奥秩父縦走・岩場を越えて (金峰山・瑞牆山・小川山・日帰りハイク)
- GPS
- 13:36
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 2,743m
- 下り
- 2,751m
コースタイム
04:09 大弛峠駐車場
04:33 朝日峠
05:10 朝日岳
06:00 金峰山
<金峰山〜瑞牆山>(2時間48分)
06:33 金峰山
07:37 大日岩
07:53 大日小屋
08:22 富士見小屋
08:39 天鳥川越え
09:21 瑞牆山
<瑞牆山〜駐車場>(8時間00分)
09:45 瑞牆山
10:22 天鳥川越え
10:27 小川山方向への分岐
11:03 八丁平
12:21 小川山
13:40 カモシ遊歩道分岐
14:22 金峰山荘
14:38 川上牧丘林道・支店
15:41 森林管理小屋
17:45 大弛峠駐車場
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝の4時前に到着。車は数台。まだ駐車場に余裕があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎大弛峠〜金峰山 朝日岳へ上りの最後に岩場があります。岩場の初めに1メートルほどの岩をよじ登ることになりますが、それ以外は特に問題ありません。ここの展望はなかなかよいです。富士が綺麗に見えるポイント。朝日岳を過ぎると急斜面のガレ場の下りです。この道一番の難所。ガレ場を通過し鞍まで下りれば、後は緩やかな上りです。ハイマツが現われたら山頂まで後もう少し。金峰山山頂付近は岩場ですので、慎重に通過してください。 ◎金峰山〜天鳥川 金峰山から大日小屋までは急斜面を一気に下ります。岩場を含んだコースです。特に危険を感じるところはありません。ただ山梨側の斜面はほぼ直角なので、ガスが出たときは注意が必要かも。大日小屋から瑞牆山下の天鳥川までは特に問題ありません。岩場の無い道なので楽に通過できます。 ◎天鳥川〜瑞牆山 いっきに400メートルを上る急斜面の岩場です。梯子やロープが数箇所あります。危険を感じるほどではありませんが、体力的にはかなりきついです。個人的に赤岳と比較すると、危険度は行者小屋→赤岳間。体力の消耗なら瑞牆山に軍配が上がるんじゃないでしょうか。最後に山頂直下にあるロープがあるところですが、岩にべっとりと氷が張ってます。上る際は要注意です。 ◎天鳥川〜小川山 特に問題ありません。山と高原の地図では破線になっていますが、比較的歩き易いコースです。赤テープは所々にあるし、踏み後もしっかりあります。金峰山荘からの分岐と合流すると、シャクナゲのトンネルが現われます。ここまで来れば山頂はもう少しです。 ◎小川山〜金峰山荘 危険な箇所がたくさんあるコースです。下り始めは緩やかな下りでスイスイ行けますが、、、岩場が現われると様相が一変します。木々に囲まれた緩やかな下りを進むと、突然展望の開けた岩場に出ます。岩場の先はまた木々の中に入るのですが、木々が深くて登山道がどこを通っているのか悩みます。こんなパターンを5・6回(もしかしたらそれ以上)ぐらい乗越えないといけません。いちお赤テープが目印になっていますが、無いところもあったので登山道らしい空間に頭を突っ込んでテープがないか数回確認した次第です。このポイントを過ぎると、次は岩場の下りです。ここも危険箇所多数です。梯子やロープもあります。通過する際はくれぐれも注意してください。 ◎金峰山荘〜大弛峠 歩く分には何の問題もありません。ただし長い道のりです。 |
写真
感想
この日はあまり天候がよくない予想だったので近場の奥多摩を歩く予定でしたが、天候が以外によいとの情報に急遽予定を変更。大弛峠から金峰山を目指しました。
<今回の目的>
〇獲百名山の山を上ること。金峰・瑞牆・小川
金峰山からの朝日
ちょっと欲張りすぎの予定ですが、最後は林道だし暗くなっても大丈夫だと思い決行しました。
<記憶に残った出来事>
‖臙估修膨4時に着き、空を見上げれば満点の星空。いったい何等星まで見えるんだって感じの大迫力です。見慣れたオリオン座の周りには今まで気付かなかった星々がいっぱい見えます。今日は新月であることを分かっていたのでもしやと思い期待していたけど、期待以上の感激でした。でも、カメラに写すことができず残念です。いつか一眼レフ買って撮りに来たいですね。
△目当てだった朝日ですが、無事、金峰山山頂から見ることができました。この時間はやっぱり特別ですよね。なんともいえない雰囲気に包まれる感じです。雲の切れ間からほんの一瞬の出来事でした。ただ一つ厄介だったのは、気温と風。山頂の気温は-4℃で、かなり強い風が吹いています。体感は-10℃はあったんじゃないでしょうか?もう寒くて寒くて凍えそうです。しかしこんな極寒の中で、一人テント張っている方がいらっしゃいました。たくましい。
6睚山には何度も来ていたのですが、瑞牆山には初めて上りました。いつも金峰山より眺めていた山です。ゴツゴツとした岩山を見て、どこを上るのか不思議に思っていました。一つなぞが解けて満足です。上ってみてですが、こんなにきついとは思っていませんでした。個人的な感想だと行者小屋から文三郎尾根を使って赤岳に上るよりきつかったです。いつかもっと体力をつけてまた上りたいと思います。
ぞ川山から金峰山荘への下りはスペシャルコースです。何が、というと…昇仙峡のような岩峰が回りに無数にありその絶景を間近で楽しめることと、岩場の急斜面を下る厳しいコースであり赤テープがないと迷ってしまいそうな難易度の高いコースであること。まぁ自分はまだアルプスを歩いていないので、もっと難しいコースは日本中にいっぱいあるのかもしれませんが、少なくとも奥秩父・奥多摩近辺のコースの中では「難易度・上級」ではないでしょうか(地図に掲載されているコースの内で)。『山と高原地図』には「八丁平からのコースより登りやすい」と表記していますが、どう考えても納得できません。「絶景を楽しめる」だったらすんなりくるんですけどね。人の感性の問題でしょうか…?
今回の山行は、収穫の多い登山でした。とりあえず目標は達成できたので満足です。欲を言えば国師ヶ岳にも上りたかったのですが、さすがに無理ですね。
次は逆のコースで挑戦したいと思います。そのときは瑞牆山はパスかな?金峰山荘に駐車できるとベストなんですがね…。東京からだと無理がある。『大弛峠越え』『三国峠越え』登山以前にこの日の山場を作ることになりますからね。
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