北岳・間ノ岳 〜天下一望の3,000m稜線
- GPS
- 32:58
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,420m
- 下り
- 2,419m
コースタイム
広河原6:30 - 8:34二俣 - 11:18小太郎尾根分岐 - 12:09肩の小屋
21日:
肩の小屋5:00 - 5:38北岳頂上 - 8:32間ノ岳 - 10:20北岳山荘10:40 - 11:55八本歯のコル - 13:20二俣13:40 - 15:20広河原
天候 | 20日:快晴 21日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広河原から芦安までの最終バスは16時、甲府行きは17時 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:広河原のビジターセンターカウンターへ提出 ■登山道: ・大樺沢の二俣までは沢沿いの歩きやすい道 ・二俣から右俣コースに入ると急登になるが花が多く楽しめる ・稜線に出て肩の小屋までは一部鎖のかかる場所もあるが特に問題なし ・肩の小屋〜頂上は大きな危険箇所なし ・頂上から北岳山荘への吊尾根ルートは最初ザレて注意必要 その後岩場のトラバース状となる ・間ノ岳への往復に問題箇所なし ・北岳山荘から八本歯のコル間には木の梯子、ブリッジ多い ・八本歯のコルから二俣へ下りる前半は無数の梯子、 後半は岩ゴロから滑りやすい砂利道になり注意必要 登山道上にはもう雪はない ■日帰り温泉: ・芦安に日帰り入浴できる場所色々あり ・今回は甲府へ戻る途中の「ヘルシーピア白根」の入浴施設を利用 地元の客多く、やや狭い 500円 |
写真
感想
初めての北岳へ。
10日前にも芦安まで入っていながら台風4号のコース急変を受けて断念。
晴れが確実そうな日を見計らって入山。
夜明け前に芦安では小雨がぱらついたが、広河原に着く頃には晴天となり北岳の山頂もきれいに見えている。
1,600mの標高差に対する不安と照りつける陽射しに少しめげるが、流れる沢の音や樹林帯の涼しさに助けられて二俣までは順調に到着。
ここから右俣コースを取り尾根まで600mの急登を詰める。ちょうどガスが出てきて涼しくなり助かる。
少し開けた場所を過ぎると色々な花の集落が現れてくる。
何とか稜線に達するがもう足は上がらなくなってきた。
集中力も切れてしまった状態でCT30分とあるところ1時間近くかかって小屋に到着。
既にガスが涌いて周囲の展望もあまりなく、余力があれば山頂まで行ってこようかと考えていたが明日も好天が期待されるので中止。
小屋の人や常連さんとビール片手に明日のコースの話などをして過ごした。
翌日は期待通りに素晴らしい天気で、夜明け前からみんな外に出て雲海上の大展望に歓声が上がる。
日の出とともに山頂へ向けて出発するが、朝一番は体が全然慣れずキツイ。
陽の当り始めた山々の写真を撮りながら休み休み登り、40分ほどで山頂に到着。
山頂からは富士山や南アルプス北部の山々を始め、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプスまでよく見えている。
八ヶ岳の後方には浅間山、鳳凰三山の後には奥秩父の山々も雲海上に顔を出している。
やはり日程を変えてこの日に登って来た甲斐があった。
南を見ると北岳山荘の向うに目指す間ノ岳へ続く稜線の道が見える。
あまり広くない頂上を後に北岳山荘へ下り始める。
北岳山荘でこの後のコースをもう一度確認。
広河原4時の芦安への最終バスに間に合うかどうかをチェックし、間ノ岳まで往復することを最終決定。
ところが最初の中白根山への登りが既に結構つらい。
先行する空身の一人からできるだけ遅れないように頑張って足を運ぶ。
中白根山から間ノ岳までは日本で一番長い3,000mの稜線ということなので高度計をずっと睨んでいたが、確かに一度も3,000mを切らなかった。
やっとのことで到着した間ノ岳山頂からは南アルプスの南部を見渡せ、広大な山域であることがよく分かる。
ここまで来ると農鳥岳まで繋いでしまいたいところだがもう一泊する訳にはいかず、もったいないと思いながらもと来た道を北岳山荘まで戻ることにする。
山荘に着いた時点で既に相当バテていた。
しかしまだ10時半。4時のバスには余裕で間に合うと楽観視。
が、八本歯のコルへ行くのに小屋からあんなに登るとは思わなかった。
コルの直前は大きな岩が転がる上を伝い歩き、これが疲れに拍車をかける。
コルから二俣までは梯子の連続、そして沢沿いのザレ道で長く長く感じる。
二俣で大休止。広河原までコースタイムで歩けるかも危うくなってきた。
二俣から高度を下げるに従って気温がどんどん上昇してスピードが急激にダウン。
沢に沿って歩くようになってからは少し楽になったが、汗はやはり止まらない。
結局登りと同じくらいの時間かかって広河原に到着。
何とか4時には間に合った。
体力にかなり問題ありと再認識はしたものの、展望に恵まれ最高の山行だった。
Tadさん、はじめまして。
自分が撮った写真より、同じ日でもTadさんの写真がずっときれいと思って、NikonD90が重くてもいいですね。やはり一丸レフとカメラマンの技術。
コースタイムを見ると、すれ違ったはずです。
下りのとき、二俣と広河原のちょうど半分のところ辺り?
hanameizanさん、はじめまして。
そうです。
沢にかかる大きめの橋を女性の団体が反対側から渡ろうとしていたところで追い越されました。
あ、hanameizanさんだ、と気づきましたが余りのスピードに声をかけることもできませんでした(^^;
またどこかでお会いできるとうれしいです。
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