雪の八経ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,106m
- 下り
- 1,110m
コースタイム
天候 | 曇り少しだけ晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
前日の寒波で登山口から積雪あり。アイゼンは装着した方が安全かと思われた。 |
その他周辺情報 | 国道309号の業者還トンネルの周辺は12月中旬より冬季閉鎖になります。 |
写真
装備
備考 | 6本爪軽アイゼン(結局使用しなかったがあるから安心して歩けました) |
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感想
奈良県はもとより近畿地方の最高峰で日本百名山の一つ、奈良県南部の天川村と上北山村の境にある八経ヶ岳に初めて行ってきました。
12月中旬から道路が冬季閉鎖になるのと、本格的な雪が降る前に登りたいと考えて何も用事の無い週末の11月28日(土)に行こうと考えていましたが、今年一番の寒波が来て前日の27日(金)に雪が降り、真冬のような綺麗な雪景色を堪能する事が出来ました。
午前4時に単身赴任先の奈良市内のマンションを車で出発、途中の24時間スーパーで朝食、昼食の食料を購入し169号を南下、上北山村に入り、途中309号を右折し行者還トンネル西口の登山口を目指す、今日は晴れ時々曇りとまずまずの天気予報を期待する。
309号の細い山道を九十九折りに走っていく、169号を曲がったところから100mごとに1番から番号標識がある現在地がわかりやすい道だ、11月上旬にもここまで紅葉の写真を撮りに来た、緑の針葉樹のなかに尾根筋だけの広葉樹が紅葉し、コントラストがとても綺麗な写真家に人気の場所だ。
もう少しで業者還トンネルというところから路面に雪が残っている、まだ11月なのでスタッドレスタイヤではない、まだ6時前で回りは暗く気温も低い、路面の雪は凍っている、慎重に走らせるが時々雪でタイヤが滑る、何とかトンネルまでたどり着き出たところの有料駐車場に6時10分頃着いた。、小屋から出てきた管理人さんが近づいてきて駐車料金1,000円を支払う、すでに車が3台停まっていた。練馬ナンバーの車もある、さすが日本100名山。
朝食、トイレ(有料100円)を済ませて支度をし7時前にスタートした。
世界遺産 大峯奥駈道 弥山登山口(おおみねおくがけみち)(みせんとざんぐち)の看板がある。熊 注意の看板もある。スタート地点から雪道だ、川を渡りしばらく行くとかなりの急登になる、昨日降った雪も徐々に深くなる、6本爪の軽アイゼンを持って来た、今日は必要になりそうだ、両手にストックを持っていたが無い方が木や木の根をつかめるので良さそうだ、縮めてザックに入れる、昨日降ったところなので雪は柔らかくて思ったよりは滑らない、ところどころで写真を撮りながらスタートから一時間半ほどで石碑に大峯奥駈道と記された出合という場所に着いた。事前情報ではここからしばらくはアップダウンの少ない尾根歩きが楽しめるようだ、雪は吹きだまりで20cm〜30cmの感じ、時折の青空がうれしい、もっと晴れないだろうか、途中弁天の森1600mという場所を過ぎ、 更に行くと理源大師像という立派な人物像が雪の衣を羽織っておられた。ここを過ぎるとまた登りになる、ところどころに木の階段も設置された雪が無ければ歩きやすい良く整備された道だ、一時間ほど登ったところで建物が見えてきた。弥山小屋だ、10月までは営業していたようだが今は冬季閉鎖中だ、避難小屋は休憩・宿泊できるようにドアのカギは開いていた。すでに先行の2組の方々が外のテーブルで休憩されていた。八経ヶ岳に向かう道を探しトレースについていくが少し登ったところに祠があっただけでどうも違う様子だ、又小屋まで戻り先行の方に八経ヶ岳への道を聞いて教えていただいた。初めは急な下りで、平坦になり今度は登りとなる、弥山小屋から30分ほどで頂上に着いた。残念ながら視界は良くない、付近の写真を撮ったり、ちょうどおられた方に頂上の看板を入れて記念撮影を撮っていただいたりして早々に下山する、弥山小屋まで戻って今日初めてゆっくり休憩を取り、私の行動食の定番である濡れおかきとエネルギー補給ゼリーを摂った、小屋の周りは数組の方々が昼食を摂ったり、休憩しておられて少しにぎやかになっていた。20分ほど休憩し下山を始める。あまり滑るようだとアイゼンを装着しようと思い歩き出した、意外と大丈夫だ、急なところは滑らないようにストックを先に突き膝の負担を和らげながら淡々と下りていく、理源大師像まで来た、ここからは緩やかな下りになる、時間もまだ早いのでゆっくりと写真を撮りながら下りていく、標高が下がると視界も明るく気温も上がってくる、頂上まで登り切った達成感と充実感に浸りながら登りでは気が付かなかった小鳥のさえずりや周りの景色も楽しみながら歩く。出合から下の急な下りは雪が解け始め泥道になりはじめた、転ばないように気を付けながら淡々と下りていく、やがて川の音が聞こえ始め木の橋を渡り川と並行してしばらく歩き午後3時前に登山口の駐車場まで戻ってきた。今日は約8時間雪の上だったので腰かけることもなく立ちっぱなしの山行となった。
帰りには4週間前に紅葉の写真を撮った場所で定点観測のように葉が落ちた広葉樹と針葉樹の写真を撮って帰路につきました。
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