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Yamareco

記録ID: 82359
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

(ほぼ)雨中の裏剱縦走 (室堂〜剱沢〜仙人新道〜雲切新道〜阿曽原温泉〜欅平)

2010年10月09日(土) ~ 2010年10月12日(火)
 - 拍手
Tad その他16人
GPS
76:45
距離
32.3km
登り
3,828m
下り
5,641m

コースタイム

9日:室堂8:40 - 11:20別山乗越 - 12:20剱沢小屋13:20 - 15:40真砂沢ロッジ
10日:真砂沢ロッジ7:30 - 9:00二俣9:20 - 11:46仙人池ヒュッテ
11日:仙人池ヒュッテ7:00 - 8:50仙人温泉9:30 - 13:30仙人ダム - 14:50阿曽原温泉
12日:阿曽原温泉6:20 - 8:15折尾大滝 - 9:13大太鼓 - 12:37欅平
天候 9日:雨
10日:雨
11日:雨のち晴れ
12日:曇り
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:東京〜関越自動車道〜上信越自動車道〜北陸自動車道 立山IC〜室堂
帰り:欅平(トロッコ)〜宇奈月(富山地鉄)〜魚津(JR)〜越後湯沢(上越新幹線)〜東京
コース状況/
危険箇所等
■コース状況:
(室堂〜別山乗越) 一旦200m下って500mの登り返し 特に問題なし
(別山乗越〜真砂沢) 剱沢雪渓の通過ルートは時期により危険箇所が変わるので剱沢小屋で情報入手のこと 逆コースの場合は真砂沢ロッジで
(真砂沢〜仙人池) 二俣までは沢沿いの悪路 二俣からは仙人新道の急登だがよく整備されている
(仙人池〜仙人温泉) 沢沿いに下る 沢の横断時に滑らないよう注意
(雲切新道) 仙人温泉から一旦登って一気に黒部川まで降下する 急勾配の痩せ尾根で滑りやすく慎重に下りるべき
(阿曽原温泉〜欅平) 崖に沿って作られた狭い水平歩道を数時間歩き続けるので、気を抜かないように最後まで確実に

■温泉:
宇奈月温泉に何箇所か日帰り可能な旅館、ホテルあり
予約できる山小屋
剱澤小屋
【1日目】雨の中、室堂を出発
2010年10月13日 22:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/13 22:00
【1日目】雨の中、室堂を出発
雷鳥坂の途中から紅葉進む室堂を見下ろす
2010年10月13日 22:00撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/13 22:00
雷鳥坂の途中から紅葉進む室堂を見下ろす
雨にも拘わらず別山乗越からは剱岳が頂上までしっかり見える
2010年10月13日 22:00撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/13 22:00
雨にも拘わらず別山乗越からは剱岳が頂上までしっかり見える
剱沢小屋の食堂にかかる「点の記」撮影スタッフのサイン
2010年10月13日 22:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/13 22:00
剱沢小屋の食堂にかかる「点の記」撮影スタッフのサイン
剱沢を少し下ったところに現れるクロユリの滝
2010年10月13日 22:00撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/13 22:00
剱沢を少し下ったところに現れるクロユリの滝
いよいよ剱沢雪渓に下りる
2010年10月13日 23:27撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/13 23:27
いよいよ剱沢雪渓に下りる
初登頂ルートの長次郎谷雪渓の出合い
2010年10月13日 22:00撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/13 22:00
初登頂ルートの長次郎谷雪渓の出合い
雨が強くなる中、別山乗越から1000mを下って真砂沢ロッジに到着
2010年10月13日 22:00撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/13 22:00
雨が強くなる中、別山乗越から1000mを下って真砂沢ロッジに到着
【2日目】朝は小雨、ガスの中ロッジを出発
2010年10月13日 23:24撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/13 23:24
【2日目】朝は小雨、ガスの中ロッジを出発
剱沢沿いに岩や沢を越えて下っていく
2010年10月14日 10:42撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:42
剱沢沿いに岩や沢を越えて下っていく
近藤岩が見えてくる辺りまで来ると前方の山に日が少し差してきた
2010年10月13日 23:24撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/13 23:24
近藤岩が見えてくる辺りまで来ると前方の山に日が少し差してきた
振り返るとガスが上がり始め、青空が!
2010年10月13日 23:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/13 23:24
振り返るとガスが上がり始め、青空が!
これから登る仙人新道方面も晴れてきて期待が高まる
2010年10月13日 23:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/13 23:24
これから登る仙人新道方面も晴れてきて期待が高まる
仙人新道を登る途中から見える大迫力の三の窓雪渓にスポットライトのように日が差す
2010年10月13日 23:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
10/13 23:24
仙人新道を登る途中から見える大迫力の三の窓雪渓にスポットライトのように日が差す
岸壁に紅葉の景色が素晴らしい
2010年10月13日 23:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/13 23:24
岸壁に紅葉の景色が素晴らしい
紅葉がピークの標高2000m付近を登る
2010年10月13日 23:24撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/13 23:24
紅葉がピークの標高2000m付近を登る
カラフルな山を背にした仙人池ヒュッテが見えてきた
2010年10月13日 23:24撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/13 23:24
カラフルな山を背にした仙人池ヒュッテが見えてきた
残念ながら仙人池からは八ツ峰の喫が見えるだけ
2010年10月13日 23:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/13 23:24
残念ながら仙人池からは八ツ峰の喫が見えるだけ
足を延ばした池の平小屋下にある平の池
2010年10月13日 23:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/13 23:24
足を延ばした池の平小屋下にある平の池
晴れていれば涸沢を越える美しさという池の平の紅葉を映す平の池
2010年10月13日 23:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
10/13 23:24
晴れていれば涸沢を越える美しさという池の平の紅葉を映す平の池
【3日目】おばあちゃんに見送られてヒュッテを出発
2010年10月14日 00:15撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 0:15
【3日目】おばあちゃんに見送られてヒュッテを出発
この日も雨具で出発
2010年10月14日 10:44撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:44
この日も雨具で出発
何度か滑りやすい沢を渡る
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 0:16
何度か滑りやすい沢を渡る
対岸に仙人温泉の源泉の湯気が見えてきた
これが雲切新道の付けられている尾根
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 0:16
対岸に仙人温泉の源泉の湯気が見えてきた
これが雲切新道の付けられている尾根
仙人温泉小屋に到着
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 0:16
仙人温泉小屋に到着
へええ、と看板を眺めていたが、この後、雲切新道の登山道上に新しい大きなクマの糞があり一同戦慄…
2010年10月14日 10:44撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:44
へええ、と看板を眺めていたが、この後、雲切新道の登山道上に新しい大きなクマの糞があり一同戦慄…
小屋の前で休憩しているうちに次第にガスが切れ、前方の後立山の峰々が見え始めた
右端は唐松岳、左端は白馬岳
2010年10月14日 00:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/14 0:15
小屋の前で休憩しているうちに次第にガスが切れ、前方の後立山の峰々が見え始めた
右端は唐松岳、左端は白馬岳
雲切新道の途中から見返した仙人温泉小屋
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/14 0:16
雲切新道の途中から見返した仙人温泉小屋
雲切新道最高点付近からの後立山連山
この方向からだと唐松岳がまるで剱岳のように立派に見える
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/14 0:16
雲切新道最高点付近からの後立山連山
この方向からだと唐松岳がまるで剱岳のように立派に見える
三連の長い梯子を下りる
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 0:16
三連の長い梯子を下りる
眼下に見えてきた黒部川まで800mをひたすら下る
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/14 0:16
眼下に見えてきた黒部川まで800mをひたすら下る
五竜岳のガスがやっと切れて姿を現した
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 0:16
五竜岳のガスがやっと切れて姿を現した
仙人ダムが見えるところまで下りてきた
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 0:16
仙人ダムが見えるところまで下りてきた
黒部川と仙人谷の合流する河原にやっと到着し、大休止
2010年10月14日 10:46撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
10/14 10:46
黒部川と仙人谷の合流する河原にやっと到着し、大休止
さらに水平道を歩いて阿曽原温泉小屋に到着
2010年10月14日 00:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 0:16
さらに水平道を歩いて阿曽原温泉小屋に到着
阿曽原温泉の露天風呂
左下に見えるスノコの上で脱衣する
(ツアー参加のAさんからの提供)
2010年10月14日 22:54撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/14 22:54
阿曽原温泉の露天風呂
左下に見えるスノコの上で脱衣する
(ツアー参加のAさんからの提供)
【4日目】水平道から阿曽原温泉小屋を振り返る
2010年10月14日 10:33撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:33
【4日目】水平道から阿曽原温泉小屋を振り返る
折尾の滝で最初の休憩
2010年10月14日 10:46撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/14 10:46
折尾の滝で最初の休憩
15分程進んだ場所から折尾の滝を振り返ると、対岸の崖に通ってきた水平道がくっきり見える
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/14 10:34
15分程進んだ場所から折尾の滝を振り返ると、対岸の崖に通ってきた水平道がくっきり見える
大太鼓手前から欅平の施設が見えるが、欅平へはここからさらに3時間もかかる
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:34
大太鼓手前から欅平の施設が見えるが、欅平へはここからさらに3時間もかかる
大太鼓の上流側入り口
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:34
大太鼓の上流側入り口
大太鼓の下流側から
左下に見える川との標高差は200m近く
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:34
大太鼓の下流側から
左下に見える川との標高差は200m近く
志合谷のトンネルを抜けた辺りから後続パーティがトンネルの入り口(中央部の穴)で準備する様子が見えた
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
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10/14 10:34
志合谷のトンネルを抜けた辺りから後続パーティがトンネルの入り口(中央部の穴)で準備する様子が見えた
昔使われていた丸太の通路を支える鉄のピン
怖すぎるだろ、これは…
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200, RICOH
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10/14 10:34
昔使われていた丸太の通路を支える鉄のピン
怖すぎるだろ、これは…
水平道から最後に見える後立山の山々
右端のギザギザは不帰ノ剣
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/14 10:34
水平道から最後に見える後立山の山々
右端のギザギザは不帰ノ剣
遂に欅平の建物が見えてきた!
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200, RICOH
10/14 10:34
遂に欅平の建物が見えてきた!
欅平駅に到着
2010年10月14日 10:34撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:34
欅平駅に到着
トロッコ列車で宇奈月へ
2010年10月14日 10:33撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10/14 10:33
トロッコ列車で宇奈月へ

感想

一年前に2010年の最大目標に掲げた、裏剱を巡り黒部欅平へ下りるコースをE社のツアーに参加して歩く。

1日目:
室堂までバスで入り、剱沢を下って真砂沢ロッジまで。

天候は最初から雨。雷鳥坂を登る足取りも重くなる。
ただ、雨の中でも見下ろす室堂平の紅葉はきれい。
別山乗越まで来ると、この天気なのに剱岳の頂上まで良く見えるだけでなく後立山方面も微かに見えている。
これだけで来て良かったと盛り上がるメンバー多数。

昨年新しくなった剱沢小屋で昼食休憩をしてから1日目の核心剱沢雪渓を下りる。
雪渓に取り付くまでも岩の多い悪路を進むので気が抜けない。
下りるに従って周囲の景色も徐々に変わり、本峰頂上が見えなくなる代わりに滝や谷が次々に現れる。
1時間余りで雪渓に下りる場所に着き、アイゼンを装着して雪渓左岸寄りを下る。
30分ほどで雪渓を離れ、左岸を再び30分程歩いて真砂沢ロッジに到着。

小屋は混んでいてザックを外の小屋に置かねばならず、雨の降る中かなり不便な思いをした。
翌日には小屋閉めということで食事もかなり質素、且つ食堂が使えず各部屋での夕食となった。


2日目:
仙人新道を登り仙人池ヒュッテまで。

この日も朝から雨でテンションの上がらないまま7時半にロッジを出発。
大規模なブロック崩壊を起こしている剱沢雪渓を見下ろしながら岩を越え、沢を越えて二俣まで下る。
頭上を覆っていたガスがこの辺りで少しずつ上がっていき、時折り日も差すようになってきた。

大休止の後、仙人新道の急登にかかる。
苦しいが、左方に三の窓雪渓が次第に大きく見えてきて、深い山に分け入っている感覚が高揚してくる。
紅葉に染まるピークを4つ越える頃、谷を挟んで仙人池ヒュッテが見えてくる。

せっかく晴れかかっていた空も小屋に着く頃にはまた雨に変わり、期待していた仙人池からの八ツ峰の眺望はお預け。
荷物を置いてから雨の中を池の平へ出かける。
平の池周辺は山肌が見事に色づき、これでガスが晴れて剱が背景にあれば素晴らしいのにと惜しまれる。

前日真砂沢ロッジに泊った沢山の客がそのまま移ってきたのでヒュッテは今年最高の入り、ということでまたもザックは部屋におけなかったが、強力な乾燥室があったのは助かった。
客が多すぎて手が回らない事情から夕食はカレーだったが、人気のおばあちゃんが出てきて各テーブルを回って挨拶をするので宿泊客は大喜び。
一緒に写真を撮りたいという沢山の客の要望にいつまでも応えるパーソナリティには人気も成程と感じさせられる。


3日目:
雲切新道を下り、黒部川沿いの阿曽原温泉まで。

晴れの期待も空しく、またしても朝は雨がぱらつきガスが八ツ峰の姿を遠く隠す。
(ほんとはこのサイトにある写真のような光景を期待した → http://www.tate-yama.com/yama/tsurugi.htm )
諦めておばあちゃんに見送られながら7時にヒュッテを出発。
先ず仙人谷沿いに二度三度と沢を渡りながら仙人温泉まで下る。
女性陣がここで温泉に入るのを待つ間にガスが次第に上がり、前方に後立山の一角が見え始めた。

少し下って橋を渡り、仙人温泉の源泉横を通って雲切新道の登りに入る。
100mほど登った雲切新道の最高地点で休憩していると、8時過ぎに仙人池を出てきたというトレランの人が追い越しざまに見事に晴れ上がった池と八ツ峰の写真を見せてくれて一同ガックリ。
アッという間に変わる山の天気とは言え、あと1時間待っていればと悔やむことしきりだが仕方がない。

雲切新道は間違いなく今回の全コースの中の核心部である。
黒部川に向かって800m急降下する道は終始痩せ尾根で岩が多い上に滑りやすく、終盤には長い梯子もあって体力と気力を消耗する。
最高地点から2時間以上かかって黒部川との合流地点の河原に辿り着いた時にはほんとにホッとした。

仙人ダムを通り標高差100mあまりを急登して水平道に上がり、1時間ほどで阿曽原温泉に着く。
早速5分程下った河原にある露天風呂へ入りに行く。
浴槽の隣にあるスノコの上で衣服を脱ぎそのまま浸かる。
15-6人入るといっぱいの風呂だが、うわさ通りいいお湯だった。

小屋はこの日も定員を越え、食堂も寝室になるのでそこに寝る人は食事の間はほかの部屋で待機という有様。
夕食はやはりカレーだった。


4日目:
水平道を15km歩いて欅平まで。

4日目にして初めて雨具を着けなくてもよい天気。
阿曽原温泉を6時20分に出発して水平道へ急登する。
岸壁に付けられた細い通路を安全確保のワイヤーを手にしながら延々と歩く。
ガイドからは歩行中の写真撮影を止められている。

折尾の滝で休憩した後1時間ほどで大太鼓。
通過するのにそれ程の怖さはないが、少し遠くから人が通るのを見ていると怖い。
この前後から欅平は見えているのだが、なかなか近づかずだんだん歩くのに飽きてくる。

何回かの休憩をはさみ大太鼓から3時間でやっと欅平の駅に着いた。
沢山の観光客と、口にした立ち食いうどんで下界へ戻ってきた実感が湧いてくる。
宇奈月へのトロッコ列車から見る風景も、これ以上の景色を4日間も見続けた目には大きな感動を与えない。

ほんとに疲れた。
晴天の日に仙人池に映る八ツ峰を見るためにもう一度行くか、と言われると今はすぐに答えられない。
しかしそれを除いても、変化に富むルートを楽しく充実感に溢れて歩いた素晴らしい山行だったと思う。

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コメント

仙人池でご一緒しました
記録読ませていただきました。

仙人池でご一緒でした(沢山の人でわからないですけどね)。私は室堂から来て、またピストンしましたが

あの日は雨で本当にうんざりさせられましたが、私はまた行こう、行って仙人池に映る裏剣を必ず...という気になりました。

今年はばあちゃんに会いに行ったということにしておきます(苦笑)。

今週末に下の廊下〜水平歩道を行く予定です。阿曽原も混みそうですが、この時期仕方なしと覚悟して行ってきます。
2010/10/14 12:50
Re: 仙人池で…
同じツアーにいた人から「1日で室堂から歩いて来て、また室堂へ戻ると言う人がいる」と聞きましたが、sakura0725 さんのことだったのでしょうか?
ほんとにすごい健脚ですね。

でもあの朝はやっぱり6時頃にヒュッテを発たれて裏剱の姿は見れなかったんですね。
8時半頃にはガスもすっかりなくなって池に映る美しい八ツ峰が見えていたということでとても残念です。

来年までに「もう一度行こう」という気力が回復するかどうか… 

下の廊下、紅葉も見頃になるだろうし楽しそうですね。
ぜひレポートを上げてください。
2010/10/14 23:03
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