奥穂高岳 山の会RAY夏合宿
- GPS
- 95:00
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 2,125m
- 下り
- 2,123m
コースタイム
8/27 5:00起床 5:30徳沢園発→6:30横尾(横尾山荘前で朝食)7:20→8:30本谷橋→10:20涸沢(涸沢ヒュッテで昼食)11:20→13:00ザイテングラート→14:00穂高岳山荘(泊)
8/28 4:50起床 5:10ご来光 6:15穂高岳山荘発→7:00奥穂高岳山頂→8:20穂高岳山荘→8:50涸沢岳山頂→9:20穂高岳山荘9:50→10:20ザイテングラート終了→11:35涸沢小屋→12:00涸沢ヒュッテ(泊)
8/29 4:00起床 涸沢フェスティバル参加 8:40涸沢ヒュッテ発→パノラマコース→9:45屏風のコル→11:40中畠新道分岐→13:10徳沢(昼食)14:30発→15:20明神館(泊)
8/30 明神→14:00上高地バスターミナル→19:30新宿
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り 上高地14:00→新宿19:30(さわやか信州号) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況/良好/横尾から本谷橋を経て涸沢までの道は登りやすい。穂高岳山荘から奥穂高への取り付きの梯子は若干難儀する。涸沢から上高地までのパノラマコースは道幅が狭くアップダウンの繰り返しだが眺望抜群。左手に北穂高岳,槍ヶ岳,常念岳、蝶ヶ岳。前方に屏風岩。稜線まで出ると眼下に上高地の梓川、遠くに富士山。屏風のコルからは急坂の下り。 |
写真
感想
8/26 全日程を通じ天候に恵まれ、素晴らしい山行となった。上高地から涸沢に入るというアプローチからして素敵すぎる。涼しい平らな道をハイキングしているうちに初日の宿(徳沢園)に到着。徳沢園のソフトクリームは評判通りの濃厚なミルクの味。地元の野菜を使った食事もおいしく、お風呂も清潔、相部屋でも一人1枚の布団が約束され広々としたスペースで快適そのもの。井上靖氏の小説「氷壁」の題材となったナイロンザイル事件についての資料も詳しい。次回は下山後のご褒美宿としてとっておきたい。
8/27 徳沢を5:30に出発。横尾山荘前で朝食。涸沢まではほとんどきつい場所はない。涸沢ヒュッテ10:20着。岩と雪、お花畑、青い空、色とりどりのテント。北アルプスらしい風景に囲まれ、これから登るルートを眺めながら、涸沢ヒュッテのテラスで名物おでんとおにぎりの昼食。
いよいよ奥穂への本格的な登攀開始。雪渓は短い距離だが緊張感があり、ストックをだして慎重に横切った。この辺りはハクサンイチゲの咲き乱れるお花畑。雪渓が終わりほっとしたのもつかのま、今度はザイテングラートが突如始まり、1時間ほど登り続け、穂高岳山荘に到着。小屋の前はテラスになっており、眼下に大きな雪渓、そして遠くに涸沢のテントが小さくみえる。午後になるとガスが濃くなり、夜は雷雨に見舞われたが、19:30頃に窓の外に大きな光が見えてきて、驚いて外に出てみると明るい満月が雲の合間に顔をだしていた。
8/28 4:50に起床し、5:10頃にご来光を仰ぐ。紫やピンクに染まった雲に燃えるような太陽が顔をだす頃、奥穂高岳の岩稜もほんのりピンクに染まっていた。朝食後、奥穂への登頂開始。小屋からは小1時間ほどの登り。荷物は山荘にデポ。取り付きの梯子が難所だがそれ以降は緩やかな岩場。登ってきた方向を振り返ると涸沢岳のはるか向こうに槍ヶ岳が顔をだす。西穂から奥穂にかけての超難所、ジャンダルムを右手に眺めながら登っているうち頂上に到着。穂高神社の小さな社が祀られた山頂は高度感抜群。
景色を十分堪能した後、同じ道を引き返し山荘へ。今度は涸沢岳へ登る。少々急勾配だが荷物がないので楽ちん。北穂から縦走してきたという単独行の女性がいた。涸沢岳から再び山荘に戻り、ザックをかついで下山。ザイテングラートの下りに30分。帰りは雪渓を避けて涸沢小屋への分岐をいった。11:35涸沢小屋到着。12:00涸沢ヒュッテにて、カラフェス期間限定メニューかた焼きそばとビールで祝杯。
8/27〜29に開催される第3回涸沢フェスティバルに参加することも今回の目的のひとつ。ロッククライミング体験(byマムート)、穂高の四季の映像とエアレスキュー篠原秋彦氏のドキュメンタリー映像上映と涸沢ヒュッテ支配人山口氏によるレスキュー話、四角友里夫妻のトークショー、朝ヨガに参加した。ロッククライミングは見ているより実際に登るほうがはるかに大変とわかった。山に囲まれた涸沢で、太陽を浴びながらのヨガは最高のシチュエーション。きれいな空気をたくさん吸い込む。呼吸するたび全身にエネルギーが満ちてくるのを感じた。
8/29 涸沢からパノラマコースで下山。パノラマコースはその名のとおり景観抜群。左手に北穂、常念岳、蝶ヶ岳。屏風のコルまで出ると富士山まで。紫や白、黄色のお花畑のなかを奥又白谷へ下り、前穂の東壁を見上げる。梓川を渡ってふたたび徳沢園へ。昼食とソフトクリーム。休憩後、明神館までさらに歩き、今夜はここに宿泊。8/30に明神池や大正池を散策し、上高地を後にした。
山の会RAYの夏合宿は無事終了。メンバーの一人が来年からキルギスに行くため寂しくなるが、来年または再来年の夏合宿はキルギスに決まりである。
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