鳳凰三山(南アルプス/赤石山脈)
- GPS
- 28:04
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,921m
- 下り
- 2,210m
コースタイム
夜叉神峠登山口(標高1380m/10:36/登山開始)-五本松(11:08)-
夜叉神峠(標高1770m/11:34)-杖立峠(標高2177m/13:05)-
2309m峰(金沢沢ノ頭/13:50)-苺平(標高2524m/14:30)-
南御室小屋テント場(標高2420m/15:09)
【8月23日(月)】
南御室小屋テント場(標高2420m/6:33)-砂払岳(7:27)-薬師岳小屋(7:37)-
薬師岳(標高2780m/7:49)-観音岳(標高2840m/8:30)-アカヌケ沢ノ頭(9:54)-
地蔵岳鞍部(10:15)-地蔵岳のオベリスクの6mほど下まで岩場登り
(標高2764m/10:28)-鳳凰小屋(11:17)-燕頭山(標高2105m/12:38)-
旭岳(13:06)-西ノ平(14:03)-御座石鉱泉(標高1117m/14:40/全行程終了)
天候 | 8月22日:晴れ 8月23日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
々眸-甲府(JR中央本線/1450円) 甲府駅-夜叉神峠登山口(山梨交通バス/1380円) 【★復路★】 仝羣太亶枩-韮崎駅(山梨中央交通バス/1700円) 韮崎-高尾(JR中央本線/1620円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
『夜叉神峠登山口〜南御室小屋〜薬師岳』までは危険箇所は無し。 『薬師岳〜観音岳〜地蔵岳鞍部』まではクドレ(ザレ場の坂)が多いので注意。 『地蔵岳鞍部〜地蔵岳オベリスクの頂上の6mほど下』は岩登りに準ずるので危険。 『地蔵岳鞍部〜鳳凰小屋』までは急坂なので転倒などに注意。 『鳳凰小屋〜燕頭山』までは木製の橋が多いので雨天の転倒に注意。 『燕頭山〜御座石鉱泉』までは樹林帯の急峻な下り道につき転倒などに注意。 ★転倒滑落に注意!★ ★The fall and the slip drop are noted!★ ★跌倒和滑落注意!★ ★轉倒와 미끌어 떨어짐에 注의!★ ★L'automne et la fiche tombent est noté!★ ★Der Herbst und der Zettel fallen, wird bemerkt!★ ★L'autunno e lo scivolone cadono è notato!★ ★El otoño y el resbalón dejan caer es nombrado!★ ★O outono e o deslize derrubam é notável!★ ★Обратите внимание, что скольжение и падение!★ |
写真
感想
【★感想と解説★】
夜叉神峠登山口からの登りは急峻ながら昔のボッカ道の様相なので登るのは楽でしたが、日曜日ということもあって上から下りてくる人は多いですが、下から登ろうとしている人は少なかったです。夜叉神峠までは軽ハイキングかピクニックのような人も多く観光客と山屋の境界線のような雰囲気でした。夜叉神峠から杖立峠を経由して苺平(いちごだいら)までは無展望のシラビソ林で、ショボ山の雰囲気をかもしだしておりました。南御室小屋テント場も森の中で眺望は一切ありませんでしたが、この小屋の湧水も南アルプスの名水の一つとのことで味は最高に美味かったです。この日のテント場は私のテントを数えて2張だけで、小屋泊者は30人ほどいたようです。
翌日は小屋の東側から昇る御来光を見て午前6時33分に南御室小屋テント場をあとにしました。ここから砂払岳へ行く途中の尾根が森林限界で植生がシラビソからハイマツになって岩石だけになりました。砂払岳を越えると眼下に薬師岳小屋が見えて、薬師岳小屋から薬師岳までが登り返しになりました。薬師岳頂上からの眺望は風光明媚で眼前の北岳や甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳が見え、遠方には富士山と八ヶ岳が見え、雲海もかなり美しく輝いておりました。ここから観音岳までは登山地図に載っていないような小さな峰のアップダウンの連続でテント道具を担いでの縦走にはスタミナがかなり必要でした。
観音岳の頂上は狭く眺望も良かったですが、ここからアカヌケ沢ノ頭までも小さな峰のアップダウンの連続で疲れました。アカヌケ沢ノ頭から地蔵岳までは10分ほどで着きます。だけど地蔵岳は岩の塊なので、本来は登ってはいけない事になっているようですが、今回は若者から70歳くらいのジイさんまで登っておりましたので、私も登りました。地蔵岳の頂上は尖塔状のオベリスクなので、6〜7mほど下までが限度でした。そこから上はロッククライミングの道具があれば登れると思います。そして地蔵岳の鞍部には無数の地蔵菩薩が祀られていて、霧がかかるとさながら小さな賽ノ河原のような雰囲気でした。ここから鳳凰小屋までは急な下りでしたが、鳳凰小屋までは無事に着きました。
鳳凰小屋からは急峻なドンドコ沢ルートを選ばずに燕頭山を経由して御座石鉱泉へ行く道を選びました。ドンドコ沢は8年前にも嫌な思いをしているので、今回は荷物も重かったし危険を感じましたのでやめました。『鳳凰小屋-燕頭山-旭岳-御座石鉱泉』は地図には「なだらかなルート」と書いてありますが、なだらかなのは燕頭山までで、そこから下はかなり急な下りでした。そして2764mの地蔵岳から1117mの御座石鉱泉まで標高差1647mを下りるので、植生も『岩石⇒ハイマツ⇒シラビソ⇒栂⇒白樺⇒松⇒クヌギ・コナラ⇒笹⇒竹⇒クヌギ・コナラ・棕櫚(シュロ)』などと森林限界のアルペンから雑木林のショボ山までを一気に体験しました。まさにアルペンからショボ山でした。ちなみに西ノ平から下は丹沢山塊の山々と標高も植生も同じくらいで凄く暑かったです。御座石鉱泉ではバスが来る25分前でしたので立ち寄り湯はあきらめてバスに乗って東京への帰路に就きました。今回の総括は鳳凰三山と云う百名山と、夜叉神峠から苺平までのショボ尾根と、地蔵岳からのアルペンからショボ山までの三種類を体験して気持ちが良かったです。
【★テント場状況★】
南御室小屋テント場:1張500円・水は超美味い!
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