のんびりテント泊(扇沢〜爺ヶ岳〜鹿島槍〜扇沢)
- GPS
- 50:00
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,644m
- 下り
- 2,644m
コースタイム
かなり怪しいです。
8/28(土):10:55扇沢駅-11:10登山口-12:20〜30ケルン-14:20〜35石ベンチ-15:00種池山荘テン場(泊)
*途中4〜5回休憩していますが・・・場所忘れました。
8/29(日):5:30種池山荘テン場-6:30〜45爺ヶ岳南峰-7:00〜10爺ヶ岳中央峰-8:00〜15冷乗越-
8:30〜9:20冷池山荘テン場-10:20〜30布引山-10:50〜11:10鹿島槍ヶ岳南峰-11:50〜12:10鹿島槍ヶ岳北峰-
12:35〜45鹿島槍ヶ岳南峰-13:20〜30布引山-14:10冷池山荘テン場(泊)
8/30(月):6:20冷池山荘テン場-6:40〜50冷池山荘-7:00〜10冷乗越-8:20〜35爺ヶ岳南峰-9:20〜40種池山荘-
10:00崩落場付近-10:10〜25石ベンチ-12:10〜20八ツ見ベンチ-12:50登山口
*こちらも休憩した場所はよく分かりません・・・。
天候 | 3日とも、朝快晴、9時くらいから雲がモクモク・・・ 午後になると雲が多くなってきました。 1日目(8/28)は午後7時くらいから夕立 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から種池山荘に向かう途中に、崩落場あり。 すれ違いはできないので、どちらかが待つ必要があります。 (注意書きの看板あり) 冷池山荘付近には崖が崩れ落ちたような場所が何箇所かあり、 そちらに寄って歩くと危険です。 夜間に通るのも怖そうです。 下山後は薬師の湯 600円(割引券で500円) きれいで快適ですが・・・露天風呂に大量のハチが(>_<) |
写真
感想
今回は月曜日にお休みを取って3連休
普通なら1泊2日の日程のところ、
ゆったりノンビリの2泊3日で、爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳に行ってきました。
お天気は3日とも快晴でした。
最近お天気には恵まれてますね・・・というわけで丸焼けです。
8月28日(土)
初日は10時30分に扇沢集合です。朝がゆっくりなのもいいですね。
すっかり忘れていましたが、ここは下の廊下へ行くときに使いました。
今日はお天気もよく、無料駐車場は満車寸前でした。
この駐車場からしばらく歩いて扇沢着。
11時前に出発となりました。
10分ほど林道を下り、登山口へ到着。
準備運動をしてゆっくりと登っていきます。
7月の南アルプスでの痛い経験があるのですが・・・
あの行程に比べれば今回は楽だし、先週も一応山に行っているので、
荷物はちょっと重いですが、今回は気分的に楽でした。
なぜだか今年の夏は天気が崩れるのが早いそうで。
普通なら午前中は天気がよくて午後から雲が上がってきて、
そして夕方に夕立がある感じでしたが、
今年はもう昼過ぎには雨が降り出すそうな。
というわけで、今日も晴れているのにモクモクと雲が湧き出して、
途中から景色もあまり見えなくなっていました。
雨が降る前にテントを張りたいところですがどうでしょうか?
おかしいくらいに汗は噴出すし、景色も見えず、
単調な登りにちょーっとくじけそうになります。
休憩の目印もあまりないのですが、水平道・水平岬・鉄砲坂・石ベンチ・・・
など、見たままじゃん・・・という感じの黄色い看板がそこかしこに。
でも今思えば、この看板がいい目安になっていた気がします。
そんな時・・・ぽこっと景色が開けました。
種池山荘です。
一面のお花畑・・・とは行きませんが、草紅葉がとってもきれいで、
草原にたたずむ真っ赤な屋根は、疲れた体を慰めてくれました。
ここのテン場はちょっと狭くて、到着した15時過ぎにはほぼぎっしりでした。
でも夕立には間に合ったようです。よかったよかった。
ここは景色はないですが、小屋に近いのはいいですね。
虫がすごいのでテントに逃げ込み夕食です。
夕食はキノコソースのペンネでした。
夜19時前に急に雨が降り出しました。結構激しく降ってます。
きれいな景色を見るために明日は早目に出発です。
8月29日(日)
3時起床・・・といっても4時に出発するわけでもなく、
朝はのんびりゆったり、朝食とコーヒータイムを取るためにこの時間に起床です。
テントをたたんで準備をしている間に夜も明けて・・・5時30分出発。
まずは今日のテン場の冷池山荘まで向かいます。
朝イチの空気はひんやり冷たくて、昨日の湿っぽさもなく爽快です。
そして爺ヶ岳への道はお花畑もあり、剣も富士山もみんな一緒に付いて来ます。
まだ涼しいので登りもそこまでつらくなく、進んでいきます。
爺ヶ岳は、南峰・中峰・北峰と3つのピークがあるんですね。
まずは南を目指しますが、見上げてみると結構な距離です・・・
前を行く人の影も・・・小さく( ̄  ̄;)、これから行く距離の遠さを物語ります。
ふーっと到着した南峰からは、360度の大パノラマでした。
剣、針の木、槍・穂高、富士山、そして鹿島槍方面も全て見えます。
今日は団体の方がたくさん登っていたので、そこかしこですれ違い渋滞でした。
シャッターを頼まれてやってみましたが、構図がイマイチだったようで・・・
やり直しを命じられました( ̄  ̄;)
なかなか難しいですね。
そして中央を超えて、北は巻いて山荘へ向かいます。
途中ちょっと危うい崖のようなところがあり、
また山荘からテン場も歩いて10分弱かかります。
その途中にもちょーっと怖いところがありまして、
夜中にトイレにでも起きたら絶対に我慢したくなるような立地です。
ちょっと前にこの山荘付近で滑落死亡事故がありました。
気をつけていれば落ちることはありませんが、
落ちてもおかしくないところがいたるところにありました。
ここにテントを張って、ここからは軽荷で鹿島槍へ向かいます。
小屋から遠いのはつらいですが、ここはテントの中から剣が見える
最高の贅沢ができる場所でした。
そして、あぁ荷物が軽い\(▽ ̄\)(/ ̄▽)/
軽い足取りで鹿島槍へ。
この道も、鹿島槍はどどーんと聳え立って登りつらそうなんですが、
お花畑はあるし、この続いていく道がなんとも言えずきれいで、
どこまでも歩いていきたくなるような道なんですよね。
ちょっと違うかもしれませんが、この稜線を見た感じ・・・
私は千丈ヶ岳を見た時を思い出しました。
近くで見ると結構筋肉隆々していますが(^_^;)
遠くから見るとたおやかで女性らしいですよね。
私の好きな空木、常念も最後にどーんと登りが待っていました。
かっこいい山とはこういうものなんだと・・・
ブツブツつぶやきながら登っていきます。
途中布引山を越えて、鹿島槍の南峰までは結構な距離ですが、
ここもまた、素晴らしい景色が待っていました。
ここで11時。今日も雲は9時を過ぎた頃からモクモクと上がってきており、
今日も早目の夕立が心配です。
でもせっかくだからと、北峰まで行ってみることになりました。
行きは崖のようなところを下り、角度が急なのでドキドキです。
先行パーティーがいたので、うっかり落石をしないよう、
また更に気を使ったので、怖がりの私にとってはかなり神経を使いました。
そして思ったよりも道のりは遠く・・・辿り着いた時にはほっとしました。
頂上では最初まっしろで何も見えませんでしたが、
徐々に雲が取れていき、また南から見た景色とは違う風景が広がっていました。
五竜も顔を出してくれ、その山様は鹿島槍とは違ってとても男性的でした。
ここから五竜・唐松と危険縦走路が続いています。
昨日も誰か滑落したらしいと、別の登山者が教えてくれました。
私は多分行くことはないと思いますが、、、、
見るだけなら本当にかっこいい縦走路ですね。
天気も落ち着いてきたのでもう少しゆっくりしたいところですが、
ここからテントに戻るまでにもけっこう時間がかかるので、
名残惜しいですが、戻ります。
行きに比べると帰りの方が安全ですが、
でもやっぱり角度が急なザレ場も多く、神経を使います。
そして忘れていましたがもちろん登りも多く、
今度は体力も奪われ、この頃には暑さもピーク、けっこうヘロヘロになります。
途中『はぁー着いた(@ ̄∇ ̄@)/』とつぶやいたら、どうやらまだだったらしく、
『違うよ』と言われる。目指す先はまだまだ先でした。がっかり。
南峰に戻ってまた休憩、それからテントに戻りました。
また16時半くらいに早い夕ごはん。今日はカレーでした。
17時過ぎに隣に単独の男性がテントを張りにやってきました。
彼はツエルトで泊まるらしいのですが、今日が初設置ということで・・・
やり方がわからず四苦八苦していました。
私は見ていただけですが、やり方が分かってもひとりで立てる自信はありません。
そして、夜中に風が吹いたら・・・雨が降ったら・・・
考え出したら不安で不安で、押しつぶされそうです。
なので、こういう装備で登っている人の精神力にほんと尊敬します。
この日は結局雨は降らず、翌日の朝、彼のツエルトはきちんと建っていたので、
ほっとしました。
彼はキレットを超えて五竜・唐松へ向かうそうな。
がんばってください!!
寝る支度をし始めた頃から日が傾き、夕焼けで剣が染まり始めます。
黄色から橙、ピンクに紫、そして徐々に暗くなり消えていきました。
明日また、朝焼けに染まる剣が見えることを期待して、今日も早めに就寝です。
8月30日(月)
今日も・・・晴れています。
下るだけなのでゆっくりしていってもいいのですが、
できるだけ朝の天気を楽しみたいので、今日も早めに起きました。
が!またゆっくりノンビリしていたら、出発は6時半です。
今日は朝焼けから日の出もテン場で満喫しました。
ここからまた爺ヶ岳を通って帰ります。
一度ピークは踏んでいるのでスキップしてもよかったんですが、
あまりの天気のよさに、もういちど寄ってみる事にしました。
今日は時間も早かったのでまだ雲も上がってきておらず、
そして、昨日は大混雑だった頂上は今日は私たちだけ。
平日って素晴らしい〜O(≧∇≦)O
写真を撮ったり動画を撮ったり・・・かなりゆっくり休憩しました。
名残惜しく何度も振り返りながら爺ヶ岳を後にして歩いていると、
ナナカマドの実を見つけたりして、
暑いながらもしっかり秋に近づいていることを感じました。
そしてこの種池山荘の辺りの風景はまるでアルプス!
1日目は午後だったので雲が多く、2日目は朝早すぎて気が付かなかったのですが、
思わず歌いだしたくなるくらいの風景でした。
今回は体力的にも2泊3日でちょうど良かったと思いますが、
この風景は1泊では時間的には見られなかったかも?
というわけで、色んな意味でゆったりプランは重要なんだと再認識(笑)。
ここでもかなりゆっくり休憩してしまいました。
ここからはひたすら下ります。
歩きにくいところはないですが、気分的にやっぱり下りはイヤですね・・・。
でも今日は景色がいいのでなんとか気持ちも踏ん張れました。
朝早く登りはじめたら、この景色を見ながらの登りになるので
励まされるかもしれませんね。
行きは、『なんなんだこの安易なネーミングは・・・』と文句を言っていた
石ベンチで休憩。
ここからの景色も今日は絶景。
『さすが、いいところにベンチ作ったねー』と今日は発するコメントも違います。
見える景色でここまで人の気持ちは変わるものなのですね( ̄. ̄;)
そうそう、ここは1箇所、すれ違いのできない場所がありました。
落石もあるらしく、崩れた跡が生々しく残っています。
なんだか、ここでも下の廊下を思い出しました。
13時前に登山口着!
2日ぶりに愛車のもとに辿り着くと・・・すっかり汚れていました(-_-。)
汚れた体は薬師の湯でスッキリ!
平日で空いていてゆっくりできたのですが、
ここは露天風呂にものすごい数のハチがいて、全く落ち着きません。
温泉=露天風呂の私にとって、これはショックです。
帰りは渋滞に巻き込まれることもなく、
サービスエリアでちょくちょく買い食いを楽しみ(だから痩せない・・・)
もちろん汚れた車もしっかり洗車をして帰りました。
元々ずっと行きたかった山だったのですが、予想以上に最高でした。
山頂からの景色はもちろんですが、そこに行くまでの登山道が、
次々と景色を変えていくので、歩いていて飽きませんでした。
今度は季節を変えて、紅葉の季節、新緑の季節にもう一度来たいです。
今回は日焼け止め1本を使い切りましたが、やっぱり焼けてしまいました。
撮影テクが上がったのでは?
使い分けてるのですね
絵葉書のようですよ!
それにしても天気絶好調ですね
流石にアルプスの景色は雄大だな〜
二泊三日でじっくり登山ですね。
時間かけて満喫してる感が伝わってきました
最後は歌って踊ったんだな〜
いいな〜
マニュアルで撮れたらいいんですけどねー。
全部オートで、カメラにお任せしています
でも、厳しい山の時にはカメラを2つも持っていけないので、
今回はゆったりの日程でよかったです。
まぁ起きてから出発までに3時間かかってますから(笑)。
山の満足度って、天気とか景色とか疲労度とか・・・
色々あると思うんですが、
今回は3本の指に入るくらいに満足できる山行でした
あとはカメラの腕を磨くだけ・・・
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