爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳
- GPS
- 16:31
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,605m
- 下り
- 2,629m
コースタイム
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:54
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 10:33
2日目に鹿島槍ヶ岳に行き、そのまま戻ってくるの行程としましたが、距離、高低差が大きく種池山荘に泊まりと思いましたが頑張って下りました。
1日目は冷池山荘でランチを食べ、2日目は中峰と南峰と間の展望の良いところでランチを食べました。
天候 | 1日目:ガスのち晴れ 2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道安曇野インターを降り、県道310号線を白馬、大町方面に約4.7km直進し、柏矢町交差点を右折、国道147号を約18.3km進み、上一北交差点を左折して大町方面に約3.5km進むと蓮華大橋南交差点が出てくるの右折し蓮華大橋を渡り約500mですぐに左折し道なりに約2.5km進むと大町アルペンラインにぶつかるのでそこを大町温泉、黒部ダム方面に左折し、県道45号を道なりに約11.5km進むと扇沢駅の駐車場に到着します。(私達は無料の第二駐車場に入りました。) 【駐車場】 扇沢市営第二駐車場(無料) 市営第二駐車場は扇沢駅からは少し離れています。 【トイレ】 扇沢駅、種池山荘、冷池山荘にトイレがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆扇沢第二駐車場〜柏原新道登山口 車道を歩きますので車に気をつけましょう。 約10分で柏原新道登山口に到着です。 ◆柏原新道登山口〜ケルン 柏原新道は良く整備された樹林帯の登山道を登ってきます。 スタートしてすぐに、九十九折りの急登となります。 その後も急傾斜の登山道を登って行きます。 ケルン手前80mとケルンを過ぎた50mは道が細くなっています。 ◆ケルン〜種池山荘 ケルンを過ぎると先ほどより傾斜が緩くなりますがそれでも急傾斜の登山道をジグザクに歩きます。 途中、石畳の様に石が引かれた登山道を歩き、少し行くと水平道に到着です。 展望が良いとのことでしたが、今回はガスガスです。 紅葉も綺麗なのですが、ガスっていていまいち。 さらに急登を登って行くと水平岬を越えた辺りからガスが抜け天気が良くなってきました。 山肌の紅葉が綺麗ですが、登山道はザレた感じとなりますので、足場に注意です。 その後、階段が出てくるともう少しで種池山荘です。 山荘に上がると下は雲海となっていました。ガスの正体は雲海です(笑) 柏原新道から種池山荘まで約3時間かなり大変な登山道です。 ◆種池山荘〜爺ヶ岳 種池山荘から爺が岳は気持ちの良い稜線を鹿島槍ヶ岳を見ながら登ります。 南峰の直下までは緩やかに登り、直下はハイマツの間の細い登山道を一気に登ります。 南峰から中峰まではまずザレ登山道を下り、山肌に沿って着いているトラバース道を登り返します。 中峰へは山頂直下の急登を上るコースとの山頂をパスして迂回してコースがありますが、爺ヶ岳の山頂に行くために直登コースを選びます。 ◆爺ヶ岳山頂(中峰) 爺ヶ岳の山頂は3つありますが、中峰が一番高くなっているので、爺ヶ岳の山頂は中峰になっています。 山頂はそれなりに広く、ゆっくり休憩をすることが可能です。 展望も大変よく、360度の展望があります。 近くは蓮華岳や針ノ木岳、鹿島槍ヶ岳、少し離れて立山等を見ることができます。 近くの山肌は紅葉していて大変綺麗でした。 ◆爺ヶ岳〜冷乗越 爺ヶ岳中峰からは山肌についた細くザレた登山道を下ります。 その後冷乗越まで緩やかな登山道を紅葉を見ながら下って行きます。 冷池山荘が見えているのですが中々近づいてきません(笑) ◆冷乗越〜冷池山荘(宿泊) 冷乗越から冷池山荘までは、ガレた登山道を落石しないように慎重に下ります。 少しアップダウンを繰り返すと冷池山荘に到着します。 ◆冷池山荘〜布引山 冷池山荘から布引山までは、細い登山道を緩やかに登ってきます。 布引山直下は一気にザレ場を登って行きます。 布引山の手前は、立山、剣岳等がよく見えるポイントがあります。 ◆布引山山頂 山頂からは鹿島槍ヶ岳や立山等を綺麗に望むことが可能です。 少し狭いですが休憩をすることができる広さがあります。 ◆布引山〜鹿島槍ヶ岳(南峰及び北峰) 布引山から鹿島槍ヶ岳南峰までは、ザレ場の細い登山道を登って行きます。 危険箇所はありませんが、登山道が細いのですれ違いに気をつけましょう。 南峰から北峰までは道があまり良くありませんので落石に注意して歩きましょう。 山頂直はガレた岩場で、その後はザレた登山道を下って登ってとなります。 道も細くなり、滑りますので注意して歩きましょう。 切り立った岩場の下りはマーキングに沿って歩きましょう。 吊尾根分岐から先、ザレた登山道をジグザクに登ると山頂に到着します。 今回は、吊尾根の前あたりで、後から来た登山者に石を落とされ危うくぶつかるところでした。下に人が歩いているときは慎重に歩いてほしいものです。 ◆鹿島槍ヶ岳(南峰・北峰)山頂 山頂からの展望は、五竜岳、白馬岳、立山、剣岳等の後立山連峰を一望することができます。遠くには北アルプスも見ることが可能です。 今回は、八ヶ岳や富士山も見ることが出来ました。 360度どこを切り取っても素晴らしい景色です。 南峰の山頂は広くなっていますので、ゆっくりと休憩することが可能です。 北峰も南峰ほど広くはありませんがゆっくりと休憩することが可能です。 ちなみに、北峰から見る五竜岳は大変大きく見えますよ〜 ◆鹿島槍ヶ岳(南峰・北峰)〜布引山 北峰から南峰までは、ザレた急傾斜の登山度を登ります。 岩場も出てきますのでマーキングに従って登りましょう。 南峰から布引山までは緩やかにザレ場を下って行きます。 景色が良いので足下注意です(笑) ◆布引山〜冷池山荘 布引山から冷池山荘までは緩やかに下って行きます。 登山道が狭くなっていますので、すれ違いに気をつけましょう。 今回はチングルマの綿毛と紅葉が綺麗でした。 ◆冷池山荘〜爺ヶ岳(迂回路)〜種池山荘 冷池山荘をスタートすると、紅葉した樹林帯を少しあるき、ザレ場を登ると冷乗越に到着します。 乗越から剱岳等がよく見えています。 乗越から爺ヶ岳迂回路まで急登が続きます。 鹿島槍ヶ岳を往復しているので結構足にきています。 爺ヶ岳中峰を迂回して少ししたところで、お弁当をいただきました。 綺麗な四色弁当となっていました。 ご飯を食べ終わってから、種池山荘までは緩やかに下って行きます。 天気も良く大変気持ち良く歩けました。 ◆種池山荘〜ケルン 種池山荘に到着したときが13時頃だったので、このまま泊まりたい衝動にかられましたが、頑張って下山する道を選びました(笑) 泊まれば良かったかな・・・ 種池山荘をスタートすると階段の下りがあり、それを石畳の登山道となり、水平岬、水平道を過ぎるとケルンに到着します。 ここまで約3キロあり、疲れた足にはかなりキツイ行程となります。 この区間は疲れた体を癒やすように紅葉が大変綺麗でした。 ◆ケルン〜柏原新道登山口 ケルンを過ぎると急傾斜の下りとなり、ジグザクに降りて行きます。 朝歩き始めてから約10時間半と長い道のりでした ◆柏原新道登山口〜扇沢第二駐車場 車道を歩きますので車に気をつけましょう。 ここまで長い距離を歩いているので、ちょっとした登りもキツイ! |
その他周辺情報 | 【宿泊】(山小屋) 冷池山荘 TEL:080-1379-4041(0261-22-1263) URL:https://kasimayari.jp/annai.htm 1泊2食 9,500円/人 お弁当900円 水1リッター150円 (宿泊者には1リッター無料サービス有り) 【宿泊】(前泊等) 中網館 〒398-0001 長野県大町市平19761 TEL:0261-22-3341 URL:http://www.dhk.janis.or.jp/~nakatuna/ 素泊まり:4,000円 1泊夕食:5,700円 前泊で使用させていただき、下山後も泊まらせて頂きました。 (さすがに疲れ、家まで帰るのをあきらめました。) |
写真
感想
今年は後立山連峰に登ろうってことで、唐松岳等に登っていたので、今回は紅葉の鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳に登ることにしました。
扇沢はなかなか遠いため、中綱池の畔にある中綱館に前泊し、6時前に登山口を出発することとなりました。
柏原新道は距離も高低差もある道ですし、水平道を過ぎるあたり前では雲の中でガスガスだったため、微妙に低いテンションで黙々と登ることになりました。
種池山荘の手前からガスが抜け雲の上にでられたので、ビッシリとした雲海を眺めることができ、徐々にテンションアップして爺ヶ岳に登頂!
展望と山肌の紅葉を堪能しながら、順調に歩き12時頃冷池山荘に到着しました。
小屋前でランチを食べていると御嶽山が噴火したニュースをやっていました。
今回宿泊時の話は基本御嶽山の話となっていましたが、下山するまで詳しい状況はわかりませんでした。
一応、各実家には私達が登っているのは鹿島槍ヶ岳であり、御嶽山ではないことを伝え、無事を報告しておきました。
携帯電話がつながらないため心配していたようです。
小屋は電波の入りが悪いですし、電池の節約のため必要な時以外電波をいれていなかったので、申し訳ないことをしたと思っています。
次の日は5時半前に山荘を出発し、途中の稜線で朝日を眺め、真っ赤に染まる鹿島槍ヶ岳と山々の紅葉を見ながら登り始めました。
今日も雲海ができており、滝のように雲が稜線を越える滝雲を見ることができました。
天気も大変よく、剱岳、立山が本当に近くまたよく見えていました。
鹿島槍ヶ岳の南峰まではずっと立山等を眺めながら歩き、急登ではありますが楽しく登らせて貰いました。
北峰までは距離的には短いのですが、急傾斜の岩稜帯やザレ場が続き、途中落石にもあったので、往復するのはヒヤヒヤものでした。
今回の行程は2日目が10時間を超える行程となり、大変でしたが終始天気も良く、また展望は最高で大変素晴らしい山旅となりました。
ちなみに、鹿島槍ヶ岳の北峰から先に抜けるのは結構大変そうです。
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