日本百名山!絶景の那須岳
- GPS
- 04:07
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 697m
- 下り
- 727m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:07
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
お鉢までの稜線が少し危険。剣ヶ峰は急登でした。 |
その他周辺情報 | 駐車場の大丸温泉は現在はほとんどやっていない様子。那須湯本は気になるものの日帰り入浴できる施設は限られる模様。なので更に下って「源泉 那須山 令和の湯」にて入浴しました。700円 いい感じの露天・サウナあり・ |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
|
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感想
今年2発目の登山は那須岳・茶臼岳と相成りました。
一昨日は安達太良山に登りましたが、昨日は郡山市を中心に天候は優れず雪が降っていました。そのため、一日挟んでもともと計画していた那須岳に登ることに。
Windyで前日から天候を確認し、6:00頃にはすでに晴れ、13:00までは天気が良い事がわかっていました。ちなみにてんくらはA判定でした。
ちなみに那須岳はこのあたり一体の山脈(那須連山)を指すのが一般的だそうで、その代表的な山が茶臼岳とのこと。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/那須岳
昨日は白河市に宿泊したので、そこから35分程度車で走ると大丸駐車場に到着しました。
今回は駐車場からアイゼンを装着していくことにし、準備を整えて9時前に出発できました。
重い足をモクモクと動かすと峠の茶屋に到着。夏はさぞかし登山客で賑わうのだろうなと思いを馳せながら雪に埋もれた鳥居を通過します。
そこからゆっくり登ると視界がひらけ、避難小屋までのトラバースが見えてきます。
ここから雪が少なくなり、アイゼンがあまり刺さらなくなるので、正直チェーンスパイクが良かったなと思いました。
避難小屋付近では風があり、体が冷えます。
避難小屋を正面に、右手が剣ヶ峰・朝日岳方面、左手が茶臼岳山頂方面です。
避難小屋から山頂までの道は、お鉢までのちょっとした急登がある箇所以外は雪が深くなく、 アイゼンだとちょっと歩きづらい感じでした。
山頂からは360度のパノラマが拝めました。遠くには筑波山、近くには日光周辺の黒黒とした山々。越後方面を眺めると、越後駒ヶ岳を含め真っ白な雪の壁が聳えていました。本日は多くの登山客が訪れており、50人以上程度は登っていたのではないでしょうか。
避難小屋に戻り、行くか悩みつつ剣ヶ峰にも登っておきました。これがポピュラーな冬季のルートと聞いたのです。巻き道のトレースもあり、朝日岳に立ち寄る事もできそうでした。
剣ヶ峰から後は来た道をピストンして下山。
源泉 那須山にて汗を流し、山梨へと帰還しました。
次は三本槍岳と朝日岳に登って、那須岳を制覇したいと思います。
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コース覚書
●大丸駐車場~峠の茶屋
舗装路を何度か横断しながら、まっすぐ峠の茶屋を目指します。
舗装路は除雪されており、アイゼンがグラグラするので、できればチェーンスパイクが良かったなと思いました。なくても歩けるとは思います。
●峠の茶屋~中の茶屋跡
もふもふの雪なので、アイゼンの方が良いです。
少しずつ標高を稼ぎます。
●中の茶屋跡~避難小屋
ここでガクッと雪が減ります。日が当たるからでしょうか。
ここはアイゼンだと歩きづらい。
●避難小屋~お釜口
お釜口の直下は雪がもふもふですが、それ以外は雪がありませんでした。
これも日が当たる影響かなと思います。お釜口の直下はアイゼンの爪を効かせながら登ると良いと思います。
●避難小屋~剣ヶ峰
短いですが結構な急斜面です。練習にちょうど良さそう。
滑るとあの世に行きそうなので、注意して登ります。ピッケルを使っても良いかもしれません。
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Wikipediaにも書いてあるとおり、深田氏は「茶臼、朝日、三本槍」を那須岳とみなして良いだろうと述べています。これ以外に那須五岳として「黒尾谷岳、南月山、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳」を指すとも述べています。
深田氏が活動していた当時、どうやら茶臼岳の火口からは盛んに噴煙を上げていたとのことです。
気象庁のページを確認すると、確かに1900年代は活発に活動していたことがわかります。
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/tokyo/301_Nasudake/301_history.html
現在那須岳は警戒レベル1とのことですが、2012年にも噴煙を上げていたので、今後も注意が必要そうです。
https://www.city.nasushiobara.tochigi.jp/soshikikarasagasu/kikikanri/bosai/3929.html
ちなみに深田氏がどこをどう登ったかの情報は記載がありませんでした。現在はかなり寂れてしまっているものの、当時も温泉が有名だったようですから表登山口である今回と同じルートで登ったのでしょう。
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◯温泉について
このあたりは那須七湯(那須湯本、北、弁天、大丸、三斗小屋、高雄、板室)と呼ばれるほど温泉が有名だったそうです。
今回の登山口にもなっている「大丸(おおまる)」は江戸時代からあるとのことで、大変由緒かつ歴史がある温泉郷のようです。
その中でも大丸温泉旅館はかなり大規模なようで、混浴だらけのようです。ちょっと気になるかもしれません。
参考:https://www.nasukogen.org/smt/nasuonsen/onsen2.html
参考:https://www.omaru.co.jp/onsen.htm
◯大丸駐車場にあるスキー場跡地について
ここはもともと「那須温泉ファミリースキー場」があったらしく、2022年に幕を下ろしたとのこと。
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同スキー場は1961年に開業。ピーク時の70~80年代は毎年5万人前後の利用客がいたが、その後は減少に転じた。近年は雪不足にも悩まされ、2019年度の利用客は820人に落ち込んでいた。
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人がたくさん訪れそうなものですが、800人程度だと営業は難しいものだったでしょうね。せっかく温泉も日本百名山もあるというのに。
参考:https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/567894
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