記録ID: 756419
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳・赤岳 快晴!まだ行けます!積雪近い南八ヶ岳
2015年11月01日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,229m
- 下り
- 1,227m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:30
北沢は、登山道としては、林道が多いので面白みに欠けるのですが、山ガールと一緒に歩いても、登り、赤岳山荘→赤岳鉱泉→行者小屋(110分)、下り行者小屋→赤岳鉱泉→赤岳山荘(90分)が示す通り、秋の日暮れが早い時期、明るくて、後半林道になるので道迷いしにくく、日帰りには心強い登山道です。
天候 | 天気:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
→(林道20分)→美濃戸・赤岳山荘駐車場 @1,000円/1日/台 *5時50分到着でしたが、8割がた埋まっていました。 【ご参考】美濃戸口か美濃戸を考える方に、1つの個人的な感想を書きます。 当然、美濃戸口で駐車すると、もれなく往復2時間林道歩きがプラスされます。 日帰りでは、かなりの時間を取られます。で、私は満車看板が出ない限り、 いつも普通車で美濃戸へ向かっています。特別な運転技術はいらないです。 ただし、 (1)運転の1つの判断は、「凍結」です。 美濃戸口から林道を入りすぐの下りが、凹凸とともに凍るポイントです。 ほとんどの車は、ここで凍結時にスタックします。ヤマレコの前日情報 で積雪、雨がなければいけます。前日が雨の場合、翌朝の気温で、凍結 しそうか、しなさそうか判断し、運転するとよいです。 積雪がなければ、登りは、ここ以外は、凍結では大丈夫です。 (2)運転の2つめの判断は、「凹凸」です。 十数回この林道に4WDではない小型乗用車を往復乗り入れていますが、底 をこすったことは、1回しかありません。コツは、4つのタイヤをイメージ して、4輪とも路面の高い位置で平行に走ることです。つまり、轍では なく、轍の外側を、草の生えているギリギリにタイヤを載せて走行を すれば、9割大丈夫です。次に窪地ですが、鉄則はスピードを出さない、 前輪と後輪を平行に保つ、つまり窪地に入らないことと、窪地付近通過 の時に、ハンドルを切って回避した時に後輪を落さない。これで残り1割 です。唯一こすった1回は、凸凹路面の窪地を避けるときに、途中で進路 変更して、ハンドルを切ったときに当たりました。 ちなみにギアは登り2速かLOW、下りはLOWです。 4WDでも滑ったり、はまったりしているので、問題は運転過信です。 スピードを出さない、路面をよく見て4輪をイメージして走るだけで、 雪解け時期は要注意ですが、積雪前は、それほど、心配する道では ありません。下りは、LOWでもスピードが出ます。また、あくまでも登山 者が優先で、よけていただかないと車はすすめません。 慎重にゆっくり走っても、15分から20分も走れば抜けられます。凹凸の 対処はゆっくりに限ります。 (3)途中の分岐 美濃戸は、登りは左方向へ、下り美濃戸口は右方向です。 *時間に余裕があって、無理したくない方は、ぜひ素晴らしい林道歩行を。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.コース状況・危険箇所 2015無雪期の最後の方の赤岳登山の状況です。山頂にも雪はなく、一部登山道が凍結しているほかは、影響はありません。コース上の山小屋も美濃戸山荘以外はすべて営業中(11/1現在)です。この時期の日帰りは、朝が暗く夕暮れが早いので、美濃戸から北沢~赤岳~北沢のルートの方が、踏み跡もはっきりして道迷いリスクが低く楽です。ルート上に険路はありますが、危険箇所はありません。 (1)美濃戸(赤岳山荘)~赤岳鉱泉~中山乗越~行者小屋 北沢にかかる13の橋、登山道ともによく整備されています。カラマツを含め、紅葉は終わっています。南沢に比較し、登山道の岩石が小さいので、私の経験では、特に女性の登山者を含むパーティでは、往復とも北沢利用の移動の方が「速い」、「人が多い」「途中に赤岳鉱泉がありトイレ休憩含め安心」と評判が良いです。日陰斜面や北沢沿いに凍結箇所がみられます。滑るほどではないです。 (2)行者小屋~(地蔵尾根)~地蔵の頭・赤岳天望荘~赤岳山頂・頂上小屋 地蔵尾根ははしごから上が険路です。危険箇所はないのですが、はしごの上の鎖場は、概ね斜面を右から左(南から北)にトラバースして、最後岩稜帯を直登します。このトラバースの部分、鎖はありますが、頼ることなく、岩をホールドして3点確保で。一部のはしごが補修中ですが問題ありません。 地蔵から上の北方稜線は2段になっています。1段目の九十九折りのザレ場と上部の鎖場が険路です。しかしホールドできる岩があるので、3点確保で登ります。この区間は、角度とザレ場の状況から、下山登山者の腰が引けており、下りの方が難しい登山道です。ヘルメットをかぶり、落石に気をつけながらすすみます。2段目は、ハイマツ帯の道で、赤岳頂上小屋も見えている道。登り終えたところに北峰があります。一度小さく降りてから2段目の登りが始まります。この鞍部は阿弥陀岳側に少し切れているので、気ををつけて進みます。山頂は北峰から1等三角点のある南峰へは歩いて数分ですが、間の登山道が一部、阿弥陀岳側に切れています。風が強いところです。ふらつかないように慎重に進みます。 (3)赤岳山頂・頂上小屋~中岳分岐~(文三郎道)~行者小屋 南峰(山頂)をあとに、竜頭峰に降りたところで、キレット方面と、中岳・文三郎方面に分かれます。文三郎方面へは、険路の岩稜帯の下りです。ただし、ホールドできる岩がたくさんあり、しっかり足場を固めて下りれば、鎖を必要としません。「がんばれ」のレリーフが出てきたら岩稜帯もおわり、ほどなく権現岳方面のキレット分岐が。ここから中岳分岐まではザレ場のトラバース帯を進みます。中岳・阿弥陀分岐から文三郎道へ。文三郎道のマムート階段は、段差に木枠も作られ歩きやすく。ただし問題は階段下のザレ場で、ここは下りは険路になります。一部はしごが架設されたところもありますが、下りのザレ場は滑りますので、慎重に下ります。 2.登山届 美濃戸方面からは、美濃戸口の八ヶ岳山荘前と美濃戸の赤岳山荘前にあります。 3.赤岳頂上小屋 既に美濃戸山荘はしまっていますが、11月上旬で赤岳頂上小屋、赤岳天望荘、行者小屋もクローズしますので、これから登られる方は、積雪情報とともに、小屋の営業についても確認してから登った方がよいでしょう。 食事:マサラカレー800円、ラーメン800円 バッジ:ここは赤岳のバッジだけでなく横岳、硫黄岳もおいてます@600円 トイレ:200円(ただし、食事利用者は無料) http://www.yatsu-honzawaonsen.com/akadake.html |
その他周辺情報 | 温泉:原村内にもみの湯があります。@500円(但し17時以降入場は@300円) http://www.vill.hara.nagano.jp/www/info/detail2.jsp?id=3807 八ヶ岳農場のアイスクリームを売っていますが、これが美味です@270円 http://www.yatsugatakenoujyo.jp/product/ice/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ハイドレーション
計画書
ヘッドランプ
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
ポール
ヘルメット
軽アイゼン
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共同装備 |
食器
地図(地形図)
コンパス
笛
ファーストエイドキット
常備薬
ザイル10m
カラビナ
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備考 | (1)落石が多いので、赤岳岩陵帯はヘルメット着用をお薦めします。一方で、積雪箇所が無かったのでザイル、カラビナ、軽アイゼンは今回は使いませんでした。 (2)手袋は、冬用をお勧めします。林道でもかなり冷え込んでいてかじかみます。 |
感想
無雪期は最終となるだろうということで、赤岳に登ってきました。昨年に比べると紅葉は早く、雪は遅い印象です。軽アイゼンも持っていきましたが使う場所はありませんでした。えびのしっぽもできておらず、全体的に温かい山頂でした。この時期は、写真の通り、とても空気が澄んでいて、富士山をはじめ北アルプスの山々まで、眺望が利くのがうれしくテンションが上がります。登山者も少なく、少しくらいですが、北沢経由の早出早着がよい、秋の登山です。
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)~行者小屋~赤岳(文三郎尾根)~横岳~硫黄岳~赤岩の頭~行者小屋~阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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