爺ヶ岳(東尾根)
- GPS
- 09:54
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,798m
- 下り
- 1,786m
コースタイム
- 山行
- 9:22
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:54
天候 | 曇り→快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース全般 ・前日に5〜6組が入りっており、トレースはバッチリ。 駐車スペースに停まっているクルマの数を見てワカンは置いていくことに。 ・積雪は標高1240m付近の尾根に乗ってから現れます。 ・アイゼンは行きはJPに向かう途中で着け、帰りは尾根から外れる標高1240m付近で外しました。 ・行きはP2(2198m)手前でストックからピッケルに換装、 帰りはP3(1978m)とJP(1766m)の間にある小ピークでストックに持ち替えました。 ・樹林帯は頻繁にテープ・リボン類があるため、迷うことはないと思います。 ●鹿島山荘〜1476mピーク 鹿島山荘の脇から歩き始めるとすぐにおばばの石碑と 「東尾根を経て爺ヶ岳へ至る冬山探査路」と書かれた道標が立っています。 ここから樹林帯に入り堰堤の左岸を進むとすぐに急登となります。 この急登は高低差およそ300m続き、1240m付近で尾根に乗るといったん緩みますが、 再び1476ピークまで高低差200mほど急登します。 鹿島山荘からは高低差500m強を一気に登り上げることになります。 スタートから尾根に乗るまでの超急登は本ルートの核心部とも言えるかもしれません。 ●1476mピーク〜P1(矢沢ノ頭) JP(1766m)までは樹林帯の尾根筋を緩やかに高低差およそ300m登ります。 JPを過ぎてからも引き続き緩やかな尾根筋が続き、 途中小ピークを1つ通過してP3(1978m)へと至ります。 P3を通過し2000m付近からルートは斜度を上げると同時に森林限界を超え、 P2(2198M)に向かって急登となります。 JPからP2の手前までは随所に幕営適地があり。 P2から尾根は痩せ始め、P1(矢沢ノ頭/2411m)の手前までが東尾根の中で 一番痩せた箇所となります。 痩せ尾根の通過や岩稜のギャップを越える箇所の登下降は、 雪の積もり方によっては注意が必要です。 標高2300mの疎らな樹林が生えた付近から高低差100mほど雪壁を急登し、 登りきったところで南から白沢天狗尾根と合流。 ここには古い標識が立っており、少し進むとP1へと至ります。 この日は雪壁を進みましたが雪の付き方次第では雪崩リスクがあると感じました。 その場合は忠実に樹林のある尾根筋を辿った方が安全ではないかと思います。 ●P1(矢沢ノ頭)〜爺ヶ岳中央峰 P1からは広く緩やかな雪稜をしばらく進み、 標高2500m付近から斜度を上げ、頂上へ向けて最後の雪壁の登りとなります。 爽快な尾根歩きを楽しむことができます。稜線付近は西風の影響を受けます。 |
写真
感想
2年前のお正月にひとりでテントを担いで行きましたが、
その時は雪の付き方が極悪で、P2の手前で撤退。
いつかもう一度行かなきゃなぁと思っていて、
ようやくよいタイミングがやってきました。
三連休の1日目2日目は仕事や家のことがあり、テン泊は断念。
日帰りで行ってみることにしました。
「2年前のあの苦労はいったいなんだったんだろ?」
と疑問に感じるくらい雪質は安定していました。
その上、連休も3日目で、停まっているクルマの台数を見て、
ワカンを置いて行っても大丈夫だろうとすぐに判断できるほどの人の入り。
トレースもバッチリでした。
予報に反して最初がガスガスでしたが、P2の手前で雲海から抜け出し、
カタルシスを味わうことができました。
でも、尾根の末端の激急登の下りは相変わらず堪えるなぁ。
おかげでヒドい筋肉痛ですわ。
「げき急登」と聞いていたわりに、
トレースがあったおかげで、のぼりはラクさせてもらいました。
朝の早いうちは天気がいまいちで
ただ歩くだけでしたが、P2手前あたりから急に晴れて視界が開け、
目指す山の姿が見えたときは俄然やる気スイッチ入りました。
でも、今思うともっと前から見えちゃっていたら、
「ゴールは長いなー」とか思って、かえって充電切れしちゃって辛かったかも。
お天道様は、ちょうどいいところで「鼻に人参」ぶらさげてくれた。
そんなかんじで、山頂までは順調で、
くだって最後の最後というところで、
完全にからだが壊れた。まさに壊れた、としかいいようがない。
まったく力が入らなくなってしまって、
一歩踏み出すと、ふにゃ。立とうとして、ふにゃ。
自分の足だけじゃ立ち上がれない。
どうしちゃったんだ。自分でもおどろく。
栄養が足りていなかったのか?
筋力が落ちていたのか?
「げき急登」に耐えられない足腰、情けなかった。
下山して本日3日目。
いまだ「げき筋肉痛」。
細い棒で、太ももぐりぐりえぐられているような。
熱も持っていて、からだまでだるい。
山行って、リフレッシュしたはずが、
いまもそれを引きずるウィークデイを過ごしています。
この分じゃ、週末にやっと治るかんじかなぁ…
あ!爺が岳はすっごい景色堪能できて、大満足でした!!!
おしまい。
danyamaさん komemameさん
初めまして。bicycleと申します。
美しい景色と丁寧でわかりやすいレコ、とても参考になります。
爺が岳は今まで計画したことが無かった山でしたが、こちらのレコを見て
チャレンジしたい山になりました。
普段着ダウンをアウターの上から着るお姿、新鮮です(笑)
♯117の写真、高度感と緊張感がすっごい伝わってきます><
怖そうだけど、楽しそう...
お疲れ様でした^^
bicycleさん
はじめまして、komemameです。
爺が岳はいくつかルートがあって違った面白さがありますね。
東尾根は積雪期限定なので、この時期慌てて行ってきました〜
登りはとにかく登って、登って登りまくる。
そして下山はとにかく下って、下りまくる、それだけ。
ほんと、シンプルな山登り、、
でも、この下りが私にはきつかったです〜
ぜひbicycleさんもいらしてくださいね!
(あ、bicycleさんのプロフィールにあったボトル集め、すてきですね )
komemameさん、たびたび失礼します!
先日、爺ヶ岳 東尾根を無事に行ってこれました
素晴らしいルート、景色で感動でした。
とても参考になるレコを、大変ありがとうございました
最後の急斜面の下り、あれはやばいですね
雨上がりなどでぬかるんでいたら下山できなくなりそうです
※ボトル集め、マニアックですが ありがとうございます♪
bicycleさん
こんばんはーーーー!!!
わぉぉ さっそく行ってらしたのですね!
bicycleさんの行動力見習いたい
山頂での粘りもさすがです〜素晴らしい景色は
何よりもの登山のご褒美ですね。
でもあの最後に待ち受けている下りは…
ほんと、あそこは私やばかったです。
ロス五輪のアンデルセン状態でしたー。
雪が溶けて、泥んこ道でけっこう滑りましたし><。
なんと一週間経って、ようやく筋肉痛がなおってきました。
こんなひどい筋肉痛になったの、はじめてかも。。
※古いボトル、とても味があってアンティークな感じな掘り出しものが
けっこうあるんですね めっちゃ素敵で私も集めたくなりました!
初めまして。
私も爺に入ってました。(私は婆ですが )
雪質安定してガッチリ最高でしたが、ピークではガスって剣はおろか何も見えませんでした〜(ToT)
でも、初日は雨上がりの虹が見えました〜(^o^)
爺はお買い得ですよね〜!
mieeさん
はじめまして。komemameです。
爺にいらしていたんですか!?
お会いしていいますかねぇ???
山で虹!
すてき〜
さいこーの景色ですね!
山頂の景色よりも貴重ではないですかぁ〜
うらやましいです。
このときは、mieeさんおっしゃるとおり
雪質いい感じでアイゼンもよく効いて、
私もかなり歩きやすかった印象でした。
爺さま、さいこーですね!
danyamaさん komemameさん
はじめまして!airdiverと申します。今回の日程で爺ヶ岳の東尾根に挑戦するにあたり、ちょうど一週間前に貴重なレコを掲げて頂きありがとうございました。
非常に参考になりましたし、とても楽しめました。まだまだお二人には遠く及びませんが、これからもレコを楽しみにしていますので宜しくお願い致します。
airdiverさん
こんにちは。はじめまして!
airdiverさんたちのレコみました〜。とても天気がよかったんですね。
最初からしっかり景色が見えて、羨ましいです
そしてなにより、天空のお宿
あの場所、ほんとサイコーなテント地ですね。
かっこいい山を目の前に、月明かりに、日の出、、
私もこんどは日帰りではなくテント背負って行きたいものです
それにしてもお互いいいタイミングで行けて、ラッキーでしたね〜
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