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Yamareco

記録ID: 7645330
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳 東尾根から

2024年12月28日(土) ~ 2024年12月30日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
どやや74 その他1人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
60:21
距離
52.9km
登り
4,180m
下り
4,185m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:33
休憩
0:24
合計
9:57
距離 18.1km 登り 1,852m 下り 440m
6:34
2
スタート地点
6:50
7
6:57
40
7:37
54
8:31
8:55
456
16:31
宿泊地
2日目
山行
7:55
休憩
0:29
合計
8:24
距離 5.9km 登り 554m 下り 559m
5:51
196
宿泊地
9:07
9:17
222
12:59
13:18
57
14:15
宿泊地
3日目
山行
15:42
休憩
1:16
合計
16:58
距離 28.9km 登り 1,753m 下り 3,182m
1:57
126
宿泊地
4:03
4:12
228
8:00
8:22
31
8:53
8:55
29
9:24
9:44
120
11:44
300
16:44
17:05
57
18:02
18:03
26
18:29
11
18:40
13
18:53
18:54
1
18:55
ゴール地点
天候 28日 曇り ときどき 小雪
29日 薄曇り
30日 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新東名島田金谷ICから2時間以上(長い・・・)
沼平ゲート手前に駐車
コース状況/
危険箇所等
登山口から積雪あり。森林限界手前で腰下。
沼平ゲート前。てっぺん目指すぞ!
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沼平ゲート前。てっぺん目指すぞ!
おー。
2024年12月28日 06:30撮影 by  SH-M12, SHARP
12/28 6:30
おー。
夜明け前の雪で薄っすら積雪するも、走行可能。
2024年12月28日 06:59撮影 by  SH-02M, SHARP
12/28 6:59
夜明け前の雪で薄っすら積雪するも、走行可能。
道中は舗装路ながらも、落石も多くパンク発生。修理は慣れているけど、2本ある予備チューブも残り1本なので、かなり慎重に走行して東尾根の登山口に到着。
2024年12月28日 08:42撮影 by  SH-02M, SHARP
12/28 8:42
道中は舗装路ながらも、落石も多くパンク発生。修理は慣れているけど、2本ある予備チューブも残り1本なので、かなり慎重に走行して東尾根の登山口に到着。
まずはつづら折りの道を登っていく。
2024年12月28日 08:57撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/28 8:57
まずはつづら折りの道を登っていく。
登っていくと東尾根分岐が現れる。通せんぼロープが2本張ってあるけど踏み跡明瞭なので、簡単にそれと解る。
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登っていくと東尾根分岐が現れる。通せんぼロープが2本張ってあるけど踏み跡明瞭なので、簡単にそれと解る。
フィックスロープが無かったら通過困難なところも。
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フィックスロープが無かったら通過困難なところも。
積雪少なくその下の土が凍ってカチカチ。キックステップでは登りにくい急登が出てきてさっさとアイゼン装着。
2024年12月28日 10:30撮影 by  SH-02M, SHARP
12/28 10:30
積雪少なくその下の土が凍ってカチカチ。キックステップでは登りにくい急登が出てきてさっさとアイゼン装着。
徐々に積雪が増えるがトレース無し。標高2200あたりでは膝下。繰り返す急登。道標を探しながらのラッセルに徐々にスピードも落ち、15時半ごろ2380あたりの適地にテント設営。
2024年12月28日 15:01撮影 by  SH-02M, SHARP
12/28 15:01
徐々に積雪が増えるがトレース無し。標高2200あたりでは膝下。繰り返す急登。道標を探しながらのラッセルに徐々にスピードも落ち、15時半ごろ2380あたりの適地にテント設営。
翌朝、6時すぎ出発。計算では7〜8時間で山頂往復して泊地に帰還の予定でした。樹林帯を越えればクラストしてると・・・。極めて甘い見通しでした。
2024年12月29日 06:24撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/29 6:24
翌朝、6時すぎ出発。計算では7〜8時間で山頂往復して泊地に帰還の予定でした。樹林帯を越えればクラストしてると・・・。極めて甘い見通しでした。
増える積雪。奮戦するも進まない・・・。
増える積雪。奮戦するも進まない・・・。
出発から2時間ほどで後続の4人パーティーと合流。合流後も積極的にラッセルに参戦するが、休憩できるのはありがたい。
2024年12月29日 09:24撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/29 9:24
出発から2時間ほどで後続の4人パーティーと合流。合流後も積極的にラッセルに参戦するが、休憩できるのはありがたい。
森林限界を超えてもラッセルは終わらない。
2024年12月29日 10:53撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/29 10:53
森林限界を超えてもラッセルは終わらない。
正午前、4人パーティーのリーダーが標高2800で本日はここまでとする判断。我々もとても山頂まで行ける時間は無いことからここで戻ることにする。
2024年12月29日 11:56撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/29 11:56
正午前、4人パーティーのリーダーが標高2800で本日はここまでとする判断。我々もとても山頂まで行ける時間は無いことからここで戻ることにする。
景色もこんな感じなので明日の好天に期待する。下山しながら電波を拾って調べると、明日の方がコンディションは良さそうだ。
2024年12月29日 12:17撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/29 12:17
景色もこんな感じなので明日の好天に期待する。下山しながら電波を拾って調べると、明日の方がコンディションは良さそうだ。
3日目。朝3時出発。昨日作った高速道路を登る。
2024年12月30日 05:05撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 5:05
3日目。朝3時出発。昨日作った高速道路を登る。
昨日の終了点で明るくなるようにかなりスローなペース配分で登って行き、6時前に単独の人に抜かれ、
2024年12月30日 06:02撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 6:02
昨日の終了点で明るくなるようにかなりスローなペース配分で登って行き、6時前に単独の人に抜かれ、
その後はその人のトレースを貰って登る。
2024年12月30日 06:27撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 6:27
その後はその人のトレースを貰って登る。
奥聖が見えた。
2024年12月30日 06:38撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 6:38
奥聖が見えた。
そして日の出。
2024年12月30日 06:52撮影 by  SH-M12, SHARP
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12/30 6:52
そして日の出。
クラストしている所と埋まるところが半々。
2024年12月30日 06:54撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 6:54
クラストしている所と埋まるところが半々。
昨日は見えなかった赤石。
2024年12月30日 06:59撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 6:59
昨日は見えなかった赤石。
東尾根を振り返る。
2024年12月30日 06:59撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 6:59
東尾根を振り返る。
風の影の落ち着けるところで行動食。
2024年12月30日 07:06撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 7:06
風の影の落ち着けるところで行動食。
核心部手前。
2024年12月30日 07:16撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 7:16
核心部手前。
岩と雪とハイマツのリッジを登る。5月の北鎌敗退のときと同じような症状(力が入らずクラクラする)が出たので、途中の狭いスペースでじっくり休憩をとる。
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岩と雪とハイマツのリッジを登る。5月の北鎌敗退のときと同じような症状(力が入らずクラクラする)が出たので、途中の狭いスペースでじっくり休憩をとる。
休憩をとると回復。この症状から、「もしかして、これって過換気じゃね?」と気付く。敵が分かれば対処はできる。するとNさんを先行できるまでに回復。
2024年12月30日 07:32撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 7:32
休憩をとると回復。この症状から、「もしかして、これって過換気じゃね?」と気付く。敵が分かれば対処はできる。するとNさんを先行できるまでに回復。
あとは順調に奥聖登頂。
2024年12月30日 08:22撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 8:22
あとは順調に奥聖登頂。
改めて東尾根を振り返る。
2024年12月30日 08:22撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 8:22
改めて東尾根を振り返る。
タイムリミットの9時までまだ時間があるので、聖岳(前聖)を往復することにする。途中単独の方とすれ違う。「聖の山頂だけ爆風でした。」とのこと。
2024年12月30日 08:34撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 8:34
タイムリミットの9時までまだ時間があるので、聖岳(前聖)を往復することにする。途中単独の方とすれ違う。「聖の山頂だけ爆風でした。」とのこと。
マジで爆風。
2024年12月30日 08:52撮影 by  SH-M12, SHARP
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12/30 8:52
マジで爆風。
全く演技ではありません(笑)30メートルはあったと思います。
2024年12月30日 08:52撮影 by  SH-M12, SHARP
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12/30 8:52
全く演技ではありません(笑)30メートルはあったと思います。
飛ばされないように山頂標識に捕まってます。
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飛ばされないように山頂標識に捕まってます。
奥聖に戻ります。前聖〜奥聖間は爆風以外はお散歩コースです。
2024年12月30日 09:16撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 9:16
奥聖に戻ります。前聖〜奥聖間は爆風以外はお散歩コースです。
下山します。
2人パーティーと前日協調ラッセルした4人パーティーの計6人とすれ違う。
2024年12月30日 09:39撮影 by  SH-M12, SHARP
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12/30 9:39
2人パーティーと前日協調ラッセルした4人パーティーの計6人とすれ違う。
右は上河内岳(だと思う)
2024年12月30日 10:18撮影 by  SH-M12, SHARP
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12/30 10:18
右は上河内岳(だと思う)
ハイマツの急斜面。ここまではアイゼンがあったほうが良い。
2024年12月30日 11:10撮影 by  SH-M12, SHARP
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12/30 11:10
ハイマツの急斜面。ここまではアイゼンがあったほうが良い。
奥聖から3時間15分、12時35分に泊地に戻る。大休止と撤収で約1時間半。14時過ぎに再び下山開始。
2024年12月30日 13:30撮影 by  SH-02M, SHARP
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12/30 13:30
奥聖から3時間15分、12時35分に泊地に戻る。大休止と撤収で約1時間半。14時過ぎに再び下山開始。
泊地から2時間40分で東尾根登山口。あとは自転車で沼平ゲートまで戻りました。
2024年12月30日 16:49撮影 by  SH-M12, SHARP
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12/30 16:49
泊地から2時間40分で東尾根登山口。あとは自転車で沼平ゲートまで戻りました。
撮影機器:

装備

個人装備
自転車

感想

2024年の年末は、当初は赤石〜荒川周回縦走(3泊4日)を計画していました。出発の2週間前から同行者のNさんがインフルで1週間ダウンしてしまい、体力の低下を考慮して、計画を聖岳単峰のピストン2泊3日に変更しました。

雪が多いだろうことは想定はしており、一応2泊3日の計画でしたが、2日で山頂に届かないことも想定して、3泊4日はできる準備をして入山しました。

結果、そのとおり3日かけての登頂となりましたが、3日目は綺麗に晴れ渡り、きれいにご来光と富士山を見ることもでき、素晴らしい年末になりました。

たった一つの山頂を踏むのに3日かけたことは初めてで、同行のNさんも「体力的なきつさで言えば今までで一番」と言われるとおり、非常に達成感のある山でした。

下山は、Nさんは4日目にすることも考えたようですが、翌日雨の可能性があることと、泊地での大休止でかなり回復したとのことで、その日のうちに下山しました。インフル明け1週間での登山なのに、9時間行動の後にさらに2時間40分の下山+自転車2時間をよく頑張ってくれました。

聖岳の東尾根は事前に聞いていたとおり、滑落するようなところは無く、ロープを使うポイントもありませんでした。難しかったのはむしろ2000以下のフィックスロープのある辺りかもしれません。

高地での過換気については、ネットで調べるとその通りでした。私は高地では意識的に呼吸を深く速くしていたのですが、それが悪かったようです。症状もそっくりそのままでしたし、5月も今回も緊張感のある局面で出ていたことも納得できました。過換気そのものは、低地でも普通に起こせるもので、高山だからというわけではないので、アルプスには今後も行けそうです。今後は過度の呼吸はしないように(きつければペースを落とす)しようと思います。

今回畑薙から入山するにあたって、自転車を準備しました。14kmの舗装路に自転車の効果はとても大きいものでしたが、一つ想定外だったのは、舗装路ではあるが路上に落石が多いということ。しかもその石というのが、角が鋭利なものが多く、それが今回、出発して早々にパンクをした原因として考えられます。この道路で自転車を持って行くなら、オフロード用の太くて厚みのあるタイヤが適していると思います。できればチューブも厚手がいいと思います。

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