扇山・百蔵山・岩殿山縦走で貴重な冬晴れを満喫(鳥沢駅→大月駅)
- GPS
- 06:15
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,599m
- 下り
- 1,555m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
高尾08:20(JR中央本線) 鳥沢08:49 復路: 大月15:21(JR中央本線) 高尾16:10 |
写真
感想
ある程度歩き甲斐があって、ただ寒いのでそんなに標高は高くないところを探していた。
そこで思い当たったのが、今までそれぞれ単独で歩いたことのあった扇山、百蔵山、岩殿山を縦走するルートだ。
鳥沢駅〜大月駅付近から見ると、扇山と百蔵山の間の鞍部はかなり低く縦走なのかなぁと思えるが、地図を見ると北側に大きく迂回するのでそれなりに下るが縦走ルートになっている。
それに岩殿山を加えると、一度葛野川沿いに降りてしまうので縦走ではなく隣の山にもう一つ登るという感じだが、セットで登るという意味で縦走ということにしよう。
鳥沢駅から扇山へ登るルートは「梨ノ木平」からと「山谷」からとがあるが、梨ノ木平からは前に登っているので今回は山谷から登ることにした。
ただこのルートはマイナールートらしく案内板がほとんどない。
しかもあっても表示が消えていたりするので、本来登山で大切な地図読みが必要になってくるのだが、低山なのでなめて地図を見ないで勘で歩いているとやはり登山口が分からず少々迂回ルートをとることになった。
梨ノ木平からの登りは最初は沢沿いで暗く、かなり標高をかせぐまで人工林でつまらなかった覚えがあるのだが、今回の山谷からのルートは尾根道で、しかもアカマツとナラ類の明るい林相で楽しい道だった。
登り口のマイナーさとは違い登山道もかなり歩きやすい。
下りで使っている人は多いのかもしれない。
扇山の山頂は記憶どおりかなり広く、広場のようだ。
前回は曇っていて眺望が利かなかったのだが、今回は冬場れなので眺望抜群だ。
今年はスーパーエルニーニョ現象の影響か冬型が長続きせず、冬場の太平洋側に特徴的な冬晴れの日が少ないのだが、今日はそのこの冬には貴重な冬晴れである。
富士山はもとより、東側に目を遣れば、桂川の先に陣馬山〜高尾山〜石老山の山並みが見えその向こうに関東平野の街並みも見ることができる。
扇山山頂から見ると偶然にも、陣馬山山頂の上に東京スカイツリーが、石老山の山頂の上に横浜ランドマークタワーが見えることが分かった。
扇山から百蔵山の間は一度これでもかというほど下るのだが、この尾根道もアカマツを中心とした明るい林相で気分がよい。
しかも今日は冬型でかなり寒くなるとの予報だったが、北西の季節風も弱く暖かく、そのせいもあり歩きやすい。
最低鞍部から百蔵山方面へ向かう途中、これも低山ではありがちなのだが林業作業用の道のような山道がありそちらへ行ってしまった。
カンバノ頭と宮谷分岐の間あたりで、そこで登山道は北へ向かっているのだが、作業道は南西へ向かっている。
百蔵山は南西方向だと頭にあり、しかもピンクテープまであるので何の疑いもなくそちらへ向かってしまった。
すぐに気づいたからよかったが、やはり少し藪が多いとか変なことがあったらすぐに地図を確認しなければとを再認識した。
百蔵山山頂からは東側の眺望は開けないが、富士山から丹沢方面の山並みがよく見える。
ただ、加えて東側の風景も見える眺望の楽しさからすると扇山の方に軍配が上がるだろうか。
百蔵山から葛野集落方面に下るルートは前に来たときと同じだが、今回はこれからもうひと山岩殿山があるというだけでちょっと楽しい気分だ。
葛野から畑倉に抜けていく街歩きをしているときは、陽射しも暖かく風もなく、11月上旬、下手をすれば10月下旬かというくらいの暖かさでとても師走とは思えなかった。
岩殿山に北側の畑倉から登るルートは、「山と高原地図」に「登山口は旧道の橋跡」と書かれているのだが、その登山口には一切案内がなかった。
これはかなりのマイナールートのようだ。
ここから岩殿山の本当の山頂である本丸跡の烽火台にまっすぐに登っていくのは岩殿山は3回目だが、なんだか新鮮だった。
それぞれ単独だとちょっと歩き足りない三山だが、つなげて歩くと丁度いい距離のルートになった。
冬場は高いところには行かないので、低めの山をつないで歩いていくのは面白いなと思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する