■晴天より雪山優先【谷川岳トマ】小屋から先は厳冬期でした。
- GPS
- 03:59
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 779m
- 下り
- 553m
コースタイム
天候 | 雪 肩の小屋より上は風雪ホワイトアウト |
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過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイ往復大人一人2060円。 詳細はhttp://www.tanigawadake-rw.com/price/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはロープウェイ切符売り場にあります。 トイレは駅のみ。(肩の小屋のトイレは未確認) 天神平から先はロープに沿って登山道を登ること。 夏道は今回の時点ではまだ使えたので、帰りに使いましたが細いトラバースが続くので足を踏み外さないよう注意。(今後の降雪具合で夏道はどうなるか不明) 天狗の溜まり場以降は積雪が増え、強風時はすぐにトレースもかき消される。 肩の小屋は避難小屋として利用可。アイゼンは入口外で着脱。 オキまでは経験者でないとホワイトアウト時は危険と判断し今回はトマまでとした。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
地図
ピッケル
コンパス
笛(ザック付属)
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
手袋(3)
細引き
スマホ
12本爪アイゼン
ハードシェル
防寒着(2)
ストック
水筒
時計(高度計付)
非常食
財布
折りたたみ座布団
サバイバルシート
帽子・サングラス
雪山用スパッツ
バラクラバ
ネックウォーマー
ワカン
ゴーグル
ヒップそり
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共同装備 |
バーナー
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ(2)
コッヘルセット
ボンベ&バーナー
レジャーシート
ライター
アーミーナイフ
ウェットティッシュ
携帯簡易トイレ(2)
ツェルト(2人用)
ハンディGPS
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感想
この日、南の山なら晴天だったけれど、あまり雪がない山には登りたくない。
(意固地だな〜w)
でもこの季節北のお山は大抵いつも雪雲がかかってる。
仕方ない。
あるがままの雪山を受け入れよう。
ということで、天気がいまいちでも確実に雪のあるお山に登ることに。
で、谷川岳。
何度も登っているので荒天でない限りは大丈夫でしょう。
前回、前々回とスノーシューができる緩いお山を求めて登ってきたけれど、
今回はスノーシューは置いておいて、気持ちちょっとだけガッツリ登山をしてきました。
スタート時からアイゼンを使用。
幾度とある急登も雪がしっかりあるのでツボ足でもいける感じ。
スノーシューの人もいました。
(雪の状態は常に変化するのでアイゼンは必携です)
ピッケル片手の人も大勢いましたが、この日はWストックでも可能な雪の量と質。
私たちもピッケルとワカンを携帯していましたが、12本爪アイゼン、Wストックだけで登って下りてきました。
登るにつれて時折ホワイトアウト状態に。
天も地も白いので先行者のトレースと赤いリボンだけが頼り。
たまに強い風が吹くと耐風姿勢。
天狗の溜まり場を過ぎると思いのほか雪に足を取られ、スノーシューの人に追い抜かれました。
でもここからこの天気の中ワカンを装着するというのも。。。(面倒くさがり)
肩の小屋付近。
真っ白でほとんど何も見えず。
風雪強まる。
とりあえず肩の小屋の前に避難。
小屋内に入るにはアイゼンを外し、靴を脱がなければならないので
入口前のほんの畳1畳くらいのスペースに4,5人立ったまま休憩。
うーん、、、ここまで来て撤退は悲しいな。。。
ここにきて体感温度もぐっと下がる。
ようやく厳冬期の寒さに出会えた。
フリースを中に一枚着込み、
指先が痛くなってきたので手袋をオーバーグローブに変更。
オキまでは無理でもトマまでは行こう。
雪が多い。
足首は余裕で埋まる。
前はほとんど真っ白でリボンとうっすらと残るトレースだけが頼り。
途中で、トマから下山してきた男性に「もうすぐですよ」と声をかけてもらえる。
くぅぅぅぅ〜。(´;ω;`)
こうしたちょっとした優しい声かけって、すごい感動する。
ちょっと泣きそうになったw
ありがとうございます!
そしてトマに到着。
オーバーグローブのままやっと写真を撮ってすぐに下山。
こんなに真っ白で何も見えないのに、結構な人たちが次から次へと登ってくる。
みんなほんとバカだなーw
山バカがいっぱい。ε- (´ー`*)フッ
天狗の溜まり場付近まで下ると、風も弱くなり、落ち着く。
雪は相変わらず降り続け、真っ白で眺望も何もないけれど、
静かな雪の道を一歩ずつ踏みしめながらゆっくりと天神平に向けて下った。
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久々の厳冬期の雪山を味わいました。
今年は暖冬らしく、いつになく厳しい寒さを感じない登山が続いていましたが、
谷川岳肩の小屋から先は厳冬期でした。
天気は良くなかったし、オキまで行きませんでしたが、
それでも下山後は達成感があり、大満足です。
快晴のお山では味わえない冬山の厳しさを久々に堪能しました。
ええ、なにせ、Мですからw
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