ヤシオツツジと新緑の両神山!! (日向大谷〜両神山頂往復)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 04:15
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,345m
- 下り
- 1,404m
コースタイム
天候 | 曇り。 薄曇りの一日。眺望は今一つですが、時折日が差す陽気。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
06:50 池袋 西武線、特急レッドアロー 08:12 西武秩父駅 08:20 西武秩父駅BS 小鹿野町町営バス 09:09 薬師の湯BS 09:13 薬師の湯BS 小鹿野町町営バス、乗り換え 09:48 日向大谷口BS 【帰り】 15:10 日向大谷口BS 小鹿野町町営バス 15:45 薬師の湯BS 15:59 薬師の湯BS 小鹿野町町営バス、乗り換え 16:34 西武秩父駅BS 16:51 西武秩父 西武線 17:38 飯能駅 17:54 飯能駅 18:52 池袋駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は良く整備されています。 岩場や鎖場がありますが、慎重に対応すれば問題ないでしょう。 ※ GPSログは、起動し忘れ、途中からとなっています。 実際は往復10劼らいの行程と思われます。 |
その他周辺情報 | 両神山はアクセスが大変です。 都内から移動に5時間くらい見たいです。 GWは秩父の芝桜見物と重なるため、移動手段は前もって準備が必要と痛感しました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1 パナソニック
予備電池 1 携帯充電用
1/25,000地形図 1 国土地理院
ガイド地図 1 山と渓谷地図
コンパス 1 SILVA
笛 1 クマよけ
筆記具 1 ボールペン
保険証 1
飲料 2.5L ペット水2.5L
ティッシュ 1袋 ウエットティッシュ
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
雨具 1
防寒着 1
ストック 1 LEKI
非常食 1 パン
昼食 1 パン
着替え 1 下着・上着
クマよけ鈴 1 奥日光にて購入
手袋 1 軍手
|
---|
感想
GW遠征として、アクセスの悪さから敬遠していた両神山へ。
ヤシオツツジのピンクの花が見頃を迎え、新緑も美しく、両神山は賑わっていました。
コースは、標高差あるものの短く、変化があってとても楽しい。
日向大谷BSより出発、駐車場横の石段を登ると鄙びた両神山荘に出ます。
両神山荘から登山道に入り、初めは緩く登っていき、やがて渓谷をトラバース気味に登って行くようになります。
会所と呼ばれる七滝沢ルートとの分岐を分けて進むと、新緑美しい渓谷の沢筋を何回か渡渉しながら、登山道は除々に勾配が上がっていくようになります。
新緑、沢の音、鳥のさえずりと、豊かな自然が気持ち良い。
薄川上流部の河床に降り立ち、数回渡渉した後、不動明王像のある八海山に到着、更に沢筋を詰め、沢筋から離れると弘法の井戸に出ます。
弘法の井戸は清らかな水が湧き出る井戸です。
ここからは、産体尾根に向かってさらに勾配をあげ、ややつづら折りに登ると清滝小屋に到着。
無人の避難小屋ですが、とても立派な清滝小屋、シャクナゲが小屋前に咲き、小屋裏にそそり立つ岩峰を見上げる。
小屋裏には、大きな岩壁があり、岩屋に行者の像があります。
清滝小屋からは鈴が坂と呼ばれる急坂が続きます。
急坂をつづら折りに登り、産体尾根に乗ります。
産体尾根からは両神山を望めるのですが、きょうはガスで見えない。
そのまま産体尾根を登ります。
勾配はさらに上がり、鎖場・岩場が混ざります。
途中、GWゆえ渋滞個所も多いものの、ちょうど良い休憩になります。
両神神社への参道だからでしょうか、産体尾根の道は、立派な杉木立が並んでいて、ふと立ち止まるととても荘厳な雰囲気。
産体尾根の急斜面を登り切ると、両神神社に出ます。
鳥居両脇から二ホンオオカミの狛犬が登山者や参拝の方を迎えてくれます。
イザナミ・イザナギの命を祀る両神神社は、山頂の神社とは思えない立派な神社。
古来から続く信仰の山であることを感じます。
本堂脇にもお堂があり、ニホンオオカミの狛犬があります。
ニホンオオカミに関する伝承は、奥秩父・奥多摩に残り、神の使いとされます。
両神山の由来は、イザナミ・イザナギの両命に由来する説、日本武尊が東征した際に、筑波山から八日の間この山を望んで着いたとされ、その「八日見(ようかみ)」に由来する説、「龍神を祭る山」が訛ったとする説など諸説あるそうです。
日本武尊は、神犬(日本狼)に導かれて両神山に登頂したといわれます。
両神神社は、日本武尊がイザナミとイザナミの2神を祀ったことに由来し、神犬(ニホンオオカミ)を神の使いとして狛犬に配し、現在に至るとのこと。
そういえば、日本武尊は、奥多摩の御岳山にも、道に迷った際、白狼に導かれて登ったといわれていますね。
手つかずの深い自然が残り、絶滅したといわれるニホンオオカミがひょっこり出てきてもおかしくない山深さがあります。
両神神社を越えるとヤシオツツジの花が登山道に目立つようになり、ピンク色の花が尾根筋のあちこちにあって、目を楽しませてくれます。
登山道は一旦緩く、その後、再び鎖場の混ざる急登となり、小さなテーブルのある尾根筋に出ます。
両神山山頂のある尾根筋に乗るとヤシオツツジの群落地。
眺望優れる尾根筋はピンク色の花咲きとても気持ち良い。
最後に、もう一つ岩場を登って、両神山山頂に到着。
両神山頂はとても眺望が良く、南に雲取山、奥秩父の山々などなど、素晴らしい眺め。
良く晴れていれば、浅間山・富士山・八ヶ岳なども見えるそうです。
この日は、八丁尾根の先に、うっすらと八ヶ岳を遠望することができました。
ヤシオツツジの花咲く山頂は、GWだからでしょうか、人がいっぱい。
ピンクの花に雄大な景色のコントラストがとても良い。
八丁尾根のギザギザは、人を寄せ付けない雰囲気。
いくつもの岩場・鎖場のあるルートは、難易度が高くとも、変化に富み楽しいと聞きます。
遭難者も多く、埼玉県で最も遭難者の多いルートといわれています。
時間のある時に、ゆっくり無理せず回ろうと思います。
帰りは、一直線に下っていくイメージ。
鎖場・岩場・急坂などありますが、勝手に足が出ていってしまうような坂道を下ります。
登山道は、土の道が基本的に多いので足への負担はあまりない。
下りやすい道が続くため、帰りはあっという間に日向大谷に到着。
14時半前にBSに到着、バスまで時間があるので、ゆっくりと持ってきた食べ物を食べ、給水したり着替えたりしながらバスを待ちました。
両神山は変化のあるルートでとても楽しい山でした。
GWゆえ、岩場・鎖場は渋滞していましたが、ヤシオツツジ満開な山頂はとても美しく、行った甲斐があります。
次回は、時間をかけてゆっくり八丁尾根にトライしたいものです。
PS:
両神山はやはり遠いです。都内からは、公共交通機関で片道5時間くらいは考えておいたほうが良いでしょう。
また、西武鉄道は、GW期間中、秩父の芝桜を見る観光客で一杯です。レッドアロー号を利用する場合は、早めの予約をおすすめします。
ワタシが行った時は、神社から上には花はほとんど咲いていなかったです。
あっという間に季節が過ぎるんですね。
ヤシオツツジまみれの山頂に立ってみたいです。
両神はウチからも遠い。
車で二時間弱かかります。
そんなら八ヶ岳まで行っちゃおうかと思いますね〜〜〜
でも魅力的な山です
また違うルートでねらってます
tekutekugo さん、こんばんは。
両神山は初めていきました。
なかなか深山っぷりの素敵な渋くていい山ですね。
けれども、両神山はちょっと損な山ですね。
アクセスの悪さから日帰りでは、弾丸ツアーになってしまいます。
帰りの電車の中では、移動時間=山行時間×2の時間配分でしたから、この時間を掛けるならなら、○○アルプスの何々岳や赫々然々なルートに行けるとか、考えながら帰宅しました。
行ってみて八丁尾根のギザギザっぷりは気になりました。
1泊するなど、余裕のある日程を組む必要がありそうですが、いつかクリアーしてみたくなりました。
こんにちは(^O^)/
GWは連日、あちらこちらのお山へお出かけですね(^^♪
両神山は、私は2年ほど前に訪れたのですが、
家から電車とバスで日帰りだと、どうにもきつくて、
前夜車中泊で登った記憶があります。
しかも下山するころには、足を引きずっていたいた気が・・・(^_^;)
それを、4時間程度で山頂ピストンとは、相変わらずの健脚ですね〜
lesbourgeonsさんのレコを見て、
私も清滝小屋の前でシャクナゲの花を撮ったのを思い出しました。
ヤシオツツジも見れて良かったですね!
展望はいまいちだったようですが、綺麗な花に囲まれて良い山行でしたね。
masa0202さん、こんばんは。
GWは、ずいぶん楽しむことが出来ました。
両神山は、ヤシオツツジが見頃で、人も多く、賑やかでした。
遠いのが難点で、日帰りは弾丸ツアーになってしまいます。
時間があれば、次回は1泊して、ゆっくり回りたいものです。
les様 こんばんは
No.102のコマ様 ご機嫌良かったみたいですね〜。オラが行った時はめっちゃご機嫌斜めで、頭撫でようとした手を引っ込めて「ごめんなさい」
人を見るのかな?このコマ様との出会いがオバニャンのコマ様好きの原点なんですよ。もう一度逢いたいと毎年別ルートからトライしているのですが、ヤマレコ界最弱故辿り着く事叶わずですw
大好きな両神山 今年は行けるかなぁ
obanyanさん、こんばんは。
両神山は良い山ですね。
深い深山に歴史と信仰を感じながら登り、山上の花に大展望。
とても楽しい山でした。
狛犬(狼)は、可愛らしくもハンサムですね。
好きになるのもわかります。
今年、再び行けると良いですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する