烈風吹き荒れ奥穂は断念 涸沢岳から大展望を満喫
- GPS
- 16:00
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 1,761m
- 下り
- 1,730m
コースタイム
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:41
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 9:33
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:53
5/3 上高地BT14:05-14:12河童橋-14:50明神館14:59-15:47徳澤園15:54-16:06新村橋-16:46横尾
泊/横尾山荘
5/4 横尾6:42-7:49本谷橋-8:40Sガレ-9:53涸沢ヒュッテ-10:10涸沢小屋10:51-13:28穂高岳山荘(昼食)15:13
-15:42涸沢岳15:50-16:15穂高岳山荘 泊/穂高岳山荘
5/5 穂高岳山荘9:22-11:20涸沢小屋11:38-12:05Sガレ-13:03本谷橋13:07-13:54横尾(昼食)14:40
-15:22新村橋-15:33徳澤園15:43-16:23明神館16:30-17:10河童橋-17:15上高地BT
天候 | 5/3 曇 5/4 雨のち曇ときどき晴 夜になって吹雪 5/5 濃霧 涸沢から下は晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
上高地まで、行きはバスで片道一人1,160円、 帰りはタクシーで6,040円(安房トンネル往復料金1,540円込み)でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
本村橋の先から雪道となり、 涸沢カールから先は深い雪の斜面でアイゼン・ピッケル必携です。 上高地からの行程は長く、涸沢からは急峻なため、痛めている膝に応えました。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉BTのすぐそばに「平湯の森」があります。 日帰入浴大人500円ですが、コインロッカー使用料100円はリターンされません。 夕方以降は高山の市街地まで営業しているガソリンスタンドがありません。 市街地をパスして高山清見道路に乗ろうとしてガス欠食らいそうになりました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ポール
ヘルメット
ハーネス
安環付カラビナ
テープスリング
ロープスリング
ヌンチャク
|
---|---|
共同装備 |
30mロープ
|
感想
いきなりのアクシデントでした。
前夜泊のひるがの高原SAの直前で、モリーさんが「あ」。
アイゼンとスパッツを忘れたとか。
深夜、ネットでアイゼンを売っていそうな店を調べてみましたが、
高山市内で唯一扱っていそうな店がまさかの定休日。。
やむなく、翌朝、富山まで走ることになりました。
開店の10時まで富山城址を散策して、無事、アイゼン・スパッツをゲットしました。
越中東街道の渋滞にも捉まったり、時間のロスはありましたが、
満車を心配したあかんだな駐車場にも余裕で入場でき、
上高地行きのバスにもすんなりと乗れました。
14時の出発では、涸沢小屋の宿泊予定を横尾山荘に変更せざるを得ませんでしたが、
風呂に入って、ゆったりと二段ベッドで眠れたことを考えると、
かえってよかったのかもしれません。
穂高の稜線は、想像していた以上の強風が吹き荒れ、
穂高岳山荘すぐ上の岩稜の雪面の通過が難しそうでした。
何組かのパーティーが登り降りするのを見ていると、
特に下山は、30mのロープ1本しか用意のない我々には難しそうです。
なんとか登ったとしても降りてこれなくなりそうで、断念せざるを得ませんでした。
モリーさんやトミーさんはともかく、yosは技量も磨かなければ無理そうです。
ということで奥穂は諦め、
もう一つの目的地、涸沢岳にトライしましたが、
登り始めると、山荘の立つ白出のコルとは桁違いの強風が吹き荒れています。
向い風には前に出す一歩を押し戻され、
後ろから吹かれると出したくない一歩を押し出されそう。
訓練でない本番の耐風姿勢を、初めて、何度も取りました。
因みに、気温は-7℃。
後で警備隊の方から聞いた風速30m以上というのはちょっとわかりませんが、
強烈に寒くて、吹き飛ばされそうな体験でした。
で、登った3,110mの山頂からの展望は素晴らしく、息を呑むばかり。
足元が最低コルに向かって切れ落ちていき、
その向こうに大きく聳え立つ北穂高岳の双耳峰。
その先に大キレットが切れ落ち、南岳が立ち上がり、その先に天を衝く槍ヶ岳。
ここまで来ないと見られない絶景です。
数年前の夏に、奥穂からの同じ展望に感動しましたが、
近いだけにこちらの方が迫力は上かもしれません。
振り返ると、登れなかったその奥穂の大きな山塊も迫力でした。
穂高岳山荘も宿泊者は少なく、全部で20人くらいでした。
GWなので、ある程度の混雑は覚悟していたのですが、少々肩透かしでした。
3連休の中日の天気予報がよくないうえに、
4/29からの3連休で山岳事故が多発したことも影響したのかもしれません。
yos達も当初は4/29からの計画でしたが、
初孫が予定日より半月も早く産まれたため、5/3からの山行に変更しました。
もし計画どおりだったら、事故に遭っていたのかもしれず他人事ではありません。
今は山に行っちゃだめだよと知らせてくれたのかもしれない孫に感謝するとともに、
事故で負傷された方のご快癒と亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する