奥大日岳:剱岳の写真を撮りに♪雷鳥沢ヒュッテからピストン
- GPS
- 07:40
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 855m
- 下り
- 836m
コースタイム
- 山行
- 0:27
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 0:29
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:22
- 山行
- 1:01
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 1:17
天候 | 1日:終日ガスガス 2日:夜明け後、ようやく快晴、稜線上はやや強風? 3日:昼過ぎまで快晴だが、日中は暴風 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
GW中は臨時駐車場がありました。 立山から美女平へのケーブルカーの切符は、朝7時到着時点で8時の便の切符が発売中でした。 到着が遅いほど、当日発売の切符は待ち時間が長くなるようなので要注意!! 美女平から室堂へは高原バスに乗り換え ピッケルやアイゼン・ストックなどはザックから外して手持ちでバスに乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■危険個所 2511ピーク〜2611ピークの間が注意 東側(登りの右側)は大きな雪庇の連続で、西側(登りで左側)は急斜面 気温がかなり上昇していたので雪が緩んでいたが、早朝出発したパーティやその後数組先行されたパーティのトレースを辿る分にはそれほど問題はなかった。 雷鳥沢キャンプ場から新室堂乗越の稜線へ出るルートは上部から雪崩がないことを確認しながら素早く通過。 尾根に出る少し前から、終始アイゼンとピッケルを使う方が良いが、この度の緩んだ雪であればダブルストックでも可能。 尾根に出るとやや風が強くなり体感温度を奪われるので、防寒着と手袋は風を通さない素材のものを重ねるのが良いと思われた。 ■トイレ 室堂バスターミナル、みくりが池温泉、雷鳥荘、雷鳥沢ヒュッテ、雷鳥沢野営場 *バスターミナル以外の場所では、宿泊者以外はトイレ使用料として100円のチップ制。 ■登山ポスト 室堂バスターミナル内に有り。 下山届は必要なし。 *高原バスを下りてバスターミナル内に入る際に、現地のスタッフに登山届の提出を求められ、行き先ごとに現在の状況や注意点を言われる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
今年のGWは当初、いつものBCのリーダー企画で東北方面へ行く予定でしたが、今年の雪の少なさに3月には東北遠征の予定は白紙に。
でもって、旦那さんが4月1日付で転勤が決まり、私自身も3月後半以降は仕事の引き継ぎや引っ越し準備に追われ、そうこうしているうちに4月も後半。
ここ最近の山の遠征仲間はGWは屋久島へ沢登りということで同行は断念、特に予定を調整する余裕もなく、行き当たりばったりで天気が良いときに今シーズン最後?の雪山へ行こうと思っていた。
そんな頃、立山というのがざっくり頭の中にはあったのだが、ちょうど以前から無雪期に狙っていた大日三山縦走はこの時期は難しいが、奥大日岳までの雷鳥平からのピストンであれば日帰りで可能であり、このルートからの剱岳の眺めが良いことを知り、凍結で滑落事故が起きていた立山の縦走よりも難易度も下がり、雪庇とルート際の急斜面に気をつければ私でも行けるルートではないかと思い企画。
天気の良いGW前半戦にテント泊で行こうと思ったが、風は強いが天気が良いのであれば2泊すると満天の星空を見るチャンスも二倍になると思い、出発前日に小屋に宿泊の空き状況を確認してみるとなんと相部屋で空きあり♪
小屋であれば強風でも安心だし情報も入りやすいと思い計画実行。
旦那さんの入院中に退院までの安定した時期を狙って、人生4回目のソロ山行となったのである。
すると、この冬BC繋がりで知り合った京都の山友さんが二人、剱沢にテント泊で入り日程が重なっていることが判明!!
せっかくなので初日は途中までご一緒できればと頑張ってみたところ、立山のケーブルカーで同じ時間の切符を確保することが出来、初日はガスで視界が悪く観光エリアでもある室堂平でも視界が数十m程であったが、宿泊先まで一緒に歩いてもらうことができ、何とも心強い出だしとなった。
立山ではまだ一度も雷鳥に会えたことがなかったのだが、途中、みくりが池周辺のポイントで会うことが出来てラッキー☆
小屋でもちょうど相部屋となった人が、地元富山から来ているソロの女性で翌日の目的地も何と一緒であることが判明☆
夕食・朝食も同じテーブルだったのもあり、会話するチャンスにも恵まれ、地酒の解説もしてもらったり、翌日の山行も一緒にスタートしたわけではないが道中一緒になり、前後しながらもほぼ一緒に登頂・下山でき、何ともありがたいことであった。
稜線ではやや強風であったが、防寒着をきてアイゼン・ピッケル使用により特に問題なくこなすことが出来、前情報通りの剱の勇姿と富山湾や白山まで一望できる360℃の眺望、立山からつながるアルペンルートの全景も見ることができ、最高のロケーションを満喫できた☆
下山後は時間に余裕もあり、翌日の天気も昼頃までは持ちそうだったので、温泉で汗を流した後は初のソロテント泊に挑戦。
風対策で雪の壁を造らないといけないと覚悟していたところ、前日まで利用していた人の撤退後のスペースで空きのあるところがあり、そのまま使わせてもらうことができラッキー☆
天気が良く暖かだったので夕食はテントの外で。
アーベンロートの立山を見ることが出来た♪
夜もトイレのついでに夜空を見上げると期待通りの満天の星空☆
カメラのバッテリーが気温の影響で弱ってしまったようで写真は2枚しか撮れていないが、天の川らしきものもゲット(*^^*)
明け方はやや風が強くドキドキしていたが、テント撤収時はちょうどやや弱まっておりスムーズに撤収することもできた。
帰りは初日と違って視界良好のため室堂平の景色も満喫しながら歩いていると、入れ違いで立山入りすると言っていた関東の山友さんとも遭遇!!
数年ぶりの再会にはしゃぎながら互いの安全登山を確認しつつ別れた後、最終日も初日のポイントで雷鳥発見!!
初日の最初以外はつがいではなかったが、この度は3日間とも雷鳥とあえてこれまたラッキー☆
この室堂までの散策ルートの風が尋常じゃない強さで何度か耐風姿勢をとるほどだったが、途中すれ違う観光客の足元を見るとクロッカスのサンダルの人やローヒールの薄い靴底のおしゃれ靴の人達が多く、どう考えてもみくりが池や雷鳥荘の辺りまでといっても坂道の強風で踏ん張れるのだろうかと心配になる格好の人達が大半。
北陸まで新幹線が伸びたことで例年よりもかなり観光客が多いようだが、登山客の登山届の徹底と同様に観光客の装備の確認にももっと力を入れるべきではないかと思う。
何はともあれ、急遽決意して行ったプランはあったが、盛りだくさんな内容で楽しい山行となったのである♪
*写真は一眼レフで撮ったもので、雷鳥はトリミングしてアップで見れるようにした。
コメント
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さすがに大日から眺める劔岳は迫力ありますね。私も先日、立山に行ってたのですがそちらの尾根には行けませんでした。
こちらの写真で堪能させてもらいました♪。
奥大日岳はやはりセッピがすごいですね。。
ikajyuさん、コメントありがとうございます☆
同じ日程で、立山に行ってたようですね!!
奥大日は岩場があまり出ていなかったのでエビのしっぽは全くなかったですが、おっしゃる通り雪屁がかなり発達していました。
浄土山や立山の稜線は、激しい気象変化でかなり厳しい状況だったようですね。
ピークからの景色は気になりますが、ikajyuさんの記録で楽しませてもらえました♪
奥大日はなかなか穴場かもしれないです(*^^*)
こんにちわ
旦那様の転勤に入院とか、
いろんなことがあったんですね。
旦那様、早く良くなるよう願っています。
3年前に同じコースを歩いたので懐かしくコメントしました。
(自分の場合、奥大日岳からそのまま進んで、大日平から称名に
抜けたのですが)
一番危険だったのは、2511mピーク(確証はないけど時間から推測すると)を越えずに右手の斜面をトラバースで進みました。急斜面だったので危険でした。
先行者の跡を辿ったのですが。、
今回は現場の状況はどうだったのでしょうか?
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