72.四阿山「天魔の初夏」牧場→根子岳→四阿山→牧場
- GPS
- 05:41
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 846m
- 下り
- 845m
コースタイム
天候 | 晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
僕は前日のうちに車中泊するために到着したのですが、停めやすさや安眠のため、あえて第三駐車場に駐車。アタック日の29日は第三駐車場まで埋まっていました。 入山料は大人200円。前日入りの僕は下山後払いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
たくさんの登山者に登られているため、踏み跡、赤テープ、リボンによる目印、道標があって不安なく登山出来ましたが、 根子岳から鞍部へ降る途中、岩稜地帯を通る時は慎重に通過しました。 この時期は朝は肌寒く、防寒具を持って来れば良かったと後悔してます。 |
その他周辺情報 | 菅平牧場に売店あり。ソフトクリーム300円。山バッチ四阿山、根子岳500円とあるのですが、四阿山が売切れでなかったのが残念でした。百名山のれんが2000円であり。 登山後の立ち寄り温泉は、ふれあいさなだ館を利用。入浴料は500円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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備考 | 朝は肌寒く、フリースやダウンジャケットなどの防寒着を持って来れば良かったと思ってます。登山時はジャージ上衣で代用。 |
感想
第72座「天魔の初夏」
前回の大菩薩嶺登山から中二週間明けで四阿山登山を決めた。6月に入ると梅雨入りに入るので、なかなか登山が出来ないことを懸念して早めに登って置きたかったのだ。今年は真田幸村(信繁)が主人公の大河ドラマ「真田丸」が放映中なので何としても今年中に登りたかったという理由もあった。
前日の28日の早朝に自宅を出発。昼前には上田市に到着。真田丸大河ドラマ館、上田城や真田太平記記念館、郊外に出て真田氏歴史観、真田氏本城跡といった真田氏ゆかりの史跡を見学。夕方に菅平牧場管理事務局下の駐車場に到着。その駐車場に向かうまでの道が真っすぐに伸びており、まるで滑走路のようだった。しかし、上り坂なのでスピードが出ずに、そのまま飛んで行きそうだという感じはしなかったが・・・・。
ほとんどクルマが停まっていなくて、一番近い第一駐車場に停められなくはなかったのだが、安眠を確保したくて、静かそうな第三駐車場に駐車。寝床を作って、落陽を迎えるまでに夕食を済ませた。そして、落陽を眺めながら日本酒を呑んでいた。これぞ車中泊の醍醐味であろう。陽が沈むと同時に車内に入って車窓越しに満天の星を眺めていた、明日はいい天気になりそうだ。そう思いながら眠りについた。
といいながらも、目が覚めたのは0時前後か。やはり、登山前夜は眠れなかったみたいだ。それでも、横になっていたのだが、行動を起こし始めたのが3時45分頃。寒さに震えて空が明るくなるのを感じながら朝食を済ませ、登山の準備も済ませ、5時20分頃、登山口を出発した。
先に四阿山を登るか、根子岳を登るかと考えたが、先に標高の低い根子岳を登ってテンションを上げた上で本命の四阿山を登った方がいいだろうと思って、先に根子岳を登ることにした。牧場を横目で見ながら登って行くと、あずまやがあった。登山が始まったばっかりで素通りしても良かったのだが、取りあえず一本立てることに。改めてここから北アルプス連峰を眺めて気を落ち着いたところで再び登り始めた。
あずまやで一本を立てたのが功を奏したのか、休むことなく6時55分に根子岳に着いた。この時になって始めて、富士山を見ることが出来た。コンパスでこれから登る四阿山の方角も確認した。思った以上にいい形の山だと思った。ここでしばらく休んだ後で、四阿山に向かって登山を再開した。いきなり、誤って落ちたらどこまでも落ちそうな登山道を慎重に通り、ピークにある岩のあたりで登山道を見失い迷いそうになったが、鞍部に登山者の姿が見えた。
「あの人たちだって、通過出来たのだから、僕だって通過出来るはず」
と思って登山道を探したら、登山道が見つかった。今、思えばこのあたりが、この登山の一番難しかったところかも知れない。
鞍部まで降りて来た。標高は2000メートル前後で、300メートル登り返さなければならない。どんなに立派そうな山だって、登れるさ、大丈夫だと言い聞かせて、四阿山に挑んだ。再び樹林帯に入って直登で僕の目の前には土や岩や木の根しか見えなかった。それでも懸命に一歩一歩登って行った。ただ幸いなのは、晴れが続いていたせいもあってか、土は乾いていて滑りにくくなっていたことだった。
稜線の分岐まで登り切れば山頂はあと少し。山頂手前には木の階段があって、それを登って行って、8時30分に四阿山山頂に着いた。山頂からは浅間山がデーンと鎮座してるのが見えた。僕はそれを眺めながら湯を沸かしてコーヒーを飲んでいたのだが、山頂で休んでいる男性の登山者のほとんどが申し合わせたかの様にザックの中からカップラーメンを取り出して調理を始めていたので、僕は下山してから食べようと思っていたカップラーメンを食べることにした。後は下山するだけだったので、気持ちに余裕が出来たのかも知れない。
下山を始める頃には、多くの登山者とすれ違うようになった。中四阿の岩場も通過して、昼前までには下山出来そうだと思って、新緑と白樺の登山道を歩いた。所々でツツジも咲いてるのも見えた。牧場が見えるようになると、今回の登山も終わりに近い。登山道の近くに10頭前後の牛が休んでおり、僕が写真を撮ろうと近付いたら、一頭の牛が後ろ足を立てて立ち上がった。どうやら僕が近付いたので驚いたようである。牛さん、ごめんよ。
11時5分に登山口に到着。今回も何も問題もなく登山が終わった。登山口にある売店でソフトクリームを柄にもなく購入。食べ終わったところで山バッチを買おうとしたが、四阿山のバッチは売り切れだそうで、百名山のれんが2000円で売られていたので購入した。駐車場に戻って着替えもそこそこに、〆の温泉、ふれあいさなだ館に向かって出発。途中の入山ゲートで入山料を支払って、菅平高原の土産物屋で山バッチを見つけて購入して〆の温泉へ向かった。
取りあえず、今回はカーナビは最後まで大丈夫でした(笑)。
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