悪沢岳・赤石岳・聖岳 ハート型縦走「千枚小屋・兎岳避難小屋」
- GPS
- 27:30
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 4,131m
- 下り
- 4,132m
コースタイム
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:35
- 山行
- 11:47
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 13:18
天候 | 1日目 晴れのち雨曇ガス 2日日 晴れのち曇りガス 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
特種東海フォレストのバスで椹島 7:30のバスでしたが、7:15(増便1本目)くらいに出て8:20くらいに到着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
悪沢岳西側、聖岳西側斜面は急であり多くの登山者がいる場合はヘルメットがあった方が安全だと思います。 聖岳東尾根 破線又はバリルートと言われています。 ルートファインディングが必要なケースがあります。 白蓬ノ頭の少し手前の登り返しから登山道は特に不明瞭になる代わりに 私が今まで登山したどの山の、どのコースよりもピンクテープと赤やオレンジペンキが多くありました。 登山道はありますが、細いトラバース箇所が多くありハイカットの靴であることが望まれます。 ハイマツが切られている、倒木が切られているなど整備された跡も垣間見れたが、基本として人が歩いていないので歩きづらく滑りやすい、登山道は固まっていない。 ※ 補助ロープやスリングなどをもっていきましたがすべて登山道が付いており使用せず。 |
その他周辺情報 | 白樺荘 日帰り入浴 近くて安くてよい。非常にお勧めです。 |
写真
感想
本当に念願であった南アルプスの王道に来れる機会がついに叶う。
天候や自分の仕事や小屋の予約の状況などすべてがマッチしなければ来ることはできなかったと思う。もう二度と行けないかもしれない。すべてに感謝したい。
1日目 東海フォレストのバスはギリギリで一便の最初のバスに間に合いザックを床に置くことができるラッキーな状況であった。
椹島からつり橋を渡ると少し急登であるが、距離は長いけれどもその後は緩やかな登りが続き翌日に体力を温存することができた。天候は微妙であり翌日に期待。千枚小屋は寝床は広い空間に多くの人を詰め込む形で音を遮る壁はないのでいびきは響き渡る。夕ご飯はハンバーグメイン旨かった。明日の行程が一緒の方と出会い同行することになる。尚、携帯の電波がないのに神奈川の震度5弱の地震で携帯の緊急地震速報が鳴った。
※下山時に椹島で聞いたが、水の水圧が少なくなっていたとのこと。私が使用していた時は気にならなかった。
※携帯の充電ができるコンセントは取り合いになっていた16時から充電ができる標記であったが、その前からコンセントは埋まっていた。
2日目 2時起床3時発 2名での山行になり非常に助けられた。朝のお弁当は小屋の食堂が解放されていて、お茶を飲みながらで食べることができた。暗いうちから千枚岳にのぼり、悪沢を登る最中に明るくなった。はじめガスがあったが次第にガスが取れてくる状況にテンションが上がった、中岳に到着するころには、ガスは完全に取れており、素晴らしい景色が赤石岳登頂まで続いてくれた。赤石岳に至る前に携帯の電波が入るところがいくつかあった。
百間洞の家は水量が豊富であるが、重くなるので次の水場を利用することにする。兎岳と小兎岳の間の水場はかなり下に降りなければならない、水はしっかり出ていたが浄水器がないと余計なものが入ってしまうので注意が必要です。水を汲んだ後に兎岳の登りに差し掛かる前に同行者がライチョウを発見、登山道のすぐ横で鳴いていた。
兎岳は2日の長い工程で疲労が蓄積して、ゆっくりしか登れないが、なんとか登頂。
兎岳避難小屋は事前情報により内側の天井が壊れていることは把握していたが扉も壊れていて閉めることができないので寒さには注意が必要。床は拭けば綺麗になる良い素材が使用されているので掃除をすれば割と快適に利用できるが、さらなる崩壊はその時の状況を各個人で判断となる、修復を期待したい。同行者にカップ麺を頂き、カレーも食べた。
3日目 1:30起床 3:00発 朝カレー食べて出発し聖を目指す。暗い中、聖を登る際に登山道を間違えそうになった個所があった。暗くなければ問題なかったが、ヘッドライトだと注意が必要。聖岳上昇中に素晴らしいモルゲンロートが見ることができて感動した。聖は無事に登頂し同行者と別れ椹島で会えるかな?と話してそれぞれのコースへ私は聖岳東尾根へ、同行者は聖沢のコースへ
破線又はバリエーションでかなり気合を入れていたが、思ったよりコースの整備があり、ハイマツや倒木が切られていてピンクリボンやペンキも多く思ったより苦労はなかった。
しかしながら歩かれていない登山道は土はやわらかく、石は動く、木は滑るということと、不明瞭になる登山道はピンクリボンが頼りとなる場合が多かった。全体として細い登山道となるので、滑落に注意して下山する必要がある。椹島でコーラを飲み終わったくらいに千枚小屋からの同行者に再開し、お互い笑顔で登山が締めくくられた。
最高でした。
妻には地震の注意報のため、ずいぶんと心配をかけてしまった。
この場を借りてごめん。
コメント
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こんにちは(^^)!
充実の3日間、お疲れ様でした♪
山で出会った方とのひと時、山の景色!赤く染まったガス、聖の影、その時しか見られない特別なものですね、沢山の感動がギュッと詰まった素敵な山行であったことが伝わってきました。いやー、私も行きたいーウズウズ(^^ゞ
地震による奥様の心配、、、これはもう大変でしたねきっと(^.^;単独で山に行ってるだけでも心配で仕方ないでしょうから、、、とにかく無事で良かったです!
PS
悪沢岳のお写真、素敵です!(*^^*)
こんにちは
本当に充実してました。充実したポイントとしてはロザリアさんがコメントのとおりです。
充実度がさらに増した要因、感想などに書いていないですが
足の皮で肉刺になりそうなとことは事前テーピングで足の皮へのダメージが
ほぼゼロで降りられたことが非常大きかった。
また、翌日の工程があると思って努めてゆっくり上り、ゆっくり降りて
ジャンプして降りたりなどしないように努め、
年もありますが最終日降りるまで筋肉痛なしでした。これも
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