チンネ左稜線

yabu-hawk
その他1人 - GPS
- 26:32
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 2,423m
- 下り
- 2,366m
コースタイム
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 3:46
- 山行
- 15:39
- 休憩
- 3:06
- 合計
- 18:45
| 天候 | 3日間とも晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
チンネは大学生の時にチキって行かなかったことを後悔していたルートであり、一昨年からずっと暖めていたルートだ。
近年、雪渓の状況や雨天により中止を繰り返していたが、やっと実現することができた。
◆Day.1(19日)
前日、常念を往復し、ましてやコロナ明けで本調子でない体。しかも夜は飲み会で遅くまでしこたま飲まされていた状態で臨んだ1日目。一言で言うとバカである。
5時に大町合庁に集合し、扇沢で行ったが、どこも満車。仕方なしに路駐し、歩いて向かったが、扇沢駅に着くころになると、臨時の駐車場が解放されていた。どういうことか。まことに腹立たしい…。もやもやした気持ちのまま室堂へ行った。
室堂は適度な涼しさがあったが日差しはなかなかのものだった。30キロを越える荷物を担ぎ、アプローチを進む。二人ともペースが上がらず、どこに宿泊するかが、決めきれなかった。劔御前に着いたときにこれ以上進むのは厳しいと感じ、剣沢に宿泊した。ビールも飲めて快適なテン場に過ごせるのは大きい。
◆Day.2(20日)
1時に起床、出発。こんなに早い時間に起きたことはない。暗闇の中チンネに向けて出発する。今年はやはり雪が多いようで、基本的にはアイゼンを脱がず、熊の岩まで行くことができた。ただ、一部だけ薄くなっている部分はあったので、そこはひやひやしながら進んだ。
池の谷乗越までは、右俣を詰めたが、状態は最悪。大きなクレバスの連続で苦戦する。一度左岸の岩場から取りついたりしたが、基本的には弱点を見つけつつ進んだ。3パーティほどここで引き返し、1パーティは左俣から詰め、北方稜線経由で乗越まで行ったようだ。
乗越からは池の谷ガリーを下るが、2パーティ同じタイミングで下ったため、落石には互いに気を付けながら、北方稜線から上がってくる人たちにも注意しながらとなかなか気苦労の絶えない場所である。
三の窓では、県警の方たちが待機しており、もう10パーティ以上取りついているよといういただいた。この時期にこんなにも取りつくのかと驚いた。
取り付きでは、順番待ちとなり、暑い中1時間ほど待った。見ていると、どうもガイドパーティばっかりみたいだ。
取りついた頃には、予定より3時間も押した状態でのスタートとなった。最初の元蕕蓮▲▲襯僖ぅ鵑久々のため、ビビってしまい、いつもより遅い登攀となった。そこからだいぶ慣れ始めたが、ガイドパーティと比べると遅い。やはりルート取りや残地の場所、ハーケンの位置などわかっているため早い。後半は、ペースを上げるため、ランナウト気味で登り、時間の短縮を図った。
核心では、最初の核心は突破したが、お助け紐のあるところでは、力尽きてしまい握ってしまった。ここはまたリベンジしたい。登攀自体全体的に楽しむことができたが全てリードだったため、 クタクタだった。
下降は、あとから来たパーティ曰く、上手くトラバースをできる場所見つけれれば一ピッチでおりられるとのことだったが、確かにできた。結局わからなかったのと安全パイをとったため2ピッチで降りた。
乗越に着くころには、少し暗がりになっており、帰りの心配があった。まず雪渓から降りるか、北方稜線経由で降りるか。アプローチの段階で雪渓のほうが不安要素が多く、本峰経由で下ることにした。途中夕焼けや、夜景も見れたのはよかったが、思いのほか道が悪く、長い。ただ登降差を考えると本峰経由のほうが無いが、結局どっちが下降として、よかったかは迷うところだ。ただ、総合的に勘案すれば、本峰経由のほうが良かったと今は自分の判断に後悔はない。
テントに着いたのは、22時過ぎ。私も電池切れ、ヘッドランプ、スマホもバッテリー切れというギリギリの中での下山となった。ご飯を食べて、速攻で寝た。
◆Day.3(21日)
とにかく下山の日。朝はゆっくり目に出て、また重い荷物を担いで、室堂へと下った。
時期は8月だと雪渓の状況が悪くなるため、7月までが賞味期限な気がする。6月中旬以降でもいいかもしれない。
この行程だと、2日目が非常に長くなる。したがって、体力がしっかりとある人、登攀力がある人になってくる。総合的な力が試されるいいルートである。またやりたいかという即答はできないが、今回の失敗を糧にもう一度リベンジしたい。















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