六甲 瑞宝寺谷東尾根(十八丁尾根)〜白石谷
- GPS
- 05:20
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 746m
- 下り
- 689m
コースタイム
天候 | 日本海に高気圧が停滞し快晴続く |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
十八丁林道は入り口が封鎖されています。 十八丁尾根下部の土石流跡は右手の樹林帯に迂回路が出来ています。 十八丁山へは治山工事のため通行禁止となっています。(迂回路なし) 紅葉谷の炭屋道分岐から下は崖崩れのため、依然として通行禁止です。 |
その他周辺情報 | 下山後は「太閤の湯」(電車と温泉のセットチケット)で疲れを癒やしました。 |
写真
感想
(瑞宝寺谷東尾根)
瑞宝寺谷西尾根を歩いていると、谷を隔て並行する尾根が気になります。この尾根は一般的には十八丁尾根と呼ばれているようですが、十八丁というのは有馬から18丁離れた場所にあった橋の名前から来ているようです。十八丁橋から十八丁川や十八丁谷が生まれ、さらにはその横にある尾根が十八丁尾根と呼ばれ、その尾根のピークが十八丁山(718m)と呼ばれるようになったようです。(小生の推測です)
一方、後鉢巻山(899m)から北に延びる尾根は、瑞宝寺谷西尾根と向かい合っています。となれば、この尾根は十八丁尾根ではなく瑞宝寺谷東尾根と呼ぶに相応しいと思います。古書「ハイカーの徑」(阪急ワンダーホーゲルの會 昭和16年発行)には、この尾根は「十八丁谷尾根叉は瑞寶寺谷東尾根ともいつてゐる」と書かれています。
長過ぎる前置きはこれくらいにして、この尾根から見る瑞宝寺谷西尾根や白水山を楽しみにしていたのですが、新緑の季節となってしまっていたためか、その眺望がありませんでした。次回は冬に登ってみたいと思います。今回の山行での評価は、
道の状況 ☆☆ (踏み跡はあるが、ルートファインディングが必要)
個性 ☆☆ (道に面白みはあるが、眺望がないのがマイナス)
安全度 ☆ (通行禁止を2度も突破するルートです)
(白石谷)
1年前に下りで使用した際は、前年の台風の影響で道が崩落するなどして大変な思いをしましたが、現在は通行に支障はありません。それどころか沢が掃除され以前よりスッキリした感もあります。もちろん沢の徒渉などルートファインディングが必要であり、初心者には今もお奨めできません。
(紅葉谷道)
今も通行禁止が続いています。様子見がてらに通過してみましたが、大規模な崖崩れで完全に道が無くなっています。修復には全く手つかずで、今後も上部から落石の危険性があります。そんな状況ですが通行者も居るようで、土砂石流の上に踏み跡がしっかり付いています。とはいえ、いつ落石があるかもしれない状態ですので避けるべきと思います。小生も復旧するまで二度と入ることは無いでしょう。写真には主観(コメント)を入れず、事実(画像)だけをお伝えしました。
Ham0501さん、こんばんは。
瑞宝寺谷「東」尾根 = 十八丁尾根 だったんですね。
(後者の名前だけは聞いておりましたが)もちろん未踏のルート。
戦火近づくS16発行のガイドブック ご紹介ともども「なるほど!」
たいへん詳密なレコを興味津々で拝見しました。
大崩落地の横断、少ない歩行者ゆえの樹木繁茂、工事架線の通行止めなどなど、
軟弱ハイカー(あ、私です)は仰せの通り、冬枯れの季節を選んだ方が
無難なのかもわかりませんが、それでも「行ってみたいなぁ」と思うのは
旧DWの寂れた風情・・とりわけ「草むすガードレール」などという
ヘンなブツがなぜか大好きなもので「まさに、そこへ飛び出す尾根道」という
ところが、実に歩行欲をそそりますね
(鉢巻山あたりからチョロッと見に行ったのではツマラナイので
未訪のままにしているのです)
ぜひ参考にさせて戴きます。ありがとうございました。
notungさん、コメントありがとうございます。
古書には続いて、「尾根の中央部から瑞寶寺を深く覗くところなどは前者(白水谷尾根のこと)より物凄い感じもあり、瑞寶寺谷を隔てて西尾根を見るのは全く南畫の風景である」と書かれてあり、すごく期待しておりました。
「ハイカーの徑」は付録に地図が付いてあったらしいのですが、私が古本屋で買ったものは付いてなくて、本文で説明している場所がどこなのか判らなくて、想像力が必要とされます。(因みに十八丁尾根に出る道も3ルート紹介されています)
70年以上も前の情報ですが昔から物好きな人がいたようで、あまり参考にはならないけど参考にしております
旧DWは「草むすガードレール」をはじめ、想像力を呼び起こすにはいい題材です。時々顔を出す黄色のセンターラインなども風情?があります。
これらをトータルで楽しむ良いコースと思います。
裏六甲を歩いていると各所で一昨年の豪雨の爪痕が残っています。
これらもいつかは緑に覆われ、微かな記憶になるのでしょうか
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