早春の千種街道【奥の畑谷から清水頭・雨乞岳を周回】
- GPS
- 16:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 987m
- 下り
- 979m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 8:05
天候 | 薄曇り 午後曇り 春霞で遠望は今一つでした。 【気温】甲津畑避難小屋:0℃ 清水頭:4℃ 雨乞岳:6℃ 甲津畑避難小屋:9℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
藤切川に架かる鳴野橋の手前路肩のスペースに駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【奥の畑谷】 〜案?の降雪がうっすらと残る程度ですが、雪解けで水量が多く 氷結した岩も多いので、徒渉は慎重に。 ¬椣、踏み跡などは全く期待できないルートです。 【奥の畑峠〜南雨乞岳】 急な登山道は凍結した雪面の上に締まった雪が残りアイゼン装着が 安全かと。 【雨乞岳〜杉峠】 部分的に雪が消えますが雪面は同様の状態でアイゼン装着が安全かと。 |
写真
感想
雪に阻まれて無念の中断から約一ヶ月。
かなり雪も溶けたようなので、今度はしっかりと歩きたい。
晴天予報に期待したが鳴野橋から眺める山並はどうもハッキリしない。
薄曇りなのか、春霞か?
まだ2月末というのにすっかり雪が消え、春を実感させるフジキリ谷を
見下ろしながら、雪でえぐられた斜面の落石に注意して林道を進む。
甲津畑避難小屋で衣服調節を兼ねた小休止をとり緩やかな千種街道で
塩津の堰を丸太橋で渡ると杉峠・奥の畑谷分岐だ。
鈴鹿国定公園の石柱を見てフジキリ谷左岸を戻るようにへつると
崖に出て奥の畑谷の右岸に変わる。
谷が浅くなった場所で左岸へ渡り、高みへ出るといよいよ奥の畑だ。
前日?の降雪でうっすらと雪化粧した奥の畑入口の草原から冬枯れの
明るい林を、谷に着かず離れずの距離で上流へ向かう。
左岸山腹が迫った辺りで右岸へ徒渉したいが、雪解け水と氷結した岩を
避けてポイントが決まらない。
しばらくうろついて慎重に徒渉するが、この先何度も徒渉が有るので
注意が必要だな。
しばらくすると再び広がる平原に出て奥の畑・上となる。
まだまだ遠い山並の間から僅かに覗く稜線を望むと斜面には
雪が張り付いていそうだがどんな様子だろう。
(平原から見上げる空は青さに欠け、晴天は望めなそうだが稜線に
上がる頃には快方に向かって欲しいな。)
奥の畑の主:シオジの大木を過ぎるとやがて谷は東へ向きを変え、
左から尾根が降りてくるので左岸へ徒渉する。
幾度も谷が分かれるが概ね水量の多い左股を選んで徒渉を繰り返す。
西向き尾根のガレを見送り、石灰岩が集まる場所を辿っていると
思いがけず下山者と出逢う。
早朝から出発し杉峠経由でやって来たと言うので互いに情報交換して
別れる。
谷も源頭に近づき雨乞岳の斜面が梢を透かして見られる頃、
草付きの小尾根が現れる。これで無事奥の畑谷も抜けられた。
さあー、雪が着いた急な尾根を登り切れば稜線だ。
滑りやすい急尾根をジグザグで一頑張りすると奥の畑峠に出る。
展望が大きく広がる開放的な稜線! 雪稜を歩く事は叶わなかったが
鈴鹿でも1級の稜線を楽しもう。
清水頭のピークに立って、綿向〜タイジョウ〜雨乞〜鎌、更に仙ヶ岳と
鈴鹿の山並みを一望する。春霞?のせいでハッキリしないのが残念だが
360度の展望も楽しんだので、雨乞岳へ向かおう。
伸びやかな稜線から展望岩場に出て、笹のブッシュを分けて南雨乞岳に
立ち、雨乞岳〜東雨乞岳の吊り尾根を正面に眺めるが人影は見られない。
この素敵なエリアを貸切だなんてなんて贅沢だろう。
清水頭からは得られなかった更なる展望を楽しみ、笹の尾根を雨乞へ
向かうが深い笹薮でどうやらルートを外したようだ。
背丈ほどの笹の薮こぎアルバイトはきついな・・・。
やっとの思いで笹の海を抜け雨乞岳に到着だ。雪が消えぬかるんだ山頂で息を整える。人気の山だが今日はひっそりとして誰も居ない。
眺望も良くないので東雨乞岳はパスしてこのまま杉峠へ下ろう。
千種街道は巨木の並木だ。名前の無い巨木に見惚れながらゆっくりと
蓮如上人旧跡に出て避難小屋で食事を摂る。
先回は雪に阻まれ気落ちしながら下った道を、今回はフジキリ谷の
渓流美を楽しみながら下る。
【早くから雪が消え、所々で春の訪れを感じる千種街道だった。
雪山が終わった寂しさよりも、間もなく訪れる花を愛でながらの春山を
待ち遠しく感じる一日だった。】
雪解けの影響で水の量が多いいんですね。
徒渉が大変そうです。
春の兆しを探しに近いうちに訪れようと思いました。
yoshikun1さん 今日は。
何度来ても谷を抜けて稜線に立った時の感慨はひとしおです。
昨年の雪稜とは大違いでしたが、相変わらず稜線の眺めは最高でした。
鈴鹿は雪山の季節から花の季節に移りましたね。
私もしばらくは花を求めた山行になりそうです。
季節が進んで、また違う表情の山を
楽しまれたご様子、写真拝見してますと
山の鋭角さが違いますが
雰囲気は、上越の、谷川岳に
似てるなと思いました。
なだらかに広がるササの斜面は
いいですね。
komakiさん こんにちは。
雨乞岳の下りではアイゼンを使いましたが、もうワカンの出番は無さそうです。
随所で春の訪れを感じた一日でした。
清水頭から雨乞岳に至る稜線は個人的には鈴鹿一だと思えるほど、
雰囲気も展望もお気に入りの場所です。雨乞岳から西側のエリアは
訪れる人が少ないのもいいですね。
伸びやかな稜線に魅せられてから、もう何度目になるのかな・・・。
四季を通じて訪ねたい山になりました。
こんにちは。
厳冬期2月、例年でしたらまだまだ雪に閉ざされている地区ですね。
この雪の少なさには、長い間奥の畑を見守ってきた、シオジの大木も驚いていることでしょう。
稜線に上がってからの周回と、奥鈴鹿の良いところを十分味わえる、素敵な山歩きですね
totokさん 今晩は。
例年ならワカンなしでは通過できない雪原も、枯れ草色の平原でしたが、
おかげで無理なく雨乞岳まで周回できました。
大展望が広がる稜線〜雨乞岳一帯を独占できて実に痛快でした。
鈴鹿もあっという間に雪山から春山に衣替えです。
鈴鹿に春の花を求めつつ、時には雪を求めて遠出ができれば
楽しみも広がりますね。
そういえば花粉が飛散する山域は避ける時期でしたね。
しばらくは残雪の山で遊んだ後、鈴鹿にも戻ってきて下さい。
onetotaniさん
こんばんは
これが鈴鹿?
そんな感じですね。
いつもより早く春がそこまでやって来ているのを感じさせるレコですね。
今年のお花のタイミングが読みづらいところです❗
kazu97さん 今晩は。
以前鎌ヶ岳から眺めた雨乞岳から綿向山へ延びる稜線が美しく、
一度は歩いてみたいと思ったのがきっかけです。
今では鈴鹿でも屈指の稜線にどっぷり嵌っています。
展望に加え、春の花・秋の紅葉と何時訪れても楽しいエリアです。
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