八海山[屏風道-八ツ峰-迂回路-ロープウェー山頂駅]
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,423m
- 下り
- 728m
コースタイム
↓(徒歩55分)
08:10 08:25 四合目(清滝)[道失い]
↓(徒歩25分)
08:50 08:50 五合目
↓(徒歩30分)
09:20 09:25 七合目(ノゾキの松)
↓(徒歩75分)
10:40 10:40 千本檜小屋
↓(徒歩70分)[八ツ峰]
11:50 12:05 大日岳
↓(徒歩55分)[迂回路]
13:00 13:05 千本檜小屋
↓(徒歩10分)
13:15 13:15 薬師岳
↓(徒歩30分)
13:45 13:50 女人堂
↓(徒歩25分)
14:15 14:15 四合半
↓(徒歩20分+α)
14:45 14:50 ロープウェー山頂駅
(以下略)
天候 | 晴れ時々曇り。八ツ峰を歩いているときはガス。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
◎運賃・運転間隔等(登山日現在) 往復1800円(サイトに割引券あり⇒1650円) 片道1000円 (小学生半額) 普段は20分間隔らしいが、この日は客が多く10分毎に運転。 ◎サイト http://www.princehotels.co.jp/amuse/hakkaisan/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
<屏風道二合目-千本檜小屋> ◎登山届 ・屏風道登山口入口に登山ポストあり。 ◎コース ・二合目から四合目までは岩場は少ないものの、道幅が狭く、谷側に傾斜があるので侮れない。躓くとかなり危険。 ・四合目からは道失いに注意。沢に下ると鍵のかかった小屋が現れるが、この先に道はなく、下り始める直前を左折するのが正規ルート。 ・鎖場に関しては、ホールドが豊富なため、鎖を使わずに三点支持で登った方が楽な場合が多い。 ・七合目過ぎに横へつりあり。この後現れる鎖なき岩場が一番怖いかも。大岩をよじ登るが、やたらと滑る。 ・途中、ドクガの幼虫らしきものと蛇を見かける。 ◎トイレ ・なし ◎水場 ・四合目にあったようだがあまり覚えていない。少なくとも沢水が入手できるのは確か。 <千本檜小屋-大日岳> ◎コース ・岩場の連続。鎖と梯子はしっかり用意されている。大日岳への登りでは特に慎重を要する鎖場あり。 ・登山日現在、大日岳から東への下山道は通行禁止とされている。迂回路に出るには八ツ峰を少し戻り、分岐から合流する必要がある。 ・迂回路も鎖設置箇所あり。木の階段もあり、転倒に注意。 ◎トイレ ・利用しなかったので断言できないが、千本檜小屋にあると思われる。 ◎水場 ・なし <千本檜小屋-ロープウェー山頂駅> ◎コース ・薬師岳から下る際とてつもなく長い鎖がかかる箇所あり。 ・道は良く踏まれており、概して歩きやすい。 ◎トイレ ・女人堂にはあるらしく、列が出来ていた。ロープウェー駅と付近の展望台にもあったはず。 ◎水場 ・千本檜小屋から薬師岳方面へ向かうとすぐに右側に分かれる道があり、これが水場へと続いている。3分も下れば着く。ドラム缶に溜まる仕組みだが、虫が浮いていたりするので気にしない方のみ。 ・女人堂手前の祓川の水場は少し上流に向かい沢水を利用するということか。 |
写真
感想
今回は鎖場が楽しめる信仰の山、八海山へ。七ヶ岳に登ったので八のつく山を探していた、というわけではない。山よりも酒の方が知名度が高く、「はっかいさん」で変換しても発火遺産となってしまう山ではあるが、前から気になっていた。因みに、その後辞書登録したため、現在は正しく変換される。ルートが多いのでどのように組むか悩みどころだが、屏風道と八ツ峰は必須と考えたので今回の行程のようになった。新開道から下山しなかったのは、ロープウェイ駅で山バッジを購入できると考えたためでもある。
屏風道登山口から少し進むと、カゴ渡しが現れ興味をそそる。前日に降雨もあったらしいが、飛び越えて渡れるので問題がない。花もちらほら現れるのでカメラを向けるが、明るさが足りないためシャッタースピードが遅くなり、ぶれてばかりだ。この後コースまでぶれてしまうことはこのとき知る由もなかった。四合目までは道幅の狭い道を行く。途中幾度か沢を渡り、滝が見えてくればじきだ。道なりに進むと小屋に着く。
持参した登山地図には、四合目の小屋からそのまま五合目に向かえるようにルートが書かれていたため、沢沿いに道があるのかとそのまま屏風沢を上り始める。後続の方もついて来られたので、問題ないのかと思いかなり進むが、ペンキ印もなく、先ほどまで随所にあったピンク色のテープも見かけなくなったので不安になり、地図を確認する。てっきり後続の方は道をご存知なのだろうと思っていたのだが、半信半疑でついてこられたようだ。確認中に、さらに上流の方に進まれてしまう。
よく、道迷いに気がついたら確かな場所に引き返せといわれる。少なくとも四合目までは確かだ。しかし登り専用だからという理由でかなり危険な箇所もよじ登ってきてしまった。苦渋の選択だが、地図に記載されたルートと方向が違うこと、ペンキやテープが皆無なこと、駐車は多かったのに砂地に足跡がひとつもないことを根拠に、そして途中撮り損ねたカリガネソウを撮る目的もあって、引き返すことを決める。危険箇所を慎重に下りて確かな場所に戻る。沢側に道なしということになれば山側に道を探るほかないということで、小屋から少し引き返したところ、分岐の標識を見つける。さすがに下調べ段階では分からなかったことだ。
正規ルートに戻ってからはさくさく登り、時おり背後を振り返りつつ七合目に到着。この先修験者の方達に幾度か出会う。もうすぐだろうと思っていたが、この先意外に体力を要する。岩場のまま山頂に続くのかと思っていたが、再び花の多い土の道が現れたり、岩をよじ登るような箇所があったり、七ヶ岳の稜線風の道があったり、変化に富んでいた。千本檜小屋には3時間程で到着する。
八海山付近で死者も出たとのことで、八ツ峰は危険そうならやめてもいいと思っていた。しかしながら、かなりの登山者が八ツ峰方面に向かわれており、便乗することにする。とはいえ、はじめの方は迂回路と共用である。一つ目の地蔵岳には直接登れず、不動岳との鞍部から引き返す形になる。不動岳で初心者らは引き返すよう勧められ、今後厳しい岩稜が続く。七曜岳は知らぬ間に通過し、白河岳は撒いて、「白川岳」という山頂標の立つ釈迦岳を越える。コルには分岐がありここから迂回路に出ることも出来る。さらに梯子を上り、鎖場を越えると摩利支岳山頂に着く。ここの下りは岩がせり出していたりするので少し怖く感じた。剣ヶ峰は記憶になく、二箇所の難所を越えれば大日岳山頂に到着する。通行禁止とのことで、これ以上進めないのは残念だが、安全第一。もっとも戻るのもかなり危険ではある。
大日岳からは分岐のコルまで戻り、迂回路を行く。日ノ池、月ノ池を経て千本檜小屋を目指す。途中鎖場があり、落ちるとまずいところもある。千本檜小屋付近は盛況で500円の飲み物を購入し、そそくさと後にする。途中水場のチェックをしつつ、ロープウェー(個人的にはロープウェイが標準表記)駅へ。みやげ屋で、山バッジとともに同名の日本酒を買って帰ったことは言うまでもない。日帰りにしてはかなり充実した山歩きであった。
yamareco さん 今日は
お写真,何度見てもスリリングですね
よく登られました。感動ものですね。
ところで,
>イヌコウジュ?
は変わた花ですね。
一番近いと思われるのは,ミソガワソウですが,下唇が小さいところが違う。ただ,中央裂片に紫色の斑点があるので,この点は合っている。
また,通常,花穂はあまり伸びないと思うのですが,シソ科は花の終わりで伸びることがあるので,これもそのせいか?
葉のお写真があれば,かなり絞れるかとは思いますが,特定できずですいません。
なお,サイト内を調べて,やっと下唇が小さいミソガワソウを見つけましたので,比較してみてください。
http://smcb.jp/digiphoto/115937
その他似たものとして,
○ラショウモンカズラ
これは,下唇に毛が生える。
○オニシオガマ
お写真にもありますが,花の終わりにめしべが残る。 以上により,これらでは無いと思われます。
そして,花期が少しずれていますが(咲き残りなので,かろうじて合うかも)
○ムシャリンドウ
花期と絶滅危惧種なので可能性は低いかとは思いますが,一番似ていますネ。八海山周辺での花情報を探したのですが,見つかりませんでした。
ミソガワソウとは全然違う葉ですので,葉の写真があれば,特定できるかも知れませんネ。大発見?!
お手持ちのお写真があれば,チェックしてみてください。
yamabitoさん、こんばんは。
写真99の花、調べて下さって、どうもありがとうございます
お言葉通り手持ち写真を見直してみたところ、ゴミ扱いしていたピンボケ写真の1枚に葉が映りこんでいました
この手がかりがあれば一目瞭然。細くギザギザのある葉なので、ハナトラノオですね。外来種とは、反則でしょう
以下のサイトの花に様子が似ていました。
http://photozou.jp/photo/show/110033/24846750
ハナトラノオはもっと安っぽいイメージだったので(偏見?)、まだ腑に落ちないところもあるのですが、ひとまずこれで確定させてしまおうと思います。
ガッカリされないことを祈りたいです
yamareco
yamareco さん 今晩は
ハナトラノオの末期でしたか。
最盛期であれば,見慣れているのですが,最後はあまりお目にかかりませんね。でも,すっきりしました
なお,追加のお写真ありがとうございます。
葉も確認できたし,なにより,園芸種が山奥まで入り込でいるのかと不安になったところでしたが,オオキンケイギク?も咲く花壇の名残か里近辺とわかったので,安心しました。
また花レコ宜しくお願いします。
でも,大発見は,チト残念
yamabitoさん、こんばんは。
ハナトラノオはシソ科であり、調査中に何度も素通りした花だったのですが、最盛期とあまりに異なるのでまさかと思ってしまいますね
でも、こちらもすっきり。今晩は良く眠れそうです笑
ところで、黄色い花はオオキンケイギクでしたか。
キクイモであれば掲載したのですが、花壇の花の雰囲気がプンプンしたので調べることさえしませんでした。
今回はなぜか随所に葉が写り込んでいたので、比較的容易に名前が特定できた気がします。
今後は出来るだけ葉を入れるように撮影したいと思います
hanareco、おっと誇大表示ですね、yamareco
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