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記録ID: 820625
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス

冬期の木曽駒ヶ岳 (日帰り、雪山)

2016年02月28日(日) [日帰り]
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子連れ登山 k2saka その他1人
GPS
--:--
距離
3.6km
登り
413m
下り
420m

コースタイム

日帰り
山行
3:40
休憩
0:20
合計
4:00
10:00
60
11:00
20
11:20
40
12:00
12:20
30
12:50
70
中岳
14:00
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
中央自動車道の駒ヶ根ICから車で3分程の「菅の台バスセンター」の駐車場に駐車。路線バスとロープウェイで登山口となる千畳敷まで一気にアクセス。駐車場はこの時期は半分も埋まりませんが、バスは1時間に1本なので混雑必至です。この日は、始発時刻の8:15前に第一便が出発、その後も臨時バスを出してくれました。
コース状況/
危険箇所等
3000mクラスですので凍結箇所(八丁坂の最後、中岳の山頂付近、駒ヶ岳の山頂付近)があります。普通のピッケルでは歯が立ちませんが、先行者がいてステップがついていれば安心です。
ロープウェイで一気に高度を稼ぎます
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ロープウェイで一気に高度を稼ぎます
千畳敷で出発写真。10時頃ですが、先頭集団が八丁坂の最後のステップを登っているのが遠目に見えました。
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千畳敷で出発写真。10時頃ですが、先頭集団が八丁坂の最後のステップを登っているのが遠目に見えました。
八丁坂にとりつきます。
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八丁坂にとりつきます。
だんだんと斜面が急になってきます。昨年秋に登った夏道はジグザグだったような。。。
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だんだんと斜面が急になってきます。昨年秋に登った夏道はジグザグだったような。。。
乗越浄土に到着です。八丁坂の最後はアイスバーンでカリカリでした。
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乗越浄土に到着です。八丁坂の最後はアイスバーンでカリカリでした。
宝剣岳をバックに中岳を目指します。
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宝剣岳をバックに中岳を目指します。
中岳を下るところもカリカリでした。
中岳を下るところもカリカリでした。
木曽駒ヶ岳山頂へ。氷と雪のミックスです。
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木曽駒ヶ岳山頂へ。氷と雪のミックスです。
木曽駒ヶ岳山頂です。息子は軽い高山病の症状が出たため、甘ーい紅茶を飲んで直ぐに下山としました。
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木曽駒ヶ岳山頂です。息子は軽い高山病の症状が出たため、甘ーい紅茶を飲んで直ぐに下山としました。
中岳と宝剣岳を眺めながら下山開始。
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中岳と宝剣岳を眺めながら下山開始。
長ーい歯ブラシができていました。
長ーい歯ブラシができていました。
氷と雪のミックスのため、ヒップソリはちょっとしか使いませんでした。氷部分はお尻が痛くなりますし、何よりスピードが出すぎです。
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氷と雪のミックスのため、ヒップソリはちょっとしか使いませんでした。氷部分はお尻が痛くなりますし、何よりスピードが出すぎです。
宝剣岳にアタックしている方も何人かいましたが、確保はしていないようです。大丈夫でしょうか?
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宝剣岳にアタックしている方も何人かいましたが、確保はしていないようです。大丈夫でしょうか?
乗越浄土から下山。上部のアイスバーンは先行者によって綺麗なステップが切られていたので、安心して下山できました。
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乗越浄土から下山。上部のアイスバーンは先行者によって綺麗なステップが切られていたので、安心して下山できました。
八丁坂を下ります。この辺りまでくれば、傾斜もだんだんと緩くなります。皆さん写真とりまくりなので、ゆっくり下山していました。
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八丁坂を下ります。この辺りまでくれば、傾斜もだんだんと緩くなります。皆さん写真とりまくりなので、ゆっくり下山していました。
カール下部までおりました。ここでもヒップソリはあまり活躍しませんでした。私は尻セードもしましたが、息子は背中に雪が入って怒っておりました。
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カール下部までおりました。ここでもヒップソリはあまり活躍しませんでした。私は尻セードもしましたが、息子は背中に雪が入って怒っておりました。
下山のロープウェイは、満員で臨時便でした。しかしあがってきたのはカラのロープウェイ。冬期は1台での運行のようで、再度待たなければなりませんでした。
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下山のロープウェイは、満員で臨時便でした。しかしあがってきたのはカラのロープウェイ。冬期は1台での運行のようで、再度待たなければなりませんでした。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

昨年秋に続いて、冬期の木曽駒ヶ岳です。小3の息子もロープウェイを使える山は楽々と認識しているので乗り気でしたが、実際は色々な面でハードでした。

関東圏からのアクセスが遠いので、前夜に駒ヶ根に入りビジネスホテルに宿泊しました。しかし朝食が7時からとチェックイン後に聞いてガッカリ。料金支払っちゃたし、ルートにトレースが付いた後発のほうが安心と思って就寝。

翌朝7時直前から朝食をいただき、7時30分にはチェックアウト、8時前には菅の台バスセンターへ到着も、既にバス待ちの大行列。チケット購入に10分以上かかり、その間に臨時始発バスが出発。我々は8:25頃の臨時バスに乗車です。ロープウェイを乗り継ぎ、千畳敷には10時前に到着し、トイレを借りてアイゼンを掃いて、10時丁度に出発写真を撮影してもらいました。
最短経路となるカール部の夏道は雪崩の危険性があるため、千畳敷ホテルからカール下部にいったん下って、登りの開始です。だんだんと急斜面になりますが、先人のステップを最大限活用させていただきました。八丁坂の最後は、右に夏道跡(チェーン)を分けて、乗越浄土へ急斜面の直登です。最後はステップも消えたアイスバーン。普通のピッケルでは歯が立ちません。アイゼンだけが頼りで登り切りました。出発してからちょうど1時間です。

乗越浄土から中岳へは、気持ちの良い歩きです。しかし足もとは完全にアイスバーンです。中岳手前のトラバース気味のところは、ちょっとヒアヒアしました。中岳からの下りもカリカリでしたが、アイゼンを効かせてガシガシと降ります。雪に埋まった山頂小屋の横を通り抜けて、木曽駒への最後の登りで息子が遅れ気味となりました。直下のガリガリ部分を通過すると山頂は人だらけ。息子は軽い高山病の症状がでていたので、深呼吸と水分と軽い行動食の補給をしてあまり写真も撮らずに下山開始とします。普段9時間以上寝るのに昨夜は7時間だったこと、千畳敷で高度順応せずに直ぐに出発してしまったこと、途中での休憩をあまりとらなかったことなどの影響が出たようです。反省です。

山頂直下でヒップソリを試しました。しかしスピードが出すぎで直ぐにやめました。氷部はお尻も痛くなります。
中岳を越えると宝剣岳を登っている人が見えましたが、ザイルは使っていないようです。
息子が頭痛が少し治ったとのことで少し安心。乗越浄土からは慎重に下山です。前日に滑落事故があったそうですので、カリカリ状態だったら私も補助ロープを出していたと思います。幸い階段状の立派なステップがあり利用させていただきました。八丁坂の中盤からは私はシリセードで降りますが、モフモフ雪を駆け下るのが一番早いようです。なおカール下部まで降りた後、ホテルまで登り返しが地味に辛かったです。

ホテルの食堂で遅い昼食のラーメンを頼みましたが、息子と私は緊張のほぐれと疲れのためかほとんど食べられませんでした。下山ロープウェイは観光客も多くまたもや乗り損ねて臨時便となりました。冬期は1台でしか営業運行していなようでして、空のロープウェイが上がってきたときは驚きました。
下りのバスでは二人とも軽く昼寝をしたらあっという間に駐車場です。帰京は、諏訪SAで早めの夕食、なぜか勝沼でいったん高速を降りて温泉に入り中央道の渋滞解消をまって帰宅しました。

入門の山と言われる木曽駒ヶ岳。天候と雪質がよければ、という前提が重要です。今回は天候は問題なし、雪質はギリギリでした。八丁坂のステップを作ってくれた先行者に感謝です。ステップがなかったら我々では撤退判断でした。
また、今回は子どもの健康管理についても反省です。3000mを切るとは言え、高山病対策はしっかりとすべきでした。宝剣岳は無積雪期に再度チャレンジする予定です。

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