記録ID: 88111
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沢登り
丹沢
本間沢〜本間沢右岸尾根
2010年11月24日(水) [日帰り]
- GPS
- 05:27
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 775m
- 下り
- 773m
コースタイム
本間橋(丹沢観光センター前)9:50-
10:22標高730m2段4m滝(最初の滝)-
11:06標高840m涸沢合流点11:15-
11:28標高910m二俣-
12:02標高1020m2段25m(左巻き)12:12-
12:13標高1030m二俣12:33-
13:44本間ノ頭と無名ノ頭中間コル(一般登山道)-
13:48本間ノ頭14:00-
本間ノ頭北尾根(本間沢右岸尾根)下降-
15:18本間橋(丹沢観光センター前)
10:22標高730m2段4m滝(最初の滝)-
11:06標高840m涸沢合流点11:15-
11:28標高910m二俣-
12:02標高1020m2段25m(左巻き)12:12-
12:13標高1030m二俣12:33-
13:44本間ノ頭と無名ノ頭中間コル(一般登山道)-
13:48本間ノ頭14:00-
本間ノ頭北尾根(本間沢右岸尾根)下降-
15:18本間橋(丹沢観光センター前)
天候 | 曇りのち晴れ(夕方曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■マウントファーム沢登り講習 http://mt-farm.info/ ■本間沢 遡行グレード:1級上 11月頃がヤマビルも皆無だし、紅葉も身頃でこの流域の遡行適季。 気をつけて遡行すれば足を濡らすこともほとんどなかった。 ‘渓点である本間橋(丹沢観光センター※閉鎖中)には 早戸川林道を厳かに使って車で入れる。 本間橋先の路肩に数台駐車可。 昨年の崖崩れ箇所(国際マス釣り場上流)はきれいに補修されていた。 宮ケ瀬湖の県道から約9.5km。 △いなり堰堤が4つほど続いているので、丹沢観光センター裏の 本間ノ頭へ続く径路を使い、取水パイプの敷いてある支流を渉り その先の小尾根を越えて本間沢へ入る。 しばらくは単純な河原歩き。 I弦730mから第一の連続した滝帯が続く。 2段4mは左を小さく巻く。 標高750mで長さ20m高さ10mナメ滝。 左から登り、落ち口近くで左壁を登る。(卦) すぐ5m斜滝。右側を登る。(教+) 長さ5mトイ状、3段4m、2m、4mトイ状と越し 標高800mで10m滝(右側。卦-)と長さ5m斜滝。 どれも快適に越していく。 ど弦810mで右に5m岩が鎮座する滝。岩の右裏から容易に巻ける。 ナメ、4m滝(右側)、左にやはり5m岩がある4m滝(右を容易に巻く) と、この辺りは特に難儀する箇所もない。 ド弦840mで右から2本の涸れ沢が合わさり、3段4m滝を越すと 標高890〜910m辺りは左手が壁となり小ゴルジュで沢が狭くなる。 中に2m、4m滝がある。 ι弦910mで水量比3:1の二俣。本流の左俣には10m滝がきれいな 流れを落としている。水流左側を登る。(卦) 標高940mで左手から土砂を押し出しているザレ。 すぐに流木で堰きとめられた3m滝、長さ3m、同じく長さ3mスラブ滝、 2m滝と適当に巻き越す。 標高1000mで左右から小ルンゼが合わさり、3m滝が2つ連続する。 どちらも右から巻くが苔岩のトラバースがやや悪い。(卦) 2つ目の3m滝を巻き越すと眼前に一条の流れを落とす見事な滝が現れる。 2段27mの大滝だ。下段15mはトイ状で落ち口辺りが立っていて 悪そうに見える。左側のルンゼ壁から高巻く。卦蘢度だが、高度感が あるのでクライミング未熟な人にはロープを出した方がよい。 もちろん支点は一切ないのでリード者は慣れた人以外×。 一部を除き岩は安定してるが、時折、苔と落ち葉に注意が必要。 上段12mはそのまま左側を一緒に高巻く。 大滝上部で左から涸れ沢が合わさる二俣状となる。 水のある右俣に入るとゴルジュとなる。2m滝はすべすべで濡れなくては 登れそうもなかったので右壁から巻くが、スラブ苔岩なのでやや悪い。 ヘツリが不得手な人は落ちる可能性大。 更に5m滝。右の岩凹状をボルダーチックに乗り越す。(卦) ゴルジュの出口で沢は左へ曲がり8m滝が水沫を飛ばしている。 これは右側ザレから容易に巻ける。 標高1080mで4段13m滝。2m(左から)、2m(右から)、4m (左から)、そして5m(右の苔スラブ。卦)。 標高1100mで水量比3:2の二俣状。 左沢へ進むと水涸れとなり、左側に5m岩のある3m+4m涸棚。 その上流で左側に明るい大きなザレ場が出てくる。 もうこの辺りに来ると源頭の雰囲気。 最後に長さ5mの苔ナメ帯がある。滑りそうなので右から巻いた。 稜線までの詰めは沢を最後まで詰められる。または地形図を見ながら 適当に尾根を登ってもよい。 今回は本間ノ頭と無名ノ頭の中間部コルに飛び出せた。 ■本間ノ頭北尾根(※仮称 本間沢右岸尾根) 本間ノ頭から丹沢観光センターに伸びるエアリアだと黒派線ルート。 全体的にテープや比較的新しい案内標識板が取り付けられているが 標高1200m付近でザレが下に見えたら右尾根状に乗る箇所、 中間部から下部は隣の尾根に移ったりするなど迷いやすい箇所もある。 また標高980m辺りから下部の急斜面にはトラロープが張ってあり 滑りやすい箇所もある。 秋から春先は落ち葉や雪がかすかな踏み跡を埋めてしまい わかりにくくなる。 一般登山道しか行かない人は入らない方がよい。 |
ファイル |
(更新時刻:2010/11/23 23:05)
|
写真
撮影機器:
感想
昔からヤマビルの原生域ともいえる早戸川流域は
11月が遡行するベストな時期だ。
早戸川林道から紅葉もまだ美しく心癒される。
丹沢観光センター。
営業中だった昔も彼方。深山の中で寂しく、しかしおそらく
手入れされているのであろう。
トイレもまだきれいで何とか使えないものか
もったいなく思う。
さて本間沢。
前半は平凡な河原歩きだが
途中から「これでもか!」と飽きる暇もなく
大小30近くの滝がどんどん続いて
おもしろいの一言に尽きる沢だ。
標高1000m辺りに出てくる2段27mの大滝で
1級の沢から「上」を付けるグレードに上がる。
見事な一条の流れ。
濡れずに遡行するため小ゴルジュ等へつってみたが
苔スラブ状は一部微妙な箇所もあり
さらにおもしろさを増加させてくれた。
アプローチと下山の悪さを考えなければ
表丹沢の人気沢よりも雰囲気、滝の美しさなど勝っている存在だ。
平日なのでさらに静かな遡行ができた。
本間ノ頭で休んでいるとき初めて単独男性登山者と出会う。
これから宮ケ瀬の方へ下るそうで
お気をつけて、と挨拶を交わし北尾根の径路を下った。
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12月第二日曜に丹沢観光センターから伝道までに駐車した車数台が窓ガラスを割られるなど車上荒らしに遭ったそうです。
まったく世の中には人のことを考えない酷い人がいるんですね。
車は物損補償に入っておきましょう。
皆様も十分ご注意ください。
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