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記録ID: 83898
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ハイキング
比良山系

武奈ヶ岳〜蛇谷ケ峰

2010年10月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:41
距離
19.1km
登り
1,540m
下り
1,646m

コースタイム

※ルート図には、非正規ルート(道迷い)、軌跡の飛んでいるところ(釣瓶岳〜イワクタ峠北峰手前)があります。

05:53 坊村(↓途中10分休憩)
07:49 御殿山 07:52
08:25 武奈ヶ岳 08:50
09:09 細川越
09:30 釣瓶岳 9:48
10:10 イクワタ峠北峰 10:13(↓笹峠前で正規ルートを外れる)
11:12 地蔵山 11:44(昼食)
12:06 横谷峠 12:10
12:35 須川(ボボフダ)峠 12:45
13:40 蛇谷ヶ峰 14:57
15:50 猪の馬場 15:55
16:30 桑野橋
天候 晴(お日さんは隠れ気味)
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
坊村へは自家用車で。下山後、桑野橋から坊村まで京都バス利用。
コース状況/
危険箇所等
○坊村〜武奈ヶ岳…よく整備されていて迷うような場所はない
○武奈ヶ岳〜イワクタ峠…稜線上のすばらしい眺望を楽しめる道。よく整備されていて迷うような所はない。
○【要注意】イワクタ峠〜地蔵山…迷いようのないと思われる道が続く。景観と涼しい風に気分よく歩いているうち、ルートを東に振って笹峠に向かわなければならない地点を見落としてしまう。何の疑いもなく誤って直進してしまう。
○地蔵山〜横谷峠…地蔵山の手前(?)から、「わしのほうが歩きやすいでぇ」と言わんばかりにルートと平行して走る、地図に掲載されていない林道(非舗装)。この道を取ると、横谷峠には行けません。正規ルートは、踏み跡があいまいな場所や、倒木が道を遮っていたりして分かりにくい部分があります。結構短い間隔でテープが発見できるので、それを頼りに(しばらくテープが見つからない場合、ルートを外れている可能性があります)。
○横谷峠〜蛇谷ヶ峰…特に迷いやすい所はないと思います。
○【要注意】蛇谷ヶ峰〜桑野橋…落ち葉ですべりやすい急降下。落ち葉の下に木の根や枝が隠れているので、すべった際、意表を突かれます。何度かはこける覚悟が必要かと。天狗の森からは北に続く尾根に迷い易いと思われます。「天狗の森」の表示は進行方向からだと大木に隠れていて、振り返らないと見つかりません。よほど注意していないと、何の疑いもなく直進してしまいそうです。その表示を左(西方)に曲がらなければなりませんが、感覚的には、「そんな筈はない」と思ってしまいます。

【クマ出没】道中であった方からの情報
数日前、明王院近辺にクマが現れ、沢山の警官が警戒に当たっていたとのこと。御殿山の手前でもクマを見たという情報があり、注意してくださいと言われました。
ルート図にはデータの飛んでいる所、道迷いした所がありますが、そのまま掲載しています。
ルート図にはデータの飛んでいる所、道迷いした所がありますが、そのまま掲載しています。
まだ暗いなか、登山開始! 歩いていないと寒いです。
まだ暗いなか、登山開始! 歩いていないと寒いです。
明王院手前の登山ルート案内板。今日は、御殿山コース。
明王院手前の登山ルート案内板。今日は、御殿山コース。
いきなりの急登を、ヘッドランプを灯けて登ります。まだ体は目覚めていないので、ゆっくりゆっくりと。
いきなりの急登を、ヘッドランプを灯けて登ります。まだ体は目覚めていないので、ゆっくりゆっくりと。
約1時間登ったところで平坦部に到着。キャーという獣の鳴き声にびっくり! サルから逃げる鹿でした。クマじゃなくてよかった〜。
約1時間登ったところで平坦部に到着。キャーという獣の鳴き声にびっくり! サルから逃げる鹿でした。クマじゃなくてよかった〜。
追い越して行かれた、京都の城陽から来られた方に同行させていただきました。クマ、怖いもん。
追い越して行かれた、京都の城陽から来られた方に同行させていただきました。クマ、怖いもん。
間もなく御殿山山頂です。幸い、クマには出合いませんでした(ホッ。。)
間もなく御殿山山頂です。幸い、クマには出合いませんでした(ホッ。。)
武奈ヶ岳へのお散歩道が見えます。テンションAGEAGE。
武奈ヶ岳へのお散歩道が見えます。テンションAGEAGE。
安曇川辺りは、ガスってます。
安曇川辺りは、ガスってます。
間もなく山頂。15年ぶりですかね。人影は見えません。城陽から来られた先輩は、小走りで山頂に。
武奈からピストンの先輩とは山頂でお別れ。
間もなく山頂。15年ぶりですかね。人影は見えません。城陽から来られた先輩は、小走りで山頂に。
武奈からピストンの先輩とは山頂でお別れ。
山頂からは、360度の大パノラマ。いつまでも見飽きることはありません。北方には、これから行く山々が見えます。蛇谷はガスって微かにしか見えません。
山頂からは、360度の大パノラマ。いつまでも見飽きることはありません。北方には、これから行く山々が見えます。蛇谷はガスって微かにしか見えません。
武奈からはしばし急降下。そして。。。何という気持ちのいい稜線でしょうか。すばらしい景観を見ながら涼しい風に吹かれ、夢見心地で歩きます。
武奈からはしばし急降下。そして。。。何という気持ちのいい稜線でしょうか。すばらしい景観を見ながら涼しい風に吹かれ、夢見心地で歩きます。
釣瓶岳山頂。予定より早い到着なので、昼食予定のここでは小休止。蛇谷ヶ峰まで7.5キロも楽しみが続くと思うと、ウキウキ。
釣瓶岳山頂。予定より早い到着なので、昼食予定のここでは小休止。蛇谷ヶ峰まで7.5キロも楽しみが続くと思うと、ウキウキ。
釣瓶岳山頂が見えてきました。のんびり来たつもりですが、武奈から約40分。快調です。
釣瓶岳山頂が見えてきました。のんびり来たつもりですが、武奈から約40分。快調です。
蛇谷ヶ峰が、その山容をはっきりとさせてきました。
蛇谷ヶ峰が、その山容をはっきりとさせてきました。
ほんま、ええ感じの道です。たまらない爽快感です。ええなぁ〜。
ほんま、ええ感じの道です。たまらない爽快感です。ええなぁ〜。
ムーミン谷のニョロニョロ? これ、何でしょうか? 調べたけどわかりませんでした。
ムーミン谷のニョロニョロ? これ、何でしょうか? 調べたけどわかりませんでした。
イワクタ峠北峰近辺の道案内。山頂表示はありません。
イワクタ峠北峰近辺の道案内。山頂表示はありません。
リトル比良が、美しい。
リトル比良が、美しい。
あまりもの心地よさに夢見心地は続きます。迷う筈ないですよね、一本道ですし。と思っていると。
あまりもの心地よさに夢見心地は続きます。迷う筈ないですよね、一本道ですし。と思っていると。
急に踏み跡がなくなります。不安になって戻ると、はっきりした踏み跡を確認。GPSで軽度・緯度を確認するも、間違っているとは言い切れない。うーむ。下りましょうw
急に踏み跡がなくなります。不安になって戻ると、はっきりした踏み跡を確認。GPSで軽度・緯度を確認するも、間違っているとは言い切れない。うーむ。下りましょうw
ラビリンス(道迷い)へのご招待を受けました。GPS(WPL-2000)&地図を何度も確認。西寄りに迷ったようです。東方向に谷を目指します。
ラビリンス(道迷い)へのご招待を受けました。GPS(WPL-2000)&地図を何度も確認。西寄りに迷ったようです。東方向に谷を目指します。
谷に降り立ちました。北東方向に強い明かり。開けた場所があるようです。クマのことは、忘れてましたねぇ(怖)。
谷に降り立ちました。北東方向に強い明かり。開けた場所があるようです。クマのことは、忘れてましたねぇ(怖)。
林道に復帰。これが噂の地図にない林道ですかね。間もなく登山道にも復帰できました。
林道に復帰。これが噂の地図にない林道ですかね。間もなく登山道にも復帰できました。
11時。昼食にはちょうどいい時間。地蔵山で昼食にします。
11時。昼食にはちょうどいい時間。地蔵山で昼食にします。
リトル比良の向こうに琵琶湖。この景色、超掘り出しもんです。ここに来るために出かけてきても、満足すること間違いなし!
リトル比良の向こうに琵琶湖。この景色、超掘り出しもんです。ここに来るために出かけてきても、満足すること間違いなし!
かつての山の友、現在の山の敵、○王。もう、いいです。もっとうまいの、たくさんありますから。
かつての山の友、現在の山の敵、○王。もう、いいです。もっとうまいの、たくさんありますから。
地蔵峠はすぐです。蛇谷までは、まだ4.5キロの楽しみが残っています。
地蔵峠はすぐです。蛇谷までは、まだ4.5キロの楽しみが残っています。
通せんぼ〜かな? 疎林なので、どこでも行けそうですが、頻繁に現れるテープを辿れば迷わないと思います。
通せんぼ〜かな? 疎林なので、どこでも行けそうですが、頻繁に現れるテープを辿れば迷わないと思います。
ヨコ谷峠まで20分ちょい。
ヨコ谷峠まで20分ちょい。
すぐアラ谷峠です。
すぐアラ谷峠です。
踏み跡がはっきりしない部分も結構あります。テープを発見、50メートルくらいで次のテープを発見。そんな感じで辿っていきます。
踏み跡がはっきりしない部分も結構あります。テープを発見、50メートルくらいで次のテープを発見。そんな感じで辿っていきます。
須川(ボボフダ)峠(のはず)。マジック書きで、ボボフダ峠ってのが、くしゃくしゃに消されてますが。。。
須川(ボボフダ)峠(のはず)。マジック書きで、ボボフダ峠ってのが、くしゃくしゃに消されてますが。。。
滝谷の頭の標識も、数年内に分からなくなりそうですね。蛇谷まであと1.5キロしかありません。少し寂しくなってきます。
滝谷の頭の標識も、数年内に分からなくなりそうですね。蛇谷まであと1.5キロしかありません。少し寂しくなってきます。
方向を西に変え、急登をひと喘ぎ。
方向を西に変え、急登をひと喘ぎ。
山頂が見えてきました。
山頂が見えてきました。
到着。武奈からここまで、道迷い含めて歩行時間約216分。山と高原地図の所要時間では305分。私の歩行速度は普通だと思うので、記述にはだいぶ余裕がありますね。
到着。武奈からここまで、道迷い含めて歩行時間約216分。山と高原地図の所要時間では305分。私の歩行速度は普通だと思うので、記述にはだいぶ余裕がありますね。
360度の大パノラマ。東方は、リトル比良越しに琵琶湖
360度の大パノラマ。東方は、リトル比良越しに琵琶湖
北方の景色。
こちらは、西方。
こちらは、西方。
北には。。。武奈からやってきたんですね、今日。あっという間でした。
北には。。。武奈からやってきたんですね、今日。あっという間でした。
西側にある芝生は、風も弱めでごろ寝できます。いまから降りるとバスの時間に早過ぎるので、のんびりお昼寝。
西側にある芝生は、風も弱めでごろ寝できます。いまから降りるとバスの時間に早過ぎるので、のんびりお昼寝。
ここ、注意! 天狗の森の表示は、振り返らないと発見できません。間違って直進する方、多いのでは?
ここ、注意! 天狗の森の表示は、振り返らないと発見できません。間違って直進する方、多いのでは?
前の写真のすぐ右。木に巻き付けられたテープに「桑野橋」と書かれています。右側に道が続いていますが、このテープがなければ、おっかなびっくりの進行になったと思います。
前の写真のすぐ右。木に巻き付けられたテープに「桑野橋」と書かれています。右側に道が続いていますが、このテープがなければ、おっかなびっくりの進行になったと思います。
赤のビニール紐、色あせたテープ、青の布地、キラキラ紐、黄色のテープなど、いろんなテープが頻繁に現れるので、それを辿ります。
赤のビニール紐、色あせたテープ、青の布地、キラキラ紐、黄色のテープなど、いろんなテープが頻繁に現れるので、それを辿ります。
約50分で猪の馬場。下り時間は、急いでも短縮は難しいと思います。山と高原地図の所要時間は50分。ぴったりでした。
約50分で猪の馬場。下り時間は、急いでも短縮は難しいと思います。山と高原地図の所要時間は50分。ぴったりでした。
少し行くとある案内。ここから辛いコンクリート道が約40分。バスの約35分前、無事、桑野橋に到着。
少し行くとある案内。ここから辛いコンクリート道が約40分。バスの約35分前、無事、桑野橋に到着。

感想

春から再開した山歩き。歩行距離は大丈夫でも、登り・下りの高低差はまだ経験したことのないものだったので、大丈夫か? と、一時はテン泊企画もしましたが、日帰りで決行。暑い時期に、蒸し暑い低山での修行のご褒美か、余裕をもって下山。本当に素晴らしい一日でした。
うれしかったのは、いくつかの出合い。

【坊村〜武奈ヶ岳】
急登のなか、熊よけ鈴とが近づいてきます。「おはようございます」。還暦は越えられていると思われるご年配の方に追い越されます。振り返って一言いただきます。「明王院近辺と、御殿山手前で熊が出るらしいですから、気をつけて下さい」。
登ること約1時間。平坦地で休憩し、出発しようとしているとき、お一人の登山者が追い抜いて行かれました。後を追う形になり、挨拶をし、先程お聞きした熊の話を。武奈までご一緒させていただくことにします。聞くと、年齢では私の3つ先輩。もっぱらマリンスポーツをしてきたけど、山はそれほど経験がないとのこと。友人間で「来年、剣に行こう!」と盛り上がり、「武奈でも行ってこい」と言われて来られたとのことですが、うーむ。着実な足取り、山歩きに慣れているとしか思えないピッチ、歩き方。剣も無事行ってこられると思います。今度出会った時、是非、剣のお話を伺いたいですね。
山頂手前、武奈から下山途中の、追い抜かれたご年配の方と出合います。「今までこんなことなかったんだけどねぇ。明王院近辺で、沢山の警官が着てたとのことなので、今日はいつもより遅い時間にしたんですよ。」と。宮津からとのこと。ご来光を見に、通ってこられてるんでしょうか? 素晴らしいですね。

【蛇谷ヶ峰山頂附近】
急登を登りきり、山頂あと僅かのところで、お一人の登山者と出合いました。挨拶を交わすと、「滝谷の頭」までの道中のことを聞かれます。「〜の頭」という表示には記憶があったので、デジカメの写真を繰り、標識を発見。それをお見せして、道の概要をお伝えして別れました。蛇谷ヶ峰山頂で寝転がって下山の時間調整をしている時、戻ってきたその方に声をかけていただき、しばらく話をしました。
今朝、山ガール撮影隊が山頂に来ていて、60人ほどのギャルに出会ったとか、滋賀では、このの山がいいぞ、とか。うちのチビと嫁を連れて行きたいような山のネタ、ありがとうございました。

みなさん、ありがとうございました。

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