コグルミ谷右岸尾根から御池岳へ【東エリアを周遊し、花のコグルミ谷を下る】
- GPS
- 16:00
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 929m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ 但し遠望は霞みがち。 【気温】65.8kmポスト:12℃ 御池岳山頂:18℃ カタクリ峠:18℃ コグルミ谷登山口に下山:20℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰路:駐車地〜R365〜名神・関ヶ原 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コグルミ谷右岸尾根】 ー茲衂佞部に微かな踏み跡がありますがすぐに消え、以降尾根上に 踏み跡は有りません。 登りは常に尾根芯を行けば稜線に合流できますが、 下る場合は稜線からの入口が分かりずづらく、720m辺りから下で 尾根が分かれるため、注意が必要だと感じました。 【テーブルランド】 晴れて見通しが効いたので位置関係がつかみやすく、良い条件で 周遊できました。 【コグルミ谷】:登山道修復にはかなり苦労されたと思います、感謝。 山腹から長命水に出て谷筋に入ると、足元は不安定な露岩の道に なりますが、この辺りから下まで花が尽きる事が有りませんでした。 花見をしながらのゆっくりペースなので、コースタイムは かなり伸びています。 |
その他周辺情報 | コグルミ谷登山口は1台分の駐車スペースのみですが、 登山口手前にガードレールの隙間が有り、奥に5台ほど駐車可能スペース が有ります。 |
写真
感想
幸い土曜日は好天が予想されるので、一度歩いておきたかった
コグルミ谷右岸尾根とテーブルランドの東エリア周遊の計画を
実行しよう。
コグルミ谷登山口からR306を約1km下ると尾根の取り付きに出る。
堰堤脇の急な山腹に絡むような僅かな踏み跡に従って尾根芯に出る。
まだこの尾根は犬帰し谷左岸の尾根?だ。
痩せ尾根を辿り、石楠花の密生を抜けると右から尾根を併せる。
此処でコンパス230度を確認して、浅い二重山稜の左尾根から
ピークに出て次は210度を確認しながら杉の植林帯を過ぎると、
疎林の明るい尾根に変わり、コグルミ谷右岸尾根になる。
下生えの無い快適な尾根にはカタクリの葉が連続して現れるが、
花が見られるのは少し先のようだ。
時々痩せ尾根も現れるが傾斜もゆるく概ね快適な尾根が続くが、
頭上のタムシバが合図のように、800m辺りからしつこい登りが続く。
しばらく頑張ると傾斜が緩み広がった尾根で、幹に「山口区」の
ペンキを見るとやがてコバ地になり県境縦走路に飛び出る。
結局一度も下ることなく、登り一辺倒の尾根だった。
尾根への入口となる地形を再確認して、縦走路を右へしばらく下ると
六合目、カタクリ峠の標識に出る。
七合目を過ぎても期待したカタクリの姿は見えない、まだ早いようだ。
小さな流れを跨ぎ、県境稜線を廻り込むように乗越すのだが、
時間も早いのでここでコースを外れて県境稜線に上がり、目印の
苔生した岩が集まる場所から尾根を降りて間近に幻池を眺める。
鈴北岳分岐から谷筋で御池岳山頂に向かうと、道もぬかるんできた。
一歩一歩を慎重に行こう。
谷筋が広がり草付きの斜面に出ると山頂も近い。
乱れてきた踏み跡を辿って御池岳山頂・丸山に出る。
青空をバックにした山頂は、鈴鹿山脈の最高峰だが展望は乏しい。
小休止のみで奥の平へ向かう。
鹿除け?のネットが張り巡らされ一寸景観を損ねた奥の平から
南峰に出るとこれから向かう東エリアの台地が見渡せる。
今回は天気も良く、見通しも良いので気ままに歩けるだろう。
南峰の林を下るといよいよ東エリアの広大な台地に出る。
点在するドリーネや池に立ち寄りながら、ほぼ東の端に沿って歩く。
獣道、踏み跡が交錯する平原から露岩が密集する場所に出る。
東ボタンブチからは対峙するように藤原岳が横たわり、
更に鋭く切れ落ちた突端に出ると山間を蛇行する真ノ谷や、銚子岳から竜ヶ岳、更に霞みがちだ釈迦ヶ岳〜御在所岳など県境稜線の山並みが
眺められる。
穏やかな陽光を浴び、展望を独り占めして食事タイムにしよう。
まさに「山笑う」季節だ。真ノ谷や、御池川の谷を形成する緑の山腹に
目立つ白い斑点はタムシバだろうか? 一人静かにまったりした時間を
過ごした後は、更に南端に沿ってテーブルランド最奥の平原から
土倉尾根を眺めたりドリーネをぬったりと周遊を楽しんで奥の平へ戻る。
丸山辺りの岩場で食事するグループや、ボタンブチへ向かうグループを
横目にカタクリ峠へ下り、腐りかけたベンチに腰を降ろして
コーヒータイム過ごす。 辺りには朽ちかけた柱や木札が残り
花を保護した跡を感じさせる。
ゆっくり休んだ後は、昨年の9月に復旧したコグルミ谷を下ろう。
急な山腹をジグザグと下り小さな流れを跨ぐとコグルミ谷の谷筋に出る。
微かに記憶に残る「長命水」だがずいぶん心細くなったようだ。
左岸に絡むような露岩を踏む谷道に変わると、花の道になる。
足元に注意を払いながら、花を探しながらと自然に進みが悪くなる。
途切れることの無いネコノメソウ、ミヤマカタバミ、イチリンソウなど
を愛でながら荒れた谷筋を下ると樹林の先にR306が覗けて、登山口に
下り着いた。時計を見ると標準コースタイムの倍もかかっていた。
コメント
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こんにちは。
懐かし風景の連続に、レコに見入ってしまいました
花も多く、素晴らしいコースですね
onetotaniさんの優しさが、シマリスにも伝わったんですね
普通なら逃げ出すところを、安心しておいしそうに食べてます
totokさん 今晩は。
遠望は叶いませんでしたが青空の下、広大な台地を気ままに歩く楽しさを
味わって来ました。
春の陽を浴びてテーブルランドを散策するグループもチラホラ見かけました。
コグルミ谷は久しぶりに歩きましたが、ちょうど花のタイミングで
時間をかけて下りました。食事中のシマリスを至近距離で見る事が出来、
こちらまで微笑ましくなりました。
御池岳、同じ、石灰の山でも、他の山と
一線を画すのは、テーブルランドの
ドリーネでしょうね。池塘みたいな
風景で。
花の種類も、ずいぶん増えてきて
つい、時間を忘れてしまいますね。
ところで、シマリスは、外来種。
ニホンリスの存在を脅かす
危うさも。
でも、ほとんど木の上にいて
姿を見かけない、ニホンリスより
地面で食べ物を探すシマリスは
やはり可愛さを感じます。
komakiさん 今晩は。
好天に恵まれて広大な台地に点在する池やドリーネを気ままに
見て歩きました。
見通しが効く天気だからこそ安心して彷徨できました。
復旧したコグルミ谷を久しぶりに歩きました。記憶の薄れたコースですが
当時を思い出す場所も所々ありました。咲き始めた花のせいもあって
時間をかけて下りました。
初めて至近距離でリスを見ましたが、それ以外にテーブルランドでは
目の先をかけて行く動物を見ました。ひょっとして噂のハクビシンかなと?
いろいろ楽しめた一日でした。
良うございました。
日も伸びましたので、草木が芽吹く早春を、充分堪能された
ようですね。
私が判るのは、リスとタムシバとカタクリだけですが、またの
巡り合わせを、楽しみにしています。
dedeppo5さん 今晩は。
アドバイス頂いた地点の地形を確認しながら登ってきました。
冬季限定かと思いましたが薮も無く、下生えも無い快適な尾根なんですね。
陽光を浴びながらテーブルランド東側のヘリを半周回しようと思いましたが、
見通しも良かったので台地を彷徨うように周遊しました。
コグルミ谷も花のタイミングに恵まれ楽しい一日でした。
onetotaniさん
こんにちは
コグルミ谷もしっかりと復旧したんですね。
全く知りませんでした。
色々な花が咲き乱れる季節となりましたがちょっとばかり駆け足過ぎて追い付けてないですね✨
kazu97さん 今晩は。
やっと整備が終了したコグルミ谷コースは花に恵まれていました。
谷自体はかなり荒れており、復旧工事の大変さが容易に想像できました。
多くの方が歩いて、安定した道に戻ると良いですね。
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