雨 12日(月)晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
七倉ダム〜信濃大町駅〜扇沢を自転車とバスで移動しました。 ■七倉ダム市営駐車場(クルマデポ/山行最終地点) 約50台無料、トイレ、登山指導所あり 「七倉山荘」でナビセットすればOK ■JR信濃大町駅(チャリデポ地点) たくさん停められます、無料、トイレ、監視カメラ付き ※隣接している市営駅前駐車場は 30分間無料なのでチャリの回収に便利 ■扇沢駅(山行出発地点) 信濃大町駅から約45分、片道運賃1,360円 http://www.alpico.co.jp/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■扇沢〜大沢小屋(作業道) 一般登山道ではないものの、整備されており迷うところなし http://www.harinoki.com/climb.html ■大沢小屋〜針ノ木峠 雪渓は50mほど、あとは夏道 右岸側の高巻道はやや歩き難い ■針ノ木峠〜船窪出合 針ノ木出合〜船窪出合はマークが少ないがほぼ問題ない あとはマークがしてあり迷うところはない ■船窪出合〜船窪乗越〜船窪小屋〜七倉ダム 整備が行き届いており、迷うところなし |
その他周辺情報 | ■七倉山荘 〒398-0001 長野県大町市平高瀬入2118-37 TEL.0261-22-4006 FAX.0261-85-0806 http://www.webmarunaka.com/nanakura/ 日帰り入浴500円(モンベル会員) |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
北アルプスでは多くの山小屋が最後の週末となる三連休は、どこに行こう?
いろいろ考えたが、結局は船窪小屋になってしまう(笑)
今年3度目となる今回は、
シルバーウイークの時、七倉ダム駐車場が満車でできなかった、
扇沢〜針ノ木峠〜針ノ木谷〜船窪小屋〜七倉ダム
のルートを辿って、七倉ダム〜扇沢はチャリ&バスで繋ごうと決めました。
昨年負ったケガ(左膝・前十字靭帯)、ちょっと違和感あるから、のんびり歩こう。
早月日帰りを2週連続でやった辺りからだから長引いている(^_^;)
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<10月10日>
前日の夜から出発し、途中のパーキングエリアで仮眠しながら信濃大町駅へ。
そこでザックをデポして、七倉ダムに向かう。
七倉ダムから信濃大町駅へはチャリに乗ろうと思ったが、
どうしても睡魔に勝てず仮眠、結局始発バスを逃してしまった。
扇沢駅からは、すっかり定番ルートとなった大沢作業道経由で針ノ木峠へ。
途中、東京から来た同年代のテント泊の方に行き会い、
針ノ木谷へ行くとのことだったのでご一緒することにした。
山談義をしながら針ノ木谷へ下って行くと、向こうから登山者が。
二百名山を一筆がきで歩く「グレートトラバース2」にチャレンジしている、
田中陽希さんでした。
針ノ木谷は、紅葉が見頃で、テント泊の方とはここで幕営。
船窪出合から急で長い登りに四苦八苦しながら船窪小屋へ着きました。
ご飯を食べ、夕焼けをカメラに収めて、部屋に戻った後は、
バタンキューで睡眠10時間。
お茶会、逃してしまった。
<10月11日>
明けて朝、「アコーディオン、感動したわー」と他のお客さんたち。
んー、それ言わんといてー(笑)
今日はあいにくの天気、烏帽子方面に行く予定の人は、
遭対協の方のアドバイスで断念したよう。
山は逃げない、また来れば良い(笑)
小屋閉め準備の手伝いをしました。
初めて厨房に立った(笑)
みんなで食べる食事も楽しいけど、
みんなで作る料理も大いに楽しんだし、
小屋の心遣いを改めて肌で感じた一日。
お茶会。
この日のお茶会は、翌朝、松澤夫妻が針ノ木古道を歩くため、
夫妻がいらっしゃるシーズン最後の特別な夜だった。
夫妻が小屋番の2人の100日間の労をねぎらい、
あたたかな雰囲気に包まれながら第一部終了。
第二部はMさんのアコーディオン演奏に癒されました。
<10月12日>
夜中、星空が降ってきそうなくらいきれいに見えた。
明けて朝、風が小屋の窓を叩きつける音で目が覚めた。
槍ヶ岳、立山、剱岳の山頂部が白く薄化粧。
空気はキンと冷えていて、外に出ると風が刺すように冷たかった。
その分、ご来光は格別でした。
グーグル撮影隊、そして、針ノ木古道下山隊を見送り、
小屋閉め準備作業へ、楽しい。
左膝と股関節に違和感が残っていたので、
下山時間が読めなくなくと思い、
中座させてもらい下山しました。
時間かかるかなあ思ったら、
まずまずのペースで無事に下山できました。
前回通った7月の時と比べて、
補修や架け替えをしたところが何か所があるのが分かりました。
思いのほか歩きやすく、有り難かったです。
七倉山荘で汗を流し、クルマで信濃大町駅へ行き、デポしたチャリを回収。
ただ、そこからが大変だった。
中央道が軒並み渋滞、山登りよりもクルマの運転が辛かった(笑)
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初めての小屋閉め準備。
大したことはできなかったが、
皆さんのおかげで小屋の大きなイベントを楽しく過ごすことができた。
麓は錦秋、稜線は晩秋から初冬へと季節の移ろいも感じ取れ、
特に針ノ木谷にすっかり魅了された。
針ノ木谷古道もしばらく行っていないなあ。
前回初めて歩いたのは夏だったけど、今度は秋に訪れたい。
そのためには草刈りに参加せねば(笑)
行き会った登山者の方々との話も楽しかったし、
参考になることばかりだった。
こうして過ごした「非日常」の3日間、
明日からの「日常」の活力を頂きました。
と言いつつ、社会復帰には数日かかるかも。
本当にありがとうございました
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