初めての富士山 吉田ルート バスツアー
- GPS
- 22:10
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,611m
- 下り
- 1,603m
コースタイム
11:30 スバルライン五合目出発
12:15 六合目富士山安全始指導センター
17:15 八合目トモエ館到着 →仮眠
02:00 八合目トモエ館出発
05:00 剣が峰
07:50 山頂より下山開始
09:10 六合目富士山安全始指導センター
09:40 スバルライン五合目到着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
9月に入って登山者数が少なくなっていたこともあり、コースは快適でした。 しかし砂塵が想像以上にすごかった! 下りは覚悟していましたが、登りも充分埃っぽかったです。 マスクは数枚持参し、最初から使用した方がいいかも・・・。 危険箇所は特にありませんでしたが、7〜8合目の岩場は時々滑りそうな場所があってちょっと怖かったです。 |
写真
感想
初めての富士山ということで、安全と確実性を考慮しバスツアーを選択しました。
やや慌しい部分もありましたが、終始ペースを守ることができ、心配していた高山病もなく剣が峰まで登頂できたので、結果的に正解だったかなと思います。
9月1日朝7時過ぎにバスで新宿を出発。
平日で高速道路が空いていたので、10時頃には富士スバルライン五合目に到着しました。
天気は快晴。期待と不安が高まります。
雲上閣で着替えなどの準備をし、2階レストランで吉田のうどんを食し塩分と水分の補充。
11:30頃から登山開始です。
六合目までは標高差があまりなく、サクサクと歩いていきます。
帰りの脚力を維持するため最初からダブルストックです。
下りの砂塵については聞いていましたが、登りも充分ホコリっぽく、ネックカバーを口元まで引き上げて歩きました。
この道で下山客大勢とすれ違いました。
全身砂まみれの人、グッタリと杖に縋っている人、足を引きずるように歩く人・・・。
ううむ、明日は我が身。
六合目からはがくんとペースを落としてゆっくりと歩いていきます。
時々上を見上げるのですが、山頂は見えません。
あそこより上まで登るのか・・・。
でも、あの西丹沢だって歩けたんだからきっと大丈夫!
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-75234.html
振り返れば、河口湖が少しずつ小さくなっていくのが確認できます。
七合目に差し掛かると登山道の様子が一変します。
それまでは砂利道だったのですが、ここから八合目までは岩場が続きます。
最初はストックを使っていましたが、邪魔になったのですぐにしまいました。
そして、山小屋が次々と姿を現します。
明確な目標物があるので、七合目までよりはちょっと歩きやすかったかも。
標高が上がれば上がるほど、休憩の回数が増えます。
これも高山病対策かな〜。
八号目付近から影富士が見えました!
すごい。初めて見た。(当たり前か・・・)
影の中の人たちは、自分が影富士の中にいることを自覚していないんだろうな。
17時過ぎに八合目トモエ館到着。
荷物を置いてすぐにハンバーグカレーの夕食です。
下界で食べたらどうってことないカレーなんだろうけど、美味しかった。
意外だったのは、ご飯がきちんと炊けていたこと。
標高が高いので普通に炊いたら芯が残ると思うのだけれど、どうやっているんだろう。
食後外に出ると、影富士がさっきより大きくなっていました。
影の先端は雲に差し掛かっています。
トイレに行ったりして、19時前には寝てしまいました。
トモエ館の宿泊部屋は上下2段の小部屋になっていて各部屋に寝袋が10個くらい置いてありましたが、その小部屋を男女5名で使用しました。
かなりグッスリ寝て、9月2日午前1:00起床、2:00から山頂目指して登山再開です。
外気は風も吹いておりかなり寒い! 東京の真冬、雪が降る寸前という感じです。
服装は、ユニクロのヒートテック+速乾性Tシャツ+厚手長袖インナー+薄手ダウン+レインウエア。
それにマフラーと、ミニカイロも持参しました。
凍えそうになりながら山頂目指す・・・。
立ち止まるとすぐに体が冷えてしまいます。しかし、ちょっと動くと心拍数が上昇。
ここは富士山山頂近く、標高3500m以上の高地なんだ・・・。
暗い中をひたすら足元を凝視しながらあるいていると、頂上に到着!
しかしここは3720m。あれ??
そうです、富士山の頂上は3776mではないのです。
日本最高峰「富士山を見習おう、3776m」は山頂八神峰のひとつ、剣が峰です。
剣が峰でご来光を迎えるためにお鉢を時計回りに歩いていきます。
途中から次第に周囲が明るくなっていき、否が応でもご来光への期待が高まります。
途中で久須志神社の前を通りました。
神社は閉じていましたが、登頂への感謝と無事の下山を願って皆でお参りです。
そして剣が峰を目前として我々の目の前に現れたのはかの有名な馬の背!
めいめい、自分のペースで剣が峰を目指し馬の背に取り掛かります。
しかし、ほんのちょっとの距離なのにキツイことキツイこと。
少し足運びを速めると心臓はバクバク、息はゼイゼイ。標高を感じます。
最後の石段を噛り付くようにして登るとそこは剣が峰!
やったー!! ついに3776mです。う、嬉しい。かなり。
剣が峰で10分くらいご来光待ち。30人くらいの人がいたかな?
東の空が赤く染まり、広がる雲のふちが金色の糸を纏うように輝きはじめ・・・、
5:14、日の光の最初の一筋が目に差し込みました。
ご来光です。富士山に登りたいと思い始めてから夢にまで見たこの瞬間。
太陽は周囲の景色を変えながらぐんぐん登っていきます。
すごい。冷静に考えればただ日が昇っているだけなのに、本当に感動しました。
ご来光を堪能したあと、残り半周のお鉢巡りの続きです。
釈迦の割石(昔修行僧が断食にゅうじょう?漢字不明、した場所)、金明水(千利休がこの水で茶をたてたいと熱望しながら叶わなかった湧き水)などを見て、吉田ルート側山頂に戻りました。
さてここから下山です。一旦トモエ館に集合し、荷物をまとめてお赤飯と焼き鮭の朝食。
その後は、各自のペースでスバルライン五合目を目指します。
下りは登り以上に砂塵がすごい。マスクとネックカバーの両刀使いで砂塵を避けます。
マスクなかったら私の肺はいったいどうなってたんだろう。
登りで脚力を温存していたため、下りは比較的順調です。
7:30に八合目トモエ館を出発し五合目に到着したのが9:40、2時間強で下りられました。
11:00に再集合してツアー皆で温泉に!
洗髪時のすすぎ湯が赤かった・・・(富士山は赤土なのです)。
16:30頃?にバスで新宿に到着。やれやれ、お疲れ様。楽しかった。
初めての富士登山にして剣が峰でご来光を見られたのはラッキーでした。
今回は要領がわからず荷重が嫌だったので記録はコンパクトカメラでしたが、次は一眼レフを持って行きたいです。
chanqさん
初富士山お疲れ様でした。
良い天気でしたね。
ご来光、私は7合目辺りで見てました
この瞬間は何度見ても良いです。
下山途中の何処かでお会いしたかなと時間を調べてみましたが、chanqさんのほうが一足早かった様です
八合目で分岐しますからね
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