記録ID: 798417
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂
【御正体山】初登りは道志山塊
2016年01月16日(土) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:11
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,194m
- 下り
- 1,210m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:12
7:49
30分
スタート地点
14:01
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 芭蕉月待ちの湯(日帰り入浴710円) ※平成28年1月21日より改装のためしばらく休館とのこと |
写真
本日は友人と二人で、ちょっと遅めの初登り。写真は道坂トンネルの道志村側で、坑口に向かって右側の道路脇に駐車スペースが設けられている。車を停め外に出て準備をしていると、トンネルから出てきた1台の車が速度を落とし、運転席の男性がこちらを窺っている様子。停めるのかな?と思ったが、結局そのまま走り去った。実は、この男性とは後ほど再会することになる。
道路を渡った反対側に旧道のゲートがあり、そこを通過してしばらく車道を歩くと、旧トンネルである「道坂隧道」に行き当たる。道志村のホームページによると、旧トンネルの竣工は大正13年とのこと。かなり年季の入ったトンネルである。
右書きの扁額が素敵な道坂隧道だが、現在はコンクリートの蓋で完全に塞がれており、侵入は不可能。不可解なのは、坑口をこれだけしっかりと塞いでおきながら、高さ制限の標識や先入車優先の看板を撤去しなかった理由である。
登山口から尾根上に至る登山道は、手持ちの「山と高原地図」では破線ルートで描かれているが、実際はそこそこ踏まれている印象である。ただ、あまり整備の手は入っていないようで、少々荒れ気味。
ガレ気味の斜面を登り切ると、尾根上を走る明瞭な登山道に接続する。合流地点の目印は「山火事注意」でお馴染みの、まといを持ったリスくん。「地球の未来も燃やす、ってなんかおっかないね」と友人。
中央に石標が置かれた何もない広場に到着。ここが岩下ノ丸の山頂である。標高1,303.9メートルピークで、石標は三等三角点(点名:四ッ沢)である。それにしても何もない。山頂標識くらい設置してもいいと思うが…
ここにきてようやく南面の展望が得られ、道志村の家屋や丹沢の山々を見渡すことができた…と、ここで本日初めての登山者に遭遇。立ち話をするうちに、その方(男性)は道坂トンネル前で遭遇した車の運転手であることが判明。偶然の再会に驚きつつ、しばし歓談した。彼の話によれば、あの後は白井平へ車を走らせ、御正橋から登ってきたそうだ。
急坂を登り切ると、御正体山の山頂に到着。標高1,681.6メートルピークで、一等三角点(点名:御正体山)が埋設されている。道志山塊は広義的には丹沢に含まれるとする説もあり、その場合この山は道志・丹沢山塊の最高峰という位置付けになる。
さて、後は車に戻るだけ。その前に、往路は素通りした峰宮跡を調査してみる。そこには「峰神社」と書かれた看板と石祠が置かれていた。石祠の裏には「妙心法師入定180年忌」の文字。妙心法師はこの山で修業し、36歳で即身仏となった人物である。なお、神社の裏に「神籟の松」と書かれた棒が建てられていたが、周囲には松の木は存在しない。謎である。
あっという間に登山口到着。実はちょっとしたアクシデントがあり、写真をまったく撮っていなかったのである。まあ、撮るべきものも特になかったので別にいいか…(アクシデントの内容は感想のステップに)
撮影機器:
感想
以前から気になってはいたが、バスの便が悪いために二の足を踏んでいた道志山塊に初挑戦。
初登りは富士山がよく見える山がいいかな、との思惑もあってのチョイスだったが、結果的には満足のいく山行となった。
例年この時期は雪山でハイキングを楽しんでいるのだが、今年はどこの山も雪が少ない。この山も例に漏れず積雪はほぼ皆無で、終始アイゼンの出番はなかった。
下山直前のアクシデントについて…尾根上から登山口への下降点でトレイルランニングのパーティ数名に遭遇。ケガをした人がいるので破線ルートから県道に降り、道の駅に向かうよう指示したという。しかし、破線ルートの入口は我々が降りようとしている場所で、話の内容から判断すると、怪我人は道ではないところを下りて行ったとしか思えない。我々はとりあえず急いで旧道まで下降し、崖上の笹藪で彼らを発見、下から指示を出して降りやすそうな場所へ誘導し、事なきを得たのだった。いろいろ思うところはあれど、無事で良かった!
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