池口岳〜加加森山〜光岳 南アルプス 憧れの稜線
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- GPS
- 22:23
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 2,830m
- 下り
- 2,807m
コースタイム
- 山行
- 12:01
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 13:14
- 山行
- 8:02
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:53
加加森〜光岳はかなりルートファインドでロスしました。
そして二日目後半は完全に燃え尽き、そこらじゅうで小休止して歩きました。
天候 | 1日目 晴れのち曇り 強風 2日目 曇りのち晴れ 爆風 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 ・登山口〜池口 山頂以外雪なし。一部氷化してますが、夏山装備でも行けます。 チェーンスパイクあってもよいですが‥。 ・ジャンクション〜加加森 踏み跡やリボンもあり、慎重に歩けば大丈夫。 イメージは前半は加加森に向かって左より、倒木帯越えたあたりからは右より。 前半は藪漕ぎチックな場所もある。半袖だと傷だらけになります(なりました)。 気温によるが、山頂付近は脛くらいの踏み抜き地帯。 ・加加森〜光岳 2200m鞍部から光の取り付きが非常にわかりにくい(山と高原で「迷」のところ) 一応リボンがあるがわかりにくい箇所多し。 踏み抜き地帯あり。2300mより上は氷化した急斜面もあり、前爪があったほうが良い。 光岩の分岐手前はやぶこぎチック。半袖だと傷だらけになります(なりました)。 ■水場 ジャンクションから下ったところにあるようだが、確認できず。 光岳小屋の水場も未確認。雪を1Lほど溶かして濾過した。 ■小屋 登山口に避難小屋あり。仮設風トイレもある。 県営光岳小屋は冬季小屋。広くて快適、冬季トイレもあり有難い。 |
その他周辺情報 | ■温泉 かぐらの湯。620円。ご飯もおいしい!循環なのは残念だがいい湯です。 |
写真
装備
個人装備 |
アルパインパック60
タントカ60Lザックカバー
プロモンテ VL-23(冬張)
NANGA AURORA 750(シェラフ)
U.L.コンフォートシステム エアパッド150+ピロー(シェラフマット)
銀マット
エマージェンシー ソロシェルター(ツェルト)
ミズノ ベルグテックEXストームセイバー(雨具防寒兼用)
mont-bell ULダウン ジャケット(防寒具)
フリース(NORTH FACE)
Snow Peak GigaPower ギガパワーマイクロマックス
プリムス クッカー コッヘル
BlackDiamond ReVolt(ヘッデン)
予備電池
食事3食分
行動食2食
非常食1食分
水3L
ゼリー飲料×2
ビール500ml×1
防寒用品(予備含む)
PENTAX K-5(一眼)+魚眼レンズ
モンベル ライト フォトショルダーバッグ
アルミ スノーシュー (エアモンテのワカン)
kajitax 12本爪アイゼン
レイブン(ピッケル)
ディプロイ(シャベル)
たぶん23kgくらい
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感想
GWといえば南アルプス。恒例行事となってきました。
しかし今年は特に仕事が忙しく、カレンダーもかみ合わない‥。
1泊で空木&南駒か悩みましたが、中アはほかにも縦走したいので今回はパス。
ずっと行きたかった池口と加加森、余裕があれば光まで縦走しようと決めました。
三連休の初日は前日の仕事で早起きなど諦め、昼までじっくり寝た。
昼過ぎから出発し、しらびそ峠をドライブ&夕日見物して登山口へ。車は4台。
前日しっかり寝たので2時半起き、3時半に出発。
明るくなる稜線を見たかったのですが、この時間では無理か。
展望が開けた頃には朝日が昇ってました。ザラナギではテント泊している人が。
さらに進むと、ロープのある場所で後ろから初めて人が。先にいっていただく。
するともう一方すれ違う。テン泊している人でした。もう下山されるようだ。
ジャンクションでザックをデポし、ひとまず池口岳を目指す。
山頂では先ほど追い越された方。どうやら北峰をピストンして下山とのこと。
南峰の様子を見る。光岳まで行くか悩んでいたが、ひとまず体力温存。
ジャンクションで大休止。久しぶりの冬山テント装備(今シーズン初)で疲れている。
しかし、ここまで雪をほぼ踏んでおらず、冬山装備はいらなかったんじゃ‥。
でも前日しらびそから見た光は雪面になっていたので、行くなら必要だ。
ひとまず加加森まで進んでみる。稜線にでると、向かいから縦走してくる人が。
聞くと前日、今日光から下山してきたとのこと。ならば自分も行くしかない。
しかし倒木帯でルートを外し、激しい藪漕ぎ。いつぞやのGWの聖を思い出す‥。
やっと倒木帯を抜け、踏み跡を発見。加加森まではしっかり踏み跡があった。
加加森のピークを踏み、大休止。まだ時間はある、光岳小屋まで行けそう。
しかし、ここから先でハンガーノックに陥る。鞍部ではリボンを見失い、さまよう。
トレースも見失い、ズボズボ地獄で心が折れそうになる。先はすごい斜度だ。
雪面を避けながら倒木をあしがかり、樹林をつかみ標高を上げる。
50mほど標高を上げると予想どおり、リボン発見。
氷化した斜面になり、風もだいぶでてきた。アイゼンを装着する。
尾根が細くなり、藪漕ぎチック。さすが破線ルートだ。
さらに進むと、やっと光岩の分岐。小屋から空荷の人が見えた。
7年ぶりの光岳。あの頃はまだ登山初心者だったなぁ‥。いや、今もまだまだか。
さて光岳小屋へ進む。小屋には5人の方が。一番奥が空いていた。
今夜は強風予想だし、スペースにも余裕があるので小屋にテントを張らせていただく。
テントポールを新調して内貼りも補修してから初のテント泊だ(小屋泊だけど)。
体力ももう限界、即座に寝床を準備し食事。夕日は期待していたが、残念そう。
なにより強風。外に出ず日本酒を楽しみ、落ちる。夜も強風は吹き荒れていた。
翌朝、やはり強風だ。窓から外が見えるが、日の出も期待できそうにない。
ゆっくり出発準備をする。気づいたら一人だけになっていた。
強風なので慎重に最初からアイゼン装着。小屋にお礼を言って出発。
光岳を越え、光岩に向かうか悩むが7年前に行ったことだし、強風なのでまたの機会。
やはりこちらは誰もいない。行きに苦労した急登、ルートを選びながら標高を下げた。
ときどきルートを外しては補正する。鞍部のルートファインドには苦労した。
加加森までついてまずは一安心。と思ったらルートを外し妙な樹林帯にはまる。
油断してはいけない。ルート補正し、踏み跡を発見。ここから慎重に踏み跡をたどる。
するとウソのように楽に倒木帯も越えることができた。行きの苦労はなんだったんだ‥
行きは極楽だった鹿平も今日は強風と曇で楽なコンディションではない。
小休止しながら先を進む。ここで久しぶりに人にあった。
どうやら同じルートをたどるようだ。最後の急登を越え、ジャンクションに到着。
大休止。池口から降りてくる人がいたが山頂も強風だったよう。
縦走をあきらめ下山するとのこと。抜け殻の自分はゆっくり休んだ。
この後はとにかく栄養補給しながらゆっくり進んだ。
緩やかな稜線だがアップダウンがきつい。標高を下げるともう夏の様相。
普段ならさくさく進めそうな登山道だが、久々の重荷で最早余裕がない。
コースタイムどおりでいいやという気持ちで下り、無事に登山口に。
汗だく&空腹なのでさくっと「かぐらの湯」で癒され、ご飯を食べて落ち着いた。
帰りは中央道のGW渋滞を横目に、天竜川から下道を快適にドライブして帰宅した。
来年はどの稜線を攻め込もうか??しかしビックな稜線はこれからの無雪期かなぁ。
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