西丹沢 世附川水系 沖ビリ沢・樅ノ木沢
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- GPS
- 07:27
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,326m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:25
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
遡行グレード1級上 樅ノ木沢のゴルジュ内CS滝の巻きは高度感あり注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 下山後温泉 道志の湯 700円 |
写真
装備
共同装備 |
20mロープ
バーナー
|
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感想
初めての沢下降。ずいぶん前から温めていたプラン。初の世附川水系の沢である。
東名御殿場から山伏峠へ。予期せず道志村トレイルレースというのが行われており入山出来るか心配したが、とりあえず登山口から普通に入れた。登山口はレースの休憩ポイントになっているようで、大勢の人がいた。
レースはこんな感じ http://www.k-y-trail.com/doushi/index.html
レース参加者やスタッフに山中で何度か会うが、それも水ノ木分岐まで。ここからはゴールまで釣師1人に出会ったのみ。分岐から予定通り南南東へ進む。踏み跡は明瞭だが、脇のクマザサがじゃまくさい。1150mくらいの鞍部が地形図的に広いかと思ったが細い尾根だ。まだまだクマザサが濃いので、ここで装備チェンジし下降開始する事に。急斜面だがザレてはいないので、靴裏でブレーキをかけて斜面を削りながら下降。沢床までは容易に降りられた。すぐに水が出てくる。そして、、、
いきなりナメの連続である! 樅ノ木沢も多いが、この沖ビリ沢のナメの多さは丹沢では別格であろう。いきなり超快適な沢下降でテンションあがった。4段の最下部6mはウォータースライダー。超急斜面なので1秒ちょいで落ちます。やめた方がいいです(笑) https://www.instagram.com/p/BFn7-rNH1yd/?taken-by=hsstk
その後も快適な下降が続く。序盤に較べると見どころは少なくなるが気持ちよく下降完了。
金山沢から途中林道へ。橋までいかず小道っぽいところを辿り、適当な場所から樅ノ木沢へ降りる。急斜面だがここも斜面を靴底で削って降りる。ここで小休止。
時間大丈夫かな〜?と考えながらも「行くしか車には戻れない」。明るいうちに到着したい。
いよいよ本日初の遡行開始。すぐF1の10mナメ滝。水量多くていい感じだ。この後は平凡な渓相が続くのでさっさと遡行していく。西沢出合のあといくつかの枝沢がある。そして遡行開始から50分ほどでゴルジュに到着。カマはガイドでは股下とあったが、自分の身長では腰上までくる。寒いのでさっさと通過し下段4mを突破。そして7mCS滝。かなり迫力ある岩の構造だ。これは巻く。右壁最初立っている。いくつかルート見て1つ試し戻り、その後一つ左のルートで一気に上がった。最初は急斜面でその後トラバース気味に進む。難しいところはないのだが相当な高度感ある。右からの枝のでっぱりにザックをかけないよう注意必要。滝上のきわどいところへは行くのをやめさらにトラバース。上がりすぎないようにすれば懸垂下降なしで沢床に戻れる。久々のゴルジュの高巻きはやはり緊張する。
難所を終え人の字滝が見える場所で昼食。虫が多い以外は快適なランチタイムとなった。
その後ミニ両門ノ滝を過ぎると二俣。遡行図は二俣だが、左にいくとすぐまた二俣だ。地形図900m付近の三俣に見えるところだ。今回は左→右と進んだ(多分これが遡行図通り?)。あとは楽しいナメ滝連続エリアだ。どれも快適に登れ気持ちいい。ややヌメっているところもあるが、ラバーソールのフリクションが得やすい岩質である。最後少し倒木がでるが全体的にはかなり楽しめた。奥の二俣あたりで水が一気に減り一度伏流となる。この辺はかなり崩壊しており遡行図上の滝は判然としない。再度水が出てきたがすぐにまた無くなった。靴を履き替えようかと思ったが、最後まで岩場があるのでそのままいく。詰め上げの急ザレは避け左の尾根にのり、急斜面を詰めあげると多少ササ藪をこいで登山道に出られた。
その後の甲相国境尾根は細かなアップダウンあり、疲れた体にはキツかったが満開のツツジには癒されました。
初の世附川水系。体力的には結構大変であったが、予想以上のナメの美しさには感激であった。特に沖ビリ沢のナメやナメ滝が美しくて素晴らしい。今回防水のカメラを忘れ、iPhoneのみでの撮影となったのは非常に残念。。数年後一眼レフもって今度は遡行するかな。樅ノ木沢は序盤平凡だが、ゴルジュのアクセントとその後のナメは素晴らしかった。また一つ別の丹沢に出会えたような気がする遡行であった。
コメント
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以前から計画していた世附川に行って来たのですね。
沖ビリ沢は美しい沢ですね
stkさんも一眼を持って再訪したいとのことなので、一緒に紅葉の時期にでも行きますか
大変だったとのことですが、沢の遡下降を含めて15km超歩くのですから、もう十分に復活ですね。これなら8月にでも笹穴沢に行けそうです
噂にたがわぬ美渓でした。
丹沢では二十女沢もいいですが、沖ビリはナメのインパクトがあってホント素晴らしかったです。水ノ木沢もいいらしいのでそのうち遡行してみたいですね。
今回は累積標高は大したこと無かったのでなんとか行けました。夏までにもっと体力付けてぜひとも笹穴沢を遡行したいですね
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