記録ID: 791127
全員に公開
沢登り
丹沢
河内川水系 大当沢
2016年01月04日(月) [日帰り]
コースタイム
ダム広場駐車場10:38−
大当沢遡行−
(遡行図取りながらなのでゆっくりです)
14:18P648ピーク14:40−
15:28ダム広場駐車場
大当沢遡行−
(遡行図取りながらなのでゆっくりです)
14:18P648ピーク14:40−
15:28ダム広場駐車場
天候 | 快晴(暖か) |
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過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・9:00〜16:00開設(それ以降は施錠されてしまう) ・無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■河内川水系 大当沢 マシラさんの記録を随分前から拝見していて、名前がステキな沢なので 一度は行きたいと思っていました。 マシラさんの言われるとおり、宝くじでも買えば当たるんじゃないかな(笑)。 内容的にはやはり不老山界隈の他の沢(歓淵沢、源五郎沢や大矢沢など)と 同じく側岸の崩壊があり、滝も脆くて高巻きを強いられますが、まあそれも 沢の個性として捉えれば楽しめます。 遡行グレード:1級上 仝道76号/神縄集落からダム広場方面へ左折し、トンネルを潜ってすぐに ダム広場の無料駐車場があります。 9時〜16時までの開設なので、足の遅いパーティは下山ルートも含めて計画を 練った方がよいでしょう。 (まぁこんな沢を遡行しようという人もいないでしょうが) ダム下へ続く舗装道を下り松ケ山橋で河内川を対岸に渡ります。 渡って右手は立入禁止ゲートがあるので、仕方なく左手に進み閉じられている ゲートを申し訳なく開けて(開けたら元の状態に閉めましょう)すぐ、 コンクリ護岸の中に小堰堤群が続いているのが今回目当ての大当沢です。 沢名はマシラさんもイガイガさんから伺ったとのこと。 水もここでは涸れています。 左岸は桜土手なので当然遠慮して、右岸尾根を「水源の森」標識の辺りから 巻き登ります。 標高差50mほど登ってコンクリ護岸小堰堤が終わる辺りで沢に下ります。 沢は両岸がえぐれた浮石ばかりの殺風景なゴーロ帯で、すぐにある堰堤を 右の少し痩せたリッジから巻き越します。 するとようやく水も出始めました。 標高310m辺りで最初の5m滝。前述のとおりこの山域は一見頑丈そうでも 荷重したら抜ける岩質のため直登は選択外です。 ハーケン打っても効かないでしょう。 左のややズルズルなザレを15mほど攀じっていくと、落ち口の上流側に下りられ るようにトラロープがぶら下がっていました。 10mほどトラロープ使わせてもらってクライムダウン。 ちょうど3条2m小滝の下に下りました。 すると沢は一旦南向きになり再び西南西向きに戻るちょっとしたゴルジュ帯です。 中には1m小滝、2m小滝(濡れたくないので左壁登る、卦蕁法2条1.5×3m、 1.5×2m、そして逆Y字状2段7m滝です。 右ザレから少し大きく巻けば鹿道か作業径路か薄い踏み跡がトラバースして いたので使いますが、下に小滝を見ながら少々長い巻きでしたが、何とか 沢に戻れました。 少し進んで行くと左岸側は大きな崩落地帯になっており、さっさと通過します。 しばしで標高450m二俣状。左沢は南西向き、右沢は西向きで、沢が合わさる 辺りは土砂だまりになっていました。 本流は右沢で、4段2×10m、2段2×5m、くの字状2×4mと小滝を越していくと 沢が少し右に曲がったところに6m滝が姿を現します。 周囲はゴルジュ状で、直登ももちろん叶わないため高巻きを探ります。 右手後ろ側のやや脆そうなリッジを攀じ登ると、またご丁寧なトラロープが出て きました。効きを確かめて遠慮なくゴボウに使わせていただきました。 沢床から高度差で25mほど登ると何となく作業径路が山腹に付いていて 更にトラバースしていくと再びトラロープが断続的に出てきたので伝っていけば 沢に下りられるようになっていました。森林作業用なのかなぁ。 下りたところは標高490m二俣のすぐ下でした。 490m二俣は地形図だと右俣の方が843m六郎小屋ノ頭から流れ落ち長いのですが 水は短めの左俣から流れています。 今回の下山はボウズクリ沢左岸尾根(大当沢右岸尾根)にしたかったので 左俣へ歩を進めます。 すぐに3段6×20m階段状滝。(教蕁棔 しばらく進んで3段4×12m階段状滝を越えると標高550m二俣状となります。 水も涸れ、トラロープの垂れた左沢の棚状、7×15m棚を越していけば 左側のみ残った石積み堰堤。 さらにザレガレを詰めていくと南東に向かう鹿道が横断していたので、進んでは 一段上がりを3回ほど繰り返せばボウズクリ沢左岸尾根の手前に緑ネットの柵が 尾根に沿って張り巡らされていますが、ちょうど大きな隙間があり、無事に 植林の尾根に詰められました。 ここは以前ボウズクリノ沢遡行後に使ったこともあるので一安心。 648mの植林内平坦ピークで一休みして、今回は大当沢出合に向け地図読み下山。 地形図に細かく沢線を入れていれば尾根の選択も私は迷うことはありません。 ただ地形図を見てもわかるとおり、500〜330m間は尾根が太っており、入念な 地形図チェックは必要です。 思惑通りに取り付きで使った大当沢右岸尾根末端に下りました。 あとは再び松ケ山橋を渡りダム広場に戻りました。 ■kamog 丹沢限定沢登り記録集および沢登り、クライミング、読図講習 http://mt-farm.info/ |
写真
撮影機器:
感想
ダム周辺は立入禁止区域があるので気を遣う。
禁止区域は避けたと思うけど、宮ケ瀬湖のハタチガ沢などは
13号橋ゲートに入っただけで検挙されてしまうから
湖の周りは事前情報必須ですね。
大当沢遡行した・・・うん、今日はクジ買おう(笑)。
でもたぶん「スカ」だろう。
世の中そんなに甘くはないもの。
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