石鎚山頂直下で綱渡り
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- GPS
- 12:45
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 2,062m
- 下り
- 2,058m
コースタイム
- 山行
- 11:40
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 12:42
風速についてのまとめ
風速10m〜15m/s 風に向かって歩きにくくなる。傘が差せない。
風速15m〜20m/s 風に向かって歩けない。転倒する人も出てくる。←3000m級ののおヤマでこんなんなりますね。
風速20m〜25m/s 銅製のシャッターが壊れる。←ヤダヤダ
風速25m〜30m/s ブロック塀が壊れる。木造住宅の全壊が始まる。←台風以外で体験した人に出会ってみたい
天候 | 晴れてガスって風って晴れった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
巷で有名なルンゼは噂通りのアトラクションだった件。
巷てか噂も、してるのはワタクシ1人だったりするが。
石鎚山・成就尾根の西。このルンゼが今、アツイ。標高とその地形から四国で最後まで雪が残るゾーン※1
次郎笈水場の下の沢筋やら丸石小屋の北の沢もエエ加減、残雪しつこいがここのもカナリしつこい。バキバキに凍ったうえ結構な角度で切れ落ちているため、横切るにあたってはライオンハートが必要だ。
クダンのルンゼを美味しく頂くため、保井野からのスタートとした。 どうしたワケか皆さん、積雪期は保井野からあまり入らない様子。やはりクダンのせいに違いない、フフフ興奮してきた。
このルートを考えるにあたり、核心部は2点だと考えた。
もちろん一つはクダン。もう一つはニノ森からの降下。ニノ森の石鎚側はピラミダルな様用で夏でもまぁまぁイヤ。このピラミダルに雪やら氷やらがベタベタ付いていたら目も当てられない。降下してロープ抜いてもたら今度登り返す自信がない。なんで、降下に使った50mロープを残置することにしてクダン用に30mロープも持ってく事にした。ロープ二つ。なんだか重い。けど行ってみなきゃワカランから用意だけはしておかなければならなかった。
いつものように登山口前泊。そしていつものように寝坊。イソイソと準備しノコ ノコと登って行った。天気は良く、堂ヶ森が最高に美人だ。が、五代の別れ付近からガス&風でやんなき事に。で、ニノ森着。南風が強い。恐る恐る石鎚への下り方面を覗いてみたが普通に下りられそうだった。この分なら次の崖っぽいところも問題なさそう。50mロープをデポし、アイゼン付けてストックをピッケルに持ち替え、いざクダンへ。
鼻歌混じりにサクサク降りてったがしんどいのは基部に下りてからだった。ニノ森ー石鎚間の登山道は時に南、時に北へと斜面を巻いている。南側は強風、北側は北側で深くて重い雪がたくさんだった。しかも斜面切れ落ちてる。ついでに言うと重雪の下は冷凍庫の氷のようなのがいてやや悪い。滑ったら結構墜ちてきそうな予感。
ヤナ感じだったので予定外に短いのを2ピッチ伸ばした。お一人様だから実質4ピッチ。というか8ミリのオモチャロープなのでマッシャーが全然効かず、バックアップが取れない。アレコレ試し、「なんとか効いている?」状態になったのでそのまま進んだ。時間かかってしゃあない。時間切れの様用を呈してきたので帰ろうかとも思ったがもうチョイ頑張ってみる事にした。
喘ぎ喘ぎクダン着。おぉぉ、雄大な斜面だ。支点になりそうな木もいっぱいある。けど時間あんまりない。ダブルアックスで乗り切ろうかとも思ったが墜ちない保証はない。より確実なロープを選択した。都合4ピッチ。行ったり来たりしながら虎バス完了。50mロープなら一撃で行けたか、一回戻るだけで渡れたものを。楽しようとするからだ。
弥山、静寂。ガスまみれ。茨城だか埼玉だかから来られたの夫婦一組のみ。明日は剣山に行くんだそう。写真を撮ってあげ、早々に立ち去った。
さあ戻りのクダン。スリング・カラビナは残置しておけばよかったと今更ながら後悔する。2ピッチ行った後でなんだかアホらしくなってきたので後はダガーポジション握り、ダブルアックスで逃げた。次の西ノ冠岳北尾根のところは不安があったので再度ロープ出す。技術があればさっさと通過出来るんだろうけど。時間も推していたが確実性をとった。
相変わらず風は強く、10m以上あるように思える。深雪に悩まされつつニノ森到着。そういえば今日は県連の冬山訓練。面河尾根からニノ森となっていたのでどこかで出会うかなと思ったけど結局出会えなかった。五代ヶ森の濃い稜線に手こずってるんだろうか。五代の別れを下りていると急に視界がクリアになる。綾瀬&神楽の寒風もka7の平家平も山頂付近はガスまみれだったと言っていた。本日は愛媛県、1700mより上のみ荒れ模様だったのだろうか。ヘンなのー。
萎え萎えのホイノ下りに虐められつつフィニッシュ。
なかなか充実した山行になりましたワィ
※1 定かではない
そんな危ないとこがあるんやねえ。
怖すぎてよう行かんわ。
しかしピッチとかマッシャーとかダガーポジションだとかさっぱりわからんわ (^^;;
教えてもらわんとね (*^^*)
充実も充実、13時間近く歩いたわ^^;
雪解け前にモッカイ行ったろうかな。
オモロそうな事してますな*\(^o^)/*
今度連れてってな(^O^)
トシさんほどオモロイのやってないですわこの冬は。
来年は降るように神に伝えておきます^ ^
無雪期に天狗岳ピストンしたことはあるが、帰りがめっちゃ疲れた!( ;∀;)
積雪期は二の森でアウト!(笑)
山での風速=大山九合目上で実測35.9m、先日の北海道漁岳山頂で測っては無いが大山の二段階上?多分40m以上を経験しましたが住宅地と違って看板などが飛んでこないのでまあまあ耐えれます!(笑)
https://youtu.be/aTLgSXASEjc?t=2
表山道に出るまでが核心部でしたよネコさん。なかなかのアトラクションでした。
風は厄介ですね。海上でも地上でも常時10m以上の風が吹く地帯では突発的に30m、40mの風は吹きます。まぁいくら強い風が吹こうともエスケープに1日かからない山域ではさほど心配ありません、下りればいいだけですから。
積雪期の北アルプス縦走等、アプローチに1日以上要する山域においては注意が必要です。注意というか死活問題。行ったは良いが、戻れなくなり閉じ込められるハメになりますから^^;
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