新緑のブナ林！大峰山脈・大普賢岳〜七曜岳〜和佐又山

2016年05月08日(日) [日帰り]

• GPS: 07:40
• 距離: 10.8km
• 登り: 1,448m
• 下り: 1,441m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:14
• 休憩: 0:24
• 合計: 7:38

距離 10.8km 登り 1,448m 下り 1,449m

5:19 和佐又ヒュッテ
5:39 5:41 和佐又のコル
6:16 日本岳(文殊岳)
6:47 石の鼻
7:00 7:02 小普賢岳
7:52 8:00 大普賢岳
8:33 国見岳
9:24 七曜岳
10:54 10:59 無双洞
11:00 11:01 水簾滝
11:59 12:04 七曜、大普賢分岐
12:25 12:26 和佐又のコル
12:39 和佐又山
12:57 和佐又ヒュッテ

天候

晴れ後薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

和佐又山ヒュッテに駐車場あり。トイレ有ります。
登山者は1日1000円。

神戸から約130km。和佐又山ヒュッテまで3時間ほど。
阪神高速→南阪和道路→大和高田バイパス終点→R169
ヒュッテに向かう細い林道は落石多し。

コース状況／危険箇所等

■和佐又山ヒュッテ〜大普賢岳
大普賢岳に向かう登りは急な斜面やハシゴが多い。
また、切り立った崖を通る個所も多い。
スリップして、滑落しないように。

■大普賢岳〜国見岳〜七曜岳
緩やかなアップダウン
国見岳の南側に「薩摩転げ」と呼ばれる急な鎖場あり。

■七曜岳〜無双洞
ブナ林のかなり急な下り。
木の根っこで足を滑らさないように。

■無双洞〜和佐又山ヒュッテ
かなり急な登り返し。
途中、標高差で50mぐらいの垂直に近い岩場があり、ここは慎重に。
登り切ると緩やかな登り道。

写真

5/8 5:24

和佐又山ヒュッテから出発。朝の5時はさすがにまだ車は少ないです。

5/8 5:25

キャンプ場を抜けていきます

5/8 5:31

開放的なキャンプ場です。

5/8 5:35

キャンプ場を貫くコンクリートの道を登っていくと、登山口があります

5/8 5:39

新緑のブナ林を緩やかに登っていきます

5/8 5:42

堂々としています

5/8 6:12

大普賢岳に至る登山道には岩窟がたくさんあります

5/8 6:14

ハシゴもたくさん。

5/8 6:16

途中、大峰山脈最高峰の八経ヶ岳が見えます

5/8 6:22

足場が悪い斜面も数か所あります。岩が濡れていて怖い

5/8 6:23

大きな岩窟があります

5/8 6:24

これが「笙の窟(しょうのいわや)」

5/8 6:28

岩窟は修行の場です

5/8 6:29

役行者の石像が祀られています

5/8 6:46

ハシゴが連続して続きます

5/8 6:51

ハシゴが連続して続きます

5/8 7:01

小普賢岳にも登ってみました

5/8 7:13

小普賢岳と大普賢岳のコルから大普賢岳を臨みます

5/8 7:15

大普賢岳へ向けての登り。ハシゴが続きます

5/8 7:20

切り立った断崖も

5/8 7:27

やがて、熊笹が出てきて空が明るくなると、まもなく頂上です

5/8 7:37

大峯奥駈道に合流

5/8 7:42

大普賢岳の山頂！いい景色です

5/8 7:42

稲村ヶ岳から山上ヶ岳へつづく稜線

5/8 7:42

大峰山脈の南の山々。一番高い山が八経ヶ岳

5/8 8:02

それでは七曜岳へ向かいます

5/8 8:03

最初は熊笹の快適な道

5/8 8:06

水太覗(みずぶとのぞき)

5/8 8:06

水太覗(みずぶとのぞき)

5/8 8:12

手前の山の左側が七曜岳。右側が国見岳

5/8 8:38

国見岳を過ぎると険しい岩場が続きます

5/8 8:45

国見岳を過ぎると険しい岩場が続きます

5/8 8:53

国見岳を過ぎると険しい岩場が続きます

5/8 8:55

稚児泊。キャンプの適地です

5/8 8:56

稚児泊から七曜岳に向かって登り返します

5/8 9:02

大普賢岳と小普賢岳と日本岳の3兄弟

5/8 9:04

ぐんぐん進みます

5/8 9:08

日本庭園のような美しい苔の庭があります

5/8 9:11

七つ池。水はありません

5/8 9:19

この険しい鎖を登ると、七曜岳の山頂です

5/8 9:21

七曜岳の山頂

5/8 9:24

七曜岳の山頂。岩に覆われた狭い山頂です

5/8 9:22

稲村ヶ岳から南へ続く山塊

5/8 9:22

八経ヶ岳がだいぶ近くなりました

5/8 9:59

七曜岳から少し下ると、和佐又方面との分岐

5/8 10:15

ブナ林の新緑が目に眩しい！

5/8 10:19

ブナ林の新緑が目に眩しい！

5/8 10:22

ブナ林の新緑が目に眩しい！

5/8 10:23

下りながら大普賢岳が望めます

5/8 10:28

ブナ林の新緑が目に眩しい！

5/8 10:28

ブナ林の新緑が目に眩しい！

5/8 10:32

ブナ林の新緑が目に眩しい！

5/8 10:34

ブナ林の新緑が目に眩しい！

5/8 10:59

滝も美しい

5/8 11:03

無双洞

5/8 11:05

水簾の滝

5/8 11:07

水簾の滝

5/8 11:27

ブナ林の新緑が目に眩しい！

5/8 11:30

ヤマシャクヤクがたくさん咲いていました

5/8 11:36

水簾の滝から登り返すのですが、かなり急な斜面の登りもあります

5/8 11:37

この高低差のある登りは慎重に。重い荷物を背負っていると大変そう

5/8 11:42

底無井戸

5/8 11:43

底無井戸。たしかに底が見えません

5/8 12:19

標高を下げてくると、シャクナゲが咲いていました

5/8 12:42

帰りは和佐又山に寄り道。和佐又山の頂上から大普賢岳

5/8 13:01

和佐又山ヒュッテに戻ってきました。

撮影機器：

NIKON D5100 NIKON CORPORATION

感想

gucci1212

先週の稲村ヶ岳〜山上ヶ岳に続き、2週続けて大峰山脈です。
今回は和佐又から大普賢岳〜七曜岳を反時計回りで歩くプラン。
標高差はそれほど大きくないので気楽な山歩きだろうと想像していましたが、かなり体力を使い、緊張を伴う山行となりました。

神戸を2時半に出発し、和佐又山ヒュッテに到着したのが5時ごろ。
もう空は明るくなっています。

新緑のブナ林を緩やかに登っていきます。
日本岳の斜面をトラバースするように道が作られ、ここに岩窟群あります。
大峯の修験の場の一つです。
岩窟の一つ「笙の窟(しょうのいわや)」は修験道の開祖「役小角」が最初に修行したところであるという言い伝えがあります。

岩窟群を過ぎると尾根に出て、ここから階段やハシゴが連続してきます。
足を滑らさないように慎重に。
木々が生い茂っていて、あまり展望はよくありません。
和佐又山ヒュッテから2時間半ほどで大普賢岳の山頂に到着。
頂上はとてもよい展望です。
先週歩いた稲村ヶ岳から山上ヶ岳の山並みが一望。
そして、大峰の南部の山々と頭一つ抜き出た最高峰の八経ヶ岳がカッコいいです。

少し休んでから大峯奥駈道を七曜岳へ向かいます。
緩やかなアップダウンが続きますが、ところどころ危険な鎖場があります。
七曜岳は狭い岩の頂上です。

七曜岳から無双洞まで一気に下っていきます。
この下りが結構足にきます。
この新緑のブナ林がとても美しい。
そして、滝の水しぶきが心地よいです。

しかし、いったん下り切ると、ここから登り返しが始まります。
この登りがまたしんどい。
途中、垂直に近い斜面を標高差で50mぐらい登る個所があり、緊張が続きます。
ヤマシャクヤクをはじめて見ました。
ここにたくさん咲いていますが、絶滅が心配されているお花です。

標高差は1000mほど、距離は10kmほど、歩行時間は7時間ほどですがハシゴや岩場歩きが続いたせいかかなり疲れを感じました。
しかし、岩窟、新緑のブナ林、美しい滝を楽しめる飽きの来ないルートです。
6月になればシャクナゲがきれいでしょう。
秋は紅葉も美しいと思います。
季節を変えてまた歩きたいです。