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Yamareco

記録ID: 86199
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

奥秩父縦走・岩場を越えて (金峰山・瑞牆山・小川山・日帰りハイク)

2010年11月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
13:36
距離
34.3km
登り
2,743m
下り
2,751m

コースタイム

<駐車場〜金峰山>(1時間51分)
 04:09 大弛峠駐車場
 04:33 朝日峠
 05:10 朝日岳
 06:00 金峰山

<金峰山〜瑞牆山>(2時間48分)
 06:33 金峰山
 07:37 大日岩
 07:53 大日小屋
 08:22 富士見小屋
 08:39 天鳥川越え
 09:21 瑞牆山

<瑞牆山〜駐車場>(8時間00分)
 09:45 瑞牆山
 10:22 天鳥川越え
 10:27 小川山方向への分岐
 11:03 八丁平
 12:21 小川山
 13:40 カモシ遊歩道分岐
 14:22 金峰山荘
 14:38 川上牧丘林道・支店
 15:41 森林管理小屋
 17:45 大弛峠駐車場
天候 くもりのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大弛峠の駐車場を使用。
朝の4時前に到着。車は数台。まだ駐車場に余裕があります。
コース状況/
危険箇所等
◎大弛峠〜金峰山
 朝日岳へ上りの最後に岩場があります。岩場の初めに1メートルほどの岩をよじ登ることになりますが、それ以外は特に問題ありません。ここの展望はなかなかよいです。富士が綺麗に見えるポイント。朝日岳を過ぎると急斜面のガレ場の下りです。この道一番の難所。ガレ場を通過し鞍まで下りれば、後は緩やかな上りです。ハイマツが現われたら山頂まで後もう少し。金峰山山頂付近は岩場ですので、慎重に通過してください。

◎金峰山〜天鳥川
 金峰山から大日小屋までは急斜面を一気に下ります。岩場を含んだコースです。特に危険を感じるところはありません。ただ山梨側の斜面はほぼ直角なので、ガスが出たときは注意が必要かも。大日小屋から瑞牆山下の天鳥川までは特に問題ありません。岩場の無い道なので楽に通過できます。

◎天鳥川〜瑞牆山
 いっきに400メートルを上る急斜面の岩場です。梯子やロープが数箇所あります。危険を感じるほどではありませんが、体力的にはかなりきついです。個人的に赤岳と比較すると、危険度は行者小屋→赤岳間。体力の消耗なら瑞牆山に軍配が上がるんじゃないでしょうか。最後に山頂直下にあるロープがあるところですが、岩にべっとりと氷が張ってます。上る際は要注意です。

◎天鳥川〜小川山
 特に問題ありません。山と高原の地図では破線になっていますが、比較的歩き易いコースです。赤テープは所々にあるし、踏み後もしっかりあります。金峰山荘からの分岐と合流すると、シャクナゲのトンネルが現われます。ここまで来れば山頂はもう少しです。

◎小川山〜金峰山荘
 危険な箇所がたくさんあるコースです。下り始めは緩やかな下りでスイスイ行けますが、、、岩場が現われると様相が一変します。木々に囲まれた緩やかな下りを進むと、突然展望の開けた岩場に出ます。岩場の先はまた木々の中に入るのですが、木々が深くて登山道がどこを通っているのか悩みます。こんなパターンを5・6回(もしかしたらそれ以上)ぐらい乗越えないといけません。いちお赤テープが目印になっていますが、無いところもあったので登山道らしい空間に頭を突っ込んでテープがないか数回確認した次第です。このポイントを過ぎると、次は岩場の下りです。ここも危険箇所多数です。梯子やロープもあります。通過する際はくれぐれも注意してください。

◎金峰山荘〜大弛峠
 歩く分には何の問題もありません。ただし長い道のりです。
出発前の車外の気温。-2℃。
久しぶりの氷点下です。
2010年11月07日 04:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 4:00
出発前の車外の気温。-2℃。
久しぶりの氷点下です。
早速、スタート。矢印の方向へ。
2010年11月07日 04:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 4:08
早速、スタート。矢印の方向へ。
どうやら雪が降ったようです。
先々週の台風のときでしょうか?
2010年11月07日 04:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 4:43
どうやら雪が降ったようです。
先々週の台風のときでしょうか?
コンパクトカメラの実力
甲府方面の夜景
2010年11月07日 04:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 4:57
コンパクトカメラの実力
甲府方面の夜景
コンパクトカメラの実力
街灯りと富士山
2010年11月07日 05:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 5:00
コンパクトカメラの実力
街灯りと富士山
コンパクトカメラの実力
不思議な光をまとった国師ヶ岳
2010年11月07日 05:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 5:02
コンパクトカメラの実力
不思議な光をまとった国師ヶ岳
もうすぐで日の出。
2010年11月07日 05:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 5:54
もうすぐで日の出。
朝日を待つ。
2010年11月07日 06:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:07
朝日を待つ。
カウントダウン!!
2010年11月07日 06:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:08
カウントダウン!!
来たーー!!
2010年11月07日 06:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:11
来たーー!!
朝焼けの富士山
2010年11月07日 06:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:14
朝焼けの富士山
五丈岩と南アルプス
2010年11月07日 06:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:20
五丈岩と南アルプス
金峰山山頂(2599m)
2010年11月07日 06:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:24
金峰山山頂(2599m)
これから向かう山。
ネームプレート!?
2010年11月07日 06:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:30
これから向かう山。
ネームプレート!?
白い髭の生えた岩
2010年11月07日 06:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:41
白い髭の生えた岩
北アルプス。どこか分かりません…。
白馬岳・鹿島槍ヶ岳方面かな?しっかり雪あり。
2010年11月07日 06:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:41
北アルプス。どこか分かりません…。
白馬岳・鹿島槍ヶ岳方面かな?しっかり雪あり。
北岳・間ノ岳・農鳥岳。
南はここだけ積もってますね。
2010年11月07日 06:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 6:49
北岳・間ノ岳・農鳥岳。
南はここだけ積もってますね。
新種の草?
2010年11月07日 07:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 7:53
新種の草?
富士見小屋。ひっそりとしています。
2010年11月07日 08:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 8:20
富士見小屋。ひっそりとしています。
切れ間からの富士山(富士見平より)
2010年11月07日 08:21撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 8:21
切れ間からの富士山(富士見平より)
瑞牆山直下にある岩。岩肌が凍ってます。
ロープがあるので慎重に上る。難しいようなら写真右側のロープを利用して上れます。ただこっちは腕力必要。
2010年11月07日 09:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
1
11/7 9:19
瑞牆山直下にある岩。岩肌が凍ってます。
ロープがあるので慎重に上る。難しいようなら写真右側のロープを利用して上れます。ただこっちは腕力必要。
瑞牆山山頂(2230m)
2010年11月07日 09:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 9:23
瑞牆山山頂(2230m)
不思議な形をした巨岩
2010年11月07日 09:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 9:23
不思議な形をした巨岩
八ヶ岳。雪は見えませんね。溶けちゃったんでしょうか?
2010年11月07日 09:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
1
11/7 9:24
八ヶ岳。雪は見えませんね。溶けちゃったんでしょうか?
これから向かう小川山。
2010年11月07日 09:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 9:26
これから向かう小川山。
瑞牆山から見た金峰山。
2010年11月07日 09:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 9:26
瑞牆山から見た金峰山。
富士山手前の山並みがおもしろい。
2010年11月07日 09:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 9:27
富士山手前の山並みがおもしろい。
瑞牆山近くの岩場。
2010年11月07日 09:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 9:29
瑞牆山近くの岩場。
瑞牆山への路
こんなところをくぐります。
2010年11月07日 09:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
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11/7 9:58
瑞牆山への路
こんなところをくぐります。
瑞牆山への路
あの木は何?
2010年11月07日 10:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 10:13
瑞牆山への路
あの木は何?
瑞牆山への路
階段が2箇所あります。
2010年11月07日 10:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 10:17
瑞牆山への路
階段が2箇所あります。
小川山方向への分岐。
2010年11月07日 10:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 10:27
小川山方向への分岐。
ヤナギ坂より瑞牆山を見上げて
2010年11月07日 10:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 10:34
ヤナギ坂より瑞牆山を見上げて
ヤナギ坂より瑞牆山を見上げて
2010年11月07日 10:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 10:43
ヤナギ坂より瑞牆山を見上げて
ヤナギ坂と平行する天鳥川。
とっても綺麗です。
2010年11月07日 10:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
2
11/7 10:50
ヤナギ坂と平行する天鳥川。
とっても綺麗です。
八丁尾根より瑞牆山
2010年11月07日 11:24撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 11:24
八丁尾根より瑞牆山
小川山直下。シャクナゲのトンネル。
このトンネルが現われたら、山頂まであとちょっと。
2010年11月07日 12:19撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 12:19
小川山直下。シャクナゲのトンネル。
このトンネルが現われたら、山頂まであとちょっと。
小川山山頂(2418m)
展望のない静かな場所です。
2010年11月07日 12:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 12:22
小川山山頂(2418m)
展望のない静かな場所です。
金峰山荘へ向かう分岐。
目印となるような物がないので、見落としそうです。
2010年11月07日 12:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 12:30
金峰山荘へ向かう分岐。
目印となるような物がないので、見落としそうです。
北側から見た金峰山
2010年11月07日 12:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 12:52
北側から見た金峰山
巨岩現る。
2010年11月07日 13:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 13:33
巨岩現る。
2箇所の脚立。しっかりと固定されています。
2010年11月07日 13:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 13:45
2箇所の脚立。しっかりと固定されています。
朝日岳より伸びる尾根。
2010年11月07日 13:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 13:49
朝日岳より伸びる尾根。
金峰山荘から見える山肌。
2010年11月07日 14:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
1
11/7 14:18
金峰山荘から見える山肌。
金峰山荘。おしゃれな建物です。
2010年11月07日 14:23撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 14:23
金峰山荘。おしゃれな建物です。
川上牧丘林道への始まり。
2010年11月07日 14:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 14:38
川上牧丘林道への始まり。
日が射さないところの水溜りは凍ってます。
2010年11月07日 16:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 16:35
日が射さないところの水溜りは凍ってます。
着いた…。
2010年11月07日 17:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 920 IS, Canon
11/7 17:43
着いた…。

感想

この日はあまり天候がよくない予想だったので近場の奥多摩を歩く予定でしたが、天候が以外によいとの情報に急遽予定を変更。大弛峠から金峰山を目指しました。

<今回の目的>
〇獲百名山の山を上ること。金峰・瑞牆・小川
金峰山からの朝日

ちょっと欲張りすぎの予定ですが、最後は林道だし暗くなっても大丈夫だと思い決行しました。


<記憶に残った出来事>
‖臙估修膨4時に着き、空を見上げれば満点の星空。いったい何等星まで見えるんだって感じの大迫力です。見慣れたオリオン座の周りには今まで気付かなかった星々がいっぱい見えます。今日は新月であることを分かっていたのでもしやと思い期待していたけど、期待以上の感激でした。でも、カメラに写すことができず残念です。いつか一眼レフ買って撮りに来たいですね。

△目当てだった朝日ですが、無事、金峰山山頂から見ることができました。この時間はやっぱり特別ですよね。なんともいえない雰囲気に包まれる感じです。雲の切れ間からほんの一瞬の出来事でした。ただ一つ厄介だったのは、気温と風。山頂の気温は-4℃で、かなり強い風が吹いています。体感は-10℃はあったんじゃないでしょうか?もう寒くて寒くて凍えそうです。しかしこんな極寒の中で、一人テント張っている方がいらっしゃいました。たくましい。

6睚山には何度も来ていたのですが、瑞牆山には初めて上りました。いつも金峰山より眺めていた山です。ゴツゴツとした岩山を見て、どこを上るのか不思議に思っていました。一つなぞが解けて満足です。上ってみてですが、こんなにきついとは思っていませんでした。個人的な感想だと行者小屋から文三郎尾根を使って赤岳に上るよりきつかったです。いつかもっと体力をつけてまた上りたいと思います。

ぞ川山から金峰山荘への下りはスペシャルコースです。何が、というと…昇仙峡のような岩峰が回りに無数にありその絶景を間近で楽しめることと、岩場の急斜面を下る厳しいコースであり赤テープがないと迷ってしまいそうな難易度の高いコースであること。まぁ自分はまだアルプスを歩いていないので、もっと難しいコースは日本中にいっぱいあるのかもしれませんが、少なくとも奥秩父・奥多摩近辺のコースの中では「難易度・上級」ではないでしょうか(地図に掲載されているコースの内で)。『山と高原地図』には「八丁平からのコースより登りやすい」と表記していますが、どう考えても納得できません。「絶景を楽しめる」だったらすんなりくるんですけどね。人の感性の問題でしょうか…?


今回の山行は、収穫の多い登山でした。とりあえず目標は達成できたので満足です。欲を言えば国師ヶ岳にも上りたかったのですが、さすがに無理ですね。
次は逆のコースで挑戦したいと思います。そのときは瑞牆山はパスかな?金峰山荘に駐車できるとベストなんですがね…。東京からだと無理がある。『大弛峠越え』『三国峠越え』登山以前にこの日の山場を作ることになりますからね。

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