安達太良山
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- GPS
- 07:23
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 838m
- 下り
- 816m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 7:18
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沼尻登山口(白糸の滝登山口)=沼尻スキー場林道終点 |
その他周辺情報 | ◆日帰り温泉 沼尻高原ロッヂ(登山家・田部井淳子さんがオーナー) |
写真
感想
◆みちのく探訪/2日目
前日の磐梯山に引き続き2日目は安達太良山へ。
前夜、休暇村裏磐梯キャンプ場は平日だったことから広いテントサイトは独り占めでした。
磐梯山で立ち寄った弘法清水小屋のおかみさんに勧められた沼尻を起点とする周回ルートを行く計画です。
噴火口をぐるりと周回するこのルートは、火口跡をのぞき込むことができて普段とは違うヤマの風景が見られて面白そう。
おまけに登山者が少なく静かということでした。
晴れそうで晴れない、そんなスッキリしない天候の下、猪苗代の町はずれまで車で下り、沼尻スキー場を目指します。
テレビや雑誌で取り上げられて有名な くろがね小屋 にも立ち寄りたいところです。
しかし、周回ルートを逸れていったん下り、戻るために登り返すのはやや面倒。
今回は断念しました。
◆日本一の湧水量
沼尻スキー場から未舗装路の林道を車で登り登山口駐車場に到着します。
湯の花採取場へ直接向かう作業道は崩壊や落石の危険があるので、いったん稜線に上がります。
白糸の滝の展望台から吾妻連峰の稜線が霞んで見えました。
分岐から少しだけ下ると湯の花採取場の作業小屋が見え、硫黄の臭いが鼻を突きます。
ずいぶん下る気がしましたが、実際にはそれほどでもなく次第に大きな水音を立てる河原に下り立ちました。
湯の花で黄色くなった施設を流れるのは、もうもうと湯気を立ち昇らせる温泉でその熱気と蒸気、硫黄のにおいで息苦しささえ感じるほどです。
橋を横断し、施設の小屋の脇に立つと、対岸に設けられたパイプから壮大な量の温泉が湧き出ています。
下山後の温泉で日本一の湧水量を誇りその量は毎分1万3400リットルに上る新聞記事が切り抜かれて貼られていました。
見た目には「立派な小川ができるほどの量」で麓に恵みをもたらす豊かな自然を目の当たりにできました。
◆荒々しさと豊かな緑と
湯の花採取場を後にして高度を上げると、路面に白い砂礫が混じり始めます。
”胎内くぐり”は非常に狭く、ザックを下ろして這いつくばってやっと潜り抜けることができました。
「生まれ変わって」稜線にたどり着いた先には、白く大きな丸いくぼみが口を開けています。
くぼみの底は平らになっていて直径約300mほどあります。
これほどの土砂を人の手で運び出すには莫大な労力を要するかと思うと、自然のパワーに圧倒されます。
稜線を時計回りに眺めると小さな避難小屋を経て山頂に伸びています。
標高は1600m〜1700m程なのに森林限界を超えているようです。
強い風が時折砂礫を飛ばし、パラパラとズボンの裾に当たることがありました。
荒涼とした景色が広がるくぼ地から遠ざかると緑が見られ、箕輪山は青々していました。
対称的な景観は地球の息吹と生命の神秘を感じさせてくれました。
◆青空に恵まれて
火口跡周回の中間点に差し掛かり、安達太良山山頂が近づきます。
風は相変わらず強く吹いて雲が流れ、それまでのうす曇りから徐々に青空が見え始めました。
青空が見え始めると気持ちも軽くなります。
左下に濃い緑の樹林、右下に白い火口跡、白い登山道の先には安達太良山。
火口跡稜線は気持ちよくのんびり歩けました。
青空が広がる中、山頂下の広場に陣取り磐梯山や西吾妻連峰を眺めてみちのくを満喫できました。
◆暦
福島(福島県)
2016年6月18日(土)
日の出 4:16
日南中時 11:39
日の入り 19:03
月の出 16:52
月南中時 22:09
月の入り 2:43
正午月齢 13.0
このコース、一度歩いてみたいのですが、まだ実現できてません。
いや、決してくろがね小屋の温泉に捕まってしまうからとかでは…ないはず…と思いたい…(多分
安達太良もフラリと行こうと思います
くろがね小屋・・・捕まってしまうんですね〜。
ヤマ歩きの後の温泉は格別です。
沼尻コースの下部は温泉の香りが漂い、登り始めから「温泉♪温泉♪」と期待が高まりました。
フラリ安達太良・・・レコを楽しみにしています。
ギリギリ晴れましたね!
良かった〜〜〜
白くても、青くても、空は空ですけど。
雨上がりで、かえってすっきりクリアな色になっていたかもしれないですね。
爆裂火口も相変わらずカッコイイ・・・
ここ、真っ白じゃなくてよかったですよね。
ほんとよかったです〜〜
沼尻コースは、実は当初下山計画していたコースでした。
ワイルドな露天風呂が楽しめるかも・・・
と思っていたのですが、さすがにラルさんは入浴はされなかったようで
沼尻高原ロッジ、色々お問い合わせをさせてもらったのですが
感じのいい対応をしてくださいました。
いつか訪れてみたい場所の一つになっています。
晴れないと・・・青空が見えないと・・・行った意味が半減するとまでは言いませんが、
やっぱり「ほんとの空」は青であってほしいものです。
おかげで火口の底まで見ることができ、自然の驚異を実感できました。
沼尻元湯は入れるんですね。
男ひとり温泉に浸かった後に再びザックを背負って駐車場まで行かなければならず、さっぱり感が得られにくいので断念しました。
沼尻高原ロッヂは小さいながらも静かなお風呂が楽しめました。
LArcさん、こんにちは。
安達太良山、スタンダードに奥岳から登ったので、こちら側の情報はさっぱり…
最高峰の箕輪山に行こうと、鉄山経由でピストンしようと思ったところ、天候不順で断念した記憶があります。
LArcさんも、中盤以降はいい天気に恵まれましたね。
山頂から見渡す荒々しい風景はまさに火山。
沼ノ平も迫力満点です。
沼尻登山口もよさそうなのですけど…
奥岳登山口からであれば、成駒というソースカツ丼を召し上がっていただけるお店がありまして…
サラ戦としては…
いえ、何でもありません。
箕輪山はワタシも行こうと思っていたのです。
しかし、鉄山避難小屋に到着した時点で、風が強く吹き、雲が立ち込めていたので断念しました。
安達太良山頂に着くころはすっかり雲がなくなっていたので、「行ってもよかったかな」とも思いました。
奥多摩・奥秩父を縄張りにしているワタシとしては火山というのは身近な存在ではないので、ちょっと興奮でした。
安達太良山は火口跡が大きい上に、時折硫黄の香りがするので火山に登っている実感が強く湧きました。
ソースカツ丼・成駒
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