記録ID: 746249
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
鷲羽岳・水晶岳(新穂高温泉から)
2015年10月17日(土) ~
2015年10月19日(月)


体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 51:15
- 距離
- 46.6km
- 登り
- 3,305m
- 下り
- 3,299m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:49
距離 14.0km
登り 1,677m
下り 172m
2日目
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 12:15
距離 18.6km
登り 1,475m
下り 1,458m
16:22
天候 | 3日間、北アルプス周辺は高気圧に覆われ晴れて風も穏やかな登山日和に。朝夕は氷点下になるが、日中は気温も高く半袖で行動可能でした。なお、1日目(10月17日)は午後から徐々に雰囲気の悪い雲がわき、15:00-16:00には雹と雨が強く降りました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高センターより300m手前に新穂高登山者用駐車場への入り口が右側に2か所(わかりにくいので注意 ナビで「深山荘」で探すとよいです)あります。連休など混雑時は、深夜1:00には満車になるほどだと聞きます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高より笠新道登山口、わさび平小屋を経て6kmほど林道を進みます。小池新道入口からは登山道になり、とても整備された沢岩の多い登山道をゆるやかに標高を上げながら進みます。秩父沢、チボ岩、シシウドヶ原を経て、4時間30分ほどで鏡平に到着(槍穂景勝地)。その先は、緩やかに250mほど標高を上げ弓折乗越に辿りつき、その先はあまりアップダウンなしで7時間ほどで双六小屋(2550m)に到着します。 2日目は鷲羽岳と水晶岳を縦走し、双六小屋に戻ってきます。コースタイムは12時間近く、距離18km以上で日が短い時期なので双六岳、三俣蓮華岳への登頂と稜線歩きはせず行きも帰りも巻き道コースを行きました。タイム短縮が期待できず、山小屋もすべて閉鎖してますので甘く見ないほうがよいです。 鷲羽岳(2,924m):危険個所は一切なし。朝方は氷点下なので岩に霜が付き滑るので注意。山体に取りついた急登もうまい具内の九十九折りになっており全然疲れを感じません。山頂直下は多少岩登りになりますが鎖もありません。 水晶岳(2,986m):鷲羽岳の北斜面、水晶岳も手前南斜面の日陰に雪がつき、岩や残雪が凍っていて滑るため注意が必要(アイゼンは不要)です。鷲羽岳とは違い、峻嶮な岩山の様相。山体に取りついた最後の急登は、短いですが岩場を3点支持でよじ登る感じです。危険個所・きわどいと思うところはありませんでした。 帰りは鷲羽岳を経ず、途中、ワリモ北分岐を右に折れ、黒部源流コースで三俣山荘まで戻ります。黒部川の源流となる沢沿いに350m標高を下げ、三股峠まで350m登り返します。急ではありませんが長いので、疲れた体には気持の上で堪えます。三股峠からは来た道を戻ります。 総括すると、危険個所は一切なし、全ルートすごく整備され歩きやすい状態です。新穂高温泉⇔双六小屋まではコースタイム短縮可能、鷲羽岳・水晶岳を巡る稜線コースは短縮は難しくシビアなコースタイムと感じました。参考にしてください。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25
000地形図(1)
コンパス(1)
GPSユニット(1)
筆記具(1)
ヘッドランプ・電池(1)
笛(1)
ミニナイフ(1)
ライター(1)
ザックカバー(1)
エマージェンシーシート(1)
手ぬぐい(1)
ハンカチ・ティッシュ・巻紙(1)
ハードシェル(上)(1)
カッパ(下)(1)
フリース(1)
ダウンジャケット(1)
バラクラバ(1)
コッヘル・カップ(1)
カトラリー(1)
バーナー(1)
ガスカートリッジ(1)
ウォーターキャリー(1)
ストック(1)
軽アイゼン(1)
グローブ(1)
サングラス(1)
携帯電話(1)
腕時計(1)
食事(適宜)
非常食(適宜)
行動食(適宜)
保険証(1)
|
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共同装備 |
救急セット(1)
コンパクトカメラ(1)
車(1)
|
感想
北アルプス裏銀座のマイナーな日本百名山の2座、鷲羽岳(2,924m)と水晶岳(2,986m)に2泊3日でギリ山小屋最終営業日に行ってきました。どちらもアルプス奥深くに位置し、鷲羽は大らかで懐深い花崗岩の白い山、水晶は峻嶮で鋭く黒光する岩山とキャラクタも正反対で縦走してとても趣があり、長くてきつかったけど素晴らしい非日常の山の日々でした。[距離46.5km/累積標高差8,154.2m/所要時間(山行活動時間)16時間8分]
コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [3日]
新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華岳、鷲場岳、水晶岳、雲ノ平(2日間)。最終日は雲ノ平から新穂高まで。
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
鷲羽岳・水晶岳2座・・・お疲れ様です。
この時期にして最高の天気でしたね
次回このルートを歩く時は、鏡池から槍ヶ岳を是非見てみたい。それと読売新道を縦走してみたいですね。
左俣林道も紅葉最盛期・・・また歩きたくなりました。
間もなく冬山時期・・・taichiさんのシーズン到来ですね
コメントありがとうございます。
鷲羽岳・水晶岳の2座、三俣山荘
なにはともあれ、天気・気温・風すべてに恵まれ
そろそろ冬
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