丹沢主脈縦走(大倉〜焼山登山口)
- GPS
- 09:00
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,094m
- 下り
- 2,091m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:焼山登山口〜三ヶ木(神奈交津久井バス)、三ヶ木〜橋本駅北口(神奈中バス)、橋本〜町田(JR横浜線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
黍殻山山頂から焼山方面への道が一部不明瞭で、途中ヤセ尾根があり、どちら側に落ちてもちょっとのケガでは済みそうもないと感じました。黍殻山山頂には雨量観測施設と三角点しかなく、見晴らしも良くないので、頂上を巻く通常ルートを進むことをお勧めします。 他は良く整備されていて、歩きやすかったです。 累積上昇高度:1,955m 累積下降高度:1,945m (プロトレックのデータ) |
写真
感想
【コース選定理由】
11月第一週に、テント泊で東京都の最高峰雲取山に登頂し、「次は神奈川県最高峰か」との思いから、蛭ヶ岳に登ってみたい気持ちが募りました。どうせ行くなら一度は歩いてみたかった丹沢主脈へ、ガイドブックでは小屋泊前提ですが、みなさんの山行記録を拝見しているうちに、こんな自分でも日帰りでいける気がしてきて、無謀にもチャレンジしてみることにしました。
【南北どちらからアクセスするか?】
当初は、北側からアクセスし、ゴール地点をバス便が豊富で遅くまである大倉にするつもりでした。ただ、2年前の春に大倉尾根から塔ノ岳を目指した際、寝不足・飲みすぎ・根本的な太り過ぎのため、花立の先でリタイアしたことが今でもトラウマになっていて、どうしてもリベンジしたい思いから、とりあえず大倉尾根を登って塔ノ岳へ、経過時間と体調を鑑みてヤビツ峠への表尾根行や大倉へのUターンも念頭に、調子がよければ主脈を進むことにしました。
【時間設定】
焼山登山口バス停16:38発三ヶ木行きのバスに乗れなければ、タクシーかヒッチハイクか、または三ヶ木まで歩くことになるため、下山時刻を16:30として登山地図の標準タイムを逆算し、次のような目標時間を設定しました。
大倉スタート 07:15
塔ノ岳 09:40
丹沢山 10:25
蛭ヶ岳 12:05
各ポイントへ、設定時間に到着できないorできそうもない場合は、潔く目標を変更することにしました。
運良く(?)蛭ヶ岳へ到達できた場合に備え、その先の目標時間も決めておきました。
姫次 13:25
平丸分岐 14:35
もし上記に間に合わないようなら、時間短縮が可能な平丸への下山とすることにしました。
【装備】
今回は時間との闘いになることが明らかなので、いつもは持っていくガスコンロ・コッヘル・カップラーメン・ピークへ到達した際の自分へのご褒美(カップ酒)の4点セットは持たず、おにぎりとパン・お茶・雨具・防寒着、地図・コンパス等必需品のミニマム装備で挑みました。
【事前準備】
小田急線新宿始発の急行に乗ると、渋沢駅発06:48大倉行き始発バスにギリギリ間に合うのですが、バスが混み合うことが予想できたので、1本前に到着する各駅停車を選択、06:32に渋沢駅に到着し、スパッツを装着、ストレッチも終えてからバスに乗り込みました。予想通りバスは満員でしたが、大倉到着後すぐに歩き出すことができました。
【いざ歩き出して・・・】
前回リタイア時とは違って、花立手前の急登でもそれほど息があがらず、憎きギブアップ箇所も楽々通過、金冷シを09:00に通過できました。塔ノ岳の山頂が見えた時は「いけるかもしれない」という思いでしたが、山頂に到達した際は、トラウマを克服したこともあり、「99.9%いける」に変化しました。丹沢山で時間の貯金を増やした時は、「もう行くしかない」と主脈行を決意しました。その後も時間貯金を増やしつつ、無事に蛭ヶ岳に到達、360°のパノラマを堪能しました。
下山路は、最初の急な下り坂は往生しましたが、その後はピッチもあがり、常に目標時間の先を進みました。余裕もできたので、大平分岐先の水場でお土産用に給水し、黍殻山へ登ったり焼山の展望台に登ったりもしました。最後はロケーションの確認のため、西野々バス停へ降り、車道を歩いて焼山登山口バス停へ行きました。締めくくりは、バス停斜向かいの酒屋で缶チューハイを買い、がんばった自分へのご褒美を注入して、バスに乗りました。
【感想】
当初は、「こんな距離・標高差を歩けるのか?」と思っていましたが、全般的に登山道がきちんと整備されていたこともあり、また天気に恵まれ景色も良く、意外と楽に気持ち良く歩くことができました。雲取山の時と比べると、装備の重さが1/5くらいだったのも影響しているのでしょうが。今は、いつか4点セットを持って、逆コースに挑みたいと考えています。
【最後に】
焼山登山口バス停でバスを待っていた時、当方の前に1台の車が止まり、「三ヶ木までなら載せてってやるよ!」と声をかけてくださる方がいらっしゃいました。バスの時間まであと僅かでしたし、公共交通機関+自力で移動しようと心がけているので丁重にお断りしましたが、そのお気持ちに感謝でいっぱいです。以前、大室山から道志側に降り、月夜野バス停まで車道歩きをしている時も、同じように声をかけていただいたことがあります。バス便が少ない地域だからなのでしょうか、でも何かほっとする思いでした。
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