記録ID: 862921
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳登頂断念、涸沢岳へ
2016年05月01日(日) ~
2016年05月03日(火)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 22:11
- 距離
- 44.5km
- 登り
- 1,965m
- 下り
- 1,961m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 6:55
距離 18.4km
登り 903m
下り 116m
13:17
宿泊地
2日目
- 山行
- 3:24
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 4:39
距離 4.8km
登り 936m
下り 252m
3日目
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 9:03
距離 21.3km
登り 141m
下り 1,617m
15:58
3日目帰路は写真撮影メインです。
天候 | 5月1日、予報に反し、朝から雨。横尾あたりから雨が途切れたが、涸沢上部はガスの中。2日は終日晴れ、3日は朝方晴れから次第に曇り空に。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日は稜線では吹雪となり、30儖幣紊寮兩稷り。固く締まった雪の上に新雪が乗った状態で非常に不安定。2日も気温が上がるにつれて、ぐずぐずの状態になり、ザイテングラート上部の急斜面では、前爪で蹴り込んでも効きにくい状態。 |
写真
装備
個人装備 |
ピッケルに12本爪アイゼンは当然だが
かならずハーネスを着用し
ピッケルを雪面に差し込んでセルフビレイを取れるようにしている。また
今回通常のストックの代わりに山スキーの方が使うグリベルのコンドルを使用。ピッケルのダガーポジションのように使うことで
不安定な雪面で役に立った。
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感想
安定した天候の日が5月2日の1日だけということを前提にした計画だったので、1日の朝になっても雨が止まずあきらかに天候の回復が遅れているという状況で、一時は計画の中止も考えた。気を取り直して涸沢まで我慢して入れば、明日、穂高岳山荘には上がれるチャンスもあるだろうと出発した。案の定、2日は稜線では予想外の吹雪となり、30儖幣紊寮兩磴あったようだ。コチコチに固まった古い雪面の上に新雪が乗った状態で不安定この上ない。ピッケルは30僂曚匹六匹気襪、その下は固い凍った層にぶちあたってしまう。翌日2日は晴れたが、逆にそのせいで気温が下がらず、ザイテン上部の傾斜のある雪面では、前爪で蹴り込んでステップを作ってもすぐに崩れていくようなイヤな感覚を味わった。このような状態で、あえてリスクを冒す必要はない。残雪期の雪の状態は、日々刻々変化する者であり、技量や経験は欠かせないものであることは間違いないが、100%カバーできないリスクがあること、常に想定外のことが起こりうることを謙虚に自覚すべきであると痛感させられる。
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