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Yamareco

記録ID: 8009344
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

【万太郎山】吾策新道〜オジカ沢ノ頭の先でアイゼン落としたのでピストン

2025年04月12日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
55拍手
GPS
16:59
距離
22.8km
登り
2,473m
下り
2,476m
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20 km

コースタイム

日帰り
山行
15:56
休憩
1:07
合計
17:03
距離 22.8km 登り 2,473m 下り 2,476m
2:44
2
スタート地点
3:33
3:42
128
8:34
8:41
48
9:29
25
9:54
9:57
15
10:12
10:14
49
11:27
65
12:32
12:44
70
13:54
3
14:29
15
14:44
14:45
34
15:19
129
19:05
40
19:47
ゴール地点
天候 ガス→晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
土樽、安全登山の広場は除雪されておらず、すぐ手前の除雪されたスペースに駐車。ここは毎年除雪箇所が変わる様子。
その先は三角コーンで「関係者以外進入禁止」になってました。
ちなみに吾策新道へ向かう橋から分岐してる茂倉新道方面の道路は除雪されてませんでした。
コース状況/
危険箇所等
駐車場から登山口までは除雪済みだけど、雪解けで水浸し。登山口は雪の上に木の枝が散乱しており暗いと分かりにくかった。進む先に倒木が複数あり、またいで通過。

この日吾策新道は時々古いトレースが現れる位。(下山時は2人分?のトレースが増えてた)
稜線に上がると早速ナイフリッジ。クラック多数で一部地面の露出もあり、正規のルートが分かりにくい箇所あり。
行きは時々踏み抜く程度だが、帰りは踏み抜き多数。ワカン履けばいいものの、アイゼンで通過。

万太郎山からの主脈もクラック多数あるので常にルーファイ必要。
復路も歩いてみて、吾策新道も主脈もルート正しければ難しい箇所はなかった。(往路は正規のルートが分からず強引に笹斜面を降りたり灌木をつかんでトラバースしたり変なところを通ってしまい、復路で判明)

当初の計画では万太郎〜谷川〜茂倉新道下山の予定でしたが、中ゴー尾根分岐の先で右足のアイゼンが無いことに気づき、30分以上戻った所で見つかった為、戻ることにしました。。
ここから雪道。登山口手前までは管理用の建物などもあるためか除雪されてるけど、雪解けで水浸しの道路を30分程歩く。しかしこの登山口は一般道の割にかなり荒れてる。暗くてよく分からないし、この先は倒木が横たわってるし、ほんとにここでいいのか悩んでこの上にまともな道あるんじゃないの?と少し斜面登ってみたり、初っ端からウロウロ😅
帰りも暗かったので、結局ここは私の中で「わかりにくい荒れた登山口」の印象。
2025年04月12日 03:14撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 3:14
ここから雪道。登山口手前までは管理用の建物などもあるためか除雪されてるけど、雪解けで水浸しの道路を30分程歩く。しかしこの登山口は一般道の割にかなり荒れてる。暗くてよく分からないし、この先は倒木が横たわってるし、ほんとにここでいいのか悩んでこの上にまともな道あるんじゃないの?と少し斜面登ってみたり、初っ端からウロウロ😅
帰りも暗かったので、結局ここは私の中で「わかりにくい荒れた登山口」の印象。
稜線に出る手前。ガスってる😓ヤマテンで低い雲の出る可能性って言ってたもんな。。
2025年04月12日 05:15撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 5:15
稜線に出る手前。ガスってる😓ヤマテンで低い雲の出る可能性って言ってたもんな。。
稜線に出ると早速尾根が痩せてくる。
2025年04月12日 05:31撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 5:31
稜線に出ると早速尾根が痩せてくる。
このすぐ先7〜8m程はかなり細く平均台の幅。絶対落ちれない、沢の丸太橋並に緊張。
2025年04月12日 05:38撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 5:38
このすぐ先7〜8m程はかなり細く平均台の幅。絶対落ちれない、沢の丸太橋並に緊張。
大ベタテノ頭。早く雲から出たい。真っ白で一番心細い時
2025年04月12日 05:51撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 5:51
大ベタテノ頭。早く雲から出たい。真っ白で一番心細い時
尾根は複雑に雪割れしてるところが多い。
2025年04月12日 06:21撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 6:21
尾根は複雑に雪割れしてるところが多い。
パックマンみたいなキョロちゃんみたいなモリモリ雪を越えるのにピッケル出す。ここ右も左も行けません。
2025年04月12日 06:26撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 6:26
パックマンみたいなキョロちゃんみたいなモリモリ雪を越えるのにピッケル出す。ここ右も左も行けません。
時々古い足跡が浮き出てる。
2025年04月12日 06:40撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 6:40
時々古い足跡が浮き出てる。
雪割れしてゴチャゴチャがしてる区間はこの辺で終わり。
2025年04月12日 06:46撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 6:46
雪割れしてゴチャゴチャがしてる区間はこの辺で終わり。
井戸小屋沢ノ頭の登り。
2025年04月12日 07:06撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 7:06
井戸小屋沢ノ頭の登り。
もう一つくらい難所があるはずなんだけどな。ガスまだ抜けないのかよー とか考えながら。
2025年04月12日 07:12撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 7:12
もう一つくらい難所があるはずなんだけどな。ガスまだ抜けないのかよー とか考えながら。
抜けた!
2025年04月12日 07:27撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 7:27
抜けた!
で、一番懸念してたところ。
正面の岩に灌木が生えてる。行きは手っ取り早く左端を直登。急斜面やトラバースより、灌木掴んでのよじ登りの方が自分は何故か抵抗がない。でも帰りは降りるの危なそうだったので上から道探したら、右端を巻くように安全な登山道があった。なーんだと思うものの、初見で道を探すのは楽しい。
2025年04月12日 07:33撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 7:33
で、一番懸念してたところ。
正面の岩に灌木が生えてる。行きは手っ取り早く左端を直登。急斜面やトラバースより、灌木掴んでのよじ登りの方が自分は何故か抵抗がない。でも帰りは降りるの危なそうだったので上から道探したら、右端を巻くように安全な登山道があった。なーんだと思うものの、初見で道を探すのは楽しい。
灌木掴んで登って、この画像のちょっとした岩を越えたら、、
2025年04月12日 07:45撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 7:45
灌木掴んで登って、この画像のちょっとした岩を越えたら、、
雲海大展望!
茂倉岳~谷川岳~オジカ沢ノ頭
2025年04月12日 07:46撮影 by  KYG03, KYOCERA
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雲海大展望!
茂倉岳~谷川岳~オジカ沢ノ頭
ぽっかり浮かぶエビス大黒ノ頭、仙ノ倉山
2025年04月12日 07:47撮影 by  KYG03, KYOCERA
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ぽっかり浮かぶエビス大黒ノ頭、仙ノ倉山
万太郎山頂もようやくお目見え
2025年04月12日 07:51撮影 by  KYG03, KYOCERA
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万太郎山頂もようやくお目見え
2025年04月12日 08:14撮影 by  KYG03, KYOCERA
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向かう方向。主脈からの一ノ倉、茂倉岳
2025年04月12日 08:14撮影 by  KYG03, KYOCERA
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向かう方向。主脈からの一ノ倉、茂倉岳
仙ノ倉山北尾根
2025年04月12日 08:24撮影 by  KYG03, KYOCERA
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仙ノ倉山北尾根
やったー!
万太郎山頂〜
2025年04月12日 08:35撮影 by  KYG03, KYOCERA
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やったー!
万太郎山頂〜
今日は下から〜
青空と共に気分も清々しい♪
2025年04月12日 08:36撮影 by  KYG03, KYOCERA
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今日は下から〜
青空と共に気分も清々しい♪
左が主脈、オジカ沢ノ頭から続くマナイタグラ稜線
2025年04月12日 08:37撮影 by  KYG03, KYOCERA
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左が主脈、オジカ沢ノ頭から続くマナイタグラ稜線
阿能川岳、小出俣山
2025年04月12日 08:39撮影 by  KYG03, KYOCERA
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阿能川岳、小出俣山
エビス大黒ノ頭、仙ノ倉山
こっち方面の縦走は来年の課題
2025年04月12日 08:40撮影 by  KYG03, KYOCERA
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エビス大黒ノ頭、仙ノ倉山
こっち方面の縦走は来年の課題
この時はまだ張り切って今日周る(予定)だったルートを眺める。正面のトマ・オキ、一ノ倉、茂倉岳
2025年04月12日 08:42撮影 by  KYG03, KYOCERA
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この時はまだ張り切って今日周る(予定)だったルートを眺める。正面のトマ・オキ、一ノ倉、茂倉岳
左が主脈、右がマナイタグラ稜線
2025年04月12日 08:43撮影 by  KYG03, KYOCERA
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左が主脈、右がマナイタグラ稜線
ここからトマ,オキへ向かう主脈。オジカ沢ノ頭までは積雪期では未知の領域。気を引き締め直してレッツゴー
2025年04月12日 08:47撮影 by  KYG03, KYOCERA
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ここからトマ,オキへ向かう主脈。オジカ沢ノ頭までは積雪期では未知の領域。気を引き締め直してレッツゴー
大障子ノ頭に向けて、真っ白な雪面に笑顔満載。この日最もハイテンションだった時。快晴無風、誰もいない、これから進むルートにワクワクしてた。アイゼン紛失に気付くまでは・・・
2025年04月12日 09:01撮影 by  KYG03, KYOCERA
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大障子ノ頭に向けて、真っ白な雪面に笑顔満載。この日最もハイテンションだった時。快晴無風、誰もいない、これから進むルートにワクワクしてた。アイゼン紛失に気付くまでは・・・
大障子ノ頭への登り。
この時は楽しくて登りも苦じゃなかったんだけどね。復路はここと万太郎への登りに泣かされるとはまだ知らず。。
2025年04月12日 09:08撮影 by  KYG03, KYOCERA
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大障子ノ頭への登り。
この時は楽しくて登りも苦じゃなかったんだけどね。復路はここと万太郎への登りに泣かされるとはまだ知らず。。
半分出てた大障子ノ頭
2025年04月12日 09:28撮影 by  KYG03, KYOCERA
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半分出てた大障子ノ頭
荒沢山、足拍子岳
もうだいぶ黒くなってる
2025年04月12日 09:30撮影 by  KYG03, KYOCERA
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荒沢山、足拍子岳
もうだいぶ黒くなってる
大障子避難小屋への登り。
部分的にはまだまだ雪の厚みたっぷり。
2025年04月12日 09:38撮影 by  KYG03, KYOCERA
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大障子避難小屋への登り。
部分的にはまだまだ雪の厚みたっぷり。
谷側には2〜3m位の雪割れの壁がいくつも目に付く。雪崩の音も。この主脈を歩いてるときだけで5回は聞いたかな。雪崩れてるのは見えなかったので、いずれも谷川の東面だと思う。
2025年04月12日 09:45撮影 by  KYG03, KYOCERA
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谷側には2〜3m位の雪割れの壁がいくつも目に付く。雪崩の音も。この主脈を歩いてるときだけで5回は聞いたかな。雪崩れてるのは見えなかったので、いずれも谷川の東面だと思う。
川棚ノ頭、本谷ノ頭
2025年04月12日 09:48撮影 by  KYG03, KYOCERA
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川棚ノ頭、本谷ノ頭
熊さんだね。避難小屋の近くだよ。
2025年04月12日 09:49撮影 by  KYG03, KYOCERA
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熊さんだね。避難小屋の近くだよ。
大障子避難小屋。
2025年04月12日 09:54撮影 by  KYG03, KYOCERA
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大障子避難小屋。
でもここは雪詰まってて使えない。毎年なのか?ドアは内開きで開きっぱなし。この中で雪洞掘れば使えそうだけど。
2025年04月12日 09:55撮影 by  KYG03, KYOCERA
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でもここは雪詰まってて使えない。毎年なのか?ドアは内開きで開きっぱなし。この中で雪洞掘れば使えそうだけど。
小障子ノ頭。
主脈も一部地面露出。
2025年04月12日 10:13撮影 by  KYG03, KYOCERA
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小障子ノ頭。
主脈も一部地面露出。
オジカ沢ノ頭へ。避難小屋はすぐ手前にある
2025年04月12日 10:18撮影 by  KYG03, KYOCERA
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オジカ沢ノ頭へ。避難小屋はすぐ手前にある
斜めに登っていく。雪上はズボるので笹の上を歩いたり。
2025年04月12日 10:54撮影 by  KYG03, KYOCERA
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斜めに登っていく。雪上はズボるので笹の上を歩いたり。
オジカ沢ノ頭避難小屋
2025年04月12日 11:04撮影 by  KYG03, KYOCERA
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オジカ沢ノ頭避難小屋
ここはシートも敷いてあって快適に使える。腰掛けて大休止。
2025年04月12日 11:21撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 11:21
ここはシートも敷いてあって快適に使える。腰掛けて大休止。
小屋とマナイタグラ山稜。昨年向こうから来た時はガスってて見えなかったので今回良かった。
2025年04月12日 11:24撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 11:24
小屋とマナイタグラ山稜。昨年向こうから来た時はガスってて見えなかったので今回良かった。
すぐにオジカ沢ノ頭。前回強風、今回無風で暑いくらい。
2025年04月12日 11:27撮影 by  KYG03, KYOCERA
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すぐにオジカ沢ノ頭。前回強風、今回無風で暑いくらい。
肩の小屋が見えてきたころ
2025年04月12日 11:29撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 11:29
肩の小屋が見えてきたころ
鎖場の下降。この時はアイゼン履いてる。このあとまさか外れるなんて。。
2025年04月12日 11:37撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 11:37
鎖場の下降。この時はアイゼン履いてる。このあとまさか外れるなんて。。
この先、中ゴー尾根分岐を過ぎて肩の小屋を目前にした時、右足のアイゼンが無いことに気づいてショック。
2025年04月12日 11:42撮影 by  KYG03, KYOCERA
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この先、中ゴー尾根分岐を過ぎて肩の小屋を目前にした時、右足のアイゼンが無いことに気づいてショック。
30分程戻って見つかったところ。普通に土の地面に転がってた。無いと気づいてすぐに戻るも、足跡はいつまで経っても片方ツボ足の跡ばかり。30分以上戻ってやっと見つかる。片足だけアイゼンでこんなに長い時間気付かないなんて信じられない。自分のバカさ加減に腹が立つ。
2025年04月12日 13:21撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 13:21
30分程戻って見つかったところ。普通に土の地面に転がってた。無いと気づいてすぐに戻るも、足跡はいつまで経っても片方ツボ足の跡ばかり。30分以上戻ってやっと見つかる。片足だけアイゼンでこんなに長い時間気付かないなんて信じられない。自分のバカさ加減に腹が立つ。
行くか戻るか悩んで戻ることに。
またオジカ沢ノ頭を登り返す。このあと落ち込んでてしばらく写真なし。
2025年04月12日 13:26撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 13:26
行くか戻るか悩んで戻ることに。
またオジカ沢ノ頭を登り返す。このあと落ち込んでてしばらく写真なし。
大障子ノ頭と万太郎への登りでフラフラ。行きより時間かかって戻ってきた。日が傾くころやっと吾策新道の下山開始。
2025年04月12日 16:46撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 16:46
大障子ノ頭と万太郎への登りでフラフラ。行きより時間かかって戻ってきた。日が傾くころやっと吾策新道の下山開始。
下山は行きよりズボる回数多いけど、下りは登りの半分程で降りられた。
この夕日は茂倉新道で見てるはずだったのに😭自分バカヤロー
2025年04月12日 17:49撮影 by  KYG03, KYOCERA
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4/12 17:49
下山は行きよりズボる回数多いけど、下りは登りの半分程で降りられた。
この夕日は茂倉新道で見てるはずだったのに😭自分バカヤロー
撮影機器:

感想

念願の積雪期万太郎!
張り切って3時前にスタート。
前回の北尾根が役に立ったのかルーファイは楽しむ余裕があり、ガスが抜けてからはまるで天国のような大雲海。万太郎も無事に歩けた達成感と共に、これから向かうオジカ沢ノ頭までの未知の区間に少々不安ながらも絶景の中歩ける喜びを噛み締めていた。

が、肩の小屋が近づいた頃、右足のアイゼンが無いことに気づく。思わずなんで!?と声を上げる。とにかく戻って探すしかない。
戻りながら自分の足跡を確認しても右足ツボ足でなかなか失くした場所に辿り着けない。
30分は経過した頃、土の地面に転がってるアイゼンを見つけて一安心。
外れた原因は踵のコバに引っ掛ける調節が緩いまま付けていたこと。履くとき、一瞬なんか緩いかな?と思ったのにそのままにしてしまったのがいけなかった。
これが、急斜面や岩で外れて落としちゃったら、、、と思うと背筋が凍る。装備は確認を怠るとこうなるんだぞという警告だったのかもしれない。。
さて、これからどうしよう。
進む周回パターンと戻るルートを比較したけど距離と労力はどっちも変わらない。
周回の場合茂倉新道の状況が分からないので安全確実を取るなら戻るべきだろう。行きでよく分からなかったルートの確認も出来るし。

しかしというか、やはり復路は精神的な部分も大きく、登りがとにかくキツかった。
ただ下りは広い雪面を駆け下りるように行ける所が多いのでピストンで正解だったんだと今では言い聞かせてる。

あとこの日の大きな忘れ物は水の予備。
前日自宅の浄水器の水を入れた給水バッグを冷蔵庫に入れたまま忘れてしまい、気づいたのは万太郎山頂手前。
ハイドレーションに1リットルちょっと入れてきたので飲みすぎなければ足りるけど、気温が10度位まで上がる予報だったので、大汗かくと足りなくなる。
早めにシャツ一枚になり、喉が渇くと雪を食べてしのいでいた。
これがまた美味しくて驚き。
ちなみに雪食べたのはこのとき初めて。
レモンの塩飴舐めながら雪を放り込むといい感じにレモンと合わさって、まさに天然かき氷。
あまり食べるとお腹壊すのかなと思いつつ、あまりの美味しさにパクパク雪を食べまくってた。
これが人の多い雪山だったら汚くて食べる気はしないだろう。人のいないルートで良かった。
それでもきれいな雪に見えて多少不純物は混ざってるだろうけど、味も氷そのもの、抵抗なく天然かき氷を味わえた。(ほんとは食べちゃだめ。この時は何ともなかったけどお腹こわす可能性大らしい、、、)

万太郎山、約17時間という過去一長い行動時間になってしまったけれど、いくつもの教訓を学ばせてもらえた。
来年以降、今度は主脈からお邪魔します。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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