紅葉も始まった甲斐駒ケ岳雲上散歩(北沢峠発着・日帰り)
- GPS
- 07:28
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,145m
コースタイム
-12:15同発-12:35摩利支天分岐-13:15駒津峰-13:50双児山-15:00北沢峠着
行動: 7.5時間
天候 | 22日:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
自家用車:高井戸-(中央道)-甲府昭和IC-5:00芦安 1300円 ETC休日夜間割引 乗合タクシー:5:40芦安駐車場-6:30広河原着 1200円 バス6:50同発-北沢峠7:15着 750円 帰り: バス:北沢峠発15:30-16:00広河原着 750円 バス:16:10同発-17:10芦安駐車場 1100円 自家用車:芦安17:20発-白根IC-(中部横断道・中央道)-高井戸IC 1400円 ETC休日割引 芦安駐車場:無料 走行距離:320km ガソリン:15L, 約2,000円 ----- 合計 約8500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天気予報は22日晴れ、23日は晴れのち雨。22日の日帰りで甲斐駒ケ岳を目指すことにした。 日帰りのため、装備は軽量化し8kg程度にまとめた。水場が少ないのでボトルは2L分用意。 未明:自動車で東京を出発、途中中央道のSAで仮眠しながら甲府昭和ICで降り、芦安駐車場5:00着。 5:40発広河原行き乗合タクシー(8人乗り)に乗車。乗車希望を告げれば人数は適当に調整してくれる。 バスとの値差は100円だが、乗り心地はこちらのほうがずっと良い。出発待ちの間に夜が明ける。 広河原にて南アルプス市営バス北沢峠行きに乗換え。気温8℃と肌寒い。本日はバス3台による運行。 混雑していないせいか定時出発。このとき天気はまさに快晴。北岳まで手が届きそうに思えるほど。 北沢峠でバスを降り、7:35出発。ルートは仙水峠を先に廻るコース。 コースタイム通りに行けばちょうど15:30の広河原行きバスに間に合う勘定だが、その通りできるかどうか? が今回の最大の課題。 林道を5分ほど戻り、テント場脇から登山道に入る。すぐに北沢長衛小屋を過ぎ、北沢沿いの道へ。40分で仙水小屋着。 樹林帯の中を歩くとほどなく岩ゴロゴロ道となる。振り返ると大きく仙丈岳が。40分で仙水峠着。 天気快晴とばかり思っていたが、快晴なのはこの尾根から南のアルプス側のみで北側ははるか遠くまで雲海。 雲海の上には甲斐駒ヶ岳と摩利支天が雄々しくそびえ立っていた。振り向くと先週登ったばかりの鳳凰山も雲上に。 オベリスクもはっきり見える。 朝食後出発。ここからは急登また急登。1時間30分かけて標高差500m以上を登りきり、10:25駒津峰(1,752m)着。 ここから甲斐駒への道はゴツゴツした背骨の上を歩くような尾根道。 何度も岩を乗り越えねばならないが鎖や梯子は架けられておらず、岩に慣れていないと時間をロスするかもしれない。 上部に至り岩は花崗岩の白いものに変わり、ザレ場歩きとなる。最後の我慢でそこを登り切り11:45登頂! ここまではほぼコースタイム通り。 山頂からの展望は、北側は雲海上に八ヶ岳が見える程度であとは雲の下。駒ケ岳自体も摩利支天から下は雲の下。 南アルプス側は仙丈岳、北岳、鳳凰山、鋸岳。オベリスクの向こうには富士山の頂が頭を出していました。 気温12℃、微風の好天。 昼食後、12:15摩利支天側の巻道へ下山開始。こちらは岩場がほとんど無いので、登りに使っている方も散見。 花崗岩の白い道を下り、摩利支天を横目に元来た尾根道へ戻り、駒津峰を登り返す。 この時13:20でバス発車まであと2時間10分。コースタイム1時間50分の双児山方向へ下山ルートを採る。 既にガスに巻かれ視界は数十メートル。ハイマツ帯、針葉樹林帯を一旦下降した後登り返して13:50双児山(2,649m)通過。 ここからは広葉樹林の尾根をひたすら下るが、道は良く歩きやすい。 高度計によると標高差100mを降下するのに10分強かかっていたので、標高2,000mの北沢峠まで1時間強の計算。 どうやらバスには間に合いそうだ。そのままドンドコ下る。 15:00北沢峠に下山。発車まであと30分あるが、既にバス待ち列の3台目相当の位置だった。 15:30バスで北沢峠発。曇りで展望なし。16:00広河原でバスに乗り替え。17:10芦安駐車場着。 自動車で芦安日帰り温泉ヘルシーハウス山渓園へ移動し入浴\550。 http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/onsen-furuyashiki 18:00閉館にギリギリ間に合った。なお、HPでは10月は19:00までの営業となっていますが、実際は18:00まで。 帰路は高速道路無料化社会実験中の中部横断道白根ICから中央道経由で往路を帰る。 連休でもない土曜日の夕方のためか、(渋滞で有名な小仏トンネル付近ですら)通過する頃には既に渋滞解消。 9月の連休最終日の夕方は渋滞30kmであったから、夢のような話。 20:30新宿到着。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
今回のテーマが北沢峠から甲斐駒ケ岳の日帰りだったのですが、天候にも恵まれ無事達成することが出来ました。夏の仙丈岳に続いて今年2回目の北沢峠。前回は長野県側からのアプローチ、今回は山梨県側からでした。
頭を痛めたのが、バスの運行予定。芦安駐車場から広河原経由北沢峠行きの始発バスに乗っても北沢峠に到着するのは7:15。帰りの終バスが15:30ですから、8時間15分以内に山頂往復しなければならず、これがコースタイムとほぼ一致。屈強な若者ならコースタイムを短縮しつつ楽々可能でしょうがおじさんに果たして可能かどうか?
結果的に登りはほぼコースタイムどおり、下りは若干コースタイムを短縮して、終バスの30分前に下山できました。北沢峠のバス待ちの列を見ると、1列目は前泊の縦走の方と、若い男性が多かったように見受けられます。しかしながら、後方には多くの方がまだまだ登山されていたので、長野県側に下山されたか、北沢峠周辺の山小屋をご利用されたかと思われます。
このような運行時間設定になっているのは、無理なな日程で登山するな!という安全への配慮と、おそらくは北沢峠一帯で営業する小屋への配慮があるのかと想像しています。他の多くの山と同様、楽々日帰り可能では、きっとだれも小屋を利用しませんからね。
敢えてコメントするとすれば、長野県側は下山のバス発車最終が16:00と山梨県側より30分遅く、駐車場がある戸台口に乗換無しで下山できること。またこの方面からの始発も6:00とありますが、登山者が集まり次第出発するので夏のピーク時にはもっと早い時間から運行していることを挙げておきます。わずかでも行動時間を長く取れると思いますので。
パンダさん、こんばんは。
美しい甲斐駒の姿ですね!私は青空の下で甲斐駒の山頂に立った事が無いので、羨ましい限りです。いつになったら甲斐駒は私に味方してくれるのやら...(^^ゞ
アクセス・コース状況/その他周辺情報がとても細かく記されているので、今後の参考になります。
特にアクセス最終地点の風景(バス亭等)も写真でUPされているのは、よく知らない山域に入る者にとっては到着・下山時に事前情報として入手出来るので本当に助かると思います。
それにしても...立て続けに山に入られるとは!その体力に脱帽です(>_<)。
初コメントいただきました。とても嬉しいです!
これからもコツコツアップしていきますのでよろしくお願いします。
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