五竜岳
- GPS
- 28:57
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,621m
- 下り
- 1,669m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:32
天候 | 3/26 晴れ 後 曇り 3/27 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
3/27 2:00 五竜テレキャビン発 6:30 自宅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
先週の3連休で沢山の人が入っていたので、登山口から五竜岳山頂までトレースはしっかりと付いていた。先週末から10cmほどの積雪があった模様。 西遠見の先でアイゼンとピッケル装着。 五竜山荘から五竜岳山頂までは早朝で斜面がクラストしており、確実なアイゼン、ピッケルワークが必要。 五竜岳直下の岩場は特に下りでアイゼン、ピッケルをしっかりと差し込まないと滑落の危険あり。 これから気温が上がってくるとしまっていた雪も緩んでくるので岩場の直登は厳しいと思われる。 |
写真
感想
唐松岳から見た五竜岳とそれに続く遠見尾根を歩いてみたいと思いながら、西穂高に行ったり、赤岳に行ったりしながら、天気予報を見ながら五竜アタックを密かに狙っていた。
今週末は天気いいみたい、ってことで急遽五竜を目指すことに。
前日は緊張からか、浅い眠りのまま4時過ぎに自宅を出発。
眠い目をこすりながら中央高速を走る途中で、朝焼けに輝く八ヶ岳を見てテンションアップ。
諏訪湖を過ぎると輝く北アルプスの山並みに目が釘付けになる。
ゴンドラとリフトを乗り継いで登山口に。
予報通りの快晴でこれから始まる山旅に期待が膨らむ。
目の前にはあの武田菱が。
出発からずっと感動の連続。
鹿島槍も五竜も、この前登った唐松も、白馬三山もオールスター勢ぞろい。
このうきうき気分も西遠見山まで。
ここからが緊張。
白岳までの直登はアイゼンとピッケルで一歩づつしっかりと。
なんとか白岳をクリアして五竜山荘に到着したが、予想に反して、誰もいない。
テントを設営して一休みする頃には周りはガッスガス。
あ〜あっ、これじゃ、アーベントもモルゲンも期待できないかと思いながら、テントで雪を融かして水作り。
あれっ、外が明るいな〜って思いながら外に出てみるとガスが取れてる。
感動の夕陽と雲海の雄大な景色に笑いが止まらない。
アーベントロートを満喫したあとは冬山お楽しみのお鍋。
体も温まっておやすみ〜。
翌朝は雷鳥の鳴き声で目が覚める。
慌てて外に出てみると、これからモルゲンタイム。
雲海の先から太陽が顔を現す。
感動の瞬間。
朝ごはんを食べて、五竜岳アタックに。
最初のトラバースがクラストしていて、超緊張。
ここでこけたら数百メートル滑落。
慎重に一歩づつ足を進め、なんとか岩場の直登に。
雪がしまっていて、アイゼンとピッケルが良く刺さる。
1時間ほどでなんとか山頂に。
山頂からは劔岳、立山、裏銀座、槍ヶ岳、鹿島槍が眼下に。
唐松から見た五竜にいま立ってるんだと。
夏に歩いた白馬三山から唐松、五竜から鹿島槍、祖父ケ岳からスバリ、針ノ木に続く稜線が360度のパノラマで。
生きてることを実感できる瞬間。
風が強くて体も冷えてきたので、慎重に下山。
岩場の下りはかなり神経使って疲れた。
テントを撤収して、ゆっくりゆっくり下山。
途中見た鹿島槍の景色がまぶたに焼きついて忘れられない。
次はあの山頂に立ちたい。
夢の中にいたような2日間。
また夢を見に山に向かおう。
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