伊予富士〜瓶ヶ森 縦走
- GPS
- 06:54
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,360m
- 下り
- 798m
コースタイム
08:46 桑瀬峠
09:59 伊予富士山頂
10:13〜10:23 休憩
10:33 伊予富士登山口分岐
10:47 東黒森山頂
11:07 主谷分岐
11:28 ジネンゴノ頭
12:06 神鳴池付近の車道
12:50 西黒森
13:08〜13:36 休憩
13:50 吉野川源流案内付近車道
14:17 瓶ヶ森山頂
14:30 男山山頂
14:44 瓶ヶ森登山口
ここから自転車でのタイム
15:02 瓶ヶ森登山口
16:12 旧寒風山トンネル
天候 | 雨+風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
車道にエスケープできる個所が5か所。 |
写真
感想
今日は旧寒風山トンネルから伊予富士〜瓶ヶ森の縦走を行う。
4時起床、4時20分出発。 今日は天気が悪い。 午後からは確実に雨が降ってくる。 まぁ縦走と言っても距離が短いし、車道にエスケープできるポイントが何箇所もあるので大丈夫だろう。
高速で西条ICまで走り、国道194号線で寒風山トンネルを抜け、旧寒風山トンネルに向かって走っていく。
6時20分くらいに、旧寒風山トンネルに到着。
今回の計画では、瓶ヶ森に降りてきたあと、自転車でここまで戻ってくる。 なので、瓶ヶ森の駐車場に自転車を置きに行かなくては。
瓶ヶ森までの案内標識は17kmと書かれている。 意外に時間がかかり、40分ほどかかってしまった。
登山口下の駐車場に自転車と、リュックを置きざりにしてきた。 リュックの中には自転車のライト、運動靴が入っている。 雨に備えて、中のものはビニールに入れて防水してきた。
瓶ヶ森駐車場は強風でとても寒かった。
走ってきた道を戻り、旧寒風山まで戻ってきた。
登山の準備をして7時55分出発。
まずは桑瀬峠までの登り。 出だしがかなりの急傾斜。 ここから登るの、今回で4回目かな? もう慣れた道だ。
この時期、このあたりの山はとても綺麗な紅葉に包まれている。 景色を楽しみながらゆっくり歩こうと思ったのだが、紅葉の赤や黄色や茶色も見えることは見えるが、白い景色が多い。
伊予富士登山道の大崩落地点すら見えないくらい。
50分ほど歩き、桑瀬峠に到着。 樹林帯を抜けてしまったため、すさまじい強風。 雨自体は降っていないが、風の中にだいぶ水分が含まれているので、すぐに濡れてくる。
出発する時点でそれはわかっていたので、レインコートは着込んである。 上着のファスナーを閉め、フードをかぶった。 ザックカバーはまだいいか。
伊予富士へ向けて歩き出す。 伊予富士は今年の初めに初めて行ったな。
登山といえる程度の雪山デビューのときだ。 寒風山に行って、伊予富士に行ったっけ。 雪は少なかったが…
懐かしみながら歩いていたのだが、風が強すぎて… 気を入れていないと足元がふらつくくらいの風。
尾根の登りが終わり、一瞬樹林帯の中に入り、伊予富士を正面に見る、笹原の登山道までやってきた。 ここから雄大な伊予富士が見えるはずなのだが…… 目の前には笹原と白い景色のみ。 そして猛烈な風。
伊予富士直前の急登も風と戦いながら登る。 雪の時期は、この登りがすごい怖かった覚えがあったが、この時期ならばそうでもないな。 すぐに伊予富士山頂に到着。
山頂なので当然風は吹き荒れている。 休める場所も無いので、山頂の写真だけ撮って素通り。 ここから西は未知の領域だ。
まずは西側の伊予富士登山口付近まで35分程度の歩きらしい。
ここから先も風が吹き荒れている。
途中、黄色のレインコートのおじさんと、紫のレインコートのおばさんの夫婦と思われるパーティとすれ違った。 伊予富士山頂に向かっているみたい。
人のこと言えないが、こんな日に登ってる人がいるとは……
少し歩き、道の右側が3mほど開けてるポイントを発見。 そこは風が全くなく、休憩するのにもってこいの場所ではないか。 腰を下ろして、お茶とおにぎりを食べる。 ここで、ザックカバーを装着。 地図上ではここから3時間程度で瓶ヶ森までいけるらしい。
休憩していたら、先ほどすれ違った夫婦がもう戻ってきた。 オレもそろそろ行かなくては。
しばらく歩くと、伊予富士登山口に到着。 ここからだったら山頂まで50分もあれば登れるだろうか?
そのまま縦走路を進んでいく。 すぐ登り坂になり、しばらく歩くと東黒森に到着。 ここの山頂で先ほどの夫婦と遭遇。
そのまま瓶ヶ森方面に歩いていったのだが、瓶ヶ森まで行くのか?
相変わらず風は激しいが、そのまま瓶ヶ森方面に歩いていく。 笹原、風、白い景色、たまに樹林帯。 そんな道を歩いていく。 そして瓶ヶ森林道に降り立った。 次の登山口までは3〜400mくらい車道を歩く。 先ほどの夫婦は、車道を伊予富士方面に戻っていった。 伊予富士登山口にでも車を止めてあるのだろうか?
そのまま車道を歩いていきジネンゴノ頭方面の登山口に入っていく。 ここからは笹の背丈が伸びてきた。
相変わらずの強風の中、ジネンゴノ頭に到着。
雨が強くなってきたのと、なぜか左お尻あたりから浸水し始めてきた。 カメラが壊れそうなので、ここでザックの中にしまう。
ここも休めそうな場所がないためそのまま歩き続ける。
ジネンゴノ頭を越えた後は、笹原の割合が減った気がする。 比較的樹林帯の中だったので、風もおさまっていた。 歩くこと約1時間、「神鳴池」付近で車道に合流。
そのまま登山道を歩いていき、西黒森を目指す。 そろそろどこかで休憩をしたいが……風が防げて、できれば雨も防げる場所はないだろうか…… だが、登山道には広い場所が無く、なかなか休む場所がない。 こんな日に誰も登りにこないだろう、と思うので、登山道の真ん中に座ってもいいのだが……
そんなことを考えながら歩いていたら、西黒森山頂方面の分岐に。 とりあえず山頂に行ってから考えよう。
ここから山頂まではものすごい急斜面だった。 笹を持ちながら歩かないと滑る滑る。
わずか100mくらいの距離だろうけどかなり時間がかかった。
山頂は行き止まりなので、再び急斜面を歩き、分岐まで戻ってくる。 ここまで来たら瓶ヶ森山頂は近い。 30分ほど歩くとまた車道に出る。 そこから40分ほどで瓶ヶ森だ。
樹林帯の中を歩いていたら、なんとか休憩できそうなスペースと、雨が防げそうな大岩を発見。 この岩に寄りかかって休むか。
とりあえずお腹が空いたし、手が寒い。
今日もインスタントラーメンを持ってきてるので、それを作ろうか。
とりあえずお湯を沸かしてコーンスープを飲み、インスタントラーメンをゆでる。
ラーメンはとても温かく幸せだった。 ザックカバーをしてから、ここに来るまで何度かザックの中を開けてるのでザックの中もけっこう濡れてきている。
雨の中30分ほどゆっくり休憩し、瓶ヶ森を目指す。 すぐに車道に合流。 そして山頂への最後の登りへ。
半分ほど登ったところで、上から人の話し声が。 先ほどの夫婦ではないか。 どうやら、車でこっちまで走ってきて、ここから瓶ヶ森をピストンした様子。 すれ違いの際に会話しただけ。 しかしあの夫婦もよくこの天気の中登ってるな。 遠くから来たのだろうか?
少し歩き、瓶ヶ森山頂に到着。 この時期ならめちゃめちゃ混んでそうな人気の山なのに、人の影は全く見えない。 山頂独占! が、雨が強いため写真だけ撮って退散。 男山方面から下りよう。
男山も写真に収めて駐車場を目指す。 ところどころ岩場があるので、そこだけ滑らないように注意して……
そしてようやく駐車場に到着。 けっきょくあの夫婦にしか出会わなかった。 駐車場には車が1台止まっているだけ。
自転車は無事かな…… リュックは何時間も雨に打たれているためビショビショ。 とりあえず、上のトイレで荷造りをするか。 自転車と荷物をそこまで運び、ようやく屋根のあるところへ。
靴は防水してるので濡れてないだろうけど、どうするかなぁ。 履き替えても一瞬で濡れるだろうし……
スパッツ取ったりするのも面倒なので、このまま登山靴で自転車に乗ろうか。
ザックの中にビショ濡れのザックをビニールにくるんでしまう。 けっきょくこのザック使わないことになるな。 最初から持ってこなきゃよかった。
荷物をまとめ、雨の中の自転車走りが始まった。
出だしでいきなり試練が…… 緩やかな上り坂が続く…… しかも意外に長い…… けっきょく先ほどの車道と登山道が合流するところまで上り坂が続いた。 そこからは少し下ったりしたけど、上り坂の時間の方が長かった…… 太ももがパンパンだ…… 登山とはまた別の筋肉を使う。 肺も苦しい…… 山歩きより自転車の方がつらいとは……
地図上で見たより、上り坂が多く何度もこげなくなって、自転車を押して歩いた。 一番つらかったのは伊予富士の登山道(水場のあるところ)を越えた先。 傾斜がきつくなってきて、上り坂がかなりの距離続いた。 一直線で真っ暗なトンネルもあったし、もちろん上り坂で太ももがパンパンで自転車こげないので押して歩いた。
その試練を越えた後は一気に標高を下げる。 で、旧寒風山トンネル直前あたりでまた上り坂。 距離は17kmなのだが、時間は1時間10分もかかった。 出発地点から標高は550mくらい下がっているはずなのだが、平地を17km走るよりも時間がかかっている。 どれほど上り坂が多く長かったかを物語っている。
東屋でレインコートなどを脱ぎ、帰る準備をする。 レインコート着てたのに、けっこう衣類はビショビショ。
ズボンには穴など空いていないのだが、左お尻あたりから浸水。 原因は不明。 家に帰ったらお風呂で探してみよう。
腕を上げると手首周りから浸水。 ここからの浸水は肘あたりまで衣類を濡らしていた。
靴下はけっこう濡れていた。 これは足首あたりからか?
今日はけっこう濡れてしまったが、オレは装備の防水をかなり信用している。
靴を洗ったり、レインコートを洗ったりするとき、シャワーやホースで水をドバッとかけるのだが、内側はまったく濡れていない。 どれくらい水を浴びたら濡れるのか、とか思い、10分くらいシャワーの水圧をかけたりしたこともあるが、全く濡れない。
なので、衣類が濡れる原因は生地から浸水するのではなく、首周りや手首周り、レインコートからはみ出した衣類などが原因なんだよね。
短時間の日帰り登山だったからいいものの、何日もかかる縦走や、もっと冷えた日だったらこれだけ衣類が濡れたら命取りになるかもしれない。 ザックの中の防水も全然ダメだったし、もっとしっかりやらないといけないな。
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