谷川岳(登り:西黒尾根-下り:ロープウェイ)【日帰り】
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,377m
- 下り
- 797m
コースタイム
13:00着:谷川岳肩の小屋(30分休憩)
13:45着:トマノ耳
13:50着:オキノ耳
14:00着:谷川岳肩の小屋(10分休憩)
15:30着:ロープウェイ駅(天神平)
時間は大体です。
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:行きの逆 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(西黒尾根) この時期は通常、猛ラッセルが必要らしいのですが、 先行者のトレースがあったのと、暖冬の影響でそこまで大変ではありませんでした。 ただ、場所によりトレースが完全に消えているところがあってラッセルなしという訳ではないのと、 この時期の西黒尾根にしては、ラッセルが大変ではなかったという意味なので、 やはりここは、体力ばっちりの猛者さんでない限り、複数人で行く方がいいかもしれません。 急斜面もあるので、ワカン・スノーシューは使いませんでした。 また、雪が少しやわらかいので、トラバースする際には慎重に行ったほうが無難です。 尾根道は思ったよりも幅広のところが多く、 雪がやわらかくても、怖いと思うようなところがそれほど多くありません。 ただ、1箇所コルに下るところが急なのと、 細いところをトラバースするとき、岩でピッケルがさせないし 刃もかからないところがあり、ちょっと怖かったです。 (谷川岳肩の小屋〜オキノ耳〜トマノ耳) トマノ耳までは多くの人がたくさん行くので、トレースが残っていました。 その先オキノ耳まで行く場合にはトレースが無く、ホワイトアウトに近かったので、 一度GPS確認をして進みました。 (谷川岳肩の小屋〜天神平) 私達はアイゼンを脱がずに履いたまま最後まで進みましたが、 人によっては前爪ありのアイゼンつけずに行く人も何人か見かけました。 好みの問題かもしれません。 雪道が得意な人は無くても平気なのかもしれませんが、 私はそうではないので迷わず装着です。 トラバースのところで斜面下に落ちたと思われる人が 他のパーティーの人たちにロープで助けてもらっていたので、 不安なようであればつけた方が無難かもしれません。 |
写真
感想
今週は谷川岳です。
冬はロープウェイから行くのが当たり前だと思っていたのですが、
Aaronの提案により西黒尾根なんかどうかな?との事。
調べてみると、ラッセルで相当大変な思いをされた方も多い様子。
どうやら行くのであれば、比較的雪が少なく、
人数もある程度いるときが良さそう。
との事で、今回まさしくどんぴしゃ!
せっかくなのでこの機会に行ってしまいましょう。
メンバーはいつもの山仲間のJuhaniとAaronに加え、
今回初参加のVanVan。みんなとも顔見知りですが、
一緒に登山に行くのは初めてです。
私達3人は西黒尾根がはじめてですが、
VanVanは夏にここを登っています。
最初は登りロープウェイで上まで上がってしまって、
下りを西黒尾根にしようかという案も上がったのですが、
急なところとかもあるし雪の状態を見ずにいきなり下りで通るのは
あまり好ましくないというJuhaniの意見で、西黒尾根を登ることに。
標高を足で稼がなければいけないので、ある程度体力は使うものの、
登り終えて、それがやっぱり正しい選択だったなー、と改めて感じました。
斜面に関してはほとんどが登りだったので、急ではあるものの、
ガシガシ登れました。風が微妙にあったりするので、
登っているときには結構汗ばみ、止まると急に汗が冷えるので、
体温調整がなかなか難しいです。
(新しくメリノウールの半そでインナーを買ったので試してみましたが、
やっぱりファイントラックのメッシュを着てくればよかったと後悔・・・)
汗冷えで手足が冷たくなってしまったので、
ちょっと温まりたくなったのと、ラッセルも結構軽めだったので、
私も少しやらせてもらいます。
時々後ろを振りかえると、JuhaniとAaronが全く同じ格好で
がしがし登ってくるので、なんだか本物の双子みたいで、
微笑ましい感じでした。
疲れたら、ちょいちょい振り返り、そんな二人を見ては、
心の中ではははと笑ってまた登り始めます。
VanVanはやっぱり新しい靴がしっくり合わない様子で、
「バランスが取りにくい」との事。
西黒尾根だとバランスを取って歩くところが、そこそこ出てくるので、
違いが実感しやすいのかもしれません。
同じサイズだし、同じ重さだけど、やっぱり靴によって全然違うんですよね。
そして山頂まであと100mのところで、また順番を交代してもらいます。
JuhaniとAaronが二人で歩きだしたら、速いこと速いこと(笑)
途中二人を見失うし、後ろにいたVanVanも見えなくなり、急激に不安に。
その後ちょっと色々あって、小屋に着いてみんなの顔を見た途端、
安心とともに感情が爆発・・・
またしてもJuhaniとAaronに対して八つ当たりしてしまいました。
お気の毒な二人・・・ごめん。そして本当に私って・・・
まず感情のコントロールの仕方をちゃんと学ばないと。
その後自己嫌悪になりながら、オキノ耳・トマノ耳までの道を往復。
嬉しいはずの山頂が、なんだかちょっと悲しい気分でした。
VanVanは足の状態がやっぱり気になるみたいなので、
小屋で待機、マッサージをしていたら大分よくなったみたいです。
その後4人で下山です。
ロープウェイから谷川岳肩の小屋までの間、
沼田山岳会の赤いフラグが点々とたくさん。
これならある程度のホワイトアウトでもちゃんと道が分かります。
去年もあったけど、圧倒的に数が増えていました。
いざという時、本当に人の命を救うものになるので、本当にありがたいです。
特にピストンであれば持参もするだろうけど、
今回のように周回ルートの場合で、天気が予報に反して悪くなった場合、
実際に命拾いした人もいるのでは、と思いました。
こういった地元の山岳会の方々の努力には心から感謝・感謝です。
そしてロープウェイ駅へ。
ロープウェイを使わない道もちょっと興味もありましたが、
それは夏にでもとっておこうかなと思いました。
こうして私達の谷川岳西黒尾根の山旅が終了。
VanVanが行きも帰りも運転をしてくれ、おかげで私達3人はリラックス・・・
登山の前後の長距離運転、本当にお疲れ様でした!!
おしまい。
お疲れさまでした。
三大急登の西黒尾根をこの時期行くなんて強者です
雪は例年より少なかったとはいえ、それなりのコースですからピークまで行けたことが凄いですよ。下りで使う人はあまりいないので(危険)正解でしたね。景色は少し残念でしたが、この時期はしょうがないです。
これからも良い山行を!
ryoさん、こんにちは!
西黒尾根、たくさんの方が苦労されていますよね。
先日私のめちゃくちゃ健脚の友人も、ソロで西黒尾根から上がったものの猛ラッセルを強いられて雪洞で寝たたと聞いて、やっぱり西黒尾根の例年の厳しさは半端ないんだなーと思っていたところでした。
私達が行った際には、先行者のラッセル跡があり、だいぶ楽をさせていただきました^^
それにしても今週、たくさんの雪が降りましたね。
週末どこの山に行ってもすごい事になりそう・・・
私はたぶん今週八ヶ岳になるかなーなんて思っています。
お互い良い山行を〜
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